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民法 第734条
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ちょっと待って何この状況!
「別れるって何?!」
「昔は絵夢ちゃんが抱っこしてくれたのに今はオレの方が大きいんだね」
「そりゃ、らいちゃん男の子だから…………ってそんなのはいいから離れてよ」
「はぁ信じらんねーいつもいい匂いだったのに一人で晩酌して酒臭いしいつの間にか男作ってるしオレ鬱になりそう」
「お酒は今日初めて一人で飲んだの! 彼氏は…………あの……えっと……まだいない、デスヨ」
「あ、マジだ」
止めて! って体突き放したいけど、らいちゃんの方向く勇気はないですね。
「ってゆうか何なの?! 反抗期なんじゃないの?」
「そうだよ」
「反抗期ってもっとこうなんか、身内に当たり散らすみたいな感じでしょ! 近いよらいちゃん! もっと反抗しなよ!」
「してるよって家でめっちゃ暴れてる」
「止めろ! 家族に迷惑かけるんじゃない!」
「どっちだよ」
らいちゃんはふんって笑うと頭撫でてきて、ちょっとマジでなんだこれは!
「いいんだよ、オレは自分っつーより絵夢ちゃんの分の反抗期発散してるだけだから」
「私の分?」
「そ、覚えてない? 絵夢ちゃんさ昔ぶっ倒れた事あったじゃん、反抗期がどうとかって」
「ん? うん……ありました……ね」
「あん時さ、何て言ってたか覚えてる?」
「ああ……っと」
「オレの顔見て」
「それが……覚えてないんだよね」
答えたら頭の上からため息が聞こえて頭頂部に顎が乗った。
「オレに向かって【良かったねらいちゃん、絵夢ちゃん怖くならないんだって】って言って笑った後【なら私は誰も泣かせないですむんだ】って泣いたんだよ」
「ほー……」
そっか、覚えてるようで覚えてなくて……らいちゃんとロミオの心配そうな顔は覚えてるけど。
「その言葉がずっと頭に残ってて、でも当時はその意味がわからなかった。それがこの年になって、ようやく理解出来た」
「うん」
「オレはさ、今、未成年で力もないしお金もないし自分じゃどうにもできない事ばっかですっげーイライラするよ。バカみたいな名前だし、じーちゃんとばーちゃんなんてスマホもろくに扱えない癖に古い考え方をまだ子供だからってそれだけの理由で押し付けてくる。母さんは何歳になっても女を捨てたくないとかほざいて自分勝手でまた結婚したいって言ってるしさ。それでもとやかく言われたくないから勉強だけはして嫌な事は全部歌にぶつけてる、そうやって自分を保ってる。でも絵夢ちゃんはどうだった?」
「ん?」
「自分の不満や不安をどこにどうやってぶつけてた? 覚えてるよばーちゃんが言った【絵夢に反抗期は来ないだろうね】って言葉、そんなの違うだろ親や家族を敬って尊敬してるから反抗期がなかったんじゃない、絵夢ちゃんは成長に怯えて反抗できない環境にあっただけだ」
「えっと……そんな風に考えてたかな……」
酔ってるし、今もっと深刻な問題が目の前にあって昔の細かな感情なんて思い出せないんだけど、お腹に回ってるらいちゃんの手に力が入ってて熱いし、これ……私の事で怒ってるのかな。
「そうじゃん、世間体ばっか気にして普遍的で一般論しか受け付けない両親に自己中で自分本位で好き放題する姉に、幼いオレ……絵夢ちゃんは板挟みにされても優しいからどれだって見捨てられなくて不合理だって理不尽だって笑って済ませてた。そんな優しい絵夢ちゃんを笑い者にしたあの声が今でも耳に残ってて思い出す度無性に腹が立つんだ」
「…………らいちゃん、私今酔ってるからさ? この話止めよ?」
「じゃあ明日の朝一ならこの話の続きしてもいいのかよ」
「明日は……会社あるし」
「この状態から話逸らせる訳ねぇだろ」
「そんなつもりは」
「覚えてたよ」
「ん?」
らいちゃんはお腹に回った手をぎゅってした。
「本当は皆覚えてたんだって、母さんの反抗期……絵夢ちゃんがそのせいで毎日怖いって泣いていたから、掘り返したくなくて忘れた振りしたってさ。こないだの夕飯……絵夢ちゃん来たら謝るつもりだったんだ。オレが今までの事全部謝れって言った自分達の都合が悪いからって絵夢ちゃん傷付けておいてなかった事にすんなってブチギレた」
「そっか……」
らいちゃんは、頭に頬を摺り寄せて少し涙声だった。
「ごめん絵夢ちゃん。オレのせいで色んな気持ち塞ぎこませたよね、オレ母さんいないし、じーちゃんもばーちゃんも働いてたしで構ってくれるの絵夢ちゃんしかいなかったら、ずっと付きまとってたじゃん」
「……ふふ……まあそうだったね私が幼稚園の送り迎えもしてたしね。でも私が好きでやってたんだよ?」
「その後皆が帰ってくるまで遊んでくれてた」
「懐かしいね」
昔を思い出したら、お腹に合った手が何だか懐かしく思えてきて、手洗ったり用してる時いつもここにらいちゃんの手があって絵夢ちゃん絵夢ちゃん言ってたな。
「そっかありがとう私のために」
くるって後ろ向いて、ちょっとせり上がってらいちゃんの顔抱え込んで真っ白な頭ポンポンしておいた。
「それで色々考えて反抗期してくれてるんだ、私のために」
「うん……」
「でもおっかしいな! そんな私の事考えてる割には会ったら舌打ちするし無視するし? 嫌いそうだったよね」
「ああ、まあムカついてたから、絵夢ちゃん嘘ついただろ」
「は?」
抱えてた頭を離したら、眉を寄せた顔が上を向いた。
「絵夢ちゃんさあ、約束してくれたじゃん? 大きくなったら結婚してくれるって」
「ああ……小さい時の?」
「民法」
「え」
らいちゃんは白髪をかきあげた。
「第734条 直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない」
「ほ?」
「オレと絵夢ちゃんは三親等の関係に当たるんだ。だから結婚できない、それなのに絵夢ちゃんはオレに結婚してもいいよだなんて言ったんだ」
「あ……だって……それは」
「これ私のファーストキスだってしてきたじゃん、オレけっこーマジだったのにちょっと調べたら結婚できないってさ、すっげームカついたから無視してた」
「ええ……そんだったんだ……ごめん。ちょっとなんか……うーん……」
だってそんなの、幼い時に誰にでもある口約束じゃないの、私も小さい時超おいしいメロンパン売ってるパン屋さんのお兄さんに結婚してーとか言ってたからそんな感じかと……。
「オレの学校にさ」
「ん? うん」
「すっげーカッコいい先輩がいんだけど、彼女がお姉ちゃんなんだ」
「え」
「血縁のある実姉、で、付き合ってて仲も良くてさ堂々と公言してる」
「う、うん」
「オレ、その先輩に相談したんだよ結婚できないのに何で付き合ってるのか、批判されて辛くないのか、この先どうするのって、そうしたら何て答えたと思う?」
「わかんない」
それはちょっと気になって真剣に耳を済ませたら長い指がすっと首元に伸びてきた。
「【死ねば?】って言われた」
「……」
「【姉弟だったから血が繋がってたから俺達は出会えたんだ、お前もそうだろ。その運命の血縁を弊害だと言うならさっさと首でも吊ってこいよ、転生でも何でもして他人になればいいだろ。くだらねー頭してるな】って」
「激しい先輩だね」
「でも……【死ぬ勇気があるなら気持ち位伝えられるだろ。その命で他人に何言われようと死ぬ気でその人守ってやれよ】って」
「うん」
するっと手が上がってきて頬を撫でられて、らいちゃんの顔を見たら月明かりに照らされた白い髪と透き通った若い肌、真っ赤なピアスがキラリと光る、昔の面影の残る綺麗な顔が笑った。
「ねえ絵夢ちゃん、オレ、本気で……一人の女の人として絵夢ちゃんが好きだよ。結婚したいの好き、昔から一度だってこの気持ちがブレた事ないよ大好きだ、だからオレとずっと一緒にいよう」
「別れるって何?!」
「昔は絵夢ちゃんが抱っこしてくれたのに今はオレの方が大きいんだね」
「そりゃ、らいちゃん男の子だから…………ってそんなのはいいから離れてよ」
「はぁ信じらんねーいつもいい匂いだったのに一人で晩酌して酒臭いしいつの間にか男作ってるしオレ鬱になりそう」
「お酒は今日初めて一人で飲んだの! 彼氏は…………あの……えっと……まだいない、デスヨ」
「あ、マジだ」
止めて! って体突き放したいけど、らいちゃんの方向く勇気はないですね。
「ってゆうか何なの?! 反抗期なんじゃないの?」
「そうだよ」
「反抗期ってもっとこうなんか、身内に当たり散らすみたいな感じでしょ! 近いよらいちゃん! もっと反抗しなよ!」
「してるよって家でめっちゃ暴れてる」
「止めろ! 家族に迷惑かけるんじゃない!」
「どっちだよ」
らいちゃんはふんって笑うと頭撫でてきて、ちょっとマジでなんだこれは!
「いいんだよ、オレは自分っつーより絵夢ちゃんの分の反抗期発散してるだけだから」
「私の分?」
「そ、覚えてない? 絵夢ちゃんさ昔ぶっ倒れた事あったじゃん、反抗期がどうとかって」
「ん? うん……ありました……ね」
「あん時さ、何て言ってたか覚えてる?」
「ああ……っと」
「オレの顔見て」
「それが……覚えてないんだよね」
答えたら頭の上からため息が聞こえて頭頂部に顎が乗った。
「オレに向かって【良かったねらいちゃん、絵夢ちゃん怖くならないんだって】って言って笑った後【なら私は誰も泣かせないですむんだ】って泣いたんだよ」
「ほー……」
そっか、覚えてるようで覚えてなくて……らいちゃんとロミオの心配そうな顔は覚えてるけど。
「その言葉がずっと頭に残ってて、でも当時はその意味がわからなかった。それがこの年になって、ようやく理解出来た」
「うん」
「オレはさ、今、未成年で力もないしお金もないし自分じゃどうにもできない事ばっかですっげーイライラするよ。バカみたいな名前だし、じーちゃんとばーちゃんなんてスマホもろくに扱えない癖に古い考え方をまだ子供だからってそれだけの理由で押し付けてくる。母さんは何歳になっても女を捨てたくないとかほざいて自分勝手でまた結婚したいって言ってるしさ。それでもとやかく言われたくないから勉強だけはして嫌な事は全部歌にぶつけてる、そうやって自分を保ってる。でも絵夢ちゃんはどうだった?」
「ん?」
「自分の不満や不安をどこにどうやってぶつけてた? 覚えてるよばーちゃんが言った【絵夢に反抗期は来ないだろうね】って言葉、そんなの違うだろ親や家族を敬って尊敬してるから反抗期がなかったんじゃない、絵夢ちゃんは成長に怯えて反抗できない環境にあっただけだ」
「えっと……そんな風に考えてたかな……」
酔ってるし、今もっと深刻な問題が目の前にあって昔の細かな感情なんて思い出せないんだけど、お腹に回ってるらいちゃんの手に力が入ってて熱いし、これ……私の事で怒ってるのかな。
「そうじゃん、世間体ばっか気にして普遍的で一般論しか受け付けない両親に自己中で自分本位で好き放題する姉に、幼いオレ……絵夢ちゃんは板挟みにされても優しいからどれだって見捨てられなくて不合理だって理不尽だって笑って済ませてた。そんな優しい絵夢ちゃんを笑い者にしたあの声が今でも耳に残ってて思い出す度無性に腹が立つんだ」
「…………らいちゃん、私今酔ってるからさ? この話止めよ?」
「じゃあ明日の朝一ならこの話の続きしてもいいのかよ」
「明日は……会社あるし」
「この状態から話逸らせる訳ねぇだろ」
「そんなつもりは」
「覚えてたよ」
「ん?」
らいちゃんはお腹に回った手をぎゅってした。
「本当は皆覚えてたんだって、母さんの反抗期……絵夢ちゃんがそのせいで毎日怖いって泣いていたから、掘り返したくなくて忘れた振りしたってさ。こないだの夕飯……絵夢ちゃん来たら謝るつもりだったんだ。オレが今までの事全部謝れって言った自分達の都合が悪いからって絵夢ちゃん傷付けておいてなかった事にすんなってブチギレた」
「そっか……」
らいちゃんは、頭に頬を摺り寄せて少し涙声だった。
「ごめん絵夢ちゃん。オレのせいで色んな気持ち塞ぎこませたよね、オレ母さんいないし、じーちゃんもばーちゃんも働いてたしで構ってくれるの絵夢ちゃんしかいなかったら、ずっと付きまとってたじゃん」
「……ふふ……まあそうだったね私が幼稚園の送り迎えもしてたしね。でも私が好きでやってたんだよ?」
「その後皆が帰ってくるまで遊んでくれてた」
「懐かしいね」
昔を思い出したら、お腹に合った手が何だか懐かしく思えてきて、手洗ったり用してる時いつもここにらいちゃんの手があって絵夢ちゃん絵夢ちゃん言ってたな。
「そっかありがとう私のために」
くるって後ろ向いて、ちょっとせり上がってらいちゃんの顔抱え込んで真っ白な頭ポンポンしておいた。
「それで色々考えて反抗期してくれてるんだ、私のために」
「うん……」
「でもおっかしいな! そんな私の事考えてる割には会ったら舌打ちするし無視するし? 嫌いそうだったよね」
「ああ、まあムカついてたから、絵夢ちゃん嘘ついただろ」
「は?」
抱えてた頭を離したら、眉を寄せた顔が上を向いた。
「絵夢ちゃんさあ、約束してくれたじゃん? 大きくなったら結婚してくれるって」
「ああ……小さい時の?」
「民法」
「え」
らいちゃんは白髪をかきあげた。
「第734条 直系血族又は三親等内の傍系血族の間では、婚姻をすることができない」
「ほ?」
「オレと絵夢ちゃんは三親等の関係に当たるんだ。だから結婚できない、それなのに絵夢ちゃんはオレに結婚してもいいよだなんて言ったんだ」
「あ……だって……それは」
「これ私のファーストキスだってしてきたじゃん、オレけっこーマジだったのにちょっと調べたら結婚できないってさ、すっげームカついたから無視してた」
「ええ……そんだったんだ……ごめん。ちょっとなんか……うーん……」
だってそんなの、幼い時に誰にでもある口約束じゃないの、私も小さい時超おいしいメロンパン売ってるパン屋さんのお兄さんに結婚してーとか言ってたからそんな感じかと……。
「オレの学校にさ」
「ん? うん」
「すっげーカッコいい先輩がいんだけど、彼女がお姉ちゃんなんだ」
「え」
「血縁のある実姉、で、付き合ってて仲も良くてさ堂々と公言してる」
「う、うん」
「オレ、その先輩に相談したんだよ結婚できないのに何で付き合ってるのか、批判されて辛くないのか、この先どうするのって、そうしたら何て答えたと思う?」
「わかんない」
それはちょっと気になって真剣に耳を済ませたら長い指がすっと首元に伸びてきた。
「【死ねば?】って言われた」
「……」
「【姉弟だったから血が繋がってたから俺達は出会えたんだ、お前もそうだろ。その運命の血縁を弊害だと言うならさっさと首でも吊ってこいよ、転生でも何でもして他人になればいいだろ。くだらねー頭してるな】って」
「激しい先輩だね」
「でも……【死ぬ勇気があるなら気持ち位伝えられるだろ。その命で他人に何言われようと死ぬ気でその人守ってやれよ】って」
「うん」
するっと手が上がってきて頬を撫でられて、らいちゃんの顔を見たら月明かりに照らされた白い髪と透き通った若い肌、真っ赤なピアスがキラリと光る、昔の面影の残る綺麗な顔が笑った。
「ねえ絵夢ちゃん、オレ、本気で……一人の女の人として絵夢ちゃんが好きだよ。結婚したいの好き、昔から一度だってこの気持ちがブレた事ないよ大好きだ、だからオレとずっと一緒にいよう」
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