【R18】黒猫彼女を溺愛中【著 CHIYONE】

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 熱い吐息が漏れて、タツミが私の息を飲む。
 キスしたり、唇が触れない至近距離で舌だけを絡ませたり、実はまだ私はタツミのあれを舐めさせてもらえてない。
 口開けてって言われて大きく開けたら顔を両手で引き上げられて、とろとろになるディープキスをされた。
 そんな事されなくたって、もう理性なんてあっちに行っちゃってるのにタツミは口を離してくれない、手でいっぱいタツミの反り立った所を擦って、ヌルヌルの体液で溢れたそこは唾液を垂らした訳でもないのに上下する度クチュクチュやらしい音がしてるんだ。
 タツミここ好きだよねえ? って傘になってる段差を滑った手の平で擦る、握り潰さない力加減で扱けば、体温を上げたタツミが激しく口を攻めていくる。
 ヒョウ柄の耳ピクピクしてて、私の手で気持ち良くなってくれるの嬉しい、嬉しいし握り込む手の平にはち切れそうな血管を感じて、発情を更に促される。
 赤ちゃん、赤ちゃんできるのほしいよお、よくわからないけどここからいっぱい出るの欲しい欲しい欲しい。
「好き好きタツミしゅき」
「うん」
「このおっきの舐めたいの、ネネおねだりしたよ? お手てより気持ちよくさせてあげるから口でさせてよ」
「ネネの小さくてフワフワな手、俺だけの手、すげー好き」
「両手でしてあげるからお口も一緒にくちゅくちゅしたいよ、乱暴でもいいからべろ擦られたい」
 私から蛇みたいにタツミに舌に絡ませて、下半身を両手でいっぱい擦ってあげる、激しくしたらタツミがビクンッてして顔を包む手の力が少し抜けたから、今だ! キスを中断して股に顔を埋めて頬張った。

 瞬間、首の後ろから尻尾の先まで電流が走った、もう何時間ってマテさせられてたんだもん。感触に匂いに味に全身が震える、大好きなのこれ。
 舌を滑って喉の奥まで塞がる立派な大きさと内頬で感じる血管、咥内を満たすタツミの匂い。全部、全部、全部全部好き、私の!
 いつも家のベットでする、新鮮な石鹸の香りじゃなくて、禍々しい位反り返った見た目に重い濃厚な汚れた雄の匂い、身震いしてもっともっとって勝手に顔が動いて、口を窄めて扱いてしまう本当のタツミの味。
 香りが口に広がって、いっぱい出てた蜜が喉の犯して胃に落ちる、お腹もタツミで満たされれば、体って上手くできてる。腹の奥からもっとタツミが欲しくなって、口からじゃもの足りないの、下からも味わいたい、貫かれて全身でタツミを感じたいって一層体が熱くなった。
「タツミィタツミ……ッ」
「なあに?」
 これ、これ、頂戴? ってタツミを見上げながら一心不乱に手と口を動かして、タツミに交尾を示唆させる。
 だってまだ一度もしたことない、このおっきいのをネネに入れたい。
 それはこんなの私に入るのかなって思うよ? でもこれじゃなきゃ今日の興奮止められそうにないもん、気絶させられたっていいよ。
 焦って強く握ってしまって、タツミが呻く、諭すようにゆっくりねって頭を撫でられる、眉間に一瞬シワが寄ったから痛かったんだ、ってお耳でごめんなさいした。
 今度は優しくって思ってても、先から出てくるしょっぱいの舐めてる内に興奮してきてまた噛みついてしまった、だってタツミが私のお尻を撫でてきたから。

 四つん這いになって、もっとエッチな事したくてお尻上げてたんだ、こうやっていつも誘うの、触られたかったから、もう声抑えられなかった、指先でお尻の紐いったりきたりされて、腿に伝うどころじゃない、ベッドにぬるぬる垂れちゃいそう。
 体引き寄せられて首に抱き着いて、このままイッたら止まらないよって目で言う、瞬きの睫毛の音が聞こえそうな距離で、フルフル震える私をタツミは笑って見てる。
 たまに撫でられてひくひくするお尻の穴を布越しにトントンされて、イヤイヤしても濡れちゃうから本心はイヤじゃないのバレバレだ。

 自分でお尻に食い込む紐ずらしたい、突っ込まれて長い指でめちゃくちゃにされたいの。
 お手て縛られて抵抗できない状態で、いっぱい噛まれながら奥まで指でかき回されるの大好きだもん。
 気持ちいいの我慢できない、抱き着きながらお尻高くして、もっとしてくださいのポーズ、尻尾ゆらゆらで、息荒くなって。
「ここされたい?」
「してして」
 紐をずらされて、ぐちゅって中に入ってきた、ゾワゾワって鳥肌立って、やらって言うのにイヤじゃないからお尻突きだす。
「ズブズブだよ、何の抵抗もなく飲み込んで中吸い込んでくる」
「もっと、もっと」
「良い感触」
「奥、奥っ……苦しいよお」
 体の中の知らない性感帯、タツミしか擦ってくれない所、わざと外すように中を調べられて、たまにイイ所を掠められる度に甘い声が出てしまう。

 私もってまたタツミの下半身に手を伸ばして上下させて、私がイキたくなってるように、タツミだってイキたいはずだ。
 指が激しくなれば私も無意識に手を速めて一緒にイコって体で誘う、タツミの匂いが濃くなって、私のも擦られる奥がキュンキュンで、ぐにって指先を強められる指に頭の中吹き飛んでしまうほどの快感だった。
 先にイッっちゃってガクガクして、擦りたいのに手が止まってしまう。一緒にイキたかったのに、力抜けてゴメンも声にならない。
 タツミは私のずれた眼鏡をグイって押し込んで、荒い息のまま押し倒してきた。
 可笑しいのは、押し倒されて安心してしまった事だ、さっきまで私が上で有利、なんて虚勢を張ってたけど、不安で仕方なかった。
 ランプの光に揺れる美貌、汗ばんだ熱い体に濃い体臭、全部全部好き。
「気持ちよかった?」
「うん、もっと……ここ、ここもっと奥までして、してして?」
「ネネが好きなのどこだっけ」
「タツミのでいっぱい擦られたいよお、お尻尾痛いの、イカせて?」
 自分でタツミに握って導いて、亀頭で濡れた穴をいっぱい擦って突起を弄る、こんなの自慰みたいって思うけど、こっちでもイキたくて腰勝手に動いちゃうんだもん。
 タツミが腰を動かしてくれるから、ビンビンに勃起したそこは直ぐに果てて、またお腹の奥から次は次はと疼く。
 目の奥チカチカして、中と外でイッた感覚の余韻が気持ちいい。
 目をつぶったら寝てしまいそう、でもダラダラ私から漏れる体液は交尾したいって言ってる。

「可愛いネネ、今日は疲れたでしょゆっくり寝て」
「ンンンッ……」
 柔らかい優しい深いキス、タツミから荒々しさが抜けて寝かしつける時のキスだ、汗を拭われて頬に額に唇が触れて、頬を大きな手が擦る。
 目が合って、頑張って首を振った。
「ダメ、ダメダメ……」
「ん?」
「今日はタツミで中までして?」
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