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帰路
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広場までやって来た。
遊んでいた子供も、デートをしていたカップルも、散歩している獣人も家に帰ってる時間だ。
なぜここに来たかというと、帝都中央なだけあって、空を走る列車の駅があるからだ。
切符の券売機は地上にあるけど、チケットを買えば体が列車に移動する、四十和音の汽笛が鳴って光の線路が虹色の水しぶきを上げれば出発進行だ。
本の中でしか見た事なかったけれど、本当にあるんだなって帝都に来た時感動した。
広場で遊ぶ人はいないけれど帰路に向かう人の群れができていた、皆列車待ちをしていて、お土産や思い出を語って笑ってる。
どの列に並ぼうか、と思って、そうか私が住んでるあんな山奥まで列車が出てるのかなって気になった。
だって家の近くで駅って見た事ないもんな?
まず駅員さんに家まで行くのか聞かないと!
私の番になって、狐さんの駅員さんに頭を下げる、木製の手動の券売機、横に付いたレバーをクルクル回すと切符が出てきて、お金を貰った駅員さんが魔法のスタンプを押すと、唱えた駅名が切符に印字される。
千切って渡せば、乗客の体が光って、目を開ければ列車の中だ。
狐の駅員さんは歌を歌いながら上機嫌だった。
「あの……」
「はい、どちらまで?」
「えっと、お家に帰りたくて」
「駅は?」
「それが……」
もじもじしていたら、狐さんは帽子の狐のマークを指差して。
「大丈夫、お客様第一のリサー光道列車はどこでも安全にお客様お運び致しますよ! 駅がなくてもいくらかは融通できると思います。もちろんお金はかかりますが……」
やっぱり私が幼いからか、狐さんはそれを気にしてたけど、お金は大丈夫と伝えると地図を見せてきた。
「では、どちらに?」
「えっと、それじゃあ」
駅は分からないので、大まかな線路図が掛かれた地図を見て、大陸の左下の最端を指差す。
「ここまで行きたいのです」
「ええ?! ここ? ここにですか?!」
「ダメですか?」
「結論から言うと無理です」
「へ?」
「だってこんな場所、そもそも人が住める土地じゃないですよ。当列車は、魔換車ですが、この周辺の魔力は濃度が濃すぎて変換できない。魔炉がやられてしまう」
ちょっと言ってる意味が分からなくて言葉がでなかった、人が住める所じゃないって言われても、私達はここに住んでるんだけどな?
だってタツミがここに住んでるって言ってたし、暇だったから太陽や月、星の位置で自分の居場所を調べてみたら、ここらへんで間違えなかった……はずなのに。
私が黙ってしまったら、狐さんはうーんって考えて……。
「モグラさんは更に地底からの魔引力も感じるから、地下を通るのも無理があると思うし…………でも、もし本当にここに帰りたいなら、帝都公認の交通手段ではないですけど、もう少し……そう夜になると、列車に乗り遅れた人専用に運び屋がここに集まってきます。でももちろん列車より割高だし安全の保障はないです……そして連れて帰ってくれる約束はできませんが」
「でも、それ以外……」
「そうですね、帰れる方法はないですね。運び屋さんは違法ですが腕っぷしのいい猛獣使いなので、この道中にある常闇の森や地獄の毒沼を越えられる方もいるかもしれません。離島に行く為に深い海を渡ったって話も聞きましたから」
「そうですか」
「その返し大判一枚はかかるし、一日じゃ絶対帰れないと思います、この場所じゃあ何週間って長旅に……」
狐さんに深く頷かれながら言われて、そんな大変な所に住んでたって初めて知った。でも大判一枚でいいなら行ける? かな。
とりあえずそれしか帰る方法はないし、狐さんを独占してしまったから、後ろのお客さんから早くしろオーラ出てるので、直に列から離れた。
睨まれてる気がして、時計屋さんで着せてもらったコートを深く被って皆から見えないようにする。
直ぐ側の石に腰を降ろして、夕方の杏の光からぶどうの夜に変わる瞬間の帝都を眺めていた。
体がぶわわって靡く、だってこんなの初めてだもん、心細い。
フードで顔を隠して、色々あったから目の前の事を消化するのに必死だったけど、少し考えてみる。
ねえどうなのかな、タツミって、
私がこっそり帝都で時計を買って来たよって言って喜ぶかな?
そういうご主人様かな?
急にここまで来てしまったから、時計屋さんに行きたいって思ったけど、正直タツミは喜ばないよね?
心配で心配で、苦しい顔しながら、私の首根っこ噛みそうだ、グルグル喉を鳴らして怒るけど私に当たれなくて苦しくて歯がゆくて可笑しくなっちゃう気がする。
うん、そうだよね、ありがとうは言うかもしれない、けど本心で嬉しいって思ってくれないかも……。
それで、うん。私もタツミに会いたいし、ピヨにも会いたい、一人……寂しい。
兎さんや鶏さんとおやつ食べてお話ししてて、タツミが帰ってくるの皆で待っていたい。やだ、辛い帰りたい。
急に寂しくて苦しくなって、息が詰まる、涙が出そうになってフードを一層深く被った。
何度も列車の汽笛の音が聞こえて、段々気持ちが落ち着いてきて顔を上げる。
辺りは夕方もすぎて月光が目立つ時間だ。家からは見えない星がキラキラ輝いてる。 それでも良心的なリサー光道列車はまだまだ運航を続けてて、運び屋さんが来るのは、後三時間はあるって。
座りすぎてお尻がペッタンコで、なんだかタツミなら直ぐ私が帝都にいるの気が付いて飛んできそうなのに、そんな事ないんだなって腰を上げた。
怖いとか色々あるけど、このまま座ってたって意味ないもんな何かできることないかな、少しでも生きてるなら役に立ちたい、私が救ってもらった様に私も救いたい。少し考えてる間におじいさんの顔が過ったんだ。
貰って、守って、ばかりの人生じゃ神様に怒られてしまうよ。
何て言うか、聞けば大判一枚あればこの世界どこにでもいけるって狐さんが言ってたから、だったらこの残りのお金は、誰かの役に立てたいなって。
お水を買うのに金貨崩して、たくさんの銀貨を見て思った、この一枚でもあれば温かいご飯を食べられると思うんだ。
下町に行くの……ちょっと怖いけど……。
でも何か魔法でも掛かっているのかな、このコートを着ていれば、話し掛けない限り、皆私を見ないんだ、目の前のを通っても、立ってても話し掛けるまで見向きもされない。
光道列車乗客用の売店でお菓子と、それと何かあった時用の非常ベル。
時計が入ってる袋に詰めて私は少し背伸びをした。
ああ、やっぱりこんな事したらもっとタツミを心配させるだけだよなって思う気持ちと、でももう一人でここに来る事もないだろうし……って、一緒にいたらこういうの絶対ダメって言われる。
でも悪い方に考えたら何も進まないって、一歩踏み出した。ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから勇気を出さないと。
下層区域だけあって下に下に道を歩いて行くだけだった、もちろん色んな人とすれ違ったけど、皆私が見えていないみたいで、避けようともしないので、すれ違いざま私が避ける。
それで、過ぎた後、犬の獣人が背中で「あれ? 猫の匂いがした」って振り返って、辺りを見渡してるから、本当にこれを着ていれば誰からも見られていないんだって思った。
へえ、そんな特殊なコートだったんだ、今度でお礼を言いに行かないと、お陰で何もなく廃下層までこれて、暗くなった空に、灯りが疎らにしかないそこは、生活音が僅かに響くだけの寂しい町だった。
それでも、家の中に娯楽がないのか、それとも家が暗いからか、月と星が照らす野外でまだ遊んでいた子供達がいて、地面に絵を描いているその横にそっとお菓子を置いてみた。
声は掛けない、何を言っていいのかわからないから、ありがとうって言われたくてしてる訳じゃないし、笑ってくれればそれでいい。
姿も見えないから好都合だ。子供は、あ、と気が付いて一緒に遊んでいた友達を呼ぶと不思議そうに包みを見ながら笑っていた。
私まで嬉しくなって、また歩き出す、そうやってお金を置いたりお菓子を置いたりしていたら体がまたブルってした。
あ、そっかって気付いた、さっきもブルブルって体が震えて、てっきり帝都に一人でいるから、寂しいのかなって思ってたけど、この感覚は違う。
小道に入って、お菓子もなくなったし体も疼く、そろそろ時間的にもいいかもと、帰ろうと思っていたんだ。
そうしたら、目の前は壁で行き止まり、じゃあ引き返そうかと思ったら左右の建物から音がした。
「何か匂うな?」
低い、男の人の声、直観で危険って毛が逆立つ。
それに返事をする声と、いくつかの足音。
でも私の姿は見えていないはずだからと、コートに身を隠す。
そうしたら、他の男の人の声で
「ああ、匂うこれは、発情期の猫の匂いだな」
遊んでいた子供も、デートをしていたカップルも、散歩している獣人も家に帰ってる時間だ。
なぜここに来たかというと、帝都中央なだけあって、空を走る列車の駅があるからだ。
切符の券売機は地上にあるけど、チケットを買えば体が列車に移動する、四十和音の汽笛が鳴って光の線路が虹色の水しぶきを上げれば出発進行だ。
本の中でしか見た事なかったけれど、本当にあるんだなって帝都に来た時感動した。
広場で遊ぶ人はいないけれど帰路に向かう人の群れができていた、皆列車待ちをしていて、お土産や思い出を語って笑ってる。
どの列に並ぼうか、と思って、そうか私が住んでるあんな山奥まで列車が出てるのかなって気になった。
だって家の近くで駅って見た事ないもんな?
まず駅員さんに家まで行くのか聞かないと!
私の番になって、狐さんの駅員さんに頭を下げる、木製の手動の券売機、横に付いたレバーをクルクル回すと切符が出てきて、お金を貰った駅員さんが魔法のスタンプを押すと、唱えた駅名が切符に印字される。
千切って渡せば、乗客の体が光って、目を開ければ列車の中だ。
狐の駅員さんは歌を歌いながら上機嫌だった。
「あの……」
「はい、どちらまで?」
「えっと、お家に帰りたくて」
「駅は?」
「それが……」
もじもじしていたら、狐さんは帽子の狐のマークを指差して。
「大丈夫、お客様第一のリサー光道列車はどこでも安全にお客様お運び致しますよ! 駅がなくてもいくらかは融通できると思います。もちろんお金はかかりますが……」
やっぱり私が幼いからか、狐さんはそれを気にしてたけど、お金は大丈夫と伝えると地図を見せてきた。
「では、どちらに?」
「えっと、それじゃあ」
駅は分からないので、大まかな線路図が掛かれた地図を見て、大陸の左下の最端を指差す。
「ここまで行きたいのです」
「ええ?! ここ? ここにですか?!」
「ダメですか?」
「結論から言うと無理です」
「へ?」
「だってこんな場所、そもそも人が住める土地じゃないですよ。当列車は、魔換車ですが、この周辺の魔力は濃度が濃すぎて変換できない。魔炉がやられてしまう」
ちょっと言ってる意味が分からなくて言葉がでなかった、人が住める所じゃないって言われても、私達はここに住んでるんだけどな?
だってタツミがここに住んでるって言ってたし、暇だったから太陽や月、星の位置で自分の居場所を調べてみたら、ここらへんで間違えなかった……はずなのに。
私が黙ってしまったら、狐さんはうーんって考えて……。
「モグラさんは更に地底からの魔引力も感じるから、地下を通るのも無理があると思うし…………でも、もし本当にここに帰りたいなら、帝都公認の交通手段ではないですけど、もう少し……そう夜になると、列車に乗り遅れた人専用に運び屋がここに集まってきます。でももちろん列車より割高だし安全の保障はないです……そして連れて帰ってくれる約束はできませんが」
「でも、それ以外……」
「そうですね、帰れる方法はないですね。運び屋さんは違法ですが腕っぷしのいい猛獣使いなので、この道中にある常闇の森や地獄の毒沼を越えられる方もいるかもしれません。離島に行く為に深い海を渡ったって話も聞きましたから」
「そうですか」
「その返し大判一枚はかかるし、一日じゃ絶対帰れないと思います、この場所じゃあ何週間って長旅に……」
狐さんに深く頷かれながら言われて、そんな大変な所に住んでたって初めて知った。でも大判一枚でいいなら行ける? かな。
とりあえずそれしか帰る方法はないし、狐さんを独占してしまったから、後ろのお客さんから早くしろオーラ出てるので、直に列から離れた。
睨まれてる気がして、時計屋さんで着せてもらったコートを深く被って皆から見えないようにする。
直ぐ側の石に腰を降ろして、夕方の杏の光からぶどうの夜に変わる瞬間の帝都を眺めていた。
体がぶわわって靡く、だってこんなの初めてだもん、心細い。
フードで顔を隠して、色々あったから目の前の事を消化するのに必死だったけど、少し考えてみる。
ねえどうなのかな、タツミって、
私がこっそり帝都で時計を買って来たよって言って喜ぶかな?
そういうご主人様かな?
急にここまで来てしまったから、時計屋さんに行きたいって思ったけど、正直タツミは喜ばないよね?
心配で心配で、苦しい顔しながら、私の首根っこ噛みそうだ、グルグル喉を鳴らして怒るけど私に当たれなくて苦しくて歯がゆくて可笑しくなっちゃう気がする。
うん、そうだよね、ありがとうは言うかもしれない、けど本心で嬉しいって思ってくれないかも……。
それで、うん。私もタツミに会いたいし、ピヨにも会いたい、一人……寂しい。
兎さんや鶏さんとおやつ食べてお話ししてて、タツミが帰ってくるの皆で待っていたい。やだ、辛い帰りたい。
急に寂しくて苦しくなって、息が詰まる、涙が出そうになってフードを一層深く被った。
何度も列車の汽笛の音が聞こえて、段々気持ちが落ち着いてきて顔を上げる。
辺りは夕方もすぎて月光が目立つ時間だ。家からは見えない星がキラキラ輝いてる。 それでも良心的なリサー光道列車はまだまだ運航を続けてて、運び屋さんが来るのは、後三時間はあるって。
座りすぎてお尻がペッタンコで、なんだかタツミなら直ぐ私が帝都にいるの気が付いて飛んできそうなのに、そんな事ないんだなって腰を上げた。
怖いとか色々あるけど、このまま座ってたって意味ないもんな何かできることないかな、少しでも生きてるなら役に立ちたい、私が救ってもらった様に私も救いたい。少し考えてる間におじいさんの顔が過ったんだ。
貰って、守って、ばかりの人生じゃ神様に怒られてしまうよ。
何て言うか、聞けば大判一枚あればこの世界どこにでもいけるって狐さんが言ってたから、だったらこの残りのお金は、誰かの役に立てたいなって。
お水を買うのに金貨崩して、たくさんの銀貨を見て思った、この一枚でもあれば温かいご飯を食べられると思うんだ。
下町に行くの……ちょっと怖いけど……。
でも何か魔法でも掛かっているのかな、このコートを着ていれば、話し掛けない限り、皆私を見ないんだ、目の前のを通っても、立ってても話し掛けるまで見向きもされない。
光道列車乗客用の売店でお菓子と、それと何かあった時用の非常ベル。
時計が入ってる袋に詰めて私は少し背伸びをした。
ああ、やっぱりこんな事したらもっとタツミを心配させるだけだよなって思う気持ちと、でももう一人でここに来る事もないだろうし……って、一緒にいたらこういうの絶対ダメって言われる。
でも悪い方に考えたら何も進まないって、一歩踏み出した。ちょっとだけ、ちょっとだけでいいから勇気を出さないと。
下層区域だけあって下に下に道を歩いて行くだけだった、もちろん色んな人とすれ違ったけど、皆私が見えていないみたいで、避けようともしないので、すれ違いざま私が避ける。
それで、過ぎた後、犬の獣人が背中で「あれ? 猫の匂いがした」って振り返って、辺りを見渡してるから、本当にこれを着ていれば誰からも見られていないんだって思った。
へえ、そんな特殊なコートだったんだ、今度でお礼を言いに行かないと、お陰で何もなく廃下層までこれて、暗くなった空に、灯りが疎らにしかないそこは、生活音が僅かに響くだけの寂しい町だった。
それでも、家の中に娯楽がないのか、それとも家が暗いからか、月と星が照らす野外でまだ遊んでいた子供達がいて、地面に絵を描いているその横にそっとお菓子を置いてみた。
声は掛けない、何を言っていいのかわからないから、ありがとうって言われたくてしてる訳じゃないし、笑ってくれればそれでいい。
姿も見えないから好都合だ。子供は、あ、と気が付いて一緒に遊んでいた友達を呼ぶと不思議そうに包みを見ながら笑っていた。
私まで嬉しくなって、また歩き出す、そうやってお金を置いたりお菓子を置いたりしていたら体がまたブルってした。
あ、そっかって気付いた、さっきもブルブルって体が震えて、てっきり帝都に一人でいるから、寂しいのかなって思ってたけど、この感覚は違う。
小道に入って、お菓子もなくなったし体も疼く、そろそろ時間的にもいいかもと、帰ろうと思っていたんだ。
そうしたら、目の前は壁で行き止まり、じゃあ引き返そうかと思ったら左右の建物から音がした。
「何か匂うな?」
低い、男の人の声、直観で危険って毛が逆立つ。
それに返事をする声と、いくつかの足音。
でも私の姿は見えていないはずだからと、コートに身を隠す。
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