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65.パウパウの夏とタガメ探し 3
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タガメ探しの話を聞いた翌日、ミッちゃんは厨房で作業をしながらパウパウにリヨスアルヴァ国の話をしてくれた。
リヨスアルヴァ国はウィカリアス帝国の同盟国という立場らしい。
そして、パウパウが驚いたことにエルフが王様の国だそうだ。
「エルフの国なの?」
遠足のオヤツを準備するかのように、ナイナイ袋にミッちゃんから貰ったお菓子を詰めながらパウパウは尋ねた。
「そう、王族がエルフ族だよ、たしか。民は色々な人族だけどね」
ミッちゃんは大理石の広い作業台で、パン種を捏ねながら答える。
「じゃぁ、ミッちゃん達の親戚?」
「え?いや、違うよ。私たちはハイエルフで、エルフ族とは別」
形を整えたパン種に濡れた布巾を被せて脇に避け、今度はパイ生地を作り始めた。
収納空間に入れておいた冷蔵の魔道具から、休ませていた生地を取り出す。
そして、手際よく手慣れた様子で、冷やしたバターを生地と重ねて折りたたんでいく。
流れるような作業に見とれながら、パウパウがまた尋ねた。
「あれ?でも、エルフって言われても気にしてなかったよね?」
自分でエルフと言ったりもしてた、とパウパウは思う。
「あぁ、いちいち面倒くさいからね、だいたい、エルフとハイエルフを見たことがない人には、区別がつかないだろうし」
実際は、全然違うから両方を見たことがあれば直ぐに分かるのだとミッちゃんは笑った。
だが、エルフもハイエルフも、中々に珍しいので普通に街中を歩いては居ないそうだ。
「そうなの?ミッちゃんもマールちゃんも歩いているよね」
「まぁ、少数派だね。面倒な事になりそうなときは、認識阻害のローブとかを着るよ」
折りたたんだパイ生地を冷蔵の箱に入れて、収納空間に収めたミッちゃんは手を洗いながら答えた。
オーブンでは牛の塊肉が付け合わせの野菜と一緒に焼かれているし、上のコンロでは煮込み料理の大鍋が2つ、置かれている。
厨房に香ばしく肉の焼ける匂いが漂っていた。
窓から入る白い陽光と調理の湯気。
作業台の傍らに座って、ミッちゃんの作業を蜂蜜の入った牛乳を飲みながら見ている。
美味しい物が作られる空間って、なんて幸せなんだろう…パウパウは、なんだか ほわほわした。
(ミッちゃんが作っているから、かなぁ)
「今日、リヨスアルヴァに行く?」
「いや、マール叔父上も誘うから、明日以降だね。タガメはちょっと待ってくれる?」
「うん、いいよ」
マールちゃんも行くなら、賑やかになるなぁとパウパウは楽しみだ。
この時、たかが子供の虫探しが、あんな大騒ぎになるとは、パウパウもハイエルフ達も想像もしていなかった。
翌日の朝、何故かガルデンもマールジェドと一緒に居間にやって来た。
「おはよう、モジャーフ。朝飯、食うだろ?」
「おぅササ耳、頼むわ」
人数が増えることがあるためミッちゃんは最近、厨房にダイニングテーブルを置いて、そこで食事を摂るようにしている。
元々は一人で、食べていたので狭さを感じなかったが、パウパウが来てからはグーリシェダやマールジェドが尋ねてくることが増えたためだ。
「ガルデンは客じゃないから、こっちで構わないだろ」
厨房に案内をすると、パウパウが魔道人形と一緒にオーブンの見張りをしている。
「おはようパウちゃん、お手伝い?偉いね」
「おぅ、パウ坊、おはようさん」
何故かマールジェドの頭の上でチュンスケが器用に片方の羽根を上げてチュンっ!と挨拶をした。
「おはよう。マールちゃん、ガルデンおじちゃん」
上座を開けて隣同士に座った二人に魔道人形が薬草茶を出す。
「ガルデン、もしやリヨスアルヴァ国へ行くつもりか?」
「おうよ、こんな機会でもなけりゃ、あそこには行けないからな、連れてけや」
「……まぁ、お前なら大丈夫だと思うが、なにかあったら直ぐに言えよ」
そう話していると、しゃがんでオーブンを覗き込んでいたパウパウが声を上げる。
「ミッちゃん、焼けた!」
「パウパウ様、取り出しますので離れてくださいね、危ないですよ」
「うん」
パウパウの肩に手を置いて、中腰で一緒にオーブンを覗き込んでいた魔道人形が、大きな天板を素手で引き出して、作業台に置く。
上の部分がカリカリ食感のコーンミールマフィンの焼き上がりだ。
甘い匂いが立ち登る。
すると、折よく、まるで匂いに釣られたかのようにグーリシェダが厨房に入って来た。
「おはよう、皆。よい匂いじゃな」
「グー姉様、おはよう!玉ねぎとチーズとハム入ってるよ!ぼく、手伝ったの」
「うん、パウパウとマフィンを作ったんだよ。凄いでしょ?」
笑いながらミッちゃんは、テーブルにベーコンプレスでカリカリに焼いたベーコンにオムレツ。ポテトサラダとオニオンスープを並べた。
最後に大皿に乗せたコーンミールマフィンを出す。
飲み物はパウパウにはオレンジの果実水、大人は薬草茶だ。
「ほぅ、すごいなパウ坊。偉いのぅ」
「えへへ」
パウパウは朝から褒められて、むずむずして、照れくさい。
あまりウネビの家で褒められる機会も無かったので、この、くすぐったい気持ちには中々、慣れないでいる。
(ミッちゃん達は、小さな事でも褒めてくれるし、ぼくが悪い事をしても諭してくれる……)
感情的に叱責するばかりだったウネビの母親とは違い、ここでは話を聞いてもらえて、分かるように言い聞かせてくれるのだ。
それだけで深く息が吸える気がしていた。
「おぅ、パウ坊、おめぇの作ったコレ。美味いぞ。すごいな」
カパリと口を大きく開けて、コーンミールマフィンを食べたガルデンが笑いながら言う。
「ほんと、ウルジェド。いい弟子が出来たじゃない」
マールちゃんは上品に割ったマフィンを口に運んで笑う。
「それじゃあ、パウパウが大きくなったら二人で食堂でも開こうかな」
「それはいいな。できれば俺の住んでいるイ・カルサに開店してくれや」
(ここは、本当に温かいなぁ……)
なんとなく嬉しくて、パウパウも両手で持ってマフィンを齧った。
とっても甘い感じがした。
「ふふ……おいしい。ね、ミッちゃん」
「そうだね、とても美味しいね」
朝食後に着替えて、リヨスアルヴァ国へ向かう事になったが、ここで問題が一つ出た。
第何礼装にするか、である。
他国の低位貴族の場合、公式の正装は第五準正装だが、リヨスアルヴァ国にハイエルフが入ったことが王族に伝わることを考えたら、第二正装。
とはいえハイエルフの歴史からすると、リヨスアルヴァ国は属国なので、そうすると……と、着る物が決まらないのだ。
「ふ~ん、面倒なんだね~」
「まったく、これだから歴史のある一族はよぉ……」
ガルデンはモジャモジャをバリバリした。
「ねぇ、ミッちゃん?ただの薬師のハイエルフって駄目なの?」
「おぉ!パウ坊、それだな」
ガルデンがニヤニヤしながら賛同する。
「ただの薬師のハイエルフと、護衛の冒険者がミッちゃんとガルデンおじちゃん。あとマールちゃんと、ぼくは旅の観光客?」
我ながら、いい思いつきだとパウパウは心の中で自画自賛する。
(グー姉さまが、御老公で、助さんと格さんがミッちゃんとガルデンおじちゃん。マールちゃんは、ん~風車の人は無理そうだから、お銀……)
頭の中に流れるのは、分かる人には分かるだろう、あのOPだ。
心の中で、配役を決めていく。
異世界の記憶が絶好調だ!
本当に、ま~~ったく役に立たない知識しかない!
そして……
「パウパウ。どうしたの、元気ないけれど?」
しょんもりとしたパウパウにミッちゃんが声をかけた。
「……なんでもない…」
(……ぼく、ハチベェだった……)
脳内で自爆したパウパウは、うっかりダメージを負ったのだった。
リヨスアルヴァ国はウィカリアス帝国の同盟国という立場らしい。
そして、パウパウが驚いたことにエルフが王様の国だそうだ。
「エルフの国なの?」
遠足のオヤツを準備するかのように、ナイナイ袋にミッちゃんから貰ったお菓子を詰めながらパウパウは尋ねた。
「そう、王族がエルフ族だよ、たしか。民は色々な人族だけどね」
ミッちゃんは大理石の広い作業台で、パン種を捏ねながら答える。
「じゃぁ、ミッちゃん達の親戚?」
「え?いや、違うよ。私たちはハイエルフで、エルフ族とは別」
形を整えたパン種に濡れた布巾を被せて脇に避け、今度はパイ生地を作り始めた。
収納空間に入れておいた冷蔵の魔道具から、休ませていた生地を取り出す。
そして、手際よく手慣れた様子で、冷やしたバターを生地と重ねて折りたたんでいく。
流れるような作業に見とれながら、パウパウがまた尋ねた。
「あれ?でも、エルフって言われても気にしてなかったよね?」
自分でエルフと言ったりもしてた、とパウパウは思う。
「あぁ、いちいち面倒くさいからね、だいたい、エルフとハイエルフを見たことがない人には、区別がつかないだろうし」
実際は、全然違うから両方を見たことがあれば直ぐに分かるのだとミッちゃんは笑った。
だが、エルフもハイエルフも、中々に珍しいので普通に街中を歩いては居ないそうだ。
「そうなの?ミッちゃんもマールちゃんも歩いているよね」
「まぁ、少数派だね。面倒な事になりそうなときは、認識阻害のローブとかを着るよ」
折りたたんだパイ生地を冷蔵の箱に入れて、収納空間に収めたミッちゃんは手を洗いながら答えた。
オーブンでは牛の塊肉が付け合わせの野菜と一緒に焼かれているし、上のコンロでは煮込み料理の大鍋が2つ、置かれている。
厨房に香ばしく肉の焼ける匂いが漂っていた。
窓から入る白い陽光と調理の湯気。
作業台の傍らに座って、ミッちゃんの作業を蜂蜜の入った牛乳を飲みながら見ている。
美味しい物が作られる空間って、なんて幸せなんだろう…パウパウは、なんだか ほわほわした。
(ミッちゃんが作っているから、かなぁ)
「今日、リヨスアルヴァに行く?」
「いや、マール叔父上も誘うから、明日以降だね。タガメはちょっと待ってくれる?」
「うん、いいよ」
マールちゃんも行くなら、賑やかになるなぁとパウパウは楽しみだ。
この時、たかが子供の虫探しが、あんな大騒ぎになるとは、パウパウもハイエルフ達も想像もしていなかった。
翌日の朝、何故かガルデンもマールジェドと一緒に居間にやって来た。
「おはよう、モジャーフ。朝飯、食うだろ?」
「おぅササ耳、頼むわ」
人数が増えることがあるためミッちゃんは最近、厨房にダイニングテーブルを置いて、そこで食事を摂るようにしている。
元々は一人で、食べていたので狭さを感じなかったが、パウパウが来てからはグーリシェダやマールジェドが尋ねてくることが増えたためだ。
「ガルデンは客じゃないから、こっちで構わないだろ」
厨房に案内をすると、パウパウが魔道人形と一緒にオーブンの見張りをしている。
「おはようパウちゃん、お手伝い?偉いね」
「おぅ、パウ坊、おはようさん」
何故かマールジェドの頭の上でチュンスケが器用に片方の羽根を上げてチュンっ!と挨拶をした。
「おはよう。マールちゃん、ガルデンおじちゃん」
上座を開けて隣同士に座った二人に魔道人形が薬草茶を出す。
「ガルデン、もしやリヨスアルヴァ国へ行くつもりか?」
「おうよ、こんな機会でもなけりゃ、あそこには行けないからな、連れてけや」
「……まぁ、お前なら大丈夫だと思うが、なにかあったら直ぐに言えよ」
そう話していると、しゃがんでオーブンを覗き込んでいたパウパウが声を上げる。
「ミッちゃん、焼けた!」
「パウパウ様、取り出しますので離れてくださいね、危ないですよ」
「うん」
パウパウの肩に手を置いて、中腰で一緒にオーブンを覗き込んでいた魔道人形が、大きな天板を素手で引き出して、作業台に置く。
上の部分がカリカリ食感のコーンミールマフィンの焼き上がりだ。
甘い匂いが立ち登る。
すると、折よく、まるで匂いに釣られたかのようにグーリシェダが厨房に入って来た。
「おはよう、皆。よい匂いじゃな」
「グー姉様、おはよう!玉ねぎとチーズとハム入ってるよ!ぼく、手伝ったの」
「うん、パウパウとマフィンを作ったんだよ。凄いでしょ?」
笑いながらミッちゃんは、テーブルにベーコンプレスでカリカリに焼いたベーコンにオムレツ。ポテトサラダとオニオンスープを並べた。
最後に大皿に乗せたコーンミールマフィンを出す。
飲み物はパウパウにはオレンジの果実水、大人は薬草茶だ。
「ほぅ、すごいなパウ坊。偉いのぅ」
「えへへ」
パウパウは朝から褒められて、むずむずして、照れくさい。
あまりウネビの家で褒められる機会も無かったので、この、くすぐったい気持ちには中々、慣れないでいる。
(ミッちゃん達は、小さな事でも褒めてくれるし、ぼくが悪い事をしても諭してくれる……)
感情的に叱責するばかりだったウネビの母親とは違い、ここでは話を聞いてもらえて、分かるように言い聞かせてくれるのだ。
それだけで深く息が吸える気がしていた。
「おぅ、パウ坊、おめぇの作ったコレ。美味いぞ。すごいな」
カパリと口を大きく開けて、コーンミールマフィンを食べたガルデンが笑いながら言う。
「ほんと、ウルジェド。いい弟子が出来たじゃない」
マールちゃんは上品に割ったマフィンを口に運んで笑う。
「それじゃあ、パウパウが大きくなったら二人で食堂でも開こうかな」
「それはいいな。できれば俺の住んでいるイ・カルサに開店してくれや」
(ここは、本当に温かいなぁ……)
なんとなく嬉しくて、パウパウも両手で持ってマフィンを齧った。
とっても甘い感じがした。
「ふふ……おいしい。ね、ミッちゃん」
「そうだね、とても美味しいね」
朝食後に着替えて、リヨスアルヴァ国へ向かう事になったが、ここで問題が一つ出た。
第何礼装にするか、である。
他国の低位貴族の場合、公式の正装は第五準正装だが、リヨスアルヴァ国にハイエルフが入ったことが王族に伝わることを考えたら、第二正装。
とはいえハイエルフの歴史からすると、リヨスアルヴァ国は属国なので、そうすると……と、着る物が決まらないのだ。
「ふ~ん、面倒なんだね~」
「まったく、これだから歴史のある一族はよぉ……」
ガルデンはモジャモジャをバリバリした。
「ねぇ、ミッちゃん?ただの薬師のハイエルフって駄目なの?」
「おぉ!パウ坊、それだな」
ガルデンがニヤニヤしながら賛同する。
「ただの薬師のハイエルフと、護衛の冒険者がミッちゃんとガルデンおじちゃん。あとマールちゃんと、ぼくは旅の観光客?」
我ながら、いい思いつきだとパウパウは心の中で自画自賛する。
(グー姉さまが、御老公で、助さんと格さんがミッちゃんとガルデンおじちゃん。マールちゃんは、ん~風車の人は無理そうだから、お銀……)
頭の中に流れるのは、分かる人には分かるだろう、あのOPだ。
心の中で、配役を決めていく。
異世界の記憶が絶好調だ!
本当に、ま~~ったく役に立たない知識しかない!
そして……
「パウパウ。どうしたの、元気ないけれど?」
しょんもりとしたパウパウにミッちゃんが声をかけた。
「……なんでもない…」
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脳内で自爆したパウパウは、うっかりダメージを負ったのだった。
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