パウパウは今日も元気

松川 鷹羽

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114.ミッちゃんのレトケレス探し10

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「カァカァ!」
 サブロが空から鳴きながら、パウパウの上を旋回する
「あぁ、サブロが見つけたのかな?」
 
 皆でサブロの後を付いて暫く歩いて行くと、岸から少し離れた水中に倒れて沈んだ木の枝が出ていた。
 枝と言っても、かなり太さが有る。
 大魔亀が現れた影響か、まだ少し波があってチャプチャプと枝に水が当たっていた。

「ねぇ、なんか果物みたいな匂いがしない?」
「そっかぁ?あんま感じねぇ」
「んー、あぁ、微かにするね……なんだろ、これ」
「うん…あ!洋ナシピィルスじゃないかな?すっごく熟れたヤツ」
 マルトフの言葉に、皆が納得した。
 甘くてフルーツみたいな匂いが水辺に漂っている。
 
 サブロがその太い枝に止まって「カァ~アッ!」と得意気に鳴いて、直ぐにパっと飛び上がったのは、ザバリッと水中から巨大なレトケレスそっくりの魔虫が一瞬、飛び出して来たからだ。
「ヒィっ!」マルトフが悲鳴を上げた。
「うわっ!」「デケェ!」

 獲物を獲れなかった魔虫、カーカルデは、バシャンッ!と派手な音を立てて水中に落ちた。
 レトケレスとは違って大きいので、水音も大きい。

 しかも、枝の上のサブロを狙う程に攻撃的だ。
 あれ、タマゴを守っていなかったならば、飛んででもサブロを狩ろうとしたかもしれないと、パウパウは思った。
 いや、もしかしたら、タマゴを狙う外敵を追い払うための動きだったのかもしれない。
「やっぱ、魔物なんだねぇ……」
 フィリがしみじみと言った。
 パウパウも同じ気持ちだ。

 水面から飛び出ている木の枝には、湖水の近くに確かにびっしりとタマゴが産みつけられている。
 レトケレスのが前世の記憶のヒマワリの種だとしたら、こっちは遥かに大きい。
 大人が両手で持つくらいの大きさはありそうだ。

「思ったより、岸から遠いね」
「な、あれ、どうやってカーカルデをかわして、タマゴ採ったらいいんだ?」
「う~ん……魔法かなぁ」
 サリレの三人が悩みだした。
 パウパウも一緒に考える。
 タマゴを傷つけないで採るならば、あの親カーカルデを離して戦わないとならない。
 ……戦うのはミッちゃんと、フッバーさんだけど。と、内心でパウパウは思っているけれど。

「さて、皆ならどうする?」
 ミッちゃん先生が声を掛けた。

「なぁ、あのよ、氷結の魔法とかで親を凍らせっちまえば」ダグラスが言う。
「駄目だよ、タマゴに傷ついちゃうだろ」
「……なんとかさ、カーカルデを離す方法ないかな?」

 パウパウも考える。
 きっとタマゴを守っている間、魔虫はエサを食べずに面倒を見るんだろう。
 でも、例えば、目の前を何かが通って行ったら、反射的に飛びついたりしないだろうか……

 フッバーもミッちゃんも、二人ともニコニコと笑って見ているだけだ。
「ん~……」
 パウパウは手にした棒鱈ストッカを何気なくブンブンした。
 ブンブン、フリフリ、ブンブン「ん?」

 パウパウは棒鱈ストッカをしばし見つめた後、ナイナイ袋に仕舞ってあった棒を取り出した。
 以前、一人でウネビの家の西側に行った時に、キタノリスに貰った勇者の剣だ。
 アギーさんと会った時に持っていた剣──ただの木の棒──である。

「ねぇねぇ、長いヒモって持ってる?」
 パウパウはミッチャンとフッバーに尋ねた。
「有るけど、何するんだい?」
「ん~、疑似餌ルアー釣り?」

 サリレの三人も、パウパウが何をしようとしているのか不思議そうなので、パウパウは説明する。
「んっとね、この木に棒鱈ストッカをヒモで縛ってね、虫の前を泳がせるの。そしたら、抱き着いてこないかなって」
「親を水から引っ張り出して、退治してからタマゴを採るのか?」
「え?親カーカルデって、お金になるの?」
 パウパウとしては離れてもらうだけで、よかったのだが。
「銀1級だからね前足と魔石は高いよ」

 そうか。ならば大切なお小遣いだと、パウパウは頷く。
「お、おぅ、顔に似合わず、しっかりしてんなぁ」

 そう言いながらフッバーは細めの白いロープを収納ポーチから出してくれた。
「これは、水を吸う材質だからな、沈むんだ。下に居るカーカルデなら、こっちがいいだろう。蜘蛛糸スパイダーワイヤーの錬金繊維だ、カーカルデ位なら引っ張り出せるぞ」

 そしてパウパウの木の棒と棒鱈ストッカくくりつけて
「ちょっと、細いかぁ?」
「これだと、すっぽ抜けしそうだな。さっきのミグラドバッタ、捨ててこなければ使えたな」
 相手はパウパウの身長くらいありそうな魔虫だ。
 しっかりと抱きついてもらうには細すぎるだろう。

「ダグ!お前の棒鱈ストッカも貸して」
 マルトフがダグラスの持っていたのを取り上げた。
「あ~、俺の非常食ぅ!」
「あれ?剣の代わりじゃなかったの?」

 しかし、木の棒と棒鱈2本では全然、太さが足りない。
「あ!パウパウ、お前、10本くらい持ってるって言ってたよな。あれも使おうぜ」
「えぇ~!あれ、ぼくのオヤツ」
 倉庫で網元とオッチャン達と一緒に、ガンガンとハンマーで叩いて、身をむしって食べたのが気に入っていたパウパウは、口を尖らせる。

 要は珍味だ。
 むしりタラみたいなモノである。
 子供のわりに渋い好みをしている。

「ふふ、パウパウ大丈夫だよ。ほら、防水と防汚の錬金符を貼ってあげる。結界みたいになるから、汚れないよ」
「フィリお兄ちゃん~ありがとー!」
 流石に魔虫が抱き着いた棒鱈ストッカを食べるのは躊躇したので、ありがたい。

 パウパウが出した珍味、いや棒鱈ストッカを縛り付けて、間、間に拾った石を入れてオモリとし、野営の焚き火用丸太くらいの太さになった怪しげな疑似餌ルアーの出来上がりだ。
 記憶と照らし合わせて、高級な新巻鮭くらいの長さだなとパウパウは思った。

「フッバー、水中が見えるのは、お前だけだからな。疑似餌ルアーを沈めたら子供たちが、向こうから引っ張る。それを風か水で操作してカーカルデの前を通せ」
「ひっでぇ難題だなオィ」

「じゃあ、にするか?」
「あ~……いえ、やらせていただきます」

 子供たちと魔道騎士ナーターラァがヒモの端を手にして、カーカルデの木から離れていく。
 向こうから疑似餌ルアーを引っ張るのだ。
 あまりロープを引くのが遅いと、沈みすぎて引っかかってしまうので、フッバーと息を合わせる必要がある。責任重大だ。
「手がれると危ないから、きつくなったら魔道騎士ナーターラァに任せるんだよ」
「は~い!」

 フッバーは水中に意識を向けて、魔力を見始めた。

 黄色い小さな粒の中に黒い木が沈んでいる。
 かなり複雑に枝が張り出していて、上手く操作をしないと引っかかって終わりそうだ。
 水深は2mを切る程度の浅さで、上手くロープを張るか、魔法で補助をしないとすぐにそこに着きそうだ。

「おいウルジェド、かなりの難易度だぞ」
「フッバーなら大丈夫だ。お前ならやれる」

 ハイエルフからの信頼がこもった言葉に、フッバーは
「ウルジェド……」
「失敗したら、お前がおとりで水に入るだけだからな!」
「おぃ、感動しかけた時間を返してくれねぇかな」

 それが先ほど子供たちに質問をした【カーカルデをどう狩るか】の一般的な狩り方だ。
 もし、親カーカルデを引き離すなら、誰かが囮となって水に入るしかない。
 バシャバシャとやって、あおられたカーカルデが飛び掛かってくるのを倒すという、脳筋グランプリ第4位くらいの方法である。
 だが、物理結界を作れるか、防御力が高い防具の者でなければ、あの鋭い鎌状の前足に捕らえられ、よくて怪我、最悪なら分断、もしくは引きずり込まれてチューチューだ。
 
 確かに金貨100枚は魅力的ではあるが、かなりリスクが伴う狩りになるのだ。

「……お前なら、どうやって狩るんだよ」
 器用に水中の魔力を見ながら、フッバーは尋ねた。
 随分と使い方に慣れてきたらしい。

「そうだなぁ……まぁ、後で教えよう」
 もしも、フッバーが今のウルジェドを見たならば、悪いことをして悦に入っている猫を思い出しただろう。

「……よし、だいたい木の形状も頭に入った。あとは遠隔か、やっぱ水かな、あんま得意じゃねぇが」
 ブツブツ言っていたフッバーがウルジェドに声を掛けた。

「いいぞ、疑似餌ルアーを入れてくれ」
 ウルジェドが、丸太をぶん投げた。
 そして、すぐさま風の魔法を使って、疑似餌ルアーを木の枝より少し離れた湖水に落とす。
 バシャンと水しぶきを上げて、一度浮いた珍味の塊が徐々に沈み始めた。

 黄色のポタージュスープの中を灰色の疑似餌ルアーが沈む。
 所々が薄青く光るフィリの錬金符が鱗の煌めきのようだ。

「いいぞ!引けっ!」
 丁度良い水深タナを見取ったフッバーの声にウルジェドが片手を挙げ、それを見た子供たちがロープを引く。

「もっと強くだ!」「もっと強く!」
 フッバーが水の魔法を疑似餌ルアーそばに当てて深さを調整する。
 黄色の水の中を、自分の青みがかった魔力が疑似餌ルアーに向かっていく。
 遠隔での操作は、まるで暗闇の中で手探りをしているように、心もとない。

 ──木の枝!くっそ、かわせっ──
 風か?いや、水だ。
 一瞬で判断を変えて、水の遠隔魔法を飛ばした。

 フッバーの眼に見える灰色の疑似餌ルアーは、まるで、酔っぱらいのようにフラフラと枝を摺りぬけて進んだ。

 ──よた付いてんじゃねぇよ!オラ、しっかり泳げや──
 叱咤しながらフッバーは行方を見守る。

 ──沈み根だっ──
 間に合うか⁈と悩んだ一瞬、ウルジェドが子供たちの引いていたロープの途中を掴んで、
 角度がついて、疑似餌ルアーが頭を上げたところをフッバーの水の魔力が押し出すようにして沈み根をかわす。
「わぁ!」向こうでロープを引く子供たちからの歓声がフッバーにも聞こえる。
「すっげぇ浮遊じゃん!」
「ミッちゃん、カッコいいっ!」

 ウルジェドがロープを水面に戻し、また水中を疑似餌ルアーが泳ぐ。
 ──居た!カーカルデ──
 黒い木の枝の水面近くに、赤茶色をした魔力の塊。盾の形をしたカーカルデが待っていた。

「よしっ、そのまま!通すぞ!」フッバーが叫ぶ。
「ロープを引いて!」ウルジェドが子供たちに指示を飛ばす。
「「「「わーリャァ!!」」」」
 なにやら言葉になっていない掛け声で、パウパウとサリレの三人、そして魔道騎士ナーターラァ1機がロープを引く。
 
 水中でタマゴを守っている親カーカルデの眼には、よたよたと弱った何かが自分へと向かってくるように見えただろうか。

 木の棒を軸に魚の寒干しを括りつけただけの、武骨な丸太だ。

 ──喰い付け!──
 灰色の魔力の塊だけれど、時折キラッと光る符。
 カッコ悪くても、パウパウ達と考えた作戦だ。

 だから、とまるな
 「行け!」

 フッバーは知らずに叫んでいた。
 夢中で前に出ていたらしい。
 
 知らずに膝まで水に浸かりながら、白いロープを見守った。


 白いロープが、ピンっと一直線に張り詰め、水底へと角度が付く。
 
 いきなり手の中のロープの重さに変わったとき、パウパウもサリレの三人も、一瞬、何が起きたのか分からなかった。

 重い。
 ともかく重い。
 手の中のロープがズルっとこすれて痛熱い。

 不思議とに生き物の存在を感じる。

「グゥ」ダグラスが呻いた。
「なっ」マルトフが気づいた。
「これっ」フィリは確信した。
「来た!」パウパウがロープを握りしめる。

「「「「かかったぁ!」」」」子供たちが同時に声を上げた。


「ぜ、全然、動かネェベヤっ!」
 一番に体格のいいダグラスが、ロープにしがみついて言う。
「これ、無理…じゃ…」
「うぅ…引っ張れな…」
「手、痛くなるよっ!ナーターラァさん!
 適所適材だ!と、早々にパウパウが魔道騎士ナーターラァに声を掛ける。

 パウパウの声で一番端を持っていた魔道騎士ナーターラァが、ズリっズリっとロープをゆっくりと引き寄せていく。
 カーカルデの前足には、棘があって、それには捕らえた獲物を離さないように返しが付いている。
 つまり、今の状態だとカーカルデは珍味の塊に喰らいついて、逃げられないはずだ。

「ケッパレぇ!」ダグラスが思わず声を上げる。
「頑張れ!」マルトフも便乗した。
「頑張って!」フィリも魔道騎士ナーターラァを応援した。

「がんばれ!がんばれ!!がんばれ!がんばれ!!」
 パウパウが大きな声で魔道騎士を応援する。
「がんばれ!がんばれ!!がんばれ!がんばれ!!」
 子供たちの声がダンジョンの湖に響いだ。
 
 彼方此方と飛び回っていたサブロも、いつの間にか戻って来て子供たちの上で旋回する。
 の時に、「カァァ!」と合わせて鳴いていて、結構、うるさい。

 こんな場面ではあるが、ハイエルフはその掛け声を拾って
「あ?」と思った。
 …嫌な予感がするが、今は置く。 

 ロープを引く魔道騎士ナーターラァは、コリント式ヘルメットの下、青い単眼モノアイをゆっくりと明滅させているだけで、行動に変わりはない。

 溜息を飲み込んで収納空間から、いつも使用している、何処かのダンジョンで拾った剣を出す。
 1mを超えるカーカルデが、魔道騎士に引きずり出されて水面にプカリと浮いた。
 大物だ。
 だが、そのまま大人しく、やられる筈がない。
 前足を囚われたままに、空に逃げようと羽根を広げた。

「わぁ!飛ぶぞぉ」子供の誰かが叫ぶ。

 水上を引きずられながらもブブブと羽音を立てて飛び上がろうとする魔虫。
 震わせた羽根が水を切って、盛大な水しぶきが白く立った。
 やがて、バシャバシャと水辺に引っぱり上げられながらも、浮き上がろうとするカーカルデに近づいたミッちゃんは剣で疑似餌ルアーごと突き刺した。

 ドスッと鈍い音がした。

「わあぁぁ!」悲鳴のような声が上がる。
 子供達が走って来る。
 小さいパウパウは一番最後だ。
 サリレは歓声を、パウパウは悲鳴を上げながら走って来る。

「ミッちゃん、ぼくの棒鱈ストッカぁぁ!」
 
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