22歳の赤ん坊

misuzu

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はい!どーーーもーーー!!

お元気でしたか??

私、松本 友里恵マツモト ユリエ
新しい家族に迎えられて約3年経ちました!

私の名前は友里恵から
 と名付けられた。

もうバブバブ赤ちゃん卒業したよ♪
今3歳になりました♪

いやはや~やっとですね!
やっとスムーズに話せるようになりましたよほんとーに。


この3年間過ごしていく中で
知ったことが色々あった

まずはお父さんとお母さんの名前は
お父さんが!お母さんが

平民だけど2人はなかなか人望厚い。
ダイスはいつも仕事へいくときは剣を掛けて出かけるのだが、どんな仕事をしているのかは分かっていない。

ただよく騎士の人が訪ねてくることがあるのでそれ繋がりなのかもと予想している


ダイスと出掛けにいくと

「おう!ダイス!
 寄ってかないかい?」
「ダイス!!この前は助かったぜ!
 他にも頼みたいことがあるんだが。」
「ダイス!ダイス!」

色んな人から声をかけられるのだが
その度に掛けてくる男達は目がキラキラしていて尊敬の眼差しがすごい。
昔から女性からも人気なのだが結婚してから妻ティナの美貌を知ったからだろうかあえて負け戦に挑む女性はいなかった。


それに対してティナは、
美人でスタイルもよく頭も賢い女性らしい色気もありかといって美貌を鼻にかけることが無い性格をしているため結婚しても相変わらず男性から人気だが女性達からも憧れる存在になっている。そして刺繍を得意としているティナはよく依頼されて作ったりしている



外に出掛けると
「やあ、ティナ。
 これこの前の礼だよ!受け取っておくれ!」
「ティナさん、相変わらず綺麗だ」
「ティナさん、その美貌の秘密是非とも教えてくださいなあ!」

などと男女問わず声をかけてくる始末だ。それでも声を掛けられずひそひそとする者もいるのでそれを見かける度私はなんて凄い人がお母さんになったんだろうと思わない日はない。



あと分かったことといえば、
この街は、トゥディスってとこらしい。
それ程大きい街ではないが自然豊かで海も近い為か色んな地域の人達が立ち寄る事が多い

そしてゼンとカイル2人のお兄ちゃんが通っている学校はというらしい。

そこは平民も通える学校で貴族もいるが差別意識は減ったのだという。

昔でこそ差別は当たり前のようにあったが今はそれ程平民と貴族の格差がある訳では無い為、平民は貴族対して怯えることはなくなった。

けれどまだ昔に浸っている貴族がいる為か
問題が起きないわけではないのが現状。

それでも少なからず嬉しかった。

前の世界で妹は平民と貴族は格差が大きく
貴族は平民をなにかしら見下しているのだと
そして平民は貴族には逆らえないなんだとか
一部にまだそんなこと考える者はいるだろうけど減っているということが嬉しかった。


そんな時に転生されなくて良かったあ~


 よし!
そろそろお兄ちゃんたちのところ行こうかな


タタタッ♪
ターン♪


「おにいー」パフッ

「ああ、リナリーおはよう」
「おはようリナリー、よく寝れたかい?
 あー本当にリナリー可愛いなあ♪」ギューッ

「おはようゼンにいー♪
 おはようカイルにいー♪」ニコニコ

いきなり抱きついたリナリーに驚くものの
ゼンはやさしく頭を撫でてくれる。

ゼンの隣にはカイルがいて同じく撫でながら
微笑んでゼンからリナリーを奪いギューってしてくるのだ。

「カイルにいー ギュー♪」
「はあぁ、リナリー食べちゃいたいくらい
 毎日毎日可愛すぎるよ」

お返しにリナリーからもギューっとすると
カイルはリナリーにメロメロの様子



そんな2人を見ていたダイスとティナは
微笑ましく思っていた。


「おはようリナリー♪
 お母さんにもギューしてくれないかしら?」
「おはよう…お父さんにも…」

「あい♪ままぁ!ぱぱぁ!」

ギュー!!!!!!


毎朝のことだけど
なんだか幸せなんだよね

ギューってすごく安心するから
すごく好き♪


けどカイルにいーのメロメロ感は勝るばかりで少し困るのよねーアハハ…
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