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26、やるのか?朝比奈先パイ
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この部屋に連れてこられたのは二度目だ。
朝比奈先輩は、今度はオレを乱暴にベッドに放り投げたりしなかった。
そういえば最初オレに『慣れてんだろ』とか言ってたなぁ……それで即ヤろうとするなんて、今更ながら最低だったなぁ……まあ、今は好きだからいいけど。
ノコノコと付いていった(?)オレも悪いんだし。
今の朝比奈先輩はあのときと同一人物か? と疑うほど紳士っぽい。
オレをソファーに座らせると、自分はキッチンの方へ行った。
「ノンターン、選べるほど飲み物の種類ねェけど、コーヒーは飲めるかー?」
「あ、ちょっと苦手です……」
「なんだよ、お子ちゃまだなァ」
年齢はひとつしか変わらないハズだけど……朝比奈先輩は大人と仕事をしているせいか、年齢のわりにどこかオトナっぽい。(悪く言えばオヤジっぽいのだけど、16歳にそんなことは言えない)
「む、ミルクと砂糖たっぷりなら飲めますよ」
「うへえ、俺は絶対ブラック派~」
朝比奈先輩は自分はコーヒー、俺にはコーラを用意してくれた。
ソファーに横並びに座り、ひとまず落ち着いた。
なんか、こうやって先輩の部屋でくつろいでるという事実が少し――いや、かなり新鮮だ。
こないだ来た時は部屋の中を見る余裕なんてなかったけど、今はじっくり観察できる余裕もある。
でも……なんていうか、すごく殺風景な部屋だ。
備え付けの家具以外に、私物はほとんど見当たらない。
もう一年は住んでるはずなのに、生活感があまりないというか。
この部屋に比べたら、オレとすずの部屋は入寮したばかりにしては物が多すぎるかもしれない。
「朝比奈先輩、趣味とかないんですか?」
「趣味ぃ? んー……お馬さんとかかなァ」
「乗馬ですか? 結構ブルジョアな趣味なんですね」
やはり朝比奈先輩もお坊ちゃん側の人間なんだな、と思った。
「ちげェよ、賭ける方だよ」
「駆けるほうって……やっぱり乗馬じゃないですか」
ちょっと顔に似合わない趣味だけど。でも、人馬一体な朝比奈先輩……想像したらちょっとかっこいいかも。
脚が長いからジョッキーブーツも似合いそうだし。
そういえば名前に『馬』入ってるし!
「違うって。まァいいか……ノンタンが可愛いから」
「どういう意味ですか?」
朝比奈先輩はオレの頭をわしゃわしゃと撫でた。
だんだん二人っきりだということを意識して、ドキドキしてきた。
そういえば今日、トイレですっごいキスされたんだった……。
「ノンタン、今何考えてンだ~? すげー顔が赤いけど」
「べ、別になにも……です」
「うっそ、じゃあこっち向けって」
肩を抱かれて、グイッと身体を寄せられた。
赤面したのを指摘されて、恥ずかしくて必死で顔を背けてるのに、朝比奈先輩はそんなオレの顔を無理矢理覗こうとしてくる。
「朝比奈先輩、ちょっとコワイです」
「あ。悪ィ。めっちゃ優しくするつもりなんだけど……つい可愛くて」
「!」
別にホントに恐いわけじゃなくてただの照れ隠しだったんだけど、朝比奈先輩が申し訳ない声を出すものだから、つい顔を見てしまった。
哀しそうな顔をしてるのかと思ったら、先輩はにやにや笑っていた。
「ノンターン、隙ありすぎィ」
「あ……」
後頭部を抱えられて、朝比奈先輩の唇で口を塞がれた。
頭を抑えられているため、離れることはできない。
朝比奈先輩は薄目を開けてオレの様子を伺いながら、チュ、チュ、と軽めのキスを何度も繰り返した。
オレは恥ずかしくて、思わず目を瞑った。
朝比奈先輩は、今度はオレを乱暴にベッドに放り投げたりしなかった。
そういえば最初オレに『慣れてんだろ』とか言ってたなぁ……それで即ヤろうとするなんて、今更ながら最低だったなぁ……まあ、今は好きだからいいけど。
ノコノコと付いていった(?)オレも悪いんだし。
今の朝比奈先輩はあのときと同一人物か? と疑うほど紳士っぽい。
オレをソファーに座らせると、自分はキッチンの方へ行った。
「ノンターン、選べるほど飲み物の種類ねェけど、コーヒーは飲めるかー?」
「あ、ちょっと苦手です……」
「なんだよ、お子ちゃまだなァ」
年齢はひとつしか変わらないハズだけど……朝比奈先輩は大人と仕事をしているせいか、年齢のわりにどこかオトナっぽい。(悪く言えばオヤジっぽいのだけど、16歳にそんなことは言えない)
「む、ミルクと砂糖たっぷりなら飲めますよ」
「うへえ、俺は絶対ブラック派~」
朝比奈先輩は自分はコーヒー、俺にはコーラを用意してくれた。
ソファーに横並びに座り、ひとまず落ち着いた。
なんか、こうやって先輩の部屋でくつろいでるという事実が少し――いや、かなり新鮮だ。
こないだ来た時は部屋の中を見る余裕なんてなかったけど、今はじっくり観察できる余裕もある。
でも……なんていうか、すごく殺風景な部屋だ。
備え付けの家具以外に、私物はほとんど見当たらない。
もう一年は住んでるはずなのに、生活感があまりないというか。
この部屋に比べたら、オレとすずの部屋は入寮したばかりにしては物が多すぎるかもしれない。
「朝比奈先輩、趣味とかないんですか?」
「趣味ぃ? んー……お馬さんとかかなァ」
「乗馬ですか? 結構ブルジョアな趣味なんですね」
やはり朝比奈先輩もお坊ちゃん側の人間なんだな、と思った。
「ちげェよ、賭ける方だよ」
「駆けるほうって……やっぱり乗馬じゃないですか」
ちょっと顔に似合わない趣味だけど。でも、人馬一体な朝比奈先輩……想像したらちょっとかっこいいかも。
脚が長いからジョッキーブーツも似合いそうだし。
そういえば名前に『馬』入ってるし!
「違うって。まァいいか……ノンタンが可愛いから」
「どういう意味ですか?」
朝比奈先輩はオレの頭をわしゃわしゃと撫でた。
だんだん二人っきりだということを意識して、ドキドキしてきた。
そういえば今日、トイレですっごいキスされたんだった……。
「ノンタン、今何考えてンだ~? すげー顔が赤いけど」
「べ、別になにも……です」
「うっそ、じゃあこっち向けって」
肩を抱かれて、グイッと身体を寄せられた。
赤面したのを指摘されて、恥ずかしくて必死で顔を背けてるのに、朝比奈先輩はそんなオレの顔を無理矢理覗こうとしてくる。
「朝比奈先輩、ちょっとコワイです」
「あ。悪ィ。めっちゃ優しくするつもりなんだけど……つい可愛くて」
「!」
別にホントに恐いわけじゃなくてただの照れ隠しだったんだけど、朝比奈先輩が申し訳ない声を出すものだから、つい顔を見てしまった。
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「ノンターン、隙ありすぎィ」
「あ……」
後頭部を抱えられて、朝比奈先輩の唇で口を塞がれた。
頭を抑えられているため、離れることはできない。
朝比奈先輩は薄目を開けてオレの様子を伺いながら、チュ、チュ、と軽めのキスを何度も繰り返した。
オレは恥ずかしくて、思わず目を瞑った。
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