暑さで頭のイカれた友人にうっかりヤられてしまった件。

すずなりたま

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 現在0時15分。
 夏休み前の7月中旬で外は恐ろしい熱帯夜だが、冷え冷えの空気が充満している室内ではあんまり関係ない。
   そんな夜に、友人の花森からセックスをしようと誘われているのは分かった。
   しかし。
   うんわかったじゃあ今からセックスしよーって簡単に受け入れるわけがね・え・だ・ろ!!
   さっき部屋の電気を消して『おやすみ』って言いあった瞬間まで、俺と花森はまあまあ仲のいいただの友達ダチだったんだから。

 普通、友達とはセックスしない……と思う。
 つうか俺まだ童貞だし。初体験の相手が男とかマジでないんだけど。
   どうして花森は俺とセックスしようなんて言い出したんだろうか?
   連日の暑さのせいで頭がイカレちまったのか?
 あ、それありうる。

「花森、とりあえず水を飲め」
「別に喉乾いてねぇし」
「おまえ重度の熱中症なんだから身体冷やさねぇと死ぬぞ!?」
「こんなにクーラーがんがん効きまくった部屋で熱中症になるかよ」

 いやいや。だって暑さ以外に頭がイカレる理由ねぇじゃん。
   さっきまで友達だったのにいきなりセックスしようなんて、バカになる以外言いだすわけねぇじゃん。
 花森は俺よりだいぶ成績も良いはずだし……。
 
「お前だってノコノコ男の部屋に泊まりに来てんのに、そのうえふたりっきりで、何も無いって思ってたわけじゃねぇだろ?」
「へっ? お、俺が女だったらそう思うかもしんねぇけど……」
「なんだその甘い認識は。このご時世に男も女も関係あるかよ!」

 そ……そうなのか? 俺の危機感が足りなかったってこと?
 知らなかった、反省しよ……。
 いやいやいや!! それでも俺にだって拒否する権利はあるはずだ!
 だって花森が俺に対してそんなふうに思ってるって知ってたら、泊まろうなんて思わなかったぞ!?

「いいから、俺に任せとけって」
「んっ!?」

 花森のちょっとイケてるツラが徐々に近づいてきたと思ったら、唇にふにゅんと柔らかな感触がした。
   これは俗に言う、キスというやつでは……
 なに――っっ!?!?

「ちょ、おま! んっ……んんんっっ!? んむーっ! ぷはっ! ちょ、まてっ! あむっ!? むむ、あふ、ぷひゃ……」

   俺のファーストなキッスを返せ!!
 と抗議しようと思って口を開いたら、その瞬間にぬるい舌をねじ込まれて、絡まれ、吸われ、舐められ……おいちょっと待て!
 初心者には刺激が強すぎるぞ!!

「はぁっ、あむ、ちゅる、ちゅ、ちゅぷ、ぢゅぷっ、れろっ……! はぁっはぁっ」

 言いたいことは多々あれど、俺は花森の超絶技巧舌遣いスーパーテクニカルベロチューによっていつの間にか全身の力が抜けてしまい、一切の抵抗が出来ない身体にされてしまったのだった!!
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