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第2部 第ニ章 黄金郷を求めて
2-2-28.小娘とは違うのだよ、小娘とは!
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第二十八話
小娘とは違うのだよ、小娘とは!
その後、バーナーからは、正式な謝罪があり、お詫びにパーティーに全クルーを招待された。
「パーティー?」と言ったのは、鍛冶屋のジャスミンだ。
否、砲術長のジャスミンだ。
目をランランと輝かせ、ワキワキしている。
うーん、こいつの前で、断ると一週間ぐらい愚痴られそうだ。
まあ、クルーが出たいなら、招待を受けることにしてやりますの。
いつも、火薬と油に塗れたジャスミンなんだけど、
「パーティーって、どんなカッコで行けばよいの?」と、嬉しそうに聞きまわっている。
あぁ、出たことないのか……
まあ、彼女にとって良い経験になれば。
それと、私に会いたい人がいるらしい。
誰だろうか?
そして、パーティー当日!
「暑い?」
「暑いわ」
「そうね、暑いわ」
皆、口々に「暑い」と言っているのは、ボンベイは一年を通して、夏しかないのだな。
もう、驚き!
一年中、夏で!
そのうち、四月から六月は、超夏とでも言えばよいのかな。
気温は摂氏四十度も、頻繁だ。
海や川があるボンベイで、これだから、内陸は、どうなっているんだろうか?
さて、ジャスミンは小娘らしく、ワンピースにしたようだ。
街で買ったようだな。
ふふふ、小娘め! なかなか、かわゆいぞ!
私は、アンナとアガーテにドレスアップしてもらった。
これで、不覚なしだ!
先日のベネディクタの様に、自分でドレスアップしても、不十分なのである。
プロのメイドが行うのとは、レベルが違う。
さて、アンナとアガーテは、メイドだから、メイド服なんてことはない。
そもそも、メイド服は19世紀のイギリスの話だ。
ドイツ貴族のメイドは、ドレスが基本。
女主人のお古などを着る。
なので、豪華ではないが、この二人もドレスだ。
さて、私はクリスティアーネとアンナとアガーテを連れて、港の港湾事務所で手続きを終えてから、会場へ行くことにした。
クルー達は、先に行かせておくよ。
そして、馬車で会場へ行くと、ベネディクタが、また、調子よく男たちの人気をさらっていた。
「私の方がスゴイんだから」
何が、スゴイんだよ。コイツ!
そんなことは、聞かなかったことにして、アガーテとアンナの先導のもと、クリスティアーネと私は会場へ入っていった。
主催者であるエルハルト氏に、まずは、ご挨拶を!
会場の空気が変わった。
少し静かになり、次に「オオォー」という声がした。
「どなた様で?」というひそひそ話が聞こえた。
さすがプロのメイドが仕上げただけある。
「皆さん、ご紹介いたしましょう。
ドイツはホーエンツォレルン家のヴィルヘルミーナ嬢がお越しになられました。お隣はモッテ家のクリスティアーネ嬢です」と、エルハルト氏から紹介を受けたので、私達は、カーテシーでご挨拶させてもらった。
「うわぁ、お頭、まるで貴族令嬢だ」
おい、ジャスミンよ!
今、なんと言ったのだ?
君は、貴族が嫌いではなかったのかね?
いや、そもそも、私が貴族令嬢と分かっているはずなんだが。
アガーテは実家が騎士家なので、騎士の礼をしている。
ドレスには、合わないな。
後で聞いた話、ベネディクタは社交界デビューしていないだけあって、主催者への挨拶が必要など、分かっていなかったのだろう。
一般客扱いとなっていた。
まあ、やかましい小娘だから良いわ。
そして、エルハルト氏からは、
「実は、紹介したい者がいて、私の妹なんだ」
「お初にお目にかかります。私もヴィルヘルミーナですわ」
あっ、お祖母様から聞いていたことを思い出した。
シュベルツさんが、娘にヴィルヘルミーナと名付けたことを!
この方が、そうなんだ。
看護師をしていたら、病院経営者となっていたようだ。
シュベルツ一家は、皆、商売のやり手なんだろうか?
そして、そろそろ、私も、本題を話そうと思う。
黄金郷についてだ。
次回の女海賊団は、黄金郷へのルートです。
小娘とは違うのだよ、小娘とは!
その後、バーナーからは、正式な謝罪があり、お詫びにパーティーに全クルーを招待された。
「パーティー?」と言ったのは、鍛冶屋のジャスミンだ。
否、砲術長のジャスミンだ。
目をランランと輝かせ、ワキワキしている。
うーん、こいつの前で、断ると一週間ぐらい愚痴られそうだ。
まあ、クルーが出たいなら、招待を受けることにしてやりますの。
いつも、火薬と油に塗れたジャスミンなんだけど、
「パーティーって、どんなカッコで行けばよいの?」と、嬉しそうに聞きまわっている。
あぁ、出たことないのか……
まあ、彼女にとって良い経験になれば。
それと、私に会いたい人がいるらしい。
誰だろうか?
そして、パーティー当日!
「暑い?」
「暑いわ」
「そうね、暑いわ」
皆、口々に「暑い」と言っているのは、ボンベイは一年を通して、夏しかないのだな。
もう、驚き!
一年中、夏で!
そのうち、四月から六月は、超夏とでも言えばよいのかな。
気温は摂氏四十度も、頻繁だ。
海や川があるボンベイで、これだから、内陸は、どうなっているんだろうか?
さて、ジャスミンは小娘らしく、ワンピースにしたようだ。
街で買ったようだな。
ふふふ、小娘め! なかなか、かわゆいぞ!
私は、アンナとアガーテにドレスアップしてもらった。
これで、不覚なしだ!
先日のベネディクタの様に、自分でドレスアップしても、不十分なのである。
プロのメイドが行うのとは、レベルが違う。
さて、アンナとアガーテは、メイドだから、メイド服なんてことはない。
そもそも、メイド服は19世紀のイギリスの話だ。
ドイツ貴族のメイドは、ドレスが基本。
女主人のお古などを着る。
なので、豪華ではないが、この二人もドレスだ。
さて、私はクリスティアーネとアンナとアガーテを連れて、港の港湾事務所で手続きを終えてから、会場へ行くことにした。
クルー達は、先に行かせておくよ。
そして、馬車で会場へ行くと、ベネディクタが、また、調子よく男たちの人気をさらっていた。
「私の方がスゴイんだから」
何が、スゴイんだよ。コイツ!
そんなことは、聞かなかったことにして、アガーテとアンナの先導のもと、クリスティアーネと私は会場へ入っていった。
主催者であるエルハルト氏に、まずは、ご挨拶を!
会場の空気が変わった。
少し静かになり、次に「オオォー」という声がした。
「どなた様で?」というひそひそ話が聞こえた。
さすがプロのメイドが仕上げただけある。
「皆さん、ご紹介いたしましょう。
ドイツはホーエンツォレルン家のヴィルヘルミーナ嬢がお越しになられました。お隣はモッテ家のクリスティアーネ嬢です」と、エルハルト氏から紹介を受けたので、私達は、カーテシーでご挨拶させてもらった。
「うわぁ、お頭、まるで貴族令嬢だ」
おい、ジャスミンよ!
今、なんと言ったのだ?
君は、貴族が嫌いではなかったのかね?
いや、そもそも、私が貴族令嬢と分かっているはずなんだが。
アガーテは実家が騎士家なので、騎士の礼をしている。
ドレスには、合わないな。
後で聞いた話、ベネディクタは社交界デビューしていないだけあって、主催者への挨拶が必要など、分かっていなかったのだろう。
一般客扱いとなっていた。
まあ、やかましい小娘だから良いわ。
そして、エルハルト氏からは、
「実は、紹介したい者がいて、私の妹なんだ」
「お初にお目にかかります。私もヴィルヘルミーナですわ」
あっ、お祖母様から聞いていたことを思い出した。
シュベルツさんが、娘にヴィルヘルミーナと名付けたことを!
この方が、そうなんだ。
看護師をしていたら、病院経営者となっていたようだ。
シュベルツ一家は、皆、商売のやり手なんだろうか?
そして、そろそろ、私も、本題を話そうと思う。
黄金郷についてだ。
次回の女海賊団は、黄金郷へのルートです。
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