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48.ウナギ王
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第48話
ウナギ王
尚人の暴走!
オレは、おもちゃじゃない!
「もう、覚悟しなさい。奈緒子」と、絵麻は言った。
ナオちゃんでなく、奈緒子と呼んだ。
そのことに、深い意味を感じた者はいなかった。
会場では、パーティションの向こうで、絵麻が監督らしき人と打ち合わせているようだ。
顔は見えないが、かすかに声が聞こえてくる。
さて、いつもの尚人なら、絵麻が誰と話そうが、そう気にするでもないのだろう。
しかし、今日は、気になる奈緒子と濡れ場の撮影と聞いて、落ち着くわけがない。
しかも人前でするのか!
ちょっと、姉に今日のスケジュールを聞いておきたかったので、パーティションに近づいた時、二人の声がかすかに聞こえてきた。
「何を言っているのだろうか」
「監督さん、分かっていますよね。ナオとナナが一つになる前に、私がですよ」
「ええ、そのことなのですが、まず、ナナさんとナオ君に、撮影場に入ってもらい、一度、ナオ君には別の部屋に行ってもらいます。その間、ナオ君には男の相手をしてもらいます」
「ナオ君のお尻の処女が(笑)」
「ははは、そうですね。その間に、絵麻さんがナナさんと、一つになってください」
「わかったわ。これでナナちゃんの処女を頂けるわ♡」
--なんだって! ねぇさんは何を考えているんだ。オレの童貞を奪っておいて、オレに男とホモなことをさせるのか!?
しかも、奈緒子さんの処女を奪うって、それはオレの役目じゃなかったのか?
尚人は、目の前が真っ暗に染まっていくのを感じた。
どうすればよいのか……
そんなことは考える余地などなかった。
冷静に考えることが出来ないとき、人はすごい瞬発的な力を発揮する。
「そうだ! こうすれば奈緒子さんの処女をねぇさんに奪われず、自分のものに出来るのか」
***
そろそろ、ナナとナオの出番が近づいてきました。
二人とも化粧も終わり、尚人は、完璧な男の娘になっています。
しかも、尚人の女装は、美しい領域です。
色白の肌の美しさ、目鼻立ち、物腰の柔らかさ。
完璧です!
そして、手番を待つ二人。
奈緒子は無言です。少し震えているかもしれません。
尚人は小言でつぶやきました。
「ねぇさんは、今、隣の部屋にいる。オレたちが出て行ったら、オレと入れ替わるつもりだ。そうなると、オレもホモにさせられてしまう」と。
どうやら、雰囲気でわかったのだけど、撮影の準備が出来たらしい。
ここで、尚人が仕掛けた!
椅子から立ち上がり、隣の絵麻のいる部屋に突入した。
「ごめん、ねぇさん。あの……」
「あら、ナオ君。どうしたのぉっ……」
尚人の拳が、絵麻の腹に突き刺さっていた。
「ごめんよ。ねぇさん。奈緒子さんの初めては、渡せないんだ。彼女の初めての相手は、オレなんだ」
「な、お、く、ん……」
尚人は、腹を抱え苦しむ絵麻を部屋の奥の椅子に座らせて、太もも、腰、胴体の三か所を軽く椅子に縛っておいた。
こうすれば、簡単には動けないが、軽く結んでいるので、いずれ外れるだろう。
また、口は縛っていないので、声も出せる。外せなかったら誰かを呼べる。
さて、尚人は、奈緒子の待つ撮影場に向かった。
「もう、先からウナギが暴れて大変なんだよ」
次回、最終回、もうドロドロですわ!
『ヴィルヘルミーナの白い海賊船』の第二部が始まりました。
そちらも、よろしくおねがいします!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/211040403/207517939
ウナギ王
尚人の暴走!
オレは、おもちゃじゃない!
「もう、覚悟しなさい。奈緒子」と、絵麻は言った。
ナオちゃんでなく、奈緒子と呼んだ。
そのことに、深い意味を感じた者はいなかった。
会場では、パーティションの向こうで、絵麻が監督らしき人と打ち合わせているようだ。
顔は見えないが、かすかに声が聞こえてくる。
さて、いつもの尚人なら、絵麻が誰と話そうが、そう気にするでもないのだろう。
しかし、今日は、気になる奈緒子と濡れ場の撮影と聞いて、落ち着くわけがない。
しかも人前でするのか!
ちょっと、姉に今日のスケジュールを聞いておきたかったので、パーティションに近づいた時、二人の声がかすかに聞こえてきた。
「何を言っているのだろうか」
「監督さん、分かっていますよね。ナオとナナが一つになる前に、私がですよ」
「ええ、そのことなのですが、まず、ナナさんとナオ君に、撮影場に入ってもらい、一度、ナオ君には別の部屋に行ってもらいます。その間、ナオ君には男の相手をしてもらいます」
「ナオ君のお尻の処女が(笑)」
「ははは、そうですね。その間に、絵麻さんがナナさんと、一つになってください」
「わかったわ。これでナナちゃんの処女を頂けるわ♡」
--なんだって! ねぇさんは何を考えているんだ。オレの童貞を奪っておいて、オレに男とホモなことをさせるのか!?
しかも、奈緒子さんの処女を奪うって、それはオレの役目じゃなかったのか?
尚人は、目の前が真っ暗に染まっていくのを感じた。
どうすればよいのか……
そんなことは考える余地などなかった。
冷静に考えることが出来ないとき、人はすごい瞬発的な力を発揮する。
「そうだ! こうすれば奈緒子さんの処女をねぇさんに奪われず、自分のものに出来るのか」
***
そろそろ、ナナとナオの出番が近づいてきました。
二人とも化粧も終わり、尚人は、完璧な男の娘になっています。
しかも、尚人の女装は、美しい領域です。
色白の肌の美しさ、目鼻立ち、物腰の柔らかさ。
完璧です!
そして、手番を待つ二人。
奈緒子は無言です。少し震えているかもしれません。
尚人は小言でつぶやきました。
「ねぇさんは、今、隣の部屋にいる。オレたちが出て行ったら、オレと入れ替わるつもりだ。そうなると、オレもホモにさせられてしまう」と。
どうやら、雰囲気でわかったのだけど、撮影の準備が出来たらしい。
ここで、尚人が仕掛けた!
椅子から立ち上がり、隣の絵麻のいる部屋に突入した。
「ごめん、ねぇさん。あの……」
「あら、ナオ君。どうしたのぉっ……」
尚人の拳が、絵麻の腹に突き刺さっていた。
「ごめんよ。ねぇさん。奈緒子さんの初めては、渡せないんだ。彼女の初めての相手は、オレなんだ」
「な、お、く、ん……」
尚人は、腹を抱え苦しむ絵麻を部屋の奥の椅子に座らせて、太もも、腰、胴体の三か所を軽く椅子に縛っておいた。
こうすれば、簡単には動けないが、軽く結んでいるので、いずれ外れるだろう。
また、口は縛っていないので、声も出せる。外せなかったら誰かを呼べる。
さて、尚人は、奈緒子の待つ撮影場に向かった。
「もう、先からウナギが暴れて大変なんだよ」
次回、最終回、もうドロドロですわ!
『ヴィルヘルミーナの白い海賊船』の第二部が始まりました。
そちらも、よろしくおねがいします!
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