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第四話 子連れ×コスプレ×お祭りデート?
① そうだ 祭り、行こう
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今夜の私の夢は────。
以前の続き。またあの思い出の一幕だ。
私の入室した、窓から海の見渡せる明るい部屋にいたのは、ひとりの少年。そこにあるのは、別々の人物に描かれた2枚のキャンバス。
「ところで、こっちの絵は誰が描いたの?」
「僕の弟だ」
彼の優し気な顔から笑みが消えたのを、私は見逃さなかった。
「えっ? こんなに上手なのに、年下の子が!?」
「いや、僕たち双子だから年下じゃないんだけど」
「そう。その弟さんはどこに?」
彼はそっぽを向いて答える。
「ホールで自信満々にヴァイオリンでも披露しているんだろう。君もあちらで音楽にダンスにと楽しんでいたのでは?」
その問いに、今度は私がうつむく。
「……楽しんでないわ」
露骨に拗ねた態度をとってしまった。だから彼は私の顔を心配そうにのぞいた。
「音楽やダンス、嫌いなの?」
「嫌いじゃない! 私ももうフルートの披露をしたの。でもそれで終わりだし……」
「?」
「ワルツだって踊るのは好きだけど、どうせ私と踊ってくれる人なんていないもの……」
そこで、私の視界に、すっと伸ばした彼の手が飛び込んできた。歳のそう変わらない少年なのに、指が細長くて、きれいで、なんだか大人っぽいと感じた。
「じゃあ、ここで僕と踊ろう」
「え?」
「シャル・ウィ・ダンス?」
私は少し震える手をそっと差し出し、彼のその、“男の人”のような手に触れた──。
「うーん……今、少しだけ、気分の上がる夢をみていたような気がするけど……また忘れちゃったわ」
目覚めた私は、ノエラ家に出かける準備を始めた。
今日は「逢瀬」の日だ。そろそろ真剣に結婚生活に関する契約書をまとめなくてはいけない。財産についてなどはあまり、互いに話題にしたくなくて、二の足を踏んでいたりする。しかし大事なことだろう。
それはともかく、私としては彼の誕生日プレゼントについて、何らかのヒントを得なくてはいけないのだ。彼は画家志望なのだから画材なんかはどうかと思ったが、本人のこだわりブランドもあるかもしれない。今日、できるだけ探りを入れてみよう。
さて。馬車で2時間かけてやってきて、いそいそとノエラ邸の呼び鈴を鳴らした私は、ただいまメイドに彼のところへ案内されるところだ。
が。
「エレーゼ!」
「エイリーク様! おはようございます!」
彼の方からやってきた。階段から下りてくる彼はいつもと変わらず、涼しげな風をまとっている。その風を受け、私の心はそこにふわりと乗せられたような清々しさだ。
「今日はどちらへ? シャルロッテ様の準備は整っておられますか? まずは朝のご挨拶を……」
「エレーゼ、今日からしばらく、一緒に外出しなくても良い」
「……え?」
思いがけない言葉が降ってきた。
「君もしばらく自宅で思う存分、お父上と過ごすといい。そうだな、来月の終わりまで逢瀬は休みということで」
「え、えっと。今の逢瀬は月に3度ほどですし、私としては、特に負担となっているわけでもなく……。まだ契約書の作成も途中で……」
私はしっかりと彼の顔を見つめてみた。いつも穏やかな微笑みを浮かべている彼が、今は真顔でいる。整った顔立ちのせいで、少し冷たく見える。
「まさかシャルロッテ様が、どこか、お身体の具合でも……?」
「いや、別に。彼女は彼女で、ひとりでだって出かけられるだろう、子どもじゃないんだから。僕も少しの間、絵描きに専念したくてね」
「は、はぁ……」
「じゃあ、今日はわざわざ来てくれて悪いけど。これでお父上に土産でも買っていって」
彼はそっけない態度のまま、私の手を取り金貨を握らせた。
「あの、次の逢瀬は」
「また再来月あたりに遣いを出すから」
そして背を向け、階段を上っていってしまった。
私は茫然とノエラ邸を出る。
帰りの馬車を待つ間も、ただ、茫然としていた。
────エイリーク様が……私を追い返した……?
***
「うわぁ! エレーゼ、紅茶をこぼしているよ!」
「え? お父様、何をおっしゃっているの? あら、なんだか私の手元、濡れていますわ」
「びしょ濡れじゃないか。どうしたんだい、先週から……」
あら、私は今何を考えていたかしら。気付けば今は、お父様とアフタヌーンティーを嗜んでいるところだった。
「いったい何があって、いつもしっかりしている君が今こうなのかな? そういえばここのところ、ルーベル地方に行ってなかったかい? ……あっ、また紅茶こぼし……」
紅茶どころか、目から涙がほろほろこぼれてきた。
「エレーゼ……。何があった? 父に話してくれるか」
「お、お父様~~!!」
ここで私の中の張り詰めた糸が切れて、お父様の前で今度は、言葉がぼろぼろ溢れだした。
「うーん。エイリークがねぇ……。でも拒絶、というほどのことでもないんじゃないかなぁそれは」
「だってだって来月も会えないって、それでは彼の誕生会にも呼ばれないということですっ。私、彼に何か嫌われるようなことしてしまったに違いありません!」
「でも身に覚えがないんだろう? 彼の方で何か事情があるのでは……」
「事情? どんな?」
「それは私には分からない。だからちゃんと会話をしてくるんだよ。必ず彼は、君に応えてくれるさ。君がちゃんと向き合おうとするならば」
「お父様……」
ああ、結局さいごはお父様の優しい微笑みに癒される。そう、私にはお父様がついているのだから、何が起きたって、お父様が受け止めてくれるの!
だから恐れなくていい。ちゃんと向き合いましょう!
この日、ノエラ邸に入った私は、メイドが彼のところへ案内すると言うのも聞かず、ずかずか前進するのだった。
彼の部屋へ一直線で行けばいいのでしょ! それともアトリエ部屋かしら。どちらかにはいるはず──。
「ん? 今のは……」
階段を上がったところでふと右を向いたら、奥の廊下を過ぎ去ったのはまさしくエイリーク様であった。
「ふっ……」
見つけたり!と、はしたなくも他人の家の廊下を全力で走った。名前を呼んだら逃げられるだろうから、ここは慎重に猛ダッシュよ。
「……? っ!?」
慎重に突進しているはずだが獲物に気付かれてしまった。驚き飛び上がった彼は一目散に逃げだす。しかし甘い。
ふはははは! そこはもう行き止まりだ!
「エイリーク様! 今日という今日はちゃんと向き合っていただきます!」
私はついに、壁に手をドンっ!と押し当て彼の退路を断った。我の勝利だ。
「ああ。……エレーゼ??」
そこでやはり焦ったような彼は突然、
「!?」
左脇に抱えていた被り物をさっと被った。爽やかなお顔が土気色の、ずいぶん厳つい顔になってしまった。
「……何ですかこれは」
「フランケンシュタインの怪物だ」
「見れば分かります! 何ですか急に! 話があるんです、脱いでください!」
私はそれをひっぺがそうとしたが。
「まぁ落ち着いて、エレーゼ。今はノエラ領全体で収穫祭の真っただ中だよ」
「収穫祭?」
「特に今日は下街のみんなが仮装して、様々なイベントを楽しむメインフェスティバルの日なんだ」
「そうなんですか?」
そういえば馬車で来る時、外がやたらと賑やかだったような。
「さぁ、僕たちも出かけよう!」
「え?」
彼は私の手を引っ張って走り、屋敷の玄関を出た。その若干子どもじみた挙動に、ぎゅっと握られた手に、私は不覚にもときめいてしまったのだった。
「はぁはぁ、ちょっと張り切りすぎたな」
彼が振り向くと、走った後でも爽やかな顔が……いや、今の顔はフランケンシュタインの怪物であった。
早速、馬車に乗り込む私たち。
「そんなにお祭りが楽しみなのですか?」
「ああ、エレーゼと出かけるなんて楽しみで仕方ないよ」
「えっ……。いつも一緒に出かけているではないですか。まぁいつもは、シャルロッテ様もおられますが」
「そう、珍しくふたりでデートだ」
「デ、デート??」
なんだろう、なんか変。あ、マスクを被っているから素直になれる、とか!?
そんな、まさか。エイリーク様が私とデートするのにウキウキしているなんて、まさかねっ。いや何を言っているの私。
私が熱を上げて突進したから、ごまかそうとしているのでしょ。こないだ私を拒否したこと、うやむやにしませんからねっ。
以前の続き。またあの思い出の一幕だ。
私の入室した、窓から海の見渡せる明るい部屋にいたのは、ひとりの少年。そこにあるのは、別々の人物に描かれた2枚のキャンバス。
「ところで、こっちの絵は誰が描いたの?」
「僕の弟だ」
彼の優し気な顔から笑みが消えたのを、私は見逃さなかった。
「えっ? こんなに上手なのに、年下の子が!?」
「いや、僕たち双子だから年下じゃないんだけど」
「そう。その弟さんはどこに?」
彼はそっぽを向いて答える。
「ホールで自信満々にヴァイオリンでも披露しているんだろう。君もあちらで音楽にダンスにと楽しんでいたのでは?」
その問いに、今度は私がうつむく。
「……楽しんでないわ」
露骨に拗ねた態度をとってしまった。だから彼は私の顔を心配そうにのぞいた。
「音楽やダンス、嫌いなの?」
「嫌いじゃない! 私ももうフルートの披露をしたの。でもそれで終わりだし……」
「?」
「ワルツだって踊るのは好きだけど、どうせ私と踊ってくれる人なんていないもの……」
そこで、私の視界に、すっと伸ばした彼の手が飛び込んできた。歳のそう変わらない少年なのに、指が細長くて、きれいで、なんだか大人っぽいと感じた。
「じゃあ、ここで僕と踊ろう」
「え?」
「シャル・ウィ・ダンス?」
私は少し震える手をそっと差し出し、彼のその、“男の人”のような手に触れた──。
「うーん……今、少しだけ、気分の上がる夢をみていたような気がするけど……また忘れちゃったわ」
目覚めた私は、ノエラ家に出かける準備を始めた。
今日は「逢瀬」の日だ。そろそろ真剣に結婚生活に関する契約書をまとめなくてはいけない。財産についてなどはあまり、互いに話題にしたくなくて、二の足を踏んでいたりする。しかし大事なことだろう。
それはともかく、私としては彼の誕生日プレゼントについて、何らかのヒントを得なくてはいけないのだ。彼は画家志望なのだから画材なんかはどうかと思ったが、本人のこだわりブランドもあるかもしれない。今日、できるだけ探りを入れてみよう。
さて。馬車で2時間かけてやってきて、いそいそとノエラ邸の呼び鈴を鳴らした私は、ただいまメイドに彼のところへ案内されるところだ。
が。
「エレーゼ!」
「エイリーク様! おはようございます!」
彼の方からやってきた。階段から下りてくる彼はいつもと変わらず、涼しげな風をまとっている。その風を受け、私の心はそこにふわりと乗せられたような清々しさだ。
「今日はどちらへ? シャルロッテ様の準備は整っておられますか? まずは朝のご挨拶を……」
「エレーゼ、今日からしばらく、一緒に外出しなくても良い」
「……え?」
思いがけない言葉が降ってきた。
「君もしばらく自宅で思う存分、お父上と過ごすといい。そうだな、来月の終わりまで逢瀬は休みということで」
「え、えっと。今の逢瀬は月に3度ほどですし、私としては、特に負担となっているわけでもなく……。まだ契約書の作成も途中で……」
私はしっかりと彼の顔を見つめてみた。いつも穏やかな微笑みを浮かべている彼が、今は真顔でいる。整った顔立ちのせいで、少し冷たく見える。
「まさかシャルロッテ様が、どこか、お身体の具合でも……?」
「いや、別に。彼女は彼女で、ひとりでだって出かけられるだろう、子どもじゃないんだから。僕も少しの間、絵描きに専念したくてね」
「は、はぁ……」
「じゃあ、今日はわざわざ来てくれて悪いけど。これでお父上に土産でも買っていって」
彼はそっけない態度のまま、私の手を取り金貨を握らせた。
「あの、次の逢瀬は」
「また再来月あたりに遣いを出すから」
そして背を向け、階段を上っていってしまった。
私は茫然とノエラ邸を出る。
帰りの馬車を待つ間も、ただ、茫然としていた。
────エイリーク様が……私を追い返した……?
***
「うわぁ! エレーゼ、紅茶をこぼしているよ!」
「え? お父様、何をおっしゃっているの? あら、なんだか私の手元、濡れていますわ」
「びしょ濡れじゃないか。どうしたんだい、先週から……」
あら、私は今何を考えていたかしら。気付けば今は、お父様とアフタヌーンティーを嗜んでいるところだった。
「いったい何があって、いつもしっかりしている君が今こうなのかな? そういえばここのところ、ルーベル地方に行ってなかったかい? ……あっ、また紅茶こぼし……」
紅茶どころか、目から涙がほろほろこぼれてきた。
「エレーゼ……。何があった? 父に話してくれるか」
「お、お父様~~!!」
ここで私の中の張り詰めた糸が切れて、お父様の前で今度は、言葉がぼろぼろ溢れだした。
「うーん。エイリークがねぇ……。でも拒絶、というほどのことでもないんじゃないかなぁそれは」
「だってだって来月も会えないって、それでは彼の誕生会にも呼ばれないということですっ。私、彼に何か嫌われるようなことしてしまったに違いありません!」
「でも身に覚えがないんだろう? 彼の方で何か事情があるのでは……」
「事情? どんな?」
「それは私には分からない。だからちゃんと会話をしてくるんだよ。必ず彼は、君に応えてくれるさ。君がちゃんと向き合おうとするならば」
「お父様……」
ああ、結局さいごはお父様の優しい微笑みに癒される。そう、私にはお父様がついているのだから、何が起きたって、お父様が受け止めてくれるの!
だから恐れなくていい。ちゃんと向き合いましょう!
この日、ノエラ邸に入った私は、メイドが彼のところへ案内すると言うのも聞かず、ずかずか前進するのだった。
彼の部屋へ一直線で行けばいいのでしょ! それともアトリエ部屋かしら。どちらかにはいるはず──。
「ん? 今のは……」
階段を上がったところでふと右を向いたら、奥の廊下を過ぎ去ったのはまさしくエイリーク様であった。
「ふっ……」
見つけたり!と、はしたなくも他人の家の廊下を全力で走った。名前を呼んだら逃げられるだろうから、ここは慎重に猛ダッシュよ。
「……? っ!?」
慎重に突進しているはずだが獲物に気付かれてしまった。驚き飛び上がった彼は一目散に逃げだす。しかし甘い。
ふはははは! そこはもう行き止まりだ!
「エイリーク様! 今日という今日はちゃんと向き合っていただきます!」
私はついに、壁に手をドンっ!と押し当て彼の退路を断った。我の勝利だ。
「ああ。……エレーゼ??」
そこでやはり焦ったような彼は突然、
「!?」
左脇に抱えていた被り物をさっと被った。爽やかなお顔が土気色の、ずいぶん厳つい顔になってしまった。
「……何ですかこれは」
「フランケンシュタインの怪物だ」
「見れば分かります! 何ですか急に! 話があるんです、脱いでください!」
私はそれをひっぺがそうとしたが。
「まぁ落ち着いて、エレーゼ。今はノエラ領全体で収穫祭の真っただ中だよ」
「収穫祭?」
「特に今日は下街のみんなが仮装して、様々なイベントを楽しむメインフェスティバルの日なんだ」
「そうなんですか?」
そういえば馬車で来る時、外がやたらと賑やかだったような。
「さぁ、僕たちも出かけよう!」
「え?」
彼は私の手を引っ張って走り、屋敷の玄関を出た。その若干子どもじみた挙動に、ぎゅっと握られた手に、私は不覚にもときめいてしまったのだった。
「はぁはぁ、ちょっと張り切りすぎたな」
彼が振り向くと、走った後でも爽やかな顔が……いや、今の顔はフランケンシュタインの怪物であった。
早速、馬車に乗り込む私たち。
「そんなにお祭りが楽しみなのですか?」
「ああ、エレーゼと出かけるなんて楽しみで仕方ないよ」
「えっ……。いつも一緒に出かけているではないですか。まぁいつもは、シャルロッテ様もおられますが」
「そう、珍しくふたりでデートだ」
「デ、デート??」
なんだろう、なんか変。あ、マスクを被っているから素直になれる、とか!?
そんな、まさか。エイリーク様が私とデートするのにウキウキしているなんて、まさかねっ。いや何を言っているの私。
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