勇者に買われた奴隷ですが、何故か勇者を調教しています。

荒城ひかり

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1巻

1-2

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 ……などと、固めた私の決意を返してください。
 バスルームから出たところ、勇者様がソファで寝ています。どういうことですか。

ゆう……レオン?」

 しゃがみこんで声をかけてみても、少しも動きません。
 せっかくの覚悟も引っ込んでしまいました。
 寝るならベッドで、と思っても私には彼を運ぶ力なんてありません。
 さて困りました。
 主人のレオンをソファに寝かせて自分はベッドに、なんて奴隷はありえません。
 何ともまぁ無防備な寝顔にほっこりするやら拍子抜けするやら。でも風邪をひかせるわけにもいきませんよね。

「起きてください、レオン!」

 肩を掴んで揺らすと、ようやく目を開けてくれました。

「……どうかしたか?」

 ぼんやりと目をこする姿は少しだけ幼く見えますね。

「あの、ベッドで寝ないと風邪をひきます」

 起き上がらせようと手を伸ばすと、突然ぐいっと引っ張られました。

「っ!?」

 自分の唇にレオンの唇の柔らかな感触を感じた瞬間、勝手に手が動いてしまいました。
 ぱしん、と乾いた音が室内に響きます。

「いって……」
「も、申し訳ございません!」

 何の前触れもなく突然キスされた私は、脊髄せきずい反射的にレオンの頬を引っぱたいてしまったようです。
 命を落とすよりマシなはず、どや! なんて心の中でぬかしていた私ですが、無意識には勝てませんでした。
 とはいえ主人に手をあげてしまうという奴隷失格過ぎる事実は変えようがありません。
 ひたすら土下座です。
 頭を下げたままなので、レオンのお顔はわかりません。
 けれど何も答えてくれないのはきついものがあります。
 ……ん? そういえば刻印が全く痛みませんね。
 不審に思いつつ恐るおそる顔を上げると、え、え?

「レ、レオン……?」

 どうしよう、ダメな人だ。
 なんで奴隷に頬引っぱたかれて嬉しそうなの、この人!!



「む? もうしまいか? まだもう片方もいているぞ」

 ほれ、と逆の頬を差し出すレオン。
 え、本気で本気の困惑なんですが。
 それにですね。

「あの、主人を叩いてしまったのに刻印が痛まないのですが……」
「それはそうだろう。俺はユウに叩かれて喜んでいるのだからな」
「は、はい?」

 ドン引きする私のことなんて全く気にせずに、頬を差し出し待機しているレオン。

「何をしている? 主人の望みを叶えるのが奴隷の仕事ではないのか?」

 どうしよう、奴隷契約した主人がエムだった時の対処法、習ってません。


 ――その後、もう片方の頬も叩く羽目はめになったわけですが、さらにおかしな命令をされました。

「……本当に言うんですか?」
「何度も言わせるな」

 きもちわる、じゃなくて、不本意ですが主人の命令は絶対なので仕方ないのです。
 決して私の本意ではないのです。
〝待て〟されたわんこよろしく、期待に満ち満ちた瞳でこちらを見つめる主人の期待に、こたえなければならないのです。

「レ、レオンは床で寝ればいいでしょう。ベッドで一緒に寝ようなんておろかなことは言いませんよね?」
「当たり前だ!」
「ソファもいらないですよね? 毛布だけあげます」
がたき幸せ!」

 予想以上に大喜びで床に寝転がるレオンに戸惑いを隠せない。
 こんなご主人様にこれからお仕えするのかと思うと、溜息しか出ません。


     * * *


 鳥の鳴く声で目が覚めました。
 ふかふかの大きなベッドで快眠でしたよ。
 寝る直前の出来事を思えば、よくまぁ眠れたなぁと自分の神経を疑いましたが、お布団の気持ちよさには勝てないですから仕方ないですね。

「おはよう」

 私が起き上がると、レオンが声をかけてくださいました。手には二つのコーヒーカップ。
 モーニングコーヒーが準備されているなんて贅沢ぜいたくですね。
 ……ご主人様みずかれてくれるとは。

「お、おはようございます」

 急いでベッドから飛び起きると、レオンは微笑みながらマグカップを差し出してくださいました。
 ありがたく受け取り一口すすります。

「あつっ!」

 寝起きでぼんやりしていたせいで、勢いよく口に流し込んでしまいました。私の反応を見ていたレオンが心配そうにおろおろしています。あちち。

「すみません、猫舌なもので……」
「そうか。次からは少し冷ましておこう」
「いやいや、そこまでしていただくわけに、は」

 言い終える前にレオンは氷魔法でコーヒーポットを冷やしています。
 ……ここまで残念なイケメン、初めて見ましたよ。
 本来なら優しくてイケメンな勇者様とか、優良どころじゃないレベルの最高物件のはずです。けれど昨夜のドエムっぷりを見た今、もはや事故物件にしか見えません。
 とはいえ、今はコーヒーのお礼にレオンの喜びそうなことを言った方がいいような気がします。元OLは、空気読むの得意ですから。

「つ、次からは気をつけてくださいね」
「はい!」

 元気なお返事ですね、っておかしいだろ。
 パーティメンバーの皆様がこのことをご存知なのか、気になってきたな。

「あの、レオン?」

 ようやく口をつけられる程度に冷めたコーヒーをすすり、質問タイムに入らせていただきます。

「パーティメンバーの皆様について教えていただけますか?」

 テーブルで優雅にカップをかたむけていたレオンがいぶかしげにこちらに顔を向けます。

「あいつらのことは草木とでも思えばいい」
「……そうもいかないでしょう」
「その場合、俺のことは石ころか虫ケラだと!」
「パーティメンバー様について教えなさい」

 語気を強めてそう言うと、レオンの相好そうごうが崩れました。
 なんて嬉しそうな顔をなさるのですか……

「ルイは幼馴染おさななじみで、幼少期から行動を共にしている。あいつは昔から魔力が阿呆あほうみたいにあってな。俺が正式に勇者に選ばれた時に、魔法使いとして同行すると決めたようだ。つき合いは一番長い」

 幼馴染おさななじみと一緒に冒険の旅に出るなんて、なんだかいいですね。きっと仲良しなのでしょう。そうなると、少なくともルイ様はレオンの正体、というか性癖せいへきをご存知なんだろうな。

「逆に一番最近知り合ったのがスレインだ。この街に来る少し前だったかな。賭け闘技場という、選手同士の戦いに金を賭ける違法な場所で見つけた」
「か、賭け!? あんなに穏やかそうなスレイン様が!?」
「今のあいつからは想像がつかんだろうな。当時は無敗のチャンピオンとして闘技場では人気があったんだ。探し人がいるとかで名を上げようとしていたらしいが、上手くいっていなかったようだ。それで、俺達と旅をする方が効率的だと思ったらしく、同行することになった」

 確かに筋骨きんこつ隆々りゅうりゅうなスレイン様でしたらそこらへんの闘技場なら敵無しでしょうが、まさかあの少年のように澄んだ瞳の持ち主が賭け闘技場に参加していたとは意外です。

「ミリアとは、『エルフの里』に偶然迷い込んだ時に知り合った。エルフの中でも能力が抜きん出ていた上に性格にも癖があったせいか、族長も扱いを持て余していてな。ちょうど回復魔法が使える後衛がいなかったし、引き取ることになった」
「エルフの里なんてものがあるんですね」
「幻術がかけられていて、普通は見つからないようになっているらしい。ルイの魔力が高いせいか、俺達は偶然入れたんだが」
「へえ、ルイ様って凄い方なんですね」

 エルフの里ってどんな所なんだろう、幻想的なのかな、なんて妄想をふくらませていると、レオンが真剣な面持おももちでこちらを見てきました。なんだなんだ?

「……ユウはルイのような男が好きなのか」
「は?」

 この勇者様は急に人の思考を邪魔するのが好きなのでしょうか。
 今、そんなお話少しでもしていましたか? していませんよね?

「どうなのだ!」
「どうもこうも、どうして急にそんなことをおっしゃるんですか?」
「俺のことを放置して物思いにふけっていたではないか」

 頬をふくらませているレオンに、私は開いた口がふさがりません。
 確かに物思いにはふけっていましたが、それがなぜルイ様に繋がるのでしょうか。

「プレイでない放置など面白くない!」
「……朝から全力投球ですね」
「ユウは俺だけを見ていればいいのだ」
「はぁ」

 私のどこが勇者様の琴線きんせんに触れたのか、全く理解できませんね。
 すっかり冷めてしまったコーヒーを飲み干して――はてさてどうしたものか。


 朝のシャワーまで浴びさせてもらい、すっきりさっぱりです。
 あまりの気持ちよさにぼーっとしていて、つい、うっかり、バスタオル姿で脱衣所を出たらレオンが土下座していました。なんで。

「申し訳ない!」
「あの、なんで土下座してるんですか?」
「まだ新しい服を用意できていないのだ! 申し訳ない!」

 とはいえ、昨日服を買っていただいたばかり。そんなに長時間着ていたわけでもありませんし、そもそも土下座するほどのことじゃないのですが……

「今ミリアに買いに行かせているのでしばらく待ってくれ!」
「は、はい」

 いくら同じ女性とはいえ、ミリア様に雑用をお願いしているようで心苦しくなります。奴隷の服なんて、何でもよろしいでしょうに。

「あの、土下座やめてくれませんか?」
「俺なんかがその美しい肌を見るなどと!!」
「……色々おかしいですよ」

 昨夜は勝手にキスしてきたくせに、今回は土下座なのですか。この勇者様の基準がわからない。奴隷の裸を見ようと何をしようと、主人なのだから問題などありませんが。

「私は服なら何でも構いませんので、あまりミリア様にご迷惑をおかけしないでください」

 昨日のお洋服もミリア様のお見立てだったと記憶しています、シンプルながらも上質な素材で作られているのがわかる、肌触りのいいワンピースでした。

「迷惑などかけていないぞ! ユウに似合う服を見繕みつくろってくるよう頼んだだけだ! 色々細かく指定しておいたから、楽しみにしていてくれ」

 ……怖い。
 とっても怖い。
 叩かれて喜んだり床で寝るよう命令させるレオンの服の好み怖い。

「後で皆さんとお話をするお時間をください」

 色々聞きたいし、釈明したい。

「ユウは俺のものだと言っているだろう!」
「えぇ、私はレオンの奴隷ですよ。皆さんの見解と、今後のことを聞きたいだけです」

 だから安心して落ち着きましょう。
 そして私を安心させてください。
 自分がどんな立場に置かれているのか、いつまでその立場でいればいいのか、確認をさせてください。
 とりあえずはレオンの性癖せいへきの相手をすればいいのでしょう。戦力外まっしぐらな私が、魔王討伐とうばつのための戦闘メンバーに入れるとは思えません。
 また、レオンがみずからの性癖せいへきを満たすために私を買ったことを皆さんがご存知なのかも気になります。
 違うな、そもそもレオンの性癖せいへきを皆様がご存知なのかが気になるのです。

「お願いを聞いてはもらえませんか?」
「聞けぬ」
「……わ、私の言うことを聞きなさい」
「承知した!」

 早くもレオンの扱いに慣れてきている自分が悲しいです。


 そうこうしているうちに、ミリア様がお買い物から戻られました。
 さっそくミリア様が買ってきてくださったお洋服を一着試してみることにします。
 ……レオンはどんな注文をしたのか、いや、見当はついちゃうんですけども。黒い革で作られたその服は、何というか、ボンデージ衣装を彷彿ほうふつとさせます。
 コルセットのようなトップスに、ミニスカートとニーハイブーツ。何このコスプレ。
 けれど他の服は、もっときわどかったんです。

「……まともなものでこれですか」
「ごめんなさいね」

 ミリア様は悪くないのに、申し訳なさそうに謝ってくださいました。
 こんなものを探させたレオンに問題があるのです。むしろこんなにアレな服を買わされたミリア様に同情を禁じ得ません。
 一方のレオンは、私の全身を眺め、大変満足そうにうなずいています。

「不服ならばミリアに他の服を買ってきてもらうが」
「やめてください、レオン」

 またもやミリア様に買い物に行かせようとするレオンを阻止です。もうミリア様にこれ以上ご迷惑をおかけするわけにはいきません。

「試着していない服は返品できるはずです。ミリア様、せっかく私のために買ってきていただいたのに申し訳ありませんが、これから返品するついでにレオンと一緒に洋服を買ってきます。ミリア様はごゆっくりなさっていてください」

 レオンにお財布を任せていたらあっという間にからになりそうです。それはちょっと、いやかなり問題です。皆様のお財布事情は知りませんが、無駄な出費なんて無いに越したことはありません。
 私の心配をよそに、レオンはなぜか嬉しそうににやけていらっしゃいます。この女王様ルックのまま出かけるのは大変恥ずかしいですが、他の服はもっと恥ずかしい思いをしそうなので仕方ありません。
 レオンに「行きますよ」と言い放ち、スキップでもしそうなテンションの彼と宿を出ました。
 ……スキップしないで勇者様!!


     * * *


 女王様テイストのお洋服を全て返品し終え、やっと普通のお洋服を買っていただき、宿に戻った頃にはもうお昼を過ぎていました。
 案の定、レオンの選ぶ服は普通じゃないため、買い物するにも一苦労でした。
 食堂に集まっている皆様のもとへ行くと、自然な仕草でレオンにエスコートされ椅子まで引かれました。もうただの紳士だと思えば、多少は心労が減るのでしょうか。

「遅くなりました、申し訳ありません」

 私が頭を下げながらそう言うと、レオン以外の皆様は同情するように微笑んでくださいました。

「改めまして、ユウ・アヤセと申します。これから、よろしくお願いいたします」

 と自己紹介をしてみたものの、この世界では名前、苗字の順であってるのかな? でもレオンもレオン・ドリアーティって言ってたし、たぶん大丈夫だろう。うん、もう言っちゃったし。

「こんなおかしな主人で申し訳ありません。こちらこそよろしくお願いします」

 ルイ様から謝罪されてしまいました。幼馴染おさななじみのルイ様から見ても、やはりおかしな人なのですね、レオンは。
 昼食のパンを頬張っていたスレイン様も顔を上げて笑っていらっしゃいます。

「ミリアから聞いてはいたが、もうレオンさんに順応しているとはな!」
「わたくし、ユウならやっていけると思うわ」

 今のところ一番巻き込まれていらっしゃるミリア様。そのお墨付すみつきで、私が安心できるとお思いなのでしょうか?
 私達の会話を聞いて、さすがにレオンも思うところがあったようです。

「お前ら、俺を何だと思っているのだ」

 不服そうなレオンの表情を見る限り無自覚だったようですが、貴方は皆様から変人だと思われているのですよ。
 とにかく皆様はレオンの性癖せいへきをご存知のようで少し安心いたしました。
 隠さなければならないとしたら、それはとても面倒そうなので。

「契約内容に今更とやかく言えませんので、主人であるレオンの意思をできる限り尊重したいとは思っております」

 あくまでもできる限り、です。
 多少あらがっても刻印の痛みは大したものではないので問題はありません。
 本当なら全力であらがいたいような意思ですけれども。

「パーティメンバーの皆様にも、主人と同様にお仕えする所存です。何でもお申しつけください」

 それから自己紹介がてら、身の上も話しておきました。
 この世界の人間ではないため、この世界について詳しくないということ。
 特段、何かにひいでているわけではないこと。
 信じてくださるかはわかりませんが、奴隷としてお仕えするならば私がどんな人間なのか知っていただいた方がよいだろうと判断したのです。
 下手をすれば頭のおかしい人認定されて、ポイされてしまうような内容ですけれど。
 そんな私の心配は杞憂きゆうだったようで、ルイ様がやけに真面目な表情で口を開きました。

「その髪と目の色は、普通の出自ではないと思っていましたが……」

 やっぱり。自分がレアなことには薄々気付いてはいました。だって黒髪の人を見たことが無いんですもん。

「異世界人か、面白そうじゃねぇか」

 面白味を求めないでください、スレイン様。
 異世界人などと自分でも信じがたいことを簡単に信じてくださるのはがたいのですが、警戒心は無くてもよいのですか?

「レオンが奴隷契約なんてしたけれど、貴方のことは仲間として受け入れるつもりよ」

 ミリア様はそう言って笑いかけてくださいます。エルフではなく天使か女神様じゃないでしょうか。なんてお優しいのでしょう。
 レオンじゃなくてミリア様と契約したかった!


 レオンが注文してくれた、やたらと甘いフレンチトーストを遠慮なくいただいている間に、皆様は本日の予定をご相談なさっています。

「今日は『ダンジョン』に行こうと思っている」

 決定権は当然ですが、勇者様でリーダーのレオンにあります。
 ダンジョンという言葉はゲームの中では聞いたことがありますが、もちろんこの世界のダンジョンには詳しくありませんので、尋ねてみることにしました。

「ダンジョンとはどういうものなのですか?」
「ダンジョンを知らないだけでも、ユウが異世界人だという証拠になるわ。簡単に説明するわね、ルイが」

 ミリア様に指差されたルイ様は呆れているようです。

「すぐそうやって丸投げするんですから……。そうですね、簡単に言えば魔物や便利なアイテムが、不定期かつ無尽蔵むじんぞうに出現するという、不思議な地下の迷宮です。ダンジョンによって出てくる魔物の強さは異なり、ダンジョンの情報はまとめて『ギルド』という組織が管理しています」

 私がふむふむとうなずいていると、ミリア様が補足してくださいました。

「ダンジョンにいる魔物を倒すと、その魔物の素材を得ることができるの。それに、各ダンジョンの最下層にいる魔物を倒した際にはその魔物の特性を持つ魔石を入手できるんだけど、ギルドではそれらを換金できるのよ。で、誰かがダンジョンの最下層にいる魔物――ラスボスを討伐とうばつすると、そのダンジョンは自然消滅するってわけ」
「ご説明ありがとうございます、ルイ様、ミリア様」

 お礼を言いながら思うのは、RPGの世界そのまんまやん、なんて間の抜けた感想でした。

「ギルドの説明は実際に行ってからでいいんじゃねぇの?」

 スレイン様がそう言うと、ルイ様がうなずきます。同意見のようですね。

「スレイン殿の言う通りですね。レオン殿はユウ殿に冒険者登録をさせるつもりなのでしょう?」
「当然だ」

 当然なのですかそうですか。っていうか冒険者登録って何?

「では、ユウ殿の装備を整える必要がありますね」

 え、ルイ様まで何をおっしゃっているのですか?
 私が話についていけず、あたふたと皆様のお顔を見比べていると、スレイン様が楽しそうに笑いながらおっしゃいました。

「どんな武器が向いているんだろうな。華奢きゃしゃだから重そうな武器は難しいか」

 え、もしかして私も戦闘要員なのですか? 私ダンジョンとか行けないですよ、戦闘力皆無ですよ。でも奴隷としては楽をしているわけにもいかないのか?
 その後の話から察するに、どうやらギルドに冒険者登録とやらをすると、この世界での身分証明になるようです。身分証がいただけるのは大変がたいのですが、登録するのにはお金がかかるそうです。装備も整えるとなっては、私にかかる費用はどれくらいになるのでしょうか。
 そもそも私なんかが同行して足手まといにならないでしょうか。
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