『ブラックボックス』

うどん

文字の大きさ
125 / 197
〜第5章〜

120.『囚われた刑事』

しおりを挟む



ハナは薄暗い部屋で目を覚ました。

身体は拘束されていて身動きが取れない。



シロ「やっと起きたね。刑事さん。」


暗闇からシロサキが姿を現した。


ハナ「シロサキぃ……ッ!」


ハナはシロサキを睨む。


シロ「気分はどうだい?」


ハナ「最悪な気分や!」

ハナは悪態をつけた。


シロ「それはよかった。」


シロサキはハナを見てにっこり笑った。

すると暗闇からもう1人姿を現した。


シロ「リカさん、お疲れ様です。」


リカ「ご苦労。…コイツか?」

姿を現したのは大幹部のリカだった。


ハナ「お前が……リカ……ッ!」


リカ「私を知っているとは……光栄だな。」

リカはハナに近づく。


リカ「お前、コイツを『犬』にするのか?」

リカはシロサキを見て言った。


ハナ「・・・『犬』?」


シロ「はい。そのつもりで拉致してきました。まぁ最悪死んでも構いませんし。」


シロサキはハナを見て笑った。


リカ「まぁお前も幹部の身だ。お前にも『犬』の1匹は所有しとかないとな。お前の好きにしろ。だがアイツのようなことが無いようにしろ。」


シロ「分かっています。私はあの女とは違いますから。」


あの女とはスイのことだった。


リカ「犬の調教ならエトにアレを貰え。こういうヤツは必ず必要になる。」


シロ「あぁ…アイツですか…。どうもアイツは苦手で……」


リカ「変わったヤツだがな。私から言っておくから必ず貰え。いいな?」


シロ「分かりました。ありがとうございます。」


リカは部屋を出ていった。


ハナ「待て!!!」


ハナはリカを呼び止めたがリカは部屋を去った。


シロ「ふふふ……さぁ、どのようにしてやろうかな。」

シロサキはハナの顎を掴む。

ハナはシロサキに唾を吐いた。


ハナ「なにするか知らんけどな!ウチはお前らを許さへん!!」

シロサキは吐かれた唾を拭い、ハナの顔を殴る。


シロ「今の状況わかってんのか?お前も警察なら状況くらいわかるだろ。」


ハナ「うぅ…」


シロ「お前のことはユウゼンに調べさせた。お前、前のとこでヤクザぶっ殺しちゃったらしいな。それでこっちに飛ばされたんだって?」

シロサキはハナの過去を調べていた。


ハナ「ッ!?」


シロ「友人がヤクザに暴行されてキレたお前は過剰暴行で殺っちゃったんだって?人は見かけによらないなぁ。なぁ?そうだろ?」

シロサキはハナを煽る。

ハナ「・・・お前には関係あらへん。」


シロ「まぁ関係無いな。そしてこれからのお前にも。」

シロサキは指をパチンと鳴らした。

するとぞろぞろと男たちが集まってきた。


シロ「しばらくのあいだその女を好きにしろ。けど殺すなよ?死なせてもダメだ。私はエトからアレを貰って来る。」


シロサキはそう言い放ち部屋を出ようとする。


ハナ「ま、待てや!ウチをどうする気や!?」


シロ「せいぜいコイツらを楽しませてやりな。ハナ刑事♡」


そういってシロサキは部屋を出た。


ハナ「ま、待てや!シロサキ!!」


シロサキが部屋を出ると男たちがハナににじり寄って来た。


ハナ「くっ…ウチに近づくなや!!」


じたばたするが手足が縛られて動けないハナ。

男がハナの服を強引に引きちぎる。
ハナの乳房が男たちの前に晒される。


「サツを犯せるなんて…こんな機会滅多にねぇよ。」


別の男がハナのズボンと下着も引きちぎる。
ハナは全裸にされる。



ハナ「や…やめや……むぐっ!?」


ハナは自分の履いていた下着を口に詰められる。



「たっぷり可愛がってやるよ。刑事さん。」




シロサキが戻って来るまで、ハナは男たちに犯された。





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜

来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。 望んでいたわけじゃない。 けれど、逃げられなかった。 生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。 親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。 無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。 それでも――彼だけは違った。 優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。 形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。 これは束縛? それとも、本当の愛? 穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...