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第2章 夏
◆もちもち団子と精霊の午後
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泉に着いて、最初に目に入ってきたのは番頭さんだった。
「……泉から生えてる?」
思わずポツリと呟く。すると――
「ふふ、彼は今、食事中ですよ」
足元から、ぬっと現れたのはエルディナさん。
番頭さんは、まるでマングローブの木のように下半身を泉に沈め、上半身には私が贈った番頭法被を着たまま、枝葉のような腕を左右に広げて天を仰いでいた。
その姿には天使の梯子のように陽の光が降り注ぎ、なんとも神々しい。
(「フライアウェイ」って言葉がすごく似合いそうなポーズ……)
そうだった。番頭さんは植物だった。光合成しなきゃ、だよね。
妙に納得しながら、私は泉のいつもの場所にシートを広げる。
「タリサ~、おやつ一緒に食べよ~」
泉に向かって呼んでみる。……返事がない。
いつもなら、呼ばなくてもすっ飛んでくるのに。
「エルディナさん、今日タリサは?」
「彼女なら今、温泉に浸かっています。すっかり入り浸りですね」
ああ……これもまた、なんだかタリサらしい。自分に正直で、我慢しないところ。
くすっと笑って、「そっか、残念。じゃあ、しょうがないですね」
そう言って、タリサ不在のままティータイムを始める。
「これは何ですか?」
器を手にしたまま、エルディナさんが首を傾げる。
動物性素材ゼロの白玉団子は草餅と同じくらいエルディナさんは好きなはず。
エルディナさんは大地の精霊だからなのか、それとももともとの好みなのか、バターやチーズ、卵を使ったスイーツよりも、あんこやお餅といった和菓子を好む傾向がある。
だから私は今年の夏野菜のあとに小豆を植えたのだ。私もあんこ欲しかったし。秋の収穫が、今から楽しみ!
それはさておき、私は彼女の問いに答える。
「ラウナミの実を使った、もちもちのデザートです。甘じょっぱくて、おいしいですよ」
良く冷えた緑茶と一緒に、小さじを手渡す。
隣ではガチャ丸が両頬をまん丸く膨らませて、冷たいみたらし団子をモッチャモッチャと噛んでいる。
しーちゃんは器に顔を突っ込んだまま……夢中みたい。
姫ちゃまはというと、さっきまで私の肩にいたのに、ふわふわと泉の方へ飛んでいって、番頭さんの頭から大きく咲いた見たこともない大輪の花の蜜を吸っている。
(だ、大丈夫なのかしら……?)
「あら、以前いただいた草餅のようなモチモチ感がありますね。とても美味しいわ」
エルディナさんが、上品に微笑む。
タリサのように「うっまーーーーーーい!」と叫ぶわけではないので、今日のティータイムはとても大人っぽい。
だけど…少しだけ寂しい。
(ああ……私、知らないうちにタリサにずいぶん毒されてたんだな……)
よく冷えたみたらし団子を口の中でモニュッと嚙みながらしみじみ思う。
冷たくて甘じょっぱい餡が舌の上でとろりと溶けて、ぷにっとやわらかい白玉にしっかり絡む。
醤油の塩気と砂糖の甘さがちょうどよく、派手じゃないのに、しみじみ美味しい。
そしてそれには、同じくよく冷えた緑茶がとても似合う。
爽やかなグリーンが口の中を洗い流し、またみたらしが恋しくなる。
この組み合わせ、まさに至高。
「草餅と甲乙つけがたい美味しさね」
エルディナさんも気に入ってくれたようで、そんなふうに褒めてくれる。
静かで、大人なひととき。
緑茶をすすりながら、美しい泉の水面をぼんやり眺めて「こんなティータイムも、悪くないな」と思いかけたその時――
「ずっるーーーーーーーい!!!」
プンスコ!という表現が似合うほど、頬をぷくっと膨らませた美女が大股でズンズンこちらへ向かって来る。
思わず、私とエルディナさんは顔を見合わせて笑ってしまった。
「何よ、人の顔見て笑うとか失礼すぎでしょ!?それより私の分は!?早く出してちょうだい!!」
いつもの煩わしいタリサ。その姿に、なぜだか少しホッとする。
この幻想的で、美術館のように美しい空間は、もともと私とうちの子達がリラックスするために作ったもの。
けれど今では、この騒がしい泉の主がいないと、ただ美しいだけで、どこか物足りない。
本来ならこの空間に“騒がしさ”は似合わないはずなのに……。
私の差し出したスイーツを疑いもせず、すぐ口に放り込んで、「うっまーーーーーい!!!」と叫ぶタリサを見ていると――
その、全幅の信頼に満ちた騒がしさが、なんともかけがえのないものに思えてきて言葉にならない温もりが満ちていった。
(次は、何を作ろうかな?)
これって、やっぱり私、かなりタリサに毒されてるよね。
------------
いつもお読みいただきありがとうございます✨
引き続き明日も更新します!
明日は「◆ねっちりもっちりポーショングミ誕生!」です。
この物語が「楽しい」「続きが気になる」と思った方はフォローお願いします♪
では、また明日。
「……泉から生えてる?」
思わずポツリと呟く。すると――
「ふふ、彼は今、食事中ですよ」
足元から、ぬっと現れたのはエルディナさん。
番頭さんは、まるでマングローブの木のように下半身を泉に沈め、上半身には私が贈った番頭法被を着たまま、枝葉のような腕を左右に広げて天を仰いでいた。
その姿には天使の梯子のように陽の光が降り注ぎ、なんとも神々しい。
(「フライアウェイ」って言葉がすごく似合いそうなポーズ……)
そうだった。番頭さんは植物だった。光合成しなきゃ、だよね。
妙に納得しながら、私は泉のいつもの場所にシートを広げる。
「タリサ~、おやつ一緒に食べよ~」
泉に向かって呼んでみる。……返事がない。
いつもなら、呼ばなくてもすっ飛んでくるのに。
「エルディナさん、今日タリサは?」
「彼女なら今、温泉に浸かっています。すっかり入り浸りですね」
ああ……これもまた、なんだかタリサらしい。自分に正直で、我慢しないところ。
くすっと笑って、「そっか、残念。じゃあ、しょうがないですね」
そう言って、タリサ不在のままティータイムを始める。
「これは何ですか?」
器を手にしたまま、エルディナさんが首を傾げる。
動物性素材ゼロの白玉団子は草餅と同じくらいエルディナさんは好きなはず。
エルディナさんは大地の精霊だからなのか、それとももともとの好みなのか、バターやチーズ、卵を使ったスイーツよりも、あんこやお餅といった和菓子を好む傾向がある。
だから私は今年の夏野菜のあとに小豆を植えたのだ。私もあんこ欲しかったし。秋の収穫が、今から楽しみ!
それはさておき、私は彼女の問いに答える。
「ラウナミの実を使った、もちもちのデザートです。甘じょっぱくて、おいしいですよ」
良く冷えた緑茶と一緒に、小さじを手渡す。
隣ではガチャ丸が両頬をまん丸く膨らませて、冷たいみたらし団子をモッチャモッチャと噛んでいる。
しーちゃんは器に顔を突っ込んだまま……夢中みたい。
姫ちゃまはというと、さっきまで私の肩にいたのに、ふわふわと泉の方へ飛んでいって、番頭さんの頭から大きく咲いた見たこともない大輪の花の蜜を吸っている。
(だ、大丈夫なのかしら……?)
「あら、以前いただいた草餅のようなモチモチ感がありますね。とても美味しいわ」
エルディナさんが、上品に微笑む。
タリサのように「うっまーーーーーーい!」と叫ぶわけではないので、今日のティータイムはとても大人っぽい。
だけど…少しだけ寂しい。
(ああ……私、知らないうちにタリサにずいぶん毒されてたんだな……)
よく冷えたみたらし団子を口の中でモニュッと嚙みながらしみじみ思う。
冷たくて甘じょっぱい餡が舌の上でとろりと溶けて、ぷにっとやわらかい白玉にしっかり絡む。
醤油の塩気と砂糖の甘さがちょうどよく、派手じゃないのに、しみじみ美味しい。
そしてそれには、同じくよく冷えた緑茶がとても似合う。
爽やかなグリーンが口の中を洗い流し、またみたらしが恋しくなる。
この組み合わせ、まさに至高。
「草餅と甲乙つけがたい美味しさね」
エルディナさんも気に入ってくれたようで、そんなふうに褒めてくれる。
静かで、大人なひととき。
緑茶をすすりながら、美しい泉の水面をぼんやり眺めて「こんなティータイムも、悪くないな」と思いかけたその時――
「ずっるーーーーーーーい!!!」
プンスコ!という表現が似合うほど、頬をぷくっと膨らませた美女が大股でズンズンこちらへ向かって来る。
思わず、私とエルディナさんは顔を見合わせて笑ってしまった。
「何よ、人の顔見て笑うとか失礼すぎでしょ!?それより私の分は!?早く出してちょうだい!!」
いつもの煩わしいタリサ。その姿に、なぜだか少しホッとする。
この幻想的で、美術館のように美しい空間は、もともと私とうちの子達がリラックスするために作ったもの。
けれど今では、この騒がしい泉の主がいないと、ただ美しいだけで、どこか物足りない。
本来ならこの空間に“騒がしさ”は似合わないはずなのに……。
私の差し出したスイーツを疑いもせず、すぐ口に放り込んで、「うっまーーーーーい!!!」と叫ぶタリサを見ていると――
その、全幅の信頼に満ちた騒がしさが、なんともかけがえのないものに思えてきて言葉にならない温もりが満ちていった。
(次は、何を作ろうかな?)
これって、やっぱり私、かなりタリサに毒されてるよね。
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