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第15章・古座川町編
6人の能力者(リミッター)とガソリン使い
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永山を人質にしたニャシャは不気味な笑みを見せながら豪快に言う。
「俺に逆らうバカどもはみんな殺してやる!!」
「(読組……ビスカイノゥ……ノリカ……永山……そして……)」
なぜかブツブツと呟くある女性保安官がいた。隣のフリオは彼女の言葉をしっかりと聞いている。すると人質を見つめていた容疑者組の一人が背中の辺りから鞭を飛ばして凶器を持つニャシャの右腕に鞭をぐるぐる巻きにしたのである。
「あ……!」
「何だぁ!?これはーっ!?」
なんと鞭を出したのはアルタであった。彼は鞭を自由自在にあやつる能力者だったのだ。
「私は鞭使い……抵抗できない女性に凶器を向けるなど紳士な男の姿勢ではない!!」
すると別の鞭がアルタの背中から出てきてニャシャの身体に巻き付くとニャシャは永山を離してしまい、彼女は解放された。
「ありがとうございます!!」
「お嬢さん、ご無事で何よりですよ。」
「ぐ……この女たらしの爺め……!!許さん!!」
アルタに感謝する永山の姿に苛立ちを見せたニャシャは鞭を気力でほどき、右腕を前に伸ばして気を入れると手のひらの近くにオレンジ色の人の身長より大きな球体みたいなものが現れたのである。
「わっ、あれは何だ!?」
「これは“ガソリン”だ……!!この能力の前任者は俺の実母の『エポニー・ニャホタマンクロー』だ。病床についた母から受け継いだものだ!!それも俺達“ニャホタマンクロー家の長年の恨み”からきているのだ!!」
ニャシャに徹は怒りを見せた。
「あんたは……『ニャシャ・竹信・ニャホタマンクロー……能力者で過去に殺人経歴あり……』か。あの事件の犯人はやはり貴様だったか!!ここであったが100年目!!覚悟しろ!!」
「何の話だ?しかもデータも調べるとは貴様も能力持ちか?」
「ああ……『サーチ』の能力だ。」
徹の怒りは強烈に増してきており、ニャシャへの殺意は半端なかったのである。
「貴様は絶対……許さない!!」
「まて、そんな能力じゃやられる。本当は誰とも組みたくはないが仕方ない……俺が行こうか。」
すると徹を新平が制止したのである。そして新平は意外な発言をしたのだ。
「貴様はあの“ニャホタマンクロー”家の人間か?俺はあの一家に用事があってな……丁度よかった。」
「ああ……あの“セトラ”家か……俺に何のようだ?」
新平は話ながらなにかに変身していったのである。変身しながら何かを言った。
「お前らニャホタマンクロー家には我々を陥れた歴史がある。許してたまるか……!!」
すると新平は8つの顔と首を持つ龍のような顔をしたモンスターに変身したのである。アルタはその姿を見て驚いたのである。
「…………!!?ヤマタノオロチ……!!」
「ほぉ……お前も能力を持っていたか?ここにいる連中とは偶然とは言えない出会いだなあ……」
そして見ているだけだった長利は酒を飲み始め、“ヒヤ”を飲んだために“氷結”の力のステータスを身に付けたのである。
「俺っちは酒を飲めば種類に応じて能力が一時的に身に付くんだ!!」
「また一人……」
するとニャシャはアルタに向けて隠し持っていたミニナイフを投げたのである。
“シュッ!!”
「!?」
アルタは目を瞑り、ミニナイフを避けようとしたのである。
“ドムッ!!”
変な音がしたのでアルタは目を開けると彼の目の前には黒い球体みたいなものがあり、ミニナイフはそこに刺さっていたのである。するとアルタの方を永山が見つめていたのである。アルタによって解放された永山もまた右手のてのひらを上に向けていたが黒い球体が浮いていたのである。
「ありがとうな……」
「私こそ……それとこれは私のストレスや身体の“汚れ”など自分の負の部分を集めたものよ。」
「君も能力者か……」
アルタが呟いた。そしてミニナイフをユアンが抜いてマントのようなコートをミニナイフに被せると一瞬で粉砕したのである。
「私の能力は修復だけでなく“破壊”も出来るのだ……!!」
「貴様ら……!!!」
「わわーっ!!すごーいっ!!」
元容疑者5人と女性従業員1人の能力を見て苛立つニャシャと驚く読組であった。
「(さすが強者が集まるエリアなだけある……)」
妙造は次々現れる能力者を見ていてはそのすごさに感心していたのである。
「俺に逆らうバカどもはみんな殺してやる!!」
「(読組……ビスカイノゥ……ノリカ……永山……そして……)」
なぜかブツブツと呟くある女性保安官がいた。隣のフリオは彼女の言葉をしっかりと聞いている。すると人質を見つめていた容疑者組の一人が背中の辺りから鞭を飛ばして凶器を持つニャシャの右腕に鞭をぐるぐる巻きにしたのである。
「あ……!」
「何だぁ!?これはーっ!?」
なんと鞭を出したのはアルタであった。彼は鞭を自由自在にあやつる能力者だったのだ。
「私は鞭使い……抵抗できない女性に凶器を向けるなど紳士な男の姿勢ではない!!」
すると別の鞭がアルタの背中から出てきてニャシャの身体に巻き付くとニャシャは永山を離してしまい、彼女は解放された。
「ありがとうございます!!」
「お嬢さん、ご無事で何よりですよ。」
「ぐ……この女たらしの爺め……!!許さん!!」
アルタに感謝する永山の姿に苛立ちを見せたニャシャは鞭を気力でほどき、右腕を前に伸ばして気を入れると手のひらの近くにオレンジ色の人の身長より大きな球体みたいなものが現れたのである。
「わっ、あれは何だ!?」
「これは“ガソリン”だ……!!この能力の前任者は俺の実母の『エポニー・ニャホタマンクロー』だ。病床についた母から受け継いだものだ!!それも俺達“ニャホタマンクロー家の長年の恨み”からきているのだ!!」
ニャシャに徹は怒りを見せた。
「あんたは……『ニャシャ・竹信・ニャホタマンクロー……能力者で過去に殺人経歴あり……』か。あの事件の犯人はやはり貴様だったか!!ここであったが100年目!!覚悟しろ!!」
「何の話だ?しかもデータも調べるとは貴様も能力持ちか?」
「ああ……『サーチ』の能力だ。」
徹の怒りは強烈に増してきており、ニャシャへの殺意は半端なかったのである。
「貴様は絶対……許さない!!」
「まて、そんな能力じゃやられる。本当は誰とも組みたくはないが仕方ない……俺が行こうか。」
すると徹を新平が制止したのである。そして新平は意外な発言をしたのだ。
「貴様はあの“ニャホタマンクロー”家の人間か?俺はあの一家に用事があってな……丁度よかった。」
「ああ……あの“セトラ”家か……俺に何のようだ?」
新平は話ながらなにかに変身していったのである。変身しながら何かを言った。
「お前らニャホタマンクロー家には我々を陥れた歴史がある。許してたまるか……!!」
すると新平は8つの顔と首を持つ龍のような顔をしたモンスターに変身したのである。アルタはその姿を見て驚いたのである。
「…………!!?ヤマタノオロチ……!!」
「ほぉ……お前も能力を持っていたか?ここにいる連中とは偶然とは言えない出会いだなあ……」
そして見ているだけだった長利は酒を飲み始め、“ヒヤ”を飲んだために“氷結”の力のステータスを身に付けたのである。
「俺っちは酒を飲めば種類に応じて能力が一時的に身に付くんだ!!」
「また一人……」
するとニャシャはアルタに向けて隠し持っていたミニナイフを投げたのである。
“シュッ!!”
「!?」
アルタは目を瞑り、ミニナイフを避けようとしたのである。
“ドムッ!!”
変な音がしたのでアルタは目を開けると彼の目の前には黒い球体みたいなものがあり、ミニナイフはそこに刺さっていたのである。するとアルタの方を永山が見つめていたのである。アルタによって解放された永山もまた右手のてのひらを上に向けていたが黒い球体が浮いていたのである。
「ありがとうな……」
「私こそ……それとこれは私のストレスや身体の“汚れ”など自分の負の部分を集めたものよ。」
「君も能力者か……」
アルタが呟いた。そしてミニナイフをユアンが抜いてマントのようなコートをミニナイフに被せると一瞬で粉砕したのである。
「私の能力は修復だけでなく“破壊”も出来るのだ……!!」
「貴様ら……!!!」
「わわーっ!!すごーいっ!!」
元容疑者5人と女性従業員1人の能力を見て苛立つニャシャと驚く読組であった。
「(さすが強者が集まるエリアなだけある……)」
妙造は次々現れる能力者を見ていてはそのすごさに感心していたのである。
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