ヒナの国造り

市川 雄一郎

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第17章・ステラガーデン死刑台編

少人数の精鋭④カクテル“光”線

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 すると光のもとに幹部の男性戦闘員が剣で斬りかかろうとしたのである。すると・・・


 「カクテルライター・・・ぴかっと!!!」


 すると光の周りから眩しすぎる光りが発生したのである。


 「わっ!!眩しっ!!」


 「眩しすぎて視力を使えなくなるだろ?悪いけど俺はとこ・・・の邪魔はさせないぞ!!」


 「?」


 別の男性戦闘員が光の言葉に反応した。どうやら何かを知っているのかもしれないようだ。


 「ハハハ・・・何言ってんだ?このカクテル野郎が!!」


 「カクテル野郎・・・とは・・・あんた面白いなあ。」


 「はとこって・・・誰だよ?」


 「誰かって・・・聞かんと分からないのか?バカたれが・・・!!スーザックの活動家の寿明としあきさんだよっ!!!」


 「何・・・周参見野寿明のことか!?あ・・・あいつと親戚なのかお前ら!!?」


 「僕らの【はとこ】だよ~っ!!僕と異音同名同じ名前の人だよ~!!僕達より普通に強いんだよ~っ!!」


 光と俊顕は寿明のことを男性戦闘員に説明したのである。すると男性の表情が非常に険しくなってきたのである。


 「貴様達・・・!!我々の計画を常に妨害するあの男と仲間だったのか・・・!!それなら話は早い。貴様達を殺害してやつを動揺させてからやつも消す・・・むっ!?」


 男性の左肩の上をレーザービームが通過したのである。


 「お前ら・・・勘違いしているな?強いのは俺らだ・・・!!卑怯な手でたくさんの相手を消したお前らと違うんだ・・・そんなお前らのような連中に俺達は負けやしないっ!!」


 「ほざけ・・・!!」


 「俺の照明はレーザーにもなるんだ!!次は外さないぞ・・・!!」


 「へっ、当たらねえよ・・・って・・・!!?」


 男性は光の後ろにいた周夫の姿を見て顔が青ざめたのである。なぜなら周夫の周りから蒸気が発生していたからだ。


 「俺は“ボイラー使い”だ。水を温水にしたり燃料を燃やしたり出来る能力だ・・・意味が分かるな?熱いんだよ・・・俺に触れるとな!!」


 「ふざけんな!!やれ!!!」


 男性の指示で複数の戦闘員が周夫に攻撃を仕掛けようと向かってきた・・・が・・・


 「熱いぞ・・・逃げるなら今のうちだ・・・」


 周夫はその一言を発し、誰も逃げないのを確認すると回し蹴りを全員に食らわした。すると全員が悲鳴を上げたのだ。


 「あち~っ!!」


 「あいつに触れただけで身体が焼けるようだ!!」


 「言ったろ・・・・?逃げろとな・・・」


 周夫は勝者の如くの笑みを浮かべていた。
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