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Lesson.2 王子と親密になっておこう
11.心の距離
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その日の晩、リーリウムたち姉妹がヴィオラの部屋に集まると、四人で話しやすいように座り心地の良い応接セットが新調されていた。
テーブルの上にはボンボンやマカロンなど、小さくてかわいらしいお菓子とティーセットが準備されている。
ヴィオラが手ずから紅茶を淹れると、姉妹たちはそれぞれ優美な仕草でほかほかと湯気が揺らぐティーカップを受け取った。
「一先ず、日記の先を読んでみてはどうかと思うのだけど、どうかしら?」
「私も、それがいいと思う」
ヴィオラとフレエシアの意見に、リーリウムとプリムラも同じことを考えていたらしく、神妙な表情でうなずく。
ヴィオラは日記のページをめくると、無言でリーリウムに渡した。
どうやらリーリウムが音読係に決定していたらしい。
『悪役令嬢にならないためにするために、王子との心の距離を近づけることが大事!
悪役令嬢となってしまう令嬢たちは、貴族令嬢がなんたるかを熟知しています。
そのため、婚約者であったとしても王子に胸の内をさらけ出すことなく、
常に品よく静かにほほ笑み、自分の意見や考えを直接王子に伝えません。
そしていつも王子の身を案じ、何らかの問題が生じた際には、
王子の目の届かないところで解決しようとします。』
「これは、当たり前のことではありませんの?」
憮然とリーリウムがつぶやく。
だからこそ、リーリウムは今日のお茶会を失敗だと思ったのだ。
ヘンリクスの目の前で声を出して笑ってしまったことを思い出し、恥ずかしくなった。
『その考え方はすぐに捨てましょう。
王子はあなたが何を考えているのか分からなくなり、あなたに魅力を感じなくなります。
いかにあなたが王子の心に寄りそうことを目指したところで、心の距離はだんだんと遠ざかってしまいます。
最悪の場合、王子から「君は変わってしまった」や「冷血女」などと言って、責め立てられることも覚悟しなくてはいけません。』
そこまで読んだリーリウムは、「これは本当にユニカ様が書いたの?」と言わんばかりの怪訝な顔で日記帳を眺めた。
「いくらユニカ様でも、極端すぎない?」
「そうですわね。極論というか妄想が入っているように感じるわね。」
フレエシアとヴィオラはそう言いつつも、リーリウムに先を読むように促した。
『婚約者とは言葉を伝え合うことが大事です。
あなたの好きなこと、苦手なもの、そして自分の考えも伝えるのです。
そして、彼の反応をしっかりと観察してみて。
彼の気持ちがわからない時は、ストレートに尋ねた方がいい場合もあります。
彼を“王子”として扱うのではなく、一人の男性として考えることが大切です。』
「これは、まるで恋愛指南書のようですわね。」
困惑の表情を浮かべ続けるリーリウムとフレエシア、そして冷たい瞳の無表情なヴィオラとは対照的に、プリムラがキリっと眉を上げ真剣な表情で話し始めた。
以前、街かどの本屋で購入した恋愛指南書を思い出していたのだ。
「私が持っている恋愛指南書にも同じようなことが書かれていましたわ。
自分の考えを相手にきちんと話すことで、すれ違いが生じることを避け、さらには心の距離を近づける効果があるとか……。
とはいえ、私たちと民たちとは恋愛事情が違いますし……。
ですが意外と実践的な内容も含まれていて、私が読んだ本の中では名著といっても過言ではありませんでしたわ。」
プリムラは恋愛小説と恋愛指南書、さらに美容関係の書物しか読まないかわりに、そのジャンルではリーリウム以上の勉強家でもあった。
自信に満ち溢れた表情を浮かべたプリムラを前に、姉たちはまるで教授からの講義でも受けているかのような感覚になっていく。
「プリムラのお墨付きなら……」
妙な説得力に、フレエシアが納得した様子であごに手をあてがいながら、ちらりとリーリウムに視線を送る。
「ヘンリクス殿下はリーリウム姉さまを大切にしてくださっているけれど、
ユニカ様がおっしゃっているような『心の距離』を感じたことはありませんでした?」
そうプリムラに問われると、今日のヘンリクスの様子が頭をよぎった。
「実は……」
リーリウムは恥を忍んで、姉妹たちに今日のお茶会で自分の幼さが出てしまったこと、その後のバラの庭園でヘンリクスの表情がよそよそしくなっていたことを話した。
「それは、リーリウム、逆なのではなくて?」
話を聞き終えたヴィオラが、温かな眼差しでリーリウムを見つめると、諭すように話し出した。
「“逆”というのは、どういう意味でしょうか?」
リーリウムは、いつもの彼女とは違う、不安気な表情で姉の言葉を待つ。
「殿下はお茶会の時のリーリウムがかわいらしくて、うれしかったのではないかしら?
バラの庭園では、あなたが淑女の仮面を被ったので残念に感じられたのではないかと、わたくしは思うわ。」
「ああ、お茶会ではリーリウムが素直に喜んで『心の距離』が近くなったのに、
庭園ではリーリウムが淑女対応になったから殿下も王子対応をして『心の距離』が離れてしまったというわけか。」
フレエシアが学者らしく「心の距離」とういう言葉を用いて、分かりやすく解説してくれる。
リーリウムは今まで信じてきた常識とは、全く逆の考え方に混乱をした。
しかし、姉妹たちはその考えに自信があるようだったので、自分も信じざるを得ない気がしてきた。
「リーリウムお姉さま!
殿下との気持ちがすでにすれ違ってしまっていますわ!」
リーリウムとヘンリクスは、すでに『気持ちのすれ違い』と『心の距離』の問題が起こってしまっている。
先ほどまでは「ユニカ様が非常識なことを書いている」と思っていたが、まるで予言書のような一致に、姉妹たちは驚いた。
「とりあえず、リーリウムはティーパーティーの時のように、そのままの自分を下品にならない程度に殿下にお見せしてみてはどうかしら?
今のところ、殿下はリーリウムを好いてくださっているのだし、もし『心の距離説』が間違えていたとしても、そこからの軌道修正も可能だと思うわ。」
ヴィオラの結論に、リーリウムは緊張した面持ちでうなずく。
明日からは自分のこれまでの常識を捨てて、ヘンリクスと会わなくてはいけない。
「きっと大丈夫だよ。
本に夢中なリーリウムも、使用人たちと気さくに話すリーリウムも、それに甘いお菓子が大好きなリーリウムもとっても魅力的だもの。」
フレエシアがリーリウムの肩を抱きながら、自信を持たせてくれる。
ユニカ様の日記帳をちょっぴり馬鹿げていると思う自分も否定できない。
だけど、ティータイムで屈託なく過ごした時間が楽しかったのは確かなのだ。
肩から伝わるフレエシアの手の温かさが、少しずつリーリウムへ勇気を与えてくれていた。
テーブルの上にはボンボンやマカロンなど、小さくてかわいらしいお菓子とティーセットが準備されている。
ヴィオラが手ずから紅茶を淹れると、姉妹たちはそれぞれ優美な仕草でほかほかと湯気が揺らぐティーカップを受け取った。
「一先ず、日記の先を読んでみてはどうかと思うのだけど、どうかしら?」
「私も、それがいいと思う」
ヴィオラとフレエシアの意見に、リーリウムとプリムラも同じことを考えていたらしく、神妙な表情でうなずく。
ヴィオラは日記のページをめくると、無言でリーリウムに渡した。
どうやらリーリウムが音読係に決定していたらしい。
『悪役令嬢にならないためにするために、王子との心の距離を近づけることが大事!
悪役令嬢となってしまう令嬢たちは、貴族令嬢がなんたるかを熟知しています。
そのため、婚約者であったとしても王子に胸の内をさらけ出すことなく、
常に品よく静かにほほ笑み、自分の意見や考えを直接王子に伝えません。
そしていつも王子の身を案じ、何らかの問題が生じた際には、
王子の目の届かないところで解決しようとします。』
「これは、当たり前のことではありませんの?」
憮然とリーリウムがつぶやく。
だからこそ、リーリウムは今日のお茶会を失敗だと思ったのだ。
ヘンリクスの目の前で声を出して笑ってしまったことを思い出し、恥ずかしくなった。
『その考え方はすぐに捨てましょう。
王子はあなたが何を考えているのか分からなくなり、あなたに魅力を感じなくなります。
いかにあなたが王子の心に寄りそうことを目指したところで、心の距離はだんだんと遠ざかってしまいます。
最悪の場合、王子から「君は変わってしまった」や「冷血女」などと言って、責め立てられることも覚悟しなくてはいけません。』
そこまで読んだリーリウムは、「これは本当にユニカ様が書いたの?」と言わんばかりの怪訝な顔で日記帳を眺めた。
「いくらユニカ様でも、極端すぎない?」
「そうですわね。極論というか妄想が入っているように感じるわね。」
フレエシアとヴィオラはそう言いつつも、リーリウムに先を読むように促した。
『婚約者とは言葉を伝え合うことが大事です。
あなたの好きなこと、苦手なもの、そして自分の考えも伝えるのです。
そして、彼の反応をしっかりと観察してみて。
彼の気持ちがわからない時は、ストレートに尋ねた方がいい場合もあります。
彼を“王子”として扱うのではなく、一人の男性として考えることが大切です。』
「これは、まるで恋愛指南書のようですわね。」
困惑の表情を浮かべ続けるリーリウムとフレエシア、そして冷たい瞳の無表情なヴィオラとは対照的に、プリムラがキリっと眉を上げ真剣な表情で話し始めた。
以前、街かどの本屋で購入した恋愛指南書を思い出していたのだ。
「私が持っている恋愛指南書にも同じようなことが書かれていましたわ。
自分の考えを相手にきちんと話すことで、すれ違いが生じることを避け、さらには心の距離を近づける効果があるとか……。
とはいえ、私たちと民たちとは恋愛事情が違いますし……。
ですが意外と実践的な内容も含まれていて、私が読んだ本の中では名著といっても過言ではありませんでしたわ。」
プリムラは恋愛小説と恋愛指南書、さらに美容関係の書物しか読まないかわりに、そのジャンルではリーリウム以上の勉強家でもあった。
自信に満ち溢れた表情を浮かべたプリムラを前に、姉たちはまるで教授からの講義でも受けているかのような感覚になっていく。
「プリムラのお墨付きなら……」
妙な説得力に、フレエシアが納得した様子であごに手をあてがいながら、ちらりとリーリウムに視線を送る。
「ヘンリクス殿下はリーリウム姉さまを大切にしてくださっているけれど、
ユニカ様がおっしゃっているような『心の距離』を感じたことはありませんでした?」
そうプリムラに問われると、今日のヘンリクスの様子が頭をよぎった。
「実は……」
リーリウムは恥を忍んで、姉妹たちに今日のお茶会で自分の幼さが出てしまったこと、その後のバラの庭園でヘンリクスの表情がよそよそしくなっていたことを話した。
「それは、リーリウム、逆なのではなくて?」
話を聞き終えたヴィオラが、温かな眼差しでリーリウムを見つめると、諭すように話し出した。
「“逆”というのは、どういう意味でしょうか?」
リーリウムは、いつもの彼女とは違う、不安気な表情で姉の言葉を待つ。
「殿下はお茶会の時のリーリウムがかわいらしくて、うれしかったのではないかしら?
バラの庭園では、あなたが淑女の仮面を被ったので残念に感じられたのではないかと、わたくしは思うわ。」
「ああ、お茶会ではリーリウムが素直に喜んで『心の距離』が近くなったのに、
庭園ではリーリウムが淑女対応になったから殿下も王子対応をして『心の距離』が離れてしまったというわけか。」
フレエシアが学者らしく「心の距離」とういう言葉を用いて、分かりやすく解説してくれる。
リーリウムは今まで信じてきた常識とは、全く逆の考え方に混乱をした。
しかし、姉妹たちはその考えに自信があるようだったので、自分も信じざるを得ない気がしてきた。
「リーリウムお姉さま!
殿下との気持ちがすでにすれ違ってしまっていますわ!」
リーリウムとヘンリクスは、すでに『気持ちのすれ違い』と『心の距離』の問題が起こってしまっている。
先ほどまでは「ユニカ様が非常識なことを書いている」と思っていたが、まるで予言書のような一致に、姉妹たちは驚いた。
「とりあえず、リーリウムはティーパーティーの時のように、そのままの自分を下品にならない程度に殿下にお見せしてみてはどうかしら?
今のところ、殿下はリーリウムを好いてくださっているのだし、もし『心の距離説』が間違えていたとしても、そこからの軌道修正も可能だと思うわ。」
ヴィオラの結論に、リーリウムは緊張した面持ちでうなずく。
明日からは自分のこれまでの常識を捨てて、ヘンリクスと会わなくてはいけない。
「きっと大丈夫だよ。
本に夢中なリーリウムも、使用人たちと気さくに話すリーリウムも、それに甘いお菓子が大好きなリーリウムもとっても魅力的だもの。」
フレエシアがリーリウムの肩を抱きながら、自信を持たせてくれる。
ユニカ様の日記帳をちょっぴり馬鹿げていると思う自分も否定できない。
だけど、ティータイムで屈託なく過ごした時間が楽しかったのは確かなのだ。
肩から伝わるフレエシアの手の温かさが、少しずつリーリウムへ勇気を与えてくれていた。
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