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Lesson.4 ヒロイン封じと学園改革
68.ウェスペル家の休日1
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リーリウムやプリムラが学園を休んで家族会議をしていた頃、マリーもまた家で過ごしていた。
週末にプリムラの家を訪れるために、とっておきのチョコレートを作りたかったからだ。
マリーの父であるハモンド子爵は、ジョンからすべての話を聞き、またマリーからもプリムラの話を聞いて、ウェスペル家の姉妹に何かお礼をしたいと考えていた。
そんな時、マリーがプリムラのために薬膳チョコレートを作ると言うので、様々な薬草や香辛料をマリーに提供したのだ。
父の感謝の思いも詰め込んで、マリーは四姉妹のものと公爵のもの、そして、領地にいるという公爵夫人にもスペシャルなチョコレートを作り上げる。
翌朝、マリーがそれらをきれいにラッピングしていると、ウェスペル家から迎えの馬車がやってきた。
大慌てで身支度を整えると、緊張の面持ちをしたマリーはいよいよウェスペル家へ向かった。
「いらっしゃい! マリー!」
「プリムラ様!
お招きいただいてありがとうございます。」
大きな邸宅へ入ると、プリムラが出迎えてくれた。
プリムラはお辞儀をするマリーの手を取り、手をつないで公爵家の全員が揃っているラウンジへと、マリーを連れて行った。
公爵一家を目の前に、マリーは腰を抜かしそうなくらい緊張する。
「ようこそ、マリー嬢。
ゆっくりしていってね。」
驚くべきことに、領地にいるはずの公爵夫人まで在宅だった。
「あ、あの私、贈り物を持ってきました。」
マリーは、公爵へ薬膳酒入りのボンボンショコラを、四姉妹には美肌効果のある薬膳ショコラをプレゼントした。
「公爵夫人は、領地にいらっしゃると聞いたので……。」
公爵夫人に手渡されたのは、ハーブが香る、他のチョコレートよりも一回り大きなショコラに、美しい細工が施された銀の棒が刺さっているものだった。
「こちらを温かい牛乳に入れて溶かすと、ホットチョコレートが出来上がります。領地は王都よりも寒いと思うので、体を温めてくれるものを用意しました。この中のハーブは、チョコレートの日持ちを良くするものや、血行をよくするもの、滋養に良いものをブレンドしています。」
「まあ、ありがとう! きちんとわたくしの事を考えて作ってくださったのね。
わたくしのお部屋で早速いただくことにするわね。
残りは領地へ持っていくわ。」
そう言うと、公爵夫人はチョコレートの入った箱のフタを大切そうに閉める。
「さあ、プリムラはマリー嬢としたいことがあるのでしょう?」
「ええ、お姉様。
マリー、わたくしのお部屋に行きましょう?」
ヴィオラが声をかけると、プリムラはマリーの手を取り、ラウンジルームの扉の方へ連れて行く。
マリーは慌てて公爵家の人々に会釈をすると、小走りでプリムラについていった。
かわいらしい二人を笑顔で見送ると、ヴィオラと公爵夫人、公爵はそれぞれの書斎へと戻っていく。
「リーリウムは今からどうするの?」
さっそくマリーからもらったチョコレートをつまみながら、フレエシアが尋ねる。
「わたくしはヘンリクス様と約束があるので、王宮へ行ってまいります。
お姉様は?」
「私はマギア教授の研究室へ行ってこようと思う。
あの人のことだから、どうせ休日返上で研究してると思うんだよね。」
「そうですか。
早く、もう一つの力の正体がわかれば良いのですが……。」
「まあ、研究は一日してならずってやつだね。
何かわかれば、すぐに知らせるよ。」
「はい。あまり無理なさらないでくださいね。」
「うん。ありがとう。」
リーリウムとフレエシアは、外出の支度をするため、それぞれの自室へ戻っていった。
週末にプリムラの家を訪れるために、とっておきのチョコレートを作りたかったからだ。
マリーの父であるハモンド子爵は、ジョンからすべての話を聞き、またマリーからもプリムラの話を聞いて、ウェスペル家の姉妹に何かお礼をしたいと考えていた。
そんな時、マリーがプリムラのために薬膳チョコレートを作ると言うので、様々な薬草や香辛料をマリーに提供したのだ。
父の感謝の思いも詰め込んで、マリーは四姉妹のものと公爵のもの、そして、領地にいるという公爵夫人にもスペシャルなチョコレートを作り上げる。
翌朝、マリーがそれらをきれいにラッピングしていると、ウェスペル家から迎えの馬車がやってきた。
大慌てで身支度を整えると、緊張の面持ちをしたマリーはいよいよウェスペル家へ向かった。
「いらっしゃい! マリー!」
「プリムラ様!
お招きいただいてありがとうございます。」
大きな邸宅へ入ると、プリムラが出迎えてくれた。
プリムラはお辞儀をするマリーの手を取り、手をつないで公爵家の全員が揃っているラウンジへと、マリーを連れて行った。
公爵一家を目の前に、マリーは腰を抜かしそうなくらい緊張する。
「ようこそ、マリー嬢。
ゆっくりしていってね。」
驚くべきことに、領地にいるはずの公爵夫人まで在宅だった。
「あ、あの私、贈り物を持ってきました。」
マリーは、公爵へ薬膳酒入りのボンボンショコラを、四姉妹には美肌効果のある薬膳ショコラをプレゼントした。
「公爵夫人は、領地にいらっしゃると聞いたので……。」
公爵夫人に手渡されたのは、ハーブが香る、他のチョコレートよりも一回り大きなショコラに、美しい細工が施された銀の棒が刺さっているものだった。
「こちらを温かい牛乳に入れて溶かすと、ホットチョコレートが出来上がります。領地は王都よりも寒いと思うので、体を温めてくれるものを用意しました。この中のハーブは、チョコレートの日持ちを良くするものや、血行をよくするもの、滋養に良いものをブレンドしています。」
「まあ、ありがとう! きちんとわたくしの事を考えて作ってくださったのね。
わたくしのお部屋で早速いただくことにするわね。
残りは領地へ持っていくわ。」
そう言うと、公爵夫人はチョコレートの入った箱のフタを大切そうに閉める。
「さあ、プリムラはマリー嬢としたいことがあるのでしょう?」
「ええ、お姉様。
マリー、わたくしのお部屋に行きましょう?」
ヴィオラが声をかけると、プリムラはマリーの手を取り、ラウンジルームの扉の方へ連れて行く。
マリーは慌てて公爵家の人々に会釈をすると、小走りでプリムラについていった。
かわいらしい二人を笑顔で見送ると、ヴィオラと公爵夫人、公爵はそれぞれの書斎へと戻っていく。
「リーリウムは今からどうするの?」
さっそくマリーからもらったチョコレートをつまみながら、フレエシアが尋ねる。
「わたくしはヘンリクス様と約束があるので、王宮へ行ってまいります。
お姉様は?」
「私はマギア教授の研究室へ行ってこようと思う。
あの人のことだから、どうせ休日返上で研究してると思うんだよね。」
「そうですか。
早く、もう一つの力の正体がわかれば良いのですが……。」
「まあ、研究は一日してならずってやつだね。
何かわかれば、すぐに知らせるよ。」
「はい。あまり無理なさらないでくださいね。」
「うん。ありがとう。」
リーリウムとフレエシアは、外出の支度をするため、それぞれの自室へ戻っていった。
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