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Lesson.4 ヒロイン封じと学園改革
104.リーリウムとリナ
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華やかな舞踏会場の中でも、一際輝くの魅力にあふれているリーリウムがまっすぐ二人のヒロインへ視線を向ける。
リナは、敏感にリーリウムが纏うそのキラキラとした気配の正体を見破った。
「どうして光の魔法使いが……。」
思わずつぶやく。
「わたくしの属性が分かるのですか?
あなたはこの国の中でも魔法を使えるし、魔力を感じることが出来るのですね?」
リナは一瞬、しまったという表情をするも、すでに手遅れであることを悟った。
目の前にいる光の魔法使いには、すべて見破られているような感覚に陥っていた。
しかし、リーリウムは彼女を問い詰めるわけでもなく、威圧的に責め立てるわけでもなく、まるで懇願をしているような瞳でリナを見つめる。
「あなたにお話ししたいことがあるのです。
わたくしと共に来てくださいませんか?」
「いいけど、この子も連れて行く。」
リナはアイリの腕をつかむ。
「いえ。申し訳ありませんが、アイリ嬢は連れて行けません。」
何かを決心したかのようなリナの態度は、リーリウムも気が付いていた。
だが、アイリを連れて行くわけにはいかない。
これから話す内容は、アイリどころかどの人物にも聞かせられないのだ。
「この子は私と無関係ではないし、おそらくあなたが話そうとする内容をこの子が聞くことはないよ。」
リナが言っていることが理解できない。
リーリウムは後ろに控えていたヴィオラを見る。
「今さらアイリ嬢ができることなんてありませんもの。
重要な話をする時には部屋から追い出しておけばよいのです。」
ヴィオラは扇子で口元を隠しながらそう言い、汚いものを見るような目つきでアイリを見る。
「どうして私があんたたちの指示に従わなくちゃいけないのよ?」
ヴィオラの冷ややかな視線に慄きながらも、アイリが悪態をつく。
そんな彼女の態度を見て、リナは肺にたまったすべての気体を吐き出すかのような大きなため息をついた。
「アイリ、君にはもう選択肢は残っていないんだよ。
彼女たちではなく、私の指示に従いなさい。」
リナがそう言うと、アイリの目がどんどんと濁っていく。
いつもきらきらと潤んでいた大きな瞳は輝きを失い、虚空を見つめている。
「それで、どこに行けばいい?」
リナはぼんやりとした表情のアイリの手を掴むと、リーリウムに尋ねた。
リーリウムはヘンリクス、ヴィオラと共に再び王宮内へと向かって歩き出した。
フレエシアやプリムラが心配そうに様子をうかがっているが、今回は国王からの命令とあって、二人にも詳しい事情は話せない。
ただ、ユニカ様の日記の内容は昨夜の間にヴィオラが伝えていたので、「何かが起こっている」ことは、なんとなく察してはいるようだった。
ヴィオラは思い出したように、フレエシアのそばに立っていたマギア教授の元へ駆け寄った。
アンドレアスに貸してくれていたペンダントを返すと、深々と頭を下げて礼をする。
「お姉様、大丈夫なのですか?」
その隙に、フレエシアが小声でヴィオラに話しかける。
「詳しくは話せないのだけれど、正直言って大丈夫かは分からないわ。
今からリナ嬢に事情を聞いて、どうなるか、といったところですわね。」
ヴィオラはそう言い残すと、リーリウムたちの後を追っていってしまった。
舞踏会の会場では、老若男女問わず出席者たちが楽し気にダンスをしている。
しかしフレエシアには、音楽もざわめきもまるで遠くから聞こえてきているようだった。
ヴィオラとリーリウムが無事に帰ってくるのか、不安でまるでぐらぐらと不安定な場所に立っているような感覚になり、思わず隣のディナルドにしがみつく。
ディナルドはそんなフレエシアの肩をそっと抱き寄せ、リーリウムとヴィオラの無事を共に願ったのだった。
リナは、敏感にリーリウムが纏うそのキラキラとした気配の正体を見破った。
「どうして光の魔法使いが……。」
思わずつぶやく。
「わたくしの属性が分かるのですか?
あなたはこの国の中でも魔法を使えるし、魔力を感じることが出来るのですね?」
リナは一瞬、しまったという表情をするも、すでに手遅れであることを悟った。
目の前にいる光の魔法使いには、すべて見破られているような感覚に陥っていた。
しかし、リーリウムは彼女を問い詰めるわけでもなく、威圧的に責め立てるわけでもなく、まるで懇願をしているような瞳でリナを見つめる。
「あなたにお話ししたいことがあるのです。
わたくしと共に来てくださいませんか?」
「いいけど、この子も連れて行く。」
リナはアイリの腕をつかむ。
「いえ。申し訳ありませんが、アイリ嬢は連れて行けません。」
何かを決心したかのようなリナの態度は、リーリウムも気が付いていた。
だが、アイリを連れて行くわけにはいかない。
これから話す内容は、アイリどころかどの人物にも聞かせられないのだ。
「この子は私と無関係ではないし、おそらくあなたが話そうとする内容をこの子が聞くことはないよ。」
リナが言っていることが理解できない。
リーリウムは後ろに控えていたヴィオラを見る。
「今さらアイリ嬢ができることなんてありませんもの。
重要な話をする時には部屋から追い出しておけばよいのです。」
ヴィオラは扇子で口元を隠しながらそう言い、汚いものを見るような目つきでアイリを見る。
「どうして私があんたたちの指示に従わなくちゃいけないのよ?」
ヴィオラの冷ややかな視線に慄きながらも、アイリが悪態をつく。
そんな彼女の態度を見て、リナは肺にたまったすべての気体を吐き出すかのような大きなため息をついた。
「アイリ、君にはもう選択肢は残っていないんだよ。
彼女たちではなく、私の指示に従いなさい。」
リナがそう言うと、アイリの目がどんどんと濁っていく。
いつもきらきらと潤んでいた大きな瞳は輝きを失い、虚空を見つめている。
「それで、どこに行けばいい?」
リナはぼんやりとした表情のアイリの手を掴むと、リーリウムに尋ねた。
リーリウムはヘンリクス、ヴィオラと共に再び王宮内へと向かって歩き出した。
フレエシアやプリムラが心配そうに様子をうかがっているが、今回は国王からの命令とあって、二人にも詳しい事情は話せない。
ただ、ユニカ様の日記の内容は昨夜の間にヴィオラが伝えていたので、「何かが起こっている」ことは、なんとなく察してはいるようだった。
ヴィオラは思い出したように、フレエシアのそばに立っていたマギア教授の元へ駆け寄った。
アンドレアスに貸してくれていたペンダントを返すと、深々と頭を下げて礼をする。
「お姉様、大丈夫なのですか?」
その隙に、フレエシアが小声でヴィオラに話しかける。
「詳しくは話せないのだけれど、正直言って大丈夫かは分からないわ。
今からリナ嬢に事情を聞いて、どうなるか、といったところですわね。」
ヴィオラはそう言い残すと、リーリウムたちの後を追っていってしまった。
舞踏会の会場では、老若男女問わず出席者たちが楽し気にダンスをしている。
しかしフレエシアには、音楽もざわめきもまるで遠くから聞こえてきているようだった。
ヴィオラとリーリウムが無事に帰ってくるのか、不安でまるでぐらぐらと不安定な場所に立っているような感覚になり、思わず隣のディナルドにしがみつく。
ディナルドはそんなフレエシアの肩をそっと抱き寄せ、リーリウムとヴィオラの無事を共に願ったのだった。
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