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Lesson.5 物語の終わり
119.謎の地下室
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地下室は広く、壁の照明器具のほかは家具も何も置かれてなかった。
ヴィオラが地上で預かった日記帳をリナに手渡すと、再び白い光の線が発生し、地下室の床を突き抜け、さらに下を指している。
部屋を見回すと、地上へと続く階段は朽ち果てており、部屋にはその他の出入り口はない。
「リーリウム、あなた顔色が良くなっているわ。」
マリーのチョコレートで日常的な生活を出来るように回復していたとはいえ、顔色はずっと青ざめ、すぐに疲れてしまうのは治らなかった。
しかしこの地下室に到着したとたん、ヴィオラが驚きの声を上げるほど、リーリウムは元気を取り戻していた。
青白かった頬は薄く紅潮し、化粧でも隠し切れなかった目の下のクマも無くなって、目には生気が戻っている。
「お姉様、身体も軽く感じます。
それに、ずっと黒いモヤがかかっていたようだったのに、頭の中がすっきりとしています。」
「ここには、光の魔力が満ちているからね。」
リナは床を調べながら、皆に伝える。
闇の魔力が充満している地上とは違い、リーリウムと相性の良い光の魔力が彼女の不調を癒してくれているのだ。
つまりそれは、闇の魔法使いであるリナにとっては不都合な環境だと言える。
「リナさんは大丈夫なのですか?」
リーリウムが心配そうに尋ねると、リナは小さく頷く。
「全く影響がないわけではないけど、一応対処する術は会得しているからね。
ただ、長時間この環境にいるのは難しい。
早く下に行く道を探そう。」
皆がリナを習って、床に怪しい場所がないか探し始める。
しかし、床板に怪しいところは見つからず、唯一の戦力といえるリナの消耗を考えると、焦燥感だけが募っていった。
ふと思い立ったフレエシアは壁を背にして、反対側の壁に並んだ照明を眺めてみた。
そして、反対側の壁へ行き、同じように向こう側の壁の照明を眺める。
それを2回繰り返すと、何か思いついたように、一つの照明器具に近づいた。
建物の柱に取り付けられた照明だった。
「ねえ、脚立ない?」
リナは黒い穴を出現させると、その中から小さな脚立を取り出した。
「私、便利屋みたいになってない?」
そう悪態をつきながらも、フレエシアが怪しんでいる照明の下に脚立をセットする。
フレエシアは脚立に上ると、照明をくまなく調べる。
「特に何もないな。てことは、あっちか。」
フレエシアは脚立を持つと、反対側の壁にある柱の方へ行く。
そちらの柱には、照明が設置されていない。
フレエシアは、その柱の本来ならば照明があるであろう部分を中心に入念に調べていく。
一見すると何もなさそうだった。
だが、ついに、よく見ると切り込みが入り、木目が合わないところを見つけた。
フレエシアはその部分を引っ張ったり、押したりしてみるが、ビクともしない。
「スライドさせてみてはどうですか?」
脚立の上のフレエシアを心配そうに見上げていたルヴァリが提案してみる。
切り込みは横向きに並行したものが2本入っているので、言われてみればスライドできそうだ。
フレエシアは左側から右へ、切込みに挟まれた箇所をスライドさせるように動かしてみると、ずりずりと動かすことに成功した。
すると、明らかに怪しげなスイッチが姿を現す。
「一カ所に集まりましょう。」
ヴィオラが念のため、全員をフレエシアのいる柱の付近に集める。
「いいわよ、フレエシア。」
フレエシアはヴィオラの合図を待って、そのスイッチを押し込んだ。
ヴィオラが地上で預かった日記帳をリナに手渡すと、再び白い光の線が発生し、地下室の床を突き抜け、さらに下を指している。
部屋を見回すと、地上へと続く階段は朽ち果てており、部屋にはその他の出入り口はない。
「リーリウム、あなた顔色が良くなっているわ。」
マリーのチョコレートで日常的な生活を出来るように回復していたとはいえ、顔色はずっと青ざめ、すぐに疲れてしまうのは治らなかった。
しかしこの地下室に到着したとたん、ヴィオラが驚きの声を上げるほど、リーリウムは元気を取り戻していた。
青白かった頬は薄く紅潮し、化粧でも隠し切れなかった目の下のクマも無くなって、目には生気が戻っている。
「お姉様、身体も軽く感じます。
それに、ずっと黒いモヤがかかっていたようだったのに、頭の中がすっきりとしています。」
「ここには、光の魔力が満ちているからね。」
リナは床を調べながら、皆に伝える。
闇の魔力が充満している地上とは違い、リーリウムと相性の良い光の魔力が彼女の不調を癒してくれているのだ。
つまりそれは、闇の魔法使いであるリナにとっては不都合な環境だと言える。
「リナさんは大丈夫なのですか?」
リーリウムが心配そうに尋ねると、リナは小さく頷く。
「全く影響がないわけではないけど、一応対処する術は会得しているからね。
ただ、長時間この環境にいるのは難しい。
早く下に行く道を探そう。」
皆がリナを習って、床に怪しい場所がないか探し始める。
しかし、床板に怪しいところは見つからず、唯一の戦力といえるリナの消耗を考えると、焦燥感だけが募っていった。
ふと思い立ったフレエシアは壁を背にして、反対側の壁に並んだ照明を眺めてみた。
そして、反対側の壁へ行き、同じように向こう側の壁の照明を眺める。
それを2回繰り返すと、何か思いついたように、一つの照明器具に近づいた。
建物の柱に取り付けられた照明だった。
「ねえ、脚立ない?」
リナは黒い穴を出現させると、その中から小さな脚立を取り出した。
「私、便利屋みたいになってない?」
そう悪態をつきながらも、フレエシアが怪しんでいる照明の下に脚立をセットする。
フレエシアは脚立に上ると、照明をくまなく調べる。
「特に何もないな。てことは、あっちか。」
フレエシアは脚立を持つと、反対側の壁にある柱の方へ行く。
そちらの柱には、照明が設置されていない。
フレエシアは、その柱の本来ならば照明があるであろう部分を中心に入念に調べていく。
一見すると何もなさそうだった。
だが、ついに、よく見ると切り込みが入り、木目が合わないところを見つけた。
フレエシアはその部分を引っ張ったり、押したりしてみるが、ビクともしない。
「スライドさせてみてはどうですか?」
脚立の上のフレエシアを心配そうに見上げていたルヴァリが提案してみる。
切り込みは横向きに並行したものが2本入っているので、言われてみればスライドできそうだ。
フレエシアは左側から右へ、切込みに挟まれた箇所をスライドさせるように動かしてみると、ずりずりと動かすことに成功した。
すると、明らかに怪しげなスイッチが姿を現す。
「一カ所に集まりましょう。」
ヴィオラが念のため、全員をフレエシアのいる柱の付近に集める。
「いいわよ、フレエシア。」
フレエシアはヴィオラの合図を待って、そのスイッチを押し込んだ。
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