Undergroundシリーズ

鴻上縞

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『Underground caT』

囚われ人

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 母さんとの決別は、結果として何の解決にもならなかったけれど、俺はこれで良いと思う。今更家族ごっこなんか出来ないし、何より縁を切った方がお互いの為になる。悲しいけど、これが俺と母さんに与えられた罰だ。
 そしてこの別れが、良くも悪くも俺と、何よりも隆司さんの心に深い爪痕を残した。
 隆司さんは心の内で酷く自分を責めていた。俺にはやはり見せる事はなかったが。あの人はとても家族を愛していたから、きっとこんな風に親が子を傷付ける気持ちが微塵も理解出来なかったのだと思う。頭ではこう言う親はいると知っていても、目の当たりにしなければ人は分からないものだ。特に、隆司さんのような人は。
 俺は隆司さんに感謝こそすれ、恨む事何か一つもない。でもその事について何て言ったら良いのか分からなかった。人と真っ直ぐ向き合う事を、俺は知らなかったから。普段通りに見える横顔が、ふとした時に曇る。それが堪らなく不安だった。
 変わりたいと願って、傷付けたくないと感じて、こんなにも愛しいと思うのに、俺には人を愛するなんて高尚な事はとても難しくて。時間だけがただ過ぎて行く。そんな、春の事だった。

 最近の出来事と言えば十五人いたパトロンを五人に減らした。将生さんに懇々と説教をされたけれど、俺が隆司さんに出来る事はこれ位しかないから。それに俺はセックスに依存している訳じゃない。病気なんかじゃない。病院なんか恥ずかしくて行きたくない。それを、知って欲しかった。
 何より隆司さんに性依存症だと言われるなんて、将生さんに言われるのと訳が違う。俺はどうしても全力で否定しなきゃいけない、そんな変な強迫観念に駆られていた。
 それでも最近は夜遊びもしないし、毎日男に抱かれなくても心が穏やかだった。ほら、俺は病気じゃない。ただ快楽に弱くて、楽しい遊びが好きなだけ。本当にそれだけなんだ。それが伝わったのかあれ以来隆司さんも病院に行こうとは言わないし、俺も安心していた。
 そしてパトロンを減らした事によって家にいる時間が増えたから、俺は隆司さんの提案で慎太郎の嫁である実咲に料理を教わるようになった。実咲は料理が上手くて、軽いツマミとか、勿論普通の飯も作る物何でも旨い。女は相変わらず嫌いだけれど、実咲は竹を割ったような性格で割と波長が合う。何より娘に対しての態度に好感が持てた。ちゃんと怒って、ちゃんと目を見て、真っ直ぐ愛してあげている。それが伝わった。慎太郎の癖に良い嫁もらったよ。
 そもそも何で俺が料理なんか習っているかと言うと、外食だけじゃ身体に良くないし、隆司さんが身体を壊したばかりだから。何より俺は元々料理なんか作った事もなければかたや隆司さんが作る物は別に悪くはないが、味が薄い。刑務所生活が長かったからか、自分でも気付いているのに薄味になるらしい。結果時間のある俺が習う事になった。

 今日もいつものように実咲が料理を教えにきている。隆司さんも今日は休みだから、あの人の好きな鯖の味噌煮を作ろうって事で。
「うん、良い感じ。これなら隆司さんも喜ぶよ!」
 その声にソファで洗濯物を畳んでいた隆司さんがこちらに優しい視線を投げた。
「お、出来たのか?」
「うん、もうちょっとだから楽しみにしててね!」
 実咲の言葉に軽く笑って再び洗濯物を畳む姿をぼんやりと見詰める。
 隆司さんは十三年も塀の中にいたからか、未だに服やタオルはキッチリ畳んで決まった所に置くし、ベッドだからそこ迄しなくても良いのに、布団は毎日綺麗に畳んでいる。朝は太陽が昇る頃に必ず軽く掃除もする。無意識に染み付いた規則を守るその姿は何だか切なくて、切ないと言うか、もはやその背中からは哀愁すら漂っている。良い年ではあるけど、まだ三十代なのに……。でもそんな少し猫背の寂しい背中が、俺は大好きだったりする。
「ちょっと、犯すよ?」
「……はあ?」
 突然の頭おかしい発言に隣を振り返ると、当の実咲は包丁片手に真顔。何で俺が女に犯されなきゃいけないんだ。再び付け合わせを作ろうとしたものの、後ろから抱き付いて来た実咲によって阻まれた。
「雪君、今恋する乙女みたいな可愛い顔してる」
 耳元で囁かれた言葉が顔に熱を上げた。
「何だよ、お前、バカじゃないの!?」
 何だよそれ。恋する乙女なんて、冗談じゃない。
「やだ可愛いっ!隆司さんこの子食べて良い!?」
「おいっ離せ!良いから包丁置けよ危ねえな!」
 暴れようにも実咲の手には磨いだばかりの包丁。危ないったらない。そんな俺達が戯れてるように見えたのか、隆司さんは嬉しそうに小さく笑った。
「勘弁してくれよ。頼むから雪にだけは手を出さないでくれるか?」
 何気無い言葉に、ぎゅっと胸が痛む。分かってる。それが何でもない言葉だって。なのに不思議。嬉しいと言うより、隆司さんの事、好きだなと感じた。
「雪君、好きならちゃんと隆司さんの事見てあげてね」
 実咲は声を落としてそう言うと、漸く身体を離した。微笑む顔が優しくて、俺も自然と微笑み返していた。
 長い間ずっと一人で生きて来た。友達も、家族も、恋人も欲しいとも思わなかった。今はどうだろう。あんまり欲しいとは思わないけれど、実咲にも、隆司さんにも、こんな風に笑っていて欲しい。そう思う自分に驚いた。塀の中にいた時もそうだったが、誰かの笑顔を気持ち良く受け入れられる。隆司さんの側は本当に不思議。
 俺は変わった?少しは変われたのかな。今なら隆司さんは、俺を愛してくれるだろうか。

 その後直ぐに慎太郎が帰って来て、大人四人と子供一人で狭いローテーブルを囲んでの夕食となった。娘の夢はもう五歳だから言葉も達者だし、こんな風に沢山の人と夕飯を食べる事に興奮してしまって、実咲は大変そうだ。そんな実咲をさり気なく気遣う慎太郎の姿は、とても優しかった。子供は愛の結晶だとよく言うけれど、この二人を見ているとよく分かる。俺もこんな風に、望まれて、愛されて産まれた。
「雪、ちょっと俺の部屋から煙草取って来てくれるか?」
 突然の頼みに隣に座る隆司さんの顔を見ると、小さく頷かれた。普段こんな事を頼む人じゃないし、煙草は俺が吸わないからか、引っ越してから隆司さんはベランダでしか吸わないのに。変だなと思ったけれど、仕方なしに部屋に向かう。
 だけどいくら探しても見付からなかった。スーツのポケットの中も、片付いた部屋は見ただけで何がどこにあるか分かるし。後探していない所と言えば、机の上にある小物入れ。三段位の小さな物だ。その中を漁っていると、ふと奥底に一枚の写真がある事に気付く。その瞬間、後悔した。
 多分これは見てはいけない物。隆司さんの、苦悶の形。端がよれた古い写真は、刑務所の中で大切にしていた、奥さんと息子の写っているものだった。まるで心の奥底に閉じ込めてしまったかのような場所にしまっている理由は、俺には分からない。見当も付かない。それでも写真の中の隆司さんの最愛の人は、とても幸せそうに笑っていた。
 ふと前に、殺人犯の親なんかいらないって捨てられたのかとか、そんな最低な事を言った事を思い出す。あの言葉はどれだけ深く傷付けただろう。本当に俺は最低だ。

 自責の念にどれ程沈んでいたのだろう。突然手に持っていた写真が視界から消えて、驚いて振り向くと、そこには隆司さんが立っていた。
「あ……ごめんなさい……見付からなくて」
 何も言わずに写真を再び奥底に隠した横顔に、声すら掛けられなかった。引き出しがカタンと小さな音を立てて閉まり、静まり返った部屋が押し寄せる不安を煽る。
 ベッドの端に腰を下ろした隆司さんに手を引かれ、俺は黙ったままその前に立った。俺を見上げる瞳の奥底で、不安が揺れていた。
「なあ、雪。俺達は他人だ。それはこの先どれだけ長く一緒にいても変わらねえ事だ。だから正直に言ってくれ……慎太郎達見てると、辛いか?」
 ゆっくり首を横に振ったら、涙が静かに頬を伝った。幸せな家族を見る事が辛くないと言ったら嘘。だけど強がるしか俺には出来ない。その家族を、この手で壊して手放したのは他でもない、俺なんだから。
「ごめんな」
 そんな顔をして欲しい訳じゃない。悲し気に睫毛を伏せた隆司さんの頭をそっと抱き寄せて、少し硬い髪に頬を寄せると、ふわりとシャンプーの匂いが香った。この男にはあまりにも似合わなくて、小さな優しい笑いが込み上げた。
「今日だけ、一緒に寝ても良い?」
 寂しいこの人を一人にしたくなくて、自然に口をついた言葉。断られると思っていたのに、隆司さんは微笑み掛けてくれた。
「いいよ。皆もう帰ったから、風呂入っといで」
 その言葉が凄く嬉しいのに変に緊張しちゃって、うまく笑う事も出来ない。別に何かあるって期待した訳じゃない。ただ長い夜を隣で過ごすだけ。遮る白い壁のない、ボロアパートで過ごした日々のように。

 長い風呂を終えて扉の前で深呼吸。静かに開くと、隆司さんは既に眠っていた。疲れているのだろう。こんな俺の側にいて、この人は幸せなんだろうか。ふと浮かんだその疑問に、心底ゾッとした。
 幸せな訳ないじゃないか。何をバカな事を考えたんだ。倒れる程悩んで、傷付けられて、苦しめられて、その先で隆司さんは何を得る──?
「……雪、なんて顔してんだ」
 不意に目を覚ました男が、立ち尽くす俺にしかめっ面を向けた。
「布団持ってきな」
 その言葉を無視してベッドに潜り込むと、隆司さんは酷く驚いた顔をしている。ちょっとした俺と隆司さんの認識の違い。それがまるで、俺達の距離のようだ。
 厚い胸に顔を埋めこれ以上情けない顔を見られないようにするだけで精一杯。頭上で深い溜息を吐いて、隆司さんはおおきな手でそんな俺の髪をゆっくり撫でてくれた。
「俺な、全部親の所為にするような人間ならお前をとっくに切り捨てていたと思うよ。お前のそう言うバカみたいに不器用な所は、好きだよ」
 驚いて顔を上げると、隆司さんはその理由を全く分かっていないようだ。
「……好きなの?」
「そう言う意味じゃねえよ」
 その位、分かっている。あからさまな呆れ顔が胸に痛い。
「……もっかい」
「ん?」
「もっかい言って?嘘でも良いから」
 薄い月明かりの差し込む部屋が、水を打ったように静まり返る。隆司さんは少し眉を顰めた後に、ふいと俺に背を向けた。
「おやすみ」
 それっきり、口を開いてはくれなかった。背中に額を押し付けて、俺もゆっくり瞼を閉じる。不思議な夜だった。寂しくて、切なくて。それでもとても胸の奥が温かい。分かっているから傷付かない。希望のない奇跡は信じない。身の程は知っている。だから、これで良い。

 翌朝早くに、隣で起き上がる気配を感じて目を覚ますと、隆司さんは大きく欠伸をしながら腕を伸ばしていた。部屋が薄暗いし、まだ日も昇っていない。ぼんやりその様子を見詰めているとふと目が合う。
「起こしたか?悪いな」
 小さく首を振る俺を見送って、隆司さんはベッドを離れた。まだ冷たい朝の空気が、妙に胸を締め付ける。
「……もう行くの?」
「いや、ちょっと散歩しようと思ってな。桜もそろそろ見納めだろ」
 適当に上着を羽織りながら、その瞳は俺を掠める事もない。駆け上がる不安に押され慌てて飛び起きると、驚いた顔が向けられた。
「一緒に行く」
「……今日仕事だろ?」
「昼寝するから良い」
 余りにも頑なな俺に、隆司さんはそれ以上何も言わなかった。
 一人になりたかったのかもしれない。それに隆司さんは敏感だから、きっと昨日はよく眠れなかったのだろう。それでも離れたくはなかった。身体だけでも良い。側にいたい。隆司さんの側にいないと不安に押し潰されそうなんだ。
 適当にパーカーを羽織って、俺達はまだ薄闇の中を歩き出す。五分も歩かないうちに目的の場所へと辿り着いた。この辺りには小さな川があって桜の木がそれを挟んでずーっと植えられている。春になると沢山の人がこの桜並木を眺めにやって来たりする、隠れた名所。こんなに朝が早いから、流石に誰もいない。
 低い家屋の間から漸く昇り始めた太陽が顔を覗かせた。その鋭い朝日の中を、薄い桃色の花弁が踊るように舞っている。頬を撫でる風が冷たい。
「雪みたいだな」
 ポツリと呟かれた言葉に小さく頷く。本当、雪みたいだ。散る前の満開の桜並木に、季節外れに舞う淡い桃色の雪。それはとても不思議な光景で、けれど酷く優しい景色だった。時が止まってしまったかのような、二人だけの世界。足を止めて言葉も交わさず俺達はぼんやりとその光景を見詰めていた。
 冷たい風に寝起きの身体が冷やされて、指先が感覚を失って行く。温もりを求め少し前で桜を見上げる男の裾をそっと握る。隆司さんは驚いた顔で俺を見たあとに、小さく微笑み掛けてくれた。
「ガキ」
「……寒いんだもん」
 俯いた俺の頭上で溜息が吐かれた。また呆れられたかな。少し後悔に暮れていた俺の手は、唐突に引っ張られた。
「あっ、え……?」
 大きな手に包み込まれた指先に、柔らかい温もりが伝わる。驚いて隆司さんを見上げても、目が合う事はなかった。それでもこの人が俺を見ていない訳じゃない。そんな不思議な確信。何時でもそう。隆司さんはただここに、俺の居場所を作ってくれる。言葉に出さず、態度に出さず、自然と与えられる場所。だから俺は隆司さんの側にいたい。
 俺は、ここにいても良い──?
 薄いジャケットのポケットの中で握る手に力を込めたら、胸の奥がジワリと熱くなった。

 貴方が好きです。生まれて初めて、心の底からそう思う。例えこの身体が誰の物になろうと、きっと心は貴方に囚われたまま。この消えない雪のように、冷たい風の中を舞うんだろう。それはなんて、幸せな気持ちなのだろう。
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