60 / 80
『Underground wolF』
迷わずに
しおりを挟む雪が山室と養子縁組をすると言った時、変な気分になった。まるで手の中にいた雛鳥が、巣立って行ったようなそんな心地。冬弥の背中を見送る時の感情は、それと似ていた気がした。
冬弥──どうか俺を憎んでくれ。乗り越えそして、忘れてくれ。いや、忘れなくても良い。唯もう迷わずに、前へと進め。
巣立って行った雛へ、俺が願う事を許される唯一。指先に燻る螢火と同じ色に灯る東京タワー。広がる深い虚無。また一人、この闇夜を抜けて行った事に、何処か安堵している自分がいた。
冬弥が俺の元を離れた事に、誰も何も言わなかった。だがやはり何処か、皆安堵していたように思う。俺は再び残された手の掛かる居候と共に、変わりない生活を始めた。冬弥が来て良かったと思えたことは、純平が少しだけ大人になった気がしたから。俺の手では純平を前に進ませる事は出来ない。野生児のように人の心を敏感に感じ取るあの子には俺の上っ面の手法は通用しないのだ。
相変わらず眠りの浅い俺は、最近早起きをした朝に純平が絶望の淵で書き殴った遺書にぼんやりと目を通す事が増えた。自ら命を絶とうと考えた事のない俺は、知りたかったのかもしれない。自死の本を読んでも解明する事の出来なかった、その核心について。だがやはり、文字とも言えない記号が羅列された遺書をどれだけ読んだとしても、俺には分からなかった。
丁寧に折り畳んで引き出しにしまい、俺は何時ものリズムで出勤までの時間を過ごす。シャワーを浴びて、朝のニュースを見るともなしに朝食を作り居候を起こす。寝惚け眼の純平と朝食を共にする事も、何だか懐かしい気がした。
「勉強は楽しい?」
少しだけ箸使いが上手くなった手元を見ながらそれとなしに尋ねると、満面の笑みが向けられる。
「うん!僕ね、自分で本が読めるようになったよ!」
「そう、良かったね」
本といっても簡単な物だろうが、大きな進歩である事に間違いはない。人は生きている限り立ち止まる事は出来ない。足踏みすらせず呆然と佇んでいると思っていた俺もまた、そうなのかも知れないな。
「後は自分で勉強出来る?雪も忙しいからね、家庭教師外したいんだ。分からない事があったら俺も教えるよ」
雪が忙しいかどうかは知らないが、誰かに頼ってばかりいては進めない。純平も学ぶ事が楽しくなって来た今が好機だと思うのだ。
「一人で留守番も、出来るかい?」
「うん!」
照れ臭そうに頷いた純平を見て、不思議な事に、其れが病的に繰り返された嘘では無く真実な気がした。
「偉いね」
手を伸ばし、柔らかい髪に触れる。一瞬だが、哀れな弟の顔が過った。何時か君もこの手を離れて行く日が来るのだろう。その時はまた、俺は不思議な安堵を味わうのだろうか。
それからしばらく経ったある日。俺は唐突な本家への呼び出しを受け、嫌々ながら屋敷へと出向いた。
「──慰安旅行?」
思わず聞き返してしまう程、突拍子もない提案。
「随分と急ですね」
明らかに不機嫌になった俺を前に、山室組若頭である田島一平は気に留める風も無く話を続けた。
「いやな、前回から大分日が空いたろ。親父が気利かしてな。まあ地方組は無理だろうけど東京組だけでも行こうって」
「へえ」
確か前回の慰安旅行と言う名の無意味な集合は、まだ沢尻が俺の下にいたから五年以上前だ。若者は年寄りの餌食になると相場は決まっている。例に漏れず俺と沢尻は同い年コンビでよく分からない余興をさせられたのは、苦い思い出だ。
「将生も──」
「行きませんよ」
勿論即答だ。今は当時より大分融通もきく。今の俺が断ったとて、組長が気分を害する事も無い。俺の不躾な態度は今に始まった事ではないし、年も近く長年付き合って来た田島さんは小さく笑うだけだ。
「お前相変わらず可愛くねえな。これ決定事項だから。それにな、その可愛くなさに結構隠れたファンもいるんだぞ」
「いりません。行きません」
「いや、行くの!身体休めねえとだろ?特に……腰の辺りとかな」
そう言って悪戯っぽく腰元を撫で上げる腕を乱暴に払う。
「ちょっと待って、何なんですかそれ」
田島さんは笑い声を上げるだけで、でもそれがまた何もかも筒抜けである事を知らしめた。
「……最悪」
もう劉の残した全身の痛みも、痕跡もとっくに消え失せてはいるが、なにより厄介な物は消える事は無く。それどころか、この様子だと尾鰭が付いて回っているようだ。
「まさか将生がなあ。先に食っとくべきだったな」
「あんた死にたいんですか」
久しぶりに本気で殺意を覚え、感情のまま睨み付ける俺を見て、田島さんの笑みは引きつった。
「……本気で言うのやめてくれる?まあ別に行かねえなら良いんだよ。止める奴もいないし、将生と福建マフィアの話しで持ちきりだろうなあ」
「分かりましたから……!行けば良いんでしょ!?」
これは歴とした脅迫だ。なんて最低なんだ。
結局俺は、阿部と純平も一緒に連れて行く事で合意した。阿部は勿論幹部クラスの爺共からの隠れ蓑。俺より若い奴がいれば何かと楽だ。純平に関しては組とはまるで関係ない人間を連れて行かなきゃならないと言えば、仕方がなしに俺は欠席出来るのではないか。そんな打算からだ。勿論、大いに結構で事は済んでしまったが。
そして八月最後の日。俺と純平は一泊二日、山室組慰安旅行へと旅立った。毎度場所は組長の別荘と決まっている。別荘と言っても、差し押さえた温泉旅館をそのまま気に入って使っているだけだが。まあこの大所帯だ。それ位広くなければ収まりもつかない。
流れ行く景色を見ながら、俺はぼんやりと頭を巡らせた。何事にも必ず意味がある。冬弥が俺を愛し、同じように愛される事を望んだ。答える事の出来ぬ代わりに、俺は唯、迷う背中を押した。そして自ら進むべき道を見出した冬弥のように、俺もまた一つ、答えを見付けた。唯俺にとってその答えとは、何の意味もない物だった。何事にも意味があるのに、結局その先に見えた物に意味がないなんて、皮肉なものだ。だが人間とはそうした無意味の積み重ねの上に生きている。そう思えてならなかった。
偉い政治家、歴史に名を連ねる哲学者、この世を去った賢者達。その誰もきっと、同じなのではないだろうか。意味は無いと知りながら答えを求め、それを見付けてはまた新たな種を探す。愚かしい事この上無いが……そんな処もまた、愛しい生き物なのかもしれないね、人間て物は。
やがて連なって走っていた車が続々と旅館に到着し、俺も純平を連れて車外に出る。知らない人間、それも落ち着いた幹部連中ならいざ知らず、部屋住みの若手も総出なもんだからかなり気合の入った連中を前に、純平はしっかり俺のスーツを握り締めていた。
「……おい、将生それ隠し子か?」
俺の後ろに張り付く純平を見詰めたまま、田島さんは元々丸い二重瞼の瞳を更に丸くしている。一体何度その疑惑を問われて来たか。騒つく群衆を前に、最早否定すら面倒臭い。
そんな中、ふとある事を思い出し、俺は膝を折って相変わらず怯える純平と視線を合わせた。
「そうだ純平。このおじさんもね、漢字が全然読めないんだよ」
「おじさんはねえだろ!」
そう茶化す田島さんは純平と同じ。育児放棄により学を知らない。それでも六年程前だろうか。三十を過ぎて定時制に入ったのだ。残念ながらやはり長くは続かなかったが。
田島さんは俺と同じように膝を折って、怯える純平の頭を優しく撫でた。
「坊主、字なんか読めなくても生きていけるんだぞ。だが恥はかくから、若いうち勉強はしとけよ」
持ち前の童顔のお陰か、柔らかい笑顔に絆され、純平も小さく頷いて笑った。少し前だったらきっと田島さんの微笑みにすら警戒心を解かなかったろう。
見た目が厳つい山室や、見た目に反して口を開けば暴力的な雪。純平を嫌っていた慎太郎に、優しさをくれた冬弥。赤子のように守られる事しか知らなかったこの少年が、様々な人間に触れ確実に成長している事が、どこか嬉しくもあった。
慰安旅行、と言う位だから、夜の大宴会迄は各々ゆっくりと過ごす。俺も例に漏れず純平と露天風呂に入った後は部屋でだらだらと時間を潰した。お陰でか知らないが、その夜の宴会はそれはもう凄まじい物だった。いや、こいつ等が集まれば毎度の事なのだけど。良い大人が飲めや歌えやの大騒ぎ。俺はわざわざ隅の方で阿部を盾に息を潜めていたのだが、酒癖の悪い連中に絡まれ、訳の分からない演歌の合いの手を強要され、盾も余り意味をなさなかった。これも不思議と何時もの事だが、どんな若手を差し置いても大概絡まれるのは俺だ。普段は遠巻きに観察しているような直参組長クラスの幹部陣までもがそうなのだから参る。
「役立たず」
そう詰られた挙句理不尽に小突かれた阿部が慌てて水を運びに席を立つ。その背中をぼんやり見送る俺に、酷い兄貴分だと非難の声も上がったが、弱い酒も回りいよいよ不機嫌になった俺は、阿部に八つ当たりをするより他に術がなかった。本当にどうしてこんな男の下で何時迄も動いているのか。物好きな奴だ。
その後も宴会は無駄に大盛り上がりで進んで行った。ふと気付けば日も跨ぎ、年寄り連中はちらほらと部屋に戻り始めていた。残る連中は大方朝迄なのだろう。寝に行くため組長が席を立った事を目の片隅で確認し、丁度良く瞼を擦り出した純平を連れ、微かによろけながら俺も席を立つ。
「阿部、明日運転なんだから考えて飲めよ?」
呂律の回らない返事を背中で聞き流し、俺は純平と共に部屋に戻った。
既に敷かれていた布団に純平を寝かせ、軽い掛布団を掛けてやると、不意に純平は口を開いた。
「将生は子供いないの?」
「いないよ」
「どうして?」
どうして、か。元々俺は無精子症。子供は作れないが、何より──。
「愛して、あげられないからさ」
愛情が欠落し歪んだ子供達を見て来た俺が、どうしてこんな性格で子供が作れようか。例え俺が子供を作れる身体だったとしても、そこまで無責任にはどうにもなれない。
「じゃあ将生は、好きな人いないの?」
真っ直ぐな瞳で問い掛ける少年に、俺は自然と微笑み掛けていた。
「いるよ。空の向こうに」
純平は当然、何の事か分からずぼんやり俺を見上げる。柔らかい髪に指を通し、噛み砕くように言葉を繋ぐ。
「俺が生きて来た中で唯一人、大好きな人だよ」
「……どんな人?」
「父親のようで……長年連れ添った恋人のような人かな」
父親も恋人も知らない純平は、不思議そうに小首を傾げていた。今知る必要はない。いつか、分かる日が来る。
「お休み」
その声に答え、ゆっくりと瞼を閉じると直ぐに、純平は穏やかな寝息を立て始めた。
眠れなかった俺は一人、月夜に浮かぶ内庭に足を運ぶ。今日は良い夜だ。薄い雲に巻かれ、時折満月が微かに霞む。真っ新に澄んだ空よりも、何故か俺はこんな風に不安気な曇天の方が落ち着く。暗い人間だな、と一人笑を噛み締めた。
「おう、将生」
ふと声を掛けられ視線を向けると、組長が庭続きの縁側で一人寝酒を嗜んでいた。
「坊主は寝たのか?」
「はい。大分はしゃいで疲れたんでしょう」
軽い手招きに促され、隣に腰を下ろした俺を訝しげな視線が迎えた。
「お前さんなんか、顔付きが変わったな」
その言葉に小さな笑が漏れる。
「……思い出した事があるんです。忘れちゃあいけなかった、大切な事をね」
月を見上げる俺の視線を追って、組長も同じように空を仰ぐ。
米倉さんの死後、國真会であぶれた俺に声を掛け拾ってくれたのは組長本人だった。俺は逃げるようにその話に乗った。何もかもを、心の奥底に沈めて。
「将生よ、お前さんは後悔してるか?」
不意に問われた言葉に思わず息が詰まる。
「……何を、後悔したら良いのか」
「だろうなあ」
男二人。月夜の中で空気を噛んだ。
俺と同じく、山室晋三は己の行いにより妻を亡くした。だが俺達は自ら招いた悲劇を前に、後悔などしてはいなかった。
組長は長い沈黙の後、ぽつりぽつりと語り出す。
「俺もよ、あいつが首吊った時は流石に参っちまってな。だが何も、頭には思い浮かばなかった。出逢わなければ良かったか?あいつの墓の前で土下座してやれば良いのか?色々考えてもみたさ。だが俺にはどうも全て違って思えてな。何もかも手遅れだと思うより他、謝る言葉すら浮かばねえ。人間性がねえよな」
自嘲気味に笑う男の気持ちを、俺はきっと誰より分かる。
自ら命を絶った人間を前に、俺達は何時も無力だ。そこには綺麗事など存在する訳も無く、当然、何もかもが手遅れである。後悔も、懺悔も、何一つ意味は無い。受け入れるより他に、何が出来るだろう。
「だが隆司も、秀司も、一度もそんは俺を責めなかったな。……お人好しの馬鹿息子共がよ」
そう言って山室晋三は、白い陶器の器に残った水滴を乱暴にあおった。そして俺の瞳を真っ直ぐ射抜く。
「隆司は……幸せか?」
そう問うた男の眼は、一度も見せた事のない、父親の物だった。
「ええ。幸せですよ」
「そうかよ」
少しだけ淋しそうな横顔に、俺は一人小さく笑った。まるで似ていないと思っていたが、想いを言葉にする事がひどく苦手で、不器用な所はそっくりだ。
「俺もね、こないだ弟に会いましてね」
突然の言葉に当然組長は驚いていた。
「お前さん弟がいたのかよ。初耳だな」
「まあ、異母兄弟なんでね」
実際冬弥の存在も、父親の身辺を探らなければ知らなかった。
「愛情を知らない子で、まるで赤子のように愛されたいと願う事しか知らなかった。そしてその相手に、俺を選んでしまった。俺は何度も愛とは何かと問うたんです。簡単な事だ。だけどそれすら、彼は答えを持っていなかった」
俺は冬弥を見る度に何時も感じていた。真に人を愛する事を知る日が来るのかと。
「それが先日、よつやくこの手から……離れて行ったんです」
盲目的に愛情を求めたあの子がそれを手にしたのか、俺には最早知る術は無いが、俺の手から離れた背中はもう、大丈夫だと言っているようだった。
「その時にね、俺も分かった気がするんですよ」
「何がだ?」
「あの人に……伝えたかった言葉が」
微笑む俺から視線を外し、組長はぽつり、呟いた。
「……夏も終わるな」
「ええ」
丸い月が見下ろす闇夜を見詰め、俺は一人、心の奥底に封じられていた優しい記憶をゆっくりと紐解いて行く。
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
溺愛極道と逃げたがりのウサギ
イワキヒロチカ
BL
完全会員制クラブでキャストとして働く湊には、忘れられない人がいた。
想い合いながら、…想っているからこそ逃げ出すしかなかった初恋の相手が。
悲しい別れから五年経ち、少しずつ悲しみも癒えてきていたある日、オーナーが客人としてクラブに連れてきた男はまさかの初恋の相手、松平竜次郎その人で……。
※本編完結済。アフター&サイドストーリー更新中。
二人のその後の話は【極道とウサギの甘いその後+ナンバリング】、サイドストーリー的なものは【タイトル(メインになるキャラ)】で表記しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【R18+BL】甘い鎖~アイツの愛という名の鎖に、縛られ続けたオレは……~
hosimure
BL
オレの1つ年上の幼馴染は、強いカリスマを持つ。
同性でありながら、アイツは強くオレを愛する。
けれど同じ男として、オレは暗い感情をアイツに持ち続けていた。
だがそれと同時にオレ自身もアイツへの気持ちがあり、そのはざまで揺れ続けていた。
★BL小説&R18です。
恋なし、風呂付き、2LDK
蒼衣梅
BL
星座占いワースト一位だった。
面接落ちたっぽい。
彼氏に二股をかけられてた。しかも相手は女。でき婚するんだって。
占い通りワーストワンな一日の終わり。
「恋人のフリをして欲しい」
と、イケメンに攫われた。痴話喧嘩の最中、トイレから颯爽と、さらわれた。
「女ったらしエリート男」と「フラれたばっかの捨てられネコ」が始める偽同棲生活のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる