79 / 80
番外編
同窓会
しおりを挟む月一で会費を収める定例会と違い、山室組のこの一年に一度の寄り合いは遅れた新年会みたいなものだ。全国から錚々たる面々がやってくる。
毎年行きたくないが、今年の寄り合いに関しては群を抜いている。この場に出席しなきゃいけないレベルの幹部まで上り詰めてしまった事を後悔した位に行きたくない。田島さんは山室組若頭として挨拶をしなきゃならない。あの人の事だ。また余計な事を言ったらどうしたらいいんだ。
「将生さん、早く行かないと」
車から降りる気にもなれず不貞腐れる俺を、後部座席の扉を開けた阿部がやたらと急かす。無視を決め込み煙草を咥え、火を付けるでもなく瞼を閉じる。このまま、逃げてしまおうか。そんな事を考えていたら、阿部の脇から田島さんが顔を覗かせた。
「将生、雄二困らせたらダメだよ」
誰のせいだと思っていやがる。
「一平、行くぞ」
組長に呼ばれ、田島さんはそれだけ言って離れて行った。開け放たれた扉から紋付に身を包んだ二人を眺める。その背中はなんだか、本物の親子のようだ。
腹を括りながらも未だ重い腰を上げ車外に出る。冬の夜風に肩をすくめ、俺も人の波に乗って歩き出した。仕方がない。自分で決めた道だ。
会場となる宴会場に向かう道すがら、例年通りの人混みに揉まれ立ち止まる俺の背に低く嗄れた声が投げられた。
「将生」
俺らしくもない、心臓が竦み上がる心地。振り返ったそこにいたのは、國真会、伊崎会長だった。
「お久しぶりです」
深々と頭を下げる。話し掛けられるとは思っていなかった。これまでも寄り合いで顔を合わせてはいたが、お互い目も合わせなかったから。俺たちの中ではまだ、清算できていない。二度と清算なんて出来ないのだろう。会長が全幅の信頼を置き、國真会を背負う事を誰もが期待していた男の死は、余りにも重いものだ。
「ヨネの次は田島かい。節操がないのう」
下げた頭を上げられない俺の頭上、会長は低く笑う。
「二度と繰り返しんさんなや」
掠れた声で小さく返事をする俺の頭を、骨張った手が軽く叩く。通り過ぎた気配を感じ頭を上げたその先で、伊崎が微笑んでいた。
「おい、色男」
「孝明」
悪戯っぽく笑い、伊崎は肩をすくめた。
「親父なりの激励じゃけえ」
肩を叩き会長の後を追う背中を見送る。息が上がるような緊張感から解放され、深く息を吐いた。
……ところで何故会長が知っているんだ。
そんな俺の背中に、またしても声を掛けるものがあった。
「将生君、久しぶりやなあ」
振り返ると、嶋河会の若頭である沖島さんが人懐こい笑みを浮かべ立っていた。
「一平と付き合うたんやて」
微笑もうかと持ち上げた頬が引き攣る。
「将生君くらいべっぴんさんやとあんな無垢な一平でも落ちるもんやなあ」
「沖島さんまで」
何故知っている。
「みいんな知っとうよ」
みんなと言うのはどの範囲なのか、恐ろしくて聞く気にもなれない。気を失いそうな俺の視界に、またしても嫌な顔が掠める。
「将生さん、おめでとうございます」
とんでもなく嫌な笑みを浮かべた沢尻の顔を、沖島さんの前と言うことも忘れ危うく殴りそうになった。
「まさか田島さんととは思いませんでしたよ」
相変わらずにやにやと、この底意地の悪い陰険メガネが。そう心の中で罵っていると、見兼ねた沖島さんが止めてくれた。
「こら和磨、意地悪を言うたらあかん」
ふと沢尻に向けられていた視線が俺へと流れる。
「幸せになりんさい。ヨネちゃんの分もさ」
柔らかい笑みを残し、沖島さんは去って行った。沢尻を神戸にやってよかったと、沖島さんを見ていつも思う。
「寄り合いの後暇ですよね。同窓会でもやりましょうよ」
誰がやるか、と答える間も無く、沢尻もまた沖島さんの後を追って離れて行った。
深い息を吐き、人波に乗って席に着く。俺に向かう周囲の視線が痛い程だ。元々問題児として注目は集めていたが、その比ではない。沖島さんの言う皆は、そのままの意味なのだろう。
「何で全員知っているんですかね」
思わず隣に座る兄貴分である関さんに溢すと、驚いた顔が俺を振り返る。
「関さん、言いふらしましたか」
口が軽いこの男ならやりかねない。そう思っていたのだが、関さんは笑いながら首を振った。
「俺じゃねえって。まあ何で広まってるのか知らないなら知らない方がいいよ。お前暴れるだろ、また。お前が暴れると一平が親爺さんに絞られるんだから、やめてやれ」
何で俺が暴れると田島さんが絞られるんだ、とも思ったが、山室晋三らしい考えだ。そろそろ自覚しないといけないな。俺はもう、一人ではない。俺の行動ひとつひとつが、田島さんに影響を及ぼす事を。
やたらといらぬ祝福を受けた今年の寄り合いも終わり、その足で俺は沢尻に指定された料亭に向かった。沢尻が提案した、同窓会だそうだ。ただそんな大袈裟なものでもなく、俺と田島さん、沢尻と伊崎の四人。伊崎は俺たちより随分年は下ではあるが、俺と親しく、大きく三十代の幹部レベルと言う括りだそうだ。そもそも歳で言うなら伊崎より阿部の方が年上だと言うのだから驚きだ。やはり万年三下と、傘下一厳しい伊崎会長に認められた男とではこうも違うものかと感心する。
「将生さんずっと熱い視線を旦那に注いでましたよ」
座るや否や沢尻はそう言って、にやにやと笑う。よくよく俺の性質を知る沢尻は、一番物理的な距離のある俺の斜め向かいに席を取った。俺の手が及ばない所で俺をいじり倒す為だろう。
「孝明、席替われよ」
俺の向かいの伊崎は、呆れたように溜息を吐いた。
「やめやめ。和磨さんも、祝いの席じゃけえ仲良うせえ」
何の祝いなんだ。祝われる覚えはない。
そんな事で時間を潰していると、スーツの俺たちと違いきちんと紋付で寄り合いに出なければならず、着替えに行っていた田島さんが戻ってきた。また変なうさぎのパーカーを着て。
「ごめんなあ、お待たせ」
そのまま何故か俺の隣ではなく、俺の背後に腰を下ろし甘えるように腕を回してくる。
「疲れたあ」
「ちょっと、やめて下さい」
この二人の前でだけは全力でやめてほしい。
「ええ、頑張ったのに」
頑張ったのは分かるが、甘えるのは今ではない。
「田島さんはこっちです。早く乾杯しましょう」
無理矢理引き剥がし、やっとの思いで隣に座らせる。
「わしらがそがいな事したら、ぶち殺されるわ」
感心する伊崎の隣、沢尻はやはりにやけが止まらない様子。
「奥さん、褒めてあげて下さいよ」
「殺されたいのか沢尻は」
乾杯を済ませても、やはり二人は俺が田島さんと付き合ったと言う衝撃に夢中のようだ。今までだって俺は結婚もしていたし、恋人だっていたと言うのに。俺の気持ちは確かに違うが、それは俺の中でだけであって、周囲から見て何が違うんだかさっぱり分からない。確かに、組内部に手を出すのは初めてではあるが。それも、こんな顔をしているが田島さんは立場的には大物だ。今までと違い本気感はあるのかもしれない。それにしても腑に落ちない。
仏頂面の俺の横では、楽しげな会話が繰り広げられている。
「こん人凄いじゃろう」
「凄いよ。殴るわ蹴るわ」
田島さんの返答に伊崎は豪快に笑う。
「器用なふりしてからに、愛情表現が下手くそなんじゃ、将生さんは」
「愛情なんてないからだろ」
「ええ、すごい傷付いた」
山室のように、俺は人を愛せない。それは田島さんに対してもそうだ。俺にとっての愛とは、憧憬にも似たものなのだと思う。
「にしても、将生さんが下とはね」
「そうなん?こん人が?」
「並んだ姿見りゃ分かるでしょう。また違った意味で色っぽくなりましたよ、将生さん」
俺が反射的に立ち上がるのを察していたかのように、田島さんは両腕で俺を抱き竦め困ったように笑う。
「和磨、ちょっと抑えて。最近すぐ暴れるから」
「田島さんも立派な猛獣使いじゃなあ」
「こう言うとこ、可愛いだろ」
若頭二人は呑気なもんだ。田島さんに免じて握り締めた拳を解く。
「良かったな沢尻。田島さんがいなかったら神戸に帰れなかったよ君は」
「いるから煽ってるんですよ」
「上等だ。後悔するなよ」
再び全身に力を入れるも、やはり察知され抑え込まれる。田島さんに力では勝てない。仕方がないから、皮肉な笑みを浮かべてやる。
「俺がお前には許さなかったからって、当てつけとは大人気ないね、沢尻」
わざとらしい挑発に細い眉がぴくりと強張る。
「今日くらい良いでしょう困らせたって。こんな機会二度とない」
「さすが色男は複雑じゃのお」
楽しそうに伊崎は笑うが、俺を抑える田島さんは堪ったものではなかったらしい。
「二人とも仲良いのは分かったから、もうやめて」
田島さんの懇願で、仕方がなく俺たちは居直った。
その後は昔の事や、これからの事。やれどこぞの兄貴分が不甲斐ないだの、あの組は伸びるだの、いずれこの裏社会の核となって行く三十代らしい会話を楽しんでいるうち、ふと思い出す。
「ところで何でお前らも沖島さんも、伊崎会長まで知っているんだ」
田島さんは部屋住の三下は可愛がっているが、それは近くにいるからであって、離れて行った誰と連絡を取る事もない。俺以上に人に執着のないこの男らしいが、ほかの幹部連中だって暇ではない。こんな下らない噂がこうも早く広島や神戸に広まるとはどうも思えない。
その答えは、呆れ顔の沢尻から教えられた。
「会報にでかでかと書かれていたじゃないですか。田島一平と白井将生が組長公認の真剣交際を始めたって」
会報なんて、益になる情報がないから何年読んでいないか。大事な事が書かれていれば阿部が流してくるし、それが気になったら読む程度。まさかそんな所に書かれていたとは。揃いも揃ってバカしかいない。
「組長も節操のない将生さんに釘でもさしたんじゃないですか」
沢尻の煽りに、伊崎はまた豪快に笑う。
「山室組の大親分は親バカじゃ」
不貞腐れる俺を置いて、三人は楽しそうに笑っている。
それにしても、田島さんは何故か全く酔わないし、伊崎は酒豪だし、沢尻は立場的に一番下だから酒を注ぐ役割上自分のペースで飲める。俺だけが酔わされている気がしてならない。
おかげでぼんやりとしてきた頭で三人の会話を聞いていたら、酒が進み口が緩くなったのか、伊崎は不意につぶやいた。
「わしゃあ嬉しいんよ。将生さんは二度と立ち直れん思うとったから」
噛み締めるようなその言葉は、俺の胸ばかり締め付ける。
「悪かったな、孝明。お前にまで背負わせて」
「なんも。わしは好きじゃったけえ、米倉さんの事も、将生さんの事も」
米倉輝樹と言う男を間近で見てきた俺たちにとって、その存在は余りにもでかいものだった。誰もが憧れ、その背中を追った。この人についていきたい、そう思わせる力が米倉さんにはあった。その後釜など相当揉めた事だろう。それでも伊崎会長がようやく息子である孝明をその座に置く事に決めたのは、やはり普段おちゃらけたこの男の内に秘める強い思い故なのだと思う。広島の極道者の頭になる男が、何よりもあの人の後を継ぐ男が、伊崎で良かった。不思議とそう思う自分がいた。
不意に二人は示しを合わせたように膝を揃え、田島さんに向かい深く頭を下げた。
「田島さん、将生さんの事をよろしくお願いします」
その二人の言葉に、田島さんは少し気恥ずかしそうに微笑む。
「うん、任されました」
お前らは、一体俺の何なんだ。そんな言葉を挟む事もできない空気の中、ゆっくりと背中を摩る掌の感触に情けなくも滲んだ涙を呑み込んだ。
同窓会を終えたのは、日も跨いだ頃だった。タクシーに乗り込む二人を見送り、俺たちは阿部と三島が扉を開けて待つ車へと足を進める。
「楽しかったなあ」
そんな声が遠くで聞こえる。腰に回された腕が、ふらつく俺をなんとか車へと誘導しているようだ。後部座席に押し込まれても力の入らない俺の顔を、田島さんは心配そうに覗き込む。
「酔った?」
見れば分かるだろう。だいたいそんなに無防備に近付くな。
「田島さん、どうぞ」
そう言って助手席から三島が水を差し出す。
「おお、三島は本当に気が利くなあ」
「いえ、阿部が将生さんは酒に弱いと言っていたので」
「そうなの。偉いなあ雄二は」
阿部が照れたように笑い、ゆっくりとアクセルを踏む。
この人の下につく若手は幸せだ。比較せず、各々の長所を見て恥ずかしげもなく褒めてくれる。それはきっと、山室秀司がそうだったのだろうと思う。
腰に回されたままの腕に導かれるように肩に頭をもたれ身体を預け、手渡された水を飲むでもなく指先で撫でる。
「将生はさ、沢山の人に愛されてるよ」
「そんなもの、欲しいと思った事もないんですけどね」
田島さんは小さく笑うと、また警戒心もなく俺の顔を覗き込む。
「俺の愛は欲しがってね」
余りにも無防備に近付いてくるものだから、我慢もできず唇を塞ぐ。
「足りない位です」
視線を絡め、幾度も触れるだけのキスをする。ゆっくりと鎮まって行く瞳に、頬をくすぐる指先に、身体が熱を持って行く。
「あ、ちょっともう少しなんで我慢してください!」
不穏な空気を察した阿部の悲鳴に田島さんは笑って身体を離そうとするが、逃すつもりはない。首に腕を回し、首筋に唇を這わせる。
「将生、こら、まだ家じゃないぞ」
珍しく慌てている癖に、引き剥がされる様子もない。
「ダメだって、雄二も三島も困っちゃうから」
そう言いつつ腰に回された腕が力を持って行く。応えるように口付けて見詰め合えば、簡単なものだ。
「ちょっとこの人我慢出来ないみたいだから、二人とも後ろ見ないでね」
我慢できないのは、どっちも同じだろ。
「将生さんに酒飲ませたの誰ですか!禁酒です禁酒!」
頭を抱える三島と阿部の悲鳴の中、微睡のような温もりに身を任せ瞼を閉じる。
会長と俺の間であの悲劇は清算など出来ないと思っていた。前を向き歩き出す事の難しさを誰より感じていた。その変わるはずのなかった景色が、変わって行く。不愉快で、不快で、それでも何故、心を覆う重い雲が少しづつ晴れて行く感覚を心地よいと感じるのだろう。
米倉さん、俺は、貴方を忘れるんじゃない。貴方と共に歩き出すだけだ。この男とそして、田島さんの胸の奥底に眠る男と共に────。
了
0
あなたにおすすめの小説
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
溺愛極道と逃げたがりのウサギ
イワキヒロチカ
BL
完全会員制クラブでキャストとして働く湊には、忘れられない人がいた。
想い合いながら、…想っているからこそ逃げ出すしかなかった初恋の相手が。
悲しい別れから五年経ち、少しずつ悲しみも癒えてきていたある日、オーナーが客人としてクラブに連れてきた男はまさかの初恋の相手、松平竜次郎その人で……。
※本編完結済。アフター&サイドストーリー更新中。
二人のその後の話は【極道とウサギの甘いその後+ナンバリング】、サイドストーリー的なものは【タイトル(メインになるキャラ)】で表記しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
【R18+BL】甘い鎖~アイツの愛という名の鎖に、縛られ続けたオレは……~
hosimure
BL
オレの1つ年上の幼馴染は、強いカリスマを持つ。
同性でありながら、アイツは強くオレを愛する。
けれど同じ男として、オレは暗い感情をアイツに持ち続けていた。
だがそれと同時にオレ自身もアイツへの気持ちがあり、そのはざまで揺れ続けていた。
★BL小説&R18です。
恋なし、風呂付き、2LDK
蒼衣梅
BL
星座占いワースト一位だった。
面接落ちたっぽい。
彼氏に二股をかけられてた。しかも相手は女。でき婚するんだって。
占い通りワーストワンな一日の終わり。
「恋人のフリをして欲しい」
と、イケメンに攫われた。痴話喧嘩の最中、トイレから颯爽と、さらわれた。
「女ったらしエリート男」と「フラれたばっかの捨てられネコ」が始める偽同棲生活のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる