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追究編
災難
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誘拐された私はしばらく犯人の指示に従った
扉の前をさっきの女子達の軍団が通り過ぎた
そして、彼女達の叫び声に耳を澄ましてみると・・・
「祐司君どこ~!?」
「私と一緒にお昼を過ごしましょう~!」
「何言ってるの!?私が先よ!」
彼女達が去ってゆくと私はようやく解放された
犯人に向き直ると案の定彼・・・如月君がいた
『まったく女子達はこんな男のどこがいいんだか・・・』
それよりもまずは最初に思った疑問をぶつけた
「なんで私を巻き込んだの?如月君」
私は何もおかしなことは言っていないはずだがいきなり彼は爆笑しだした
なので、意味が分からないのでもう放って出て行こうとすると彼が後ろから腕を引いた
そしてさっきと同じ状態になり怒りの臨界点に突入した
「なんなの一体さっきから!いい加減にしてよ!」
大声で叫ぶとさすがに笑いは止んだもののまだ余韻を残した顔で彼は返答した
「イヤ~ゴメンゴメン。あまりにも普通の女の子とは違う反応だったから面白くって!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
あまりの予想外な言葉に一瞬反応が遅れた
「・・・どういう意味!?じゃあ普通ってどんなのよ?」
「そうだなあ、例えば・・・“危なかったね”とか僕に気がある子なんかだったら“今、私達2人っきりだね!”とか言うはずなのに、君ってば開口一番“なんで私を巻き込んだの?”なんだからこれが笑わずにいられるかい?フフッハハハハハハハハハハハッ!!」
それを見て、なんだか怒る気も削がれ今度こそ出て行こうと立とうとしたが体に絡みついている彼の手がそれを阻止した
「あの、友達が待っているからこの手を離してもらえないかしら?」
「無理っ!」
「なんでよ!」
「僕がこのままの状態が良いから」
何その理屈、子どもか!と喉まで出かかったが何とか呑みこんだ
心の中は嵐が吹き荒れていたが表面上は平常心で接しようと思い直し、穏やかな声で後ろの変態さんに声をかけた
「それに、私まだお弁当を食べていないんですけど」
それから少しの間があり変態さんが出した答えは・・・
「・・・そうだっ!この僕自らの手でお弁当を食べさせてあげよう。そしたらこのままで大丈夫!すごくいい考え!」
訂正しよう、彼は変態さんではない、超ウルトラ変態だっ!
「何がすごくいい考えよ!私にとってはこの上もない悪い考えよ!」
そう突っ込むと彼はその言葉に目を丸くしていた
「女の子にそんな風に言われたのは初めてだよ・・・」
それから少し間を開けて彼はため息交じりにボソッと爆弾を落とした
「いつもだったらこれぐらいで女の子はいちころなんだけどなぁ~」
「は?」
『今この人はさらっといちころとか言わなかったか?一体彼は今までどんな女の子に囲まれていたのだろう?』
私は彼との会話でずっと思っていたことを改めて感じる
『まあ、百歩譲ってこの世の女の子のほとんどがこの人に対してそういう態度だったとしよう
しかし、私はそんな女の子ではない!100人中99人がそうでも残りの1人は私のような人がいてもいいんじゃない?そうでもしないとこの超ウルトラ以下略みたいな人がこの世に沢山のさばってしまう!そんなことはだれが認めてもこの私が認めるものですか!!』
そんなふうに誰に言うでもない決意を心に刻んだのであった・・・
昼休みの間、屋上で1人お弁当を食べ終えた女子生徒がいた
彼女はお弁当を片付けながら密かに微笑んでいた
「よしっと。じゃ、そろそろ始めますか・・・」
周りからはこの笑みは誰もが見惚れそうなものだったが実のところこの笑みはこれから起きることを思えば悪魔の笑みだったかもしれなかった――――
______________________________________
ここまでありがとうございました!!
一体何が起きるのでしょうか?
次回は明日です
扉の前をさっきの女子達の軍団が通り過ぎた
そして、彼女達の叫び声に耳を澄ましてみると・・・
「祐司君どこ~!?」
「私と一緒にお昼を過ごしましょう~!」
「何言ってるの!?私が先よ!」
彼女達が去ってゆくと私はようやく解放された
犯人に向き直ると案の定彼・・・如月君がいた
『まったく女子達はこんな男のどこがいいんだか・・・』
それよりもまずは最初に思った疑問をぶつけた
「なんで私を巻き込んだの?如月君」
私は何もおかしなことは言っていないはずだがいきなり彼は爆笑しだした
なので、意味が分からないのでもう放って出て行こうとすると彼が後ろから腕を引いた
そしてさっきと同じ状態になり怒りの臨界点に突入した
「なんなの一体さっきから!いい加減にしてよ!」
大声で叫ぶとさすがに笑いは止んだもののまだ余韻を残した顔で彼は返答した
「イヤ~ゴメンゴメン。あまりにも普通の女の子とは違う反応だったから面白くって!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」
あまりの予想外な言葉に一瞬反応が遅れた
「・・・どういう意味!?じゃあ普通ってどんなのよ?」
「そうだなあ、例えば・・・“危なかったね”とか僕に気がある子なんかだったら“今、私達2人っきりだね!”とか言うはずなのに、君ってば開口一番“なんで私を巻き込んだの?”なんだからこれが笑わずにいられるかい?フフッハハハハハハハハハハハッ!!」
それを見て、なんだか怒る気も削がれ今度こそ出て行こうと立とうとしたが体に絡みついている彼の手がそれを阻止した
「あの、友達が待っているからこの手を離してもらえないかしら?」
「無理っ!」
「なんでよ!」
「僕がこのままの状態が良いから」
何その理屈、子どもか!と喉まで出かかったが何とか呑みこんだ
心の中は嵐が吹き荒れていたが表面上は平常心で接しようと思い直し、穏やかな声で後ろの変態さんに声をかけた
「それに、私まだお弁当を食べていないんですけど」
それから少しの間があり変態さんが出した答えは・・・
「・・・そうだっ!この僕自らの手でお弁当を食べさせてあげよう。そしたらこのままで大丈夫!すごくいい考え!」
訂正しよう、彼は変態さんではない、超ウルトラ変態だっ!
「何がすごくいい考えよ!私にとってはこの上もない悪い考えよ!」
そう突っ込むと彼はその言葉に目を丸くしていた
「女の子にそんな風に言われたのは初めてだよ・・・」
それから少し間を開けて彼はため息交じりにボソッと爆弾を落とした
「いつもだったらこれぐらいで女の子はいちころなんだけどなぁ~」
「は?」
『今この人はさらっといちころとか言わなかったか?一体彼は今までどんな女の子に囲まれていたのだろう?』
私は彼との会話でずっと思っていたことを改めて感じる
『まあ、百歩譲ってこの世の女の子のほとんどがこの人に対してそういう態度だったとしよう
しかし、私はそんな女の子ではない!100人中99人がそうでも残りの1人は私のような人がいてもいいんじゃない?そうでもしないとこの超ウルトラ以下略みたいな人がこの世に沢山のさばってしまう!そんなことはだれが認めてもこの私が認めるものですか!!』
そんなふうに誰に言うでもない決意を心に刻んだのであった・・・
昼休みの間、屋上で1人お弁当を食べ終えた女子生徒がいた
彼女はお弁当を片付けながら密かに微笑んでいた
「よしっと。じゃ、そろそろ始めますか・・・」
周りからはこの笑みは誰もが見惚れそうなものだったが実のところこの笑みはこれから起きることを思えば悪魔の笑みだったかもしれなかった――――
______________________________________
ここまでありがとうございました!!
一体何が起きるのでしょうか?
次回は明日です
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