オレの来世は黒歴史忍者っ!(連載版)

存在感の薄い者

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序章

今日もいいことしたわ~

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忍者の姿からフォームチェンジし、アジトに帰ると呟くのだった

「ふぅ、今日もいいことしたわ~」

それは、このオレ黒の破壊者ブラックナイトメア─オレはこの名前を認めていない!─改めクリストファー・ロード・フォレストである
そこに、オレに声をかける人物がいた

「お帰りなさいませ、坊ちゃま」

「ああ、今戻った。それと、あのな?カイル、もうそろそろ坊ちゃまはやめてくれないか?もうオレは18歳なんだぜ?」

「失礼いたしました。しかし、私にとってはいつまででもかわいい坊ちゃまなのですよ」

表情を一切変えずに淡々と言葉を紡ぐ男はオレの屋敷の執事長カイル・アクアだ
こいつは、年齢不詳・経歴不詳・プライベート不詳の謎が多い男だ
ある日、オレが3歳ぐらいの時に親父に連れられ、オレの側付きになった男だ
そして、その時から外見がほとんど変わっていない美魔女ならぬ美魔男だ
その秘訣を教えてほしい位だ
ちなみに顔もイケメンでまじうらやまけしからん奴だ

「今日も無事のご帰宅でようございました。こちら、本日中に見ていただきたい書類となっておりますのでご確認ください。」

「わかった。これを、陛下に3日後の王宮舞踏会までに届けてくれ。そしたら、もう今日は下がっていいぞ。」

そして、こいつはオレの忍者スタイルを知っているただ一人の男だったのだ
オレはさっき入手した書類を渡して交換で書類を受け取り、カイルに業務の終了を告げた

「承知いたしました。何かございましたらお申し付けください。」

「ああ」

カイルが一礼してから出ていくと、椅子の背もたれに寄りかかり、ぼーっとした

「こっちに転生してからもう18年か・・・・・」

そうして、オレは今に至るまでのことを回想するのだった────
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!

クリスさんの年齢を若返らせました~
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