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幼少期
あーもう!めいれいだっ!
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ギルドに入ると、色々な視線がオレに向いたが気にせずにオレは掲示板の前に行った
カイルは一言も言葉を発さずに、黙々とオレの後を着いてきた
「さてと・・・・きょうはなにがいいかな?」
ギルドは朝の8時から始まるが、その時に掲示板のところへ行ってしまうと、ガキのオレはすぐさまムキムキなむさい大人達に吹っ飛ばされるのだ
『あれは苦い思い出だったぜ・・・・』
若気の至りを思い出しながらオレはある依頼に目をつけた
「これにしよう!」
そう言って手にとったのは、薬草集めである
正直今のオレは色々な魔法が使え、魔獣なんかも中堅ぐらいなら普通に倒せる
しかし、3歳のガキがそれをやると大人達に目をつけられてしまう
それは大変ヨロシクナイ状況だ
良くも悪くもオレにとっては一番避けねばならない事案なのである
ギルドに目をつけられれば、変な依頼を押し付けられそうだし、悪い大人に目をつけられれば、路地裏や森でいつ身ぐるみをはがれるかわかったものじゃない
それだけですめばいいが、ボコられたあげく売り飛ばされたり、はたまた殺されたりしたら間違いなく大事になってしまう
もっと最悪なのは身ばれしたときだ
当然両親にばれる
そして、そのあと冒険を止めさせられることだ
今でさえオレにとっては窮屈に感じるあの家ははっきり言って退屈で暇なのだ
そう言ったことから、オレは地道に薬草を集めるのだ
クエストの紙とギルドカードを持って受付に行き、オレは必殺天使の微笑みを装備してお姉さんに渡した
「おねえさん、おはようございます!これ、おねがいします」
「おはようございます。お預かりいたします。スメラギ草50本回収のクエストですね?こちら、お渡しします。」
「ありがとうございます」
「それではお気をつけて」
お姉さんからギルドカードを受け取り、森へ向かった
このカードは身分証明にもなるが、クエスト完了時の確認の時にも使う
カードに読み込ませたクエスト内容を確認し、その成果を見て報酬が渡される
ちなみにオレが今回受けたクエストは、超超初級者がやるもので、よく小遣い稼ぎをしたいという子どもがやっているものだ
そして、採取系のクエストは内容より多く採取すると、それを一緒に提出してもいいし、そのまま自分の手元に置いておいてもよいのだ
採取系の他は魔獣や魔物などの討伐系依頼と商人や下級貴族の護衛系依頼とがある
また、街の人達のちょっとした頼みごとといったお助け系依頼がある
これもできそうなのがあれば子どもでもやっている
オレは森の入り口で立ち止まり、ずっと無言の側付きを見た
すると、やはり彼は何も装備をつけてはいない
仕方ないので、空間収納から短剣を1本のみ取りだし、彼に押し付けた
「はい、これ持っといて」
「しかし、それでは坊ちゃまの御身が・・・」
「あー、いいのいいの。オレはだいじょうぶだから」
「ですが・・・」
「あーもう!めいれいだっ!そんなまるごしでうろつかれるとこっちもめいわくなんだよ!じぶんのみはじぶんでまもれよ!わかったな?」
「承知致しました・・・・・」
何度も食い下がる彼にオレは最終奥義『職権乱用』を発動させた
それにより、彼は逆らえず、しぶしぶ短剣を己の腰に挿した
「じゃあ、ついてこい」
「はい・・・」
そうして、今お互いに無言のまま森の中で草をプチプチとちぎっている
ひたすらちぎっては空間収納にしまうの単純作業を行っている
そろそろ、採取も終わりオレの腰も限界に来そうなとき、それはやって来た
───ズドドドドッ、バリッ、ボキッ
それは、破壊の使者『ビッグボア』だった───
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!
なぜだろう・・・話が一向に進まない
カイルは一言も言葉を発さずに、黙々とオレの後を着いてきた
「さてと・・・・きょうはなにがいいかな?」
ギルドは朝の8時から始まるが、その時に掲示板のところへ行ってしまうと、ガキのオレはすぐさまムキムキなむさい大人達に吹っ飛ばされるのだ
『あれは苦い思い出だったぜ・・・・』
若気の至りを思い出しながらオレはある依頼に目をつけた
「これにしよう!」
そう言って手にとったのは、薬草集めである
正直今のオレは色々な魔法が使え、魔獣なんかも中堅ぐらいなら普通に倒せる
しかし、3歳のガキがそれをやると大人達に目をつけられてしまう
それは大変ヨロシクナイ状況だ
良くも悪くもオレにとっては一番避けねばならない事案なのである
ギルドに目をつけられれば、変な依頼を押し付けられそうだし、悪い大人に目をつけられれば、路地裏や森でいつ身ぐるみをはがれるかわかったものじゃない
それだけですめばいいが、ボコられたあげく売り飛ばされたり、はたまた殺されたりしたら間違いなく大事になってしまう
もっと最悪なのは身ばれしたときだ
当然両親にばれる
そして、そのあと冒険を止めさせられることだ
今でさえオレにとっては窮屈に感じるあの家ははっきり言って退屈で暇なのだ
そう言ったことから、オレは地道に薬草を集めるのだ
クエストの紙とギルドカードを持って受付に行き、オレは必殺天使の微笑みを装備してお姉さんに渡した
「おねえさん、おはようございます!これ、おねがいします」
「おはようございます。お預かりいたします。スメラギ草50本回収のクエストですね?こちら、お渡しします。」
「ありがとうございます」
「それではお気をつけて」
お姉さんからギルドカードを受け取り、森へ向かった
このカードは身分証明にもなるが、クエスト完了時の確認の時にも使う
カードに読み込ませたクエスト内容を確認し、その成果を見て報酬が渡される
ちなみにオレが今回受けたクエストは、超超初級者がやるもので、よく小遣い稼ぎをしたいという子どもがやっているものだ
そして、採取系のクエストは内容より多く採取すると、それを一緒に提出してもいいし、そのまま自分の手元に置いておいてもよいのだ
採取系の他は魔獣や魔物などの討伐系依頼と商人や下級貴族の護衛系依頼とがある
また、街の人達のちょっとした頼みごとといったお助け系依頼がある
これもできそうなのがあれば子どもでもやっている
オレは森の入り口で立ち止まり、ずっと無言の側付きを見た
すると、やはり彼は何も装備をつけてはいない
仕方ないので、空間収納から短剣を1本のみ取りだし、彼に押し付けた
「はい、これ持っといて」
「しかし、それでは坊ちゃまの御身が・・・」
「あー、いいのいいの。オレはだいじょうぶだから」
「ですが・・・」
「あーもう!めいれいだっ!そんなまるごしでうろつかれるとこっちもめいわくなんだよ!じぶんのみはじぶんでまもれよ!わかったな?」
「承知致しました・・・・・」
何度も食い下がる彼にオレは最終奥義『職権乱用』を発動させた
それにより、彼は逆らえず、しぶしぶ短剣を己の腰に挿した
「じゃあ、ついてこい」
「はい・・・」
そうして、今お互いに無言のまま森の中で草をプチプチとちぎっている
ひたすらちぎっては空間収納にしまうの単純作業を行っている
そろそろ、採取も終わりオレの腰も限界に来そうなとき、それはやって来た
───ズドドドドッ、バリッ、ボキッ
それは、破壊の使者『ビッグボア』だった───
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ありがとうございました!
なぜだろう・・・話が一向に進まない
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