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幼少期
まっずっっっ!!!
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意識が薄れる中、オレは走馬灯の後、来世に希望を持つことにした
そうして目を閉じて衝撃が来るのを待った
そう、待ったのだ
だがいくら経っても痛みが来ない
『え、もしかして、痛みも感じずに死後の世界に行ったってやつか?』
オレはそんなことを考えながら目を閉じて待つが、何も起こらない
『あれ?オレもしかして今度は地獄とかに連れてかれたのか?』
違う怖さを感じながらオレはゆっくりと恐る恐る目を開けた
すると、目の前には剣を持った筋骨隆々な男とローブを羽織っている魔法使いらしき女が立っていた
『地獄の番人ってこんな感じか?』
呆然としていると、すぐ後ろから声をかけられた
「ぼっちゃ、いや、リスト!無事、なのかっ!?」
その声は先ほど恋しく思っていた人物のものだった
オレは思わず振り返った
目をつむる
目を開ける
目をつむる
目を開ける
見間違いじゃない
そこには走って来ただろうカイルが膝に手をついて息を整えているところだった
彼がいるということは、オレはどうやら死んでいないらしい
つまり、オレの前に立ってる男たちは助っ人ということだ
『あっぶねぇ!危機一髪っ!』
遅れて安堵と恐怖を感じ、オレは男たちを見つめた
「坊主、大丈夫か!大丈夫ならすぐにどこかに避難しろ!怪我するぞ!」
「はっ、はい!」
そう言うとオレはすぐにカイルに支えられながら、離れた場所まで退避した
それからの戦いは圧倒的なものだった
もちろん男たちの方がだ
前衛を男、後衛を女が役割分担し、お互いに補い合っていた
まず、男が勇敢にもオーガに立ち向かい、炎を纏わせた剣で切りつけていた
そして、女はオーガが男に攻撃をしようとすると、すかさずオーガに牽制攻撃を与えていた
それに加え、女は男に補助魔法をかけて更に男が力を発揮できるようにしていた
それはまさしく、完成されたというべき素晴らしい連携だった
オーガは足や手を切り取られながらもさっきオレが死にかけた魔力弾を放ち抵抗をしていた
だが、その抵抗も虚しく、最後に男がオーガの首を切ることで戦いの幕を閉じた
戦いが終わると、2人はオレ達の所に来た
「お前ら怪我はないか?」
「だ、だいじょうぶです!」
男に聞かれたので、オレが答えた
「はい、これ飲んで・・・」
ずっと黙っていた女が自分の鞄から一つの青い液体が入ったビンを取りだし、オレに差し出した
「これはなんですか?」
「魔力回復薬」
オレが謎のビンの正体を尋ねると、女は端的に答えを言った
オレは魔力切れにより立っているのも限界、ともすれば意識がとびそうだったが、初対面の人から貰ったものを果たして本当に飲んでしまってもいいものかと迷っていると、男がそんなオレを見かねて口を開いた
「こいつ、無愛想だけど、ただ口下手で人見知りってだけだから、気にせず飲め飲め!」
「・・・・うるさい」
女とは対称的な男がまるでお酒を勧めるかのように促した
女はそんな男の言葉に機嫌を悪くし、抗議をしていたがいつものことなのか、男は全く気にしている様子は無かった
「えっと、それじゃあありがたくいただきます」
恐る恐る口元にビンを持っていき、一息に飲み干した
「っ・・・・!」
オレはそれを飲み干したと同時に地面にゴロゴロと転がり、悶え苦しんだ
『まっずっっっ!!!』
そう、それはとてもまずいのだ
苦いなんて言葉で表せられないほどの苦さだった
かわりに魔力は全回復したが、違う意味で意識がとびそうだった
「・・・それ、味、改良する前のやつ・・・」
「うぇぇぇ~、なんでそんなものをっ!」
オレはその問題発言に涙目で抗議した
「・・・・今回のような無理よくない・・・だから、その味・・・忘れないで・・・・・」
「ガハハハ!こいつの優しさだ!ありがたく受け取っとけ!」
「うぅぅ~、わ、わかりました・・・・」
会話でも見事な連携プレーをしているのを聞きながら、人見知りなりの「新人に対する忠告」は十分伝わってきた
しかし、味でそれを伝えるのはやめて欲しかった
それにしてもまずい
逆に改良版はどんな味がするのかとても気になるが、今試すのは恐いので、またの機会にしようと思う
その後、オレ達はオーガから回収できる素材だけ採取し、ギルドへと帰った
──────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!
やっと森から帰れます~
長かった・・・
はやく例のスキル出したいです!
書いてると勝手にキャラが寄り道するんですよね・・・・・
そうして目を閉じて衝撃が来るのを待った
そう、待ったのだ
だがいくら経っても痛みが来ない
『え、もしかして、痛みも感じずに死後の世界に行ったってやつか?』
オレはそんなことを考えながら目を閉じて待つが、何も起こらない
『あれ?オレもしかして今度は地獄とかに連れてかれたのか?』
違う怖さを感じながらオレはゆっくりと恐る恐る目を開けた
すると、目の前には剣を持った筋骨隆々な男とローブを羽織っている魔法使いらしき女が立っていた
『地獄の番人ってこんな感じか?』
呆然としていると、すぐ後ろから声をかけられた
「ぼっちゃ、いや、リスト!無事、なのかっ!?」
その声は先ほど恋しく思っていた人物のものだった
オレは思わず振り返った
目をつむる
目を開ける
目をつむる
目を開ける
見間違いじゃない
そこには走って来ただろうカイルが膝に手をついて息を整えているところだった
彼がいるということは、オレはどうやら死んでいないらしい
つまり、オレの前に立ってる男たちは助っ人ということだ
『あっぶねぇ!危機一髪っ!』
遅れて安堵と恐怖を感じ、オレは男たちを見つめた
「坊主、大丈夫か!大丈夫ならすぐにどこかに避難しろ!怪我するぞ!」
「はっ、はい!」
そう言うとオレはすぐにカイルに支えられながら、離れた場所まで退避した
それからの戦いは圧倒的なものだった
もちろん男たちの方がだ
前衛を男、後衛を女が役割分担し、お互いに補い合っていた
まず、男が勇敢にもオーガに立ち向かい、炎を纏わせた剣で切りつけていた
そして、女はオーガが男に攻撃をしようとすると、すかさずオーガに牽制攻撃を与えていた
それに加え、女は男に補助魔法をかけて更に男が力を発揮できるようにしていた
それはまさしく、完成されたというべき素晴らしい連携だった
オーガは足や手を切り取られながらもさっきオレが死にかけた魔力弾を放ち抵抗をしていた
だが、その抵抗も虚しく、最後に男がオーガの首を切ることで戦いの幕を閉じた
戦いが終わると、2人はオレ達の所に来た
「お前ら怪我はないか?」
「だ、だいじょうぶです!」
男に聞かれたので、オレが答えた
「はい、これ飲んで・・・」
ずっと黙っていた女が自分の鞄から一つの青い液体が入ったビンを取りだし、オレに差し出した
「これはなんですか?」
「魔力回復薬」
オレが謎のビンの正体を尋ねると、女は端的に答えを言った
オレは魔力切れにより立っているのも限界、ともすれば意識がとびそうだったが、初対面の人から貰ったものを果たして本当に飲んでしまってもいいものかと迷っていると、男がそんなオレを見かねて口を開いた
「こいつ、無愛想だけど、ただ口下手で人見知りってだけだから、気にせず飲め飲め!」
「・・・・うるさい」
女とは対称的な男がまるでお酒を勧めるかのように促した
女はそんな男の言葉に機嫌を悪くし、抗議をしていたがいつものことなのか、男は全く気にしている様子は無かった
「えっと、それじゃあありがたくいただきます」
恐る恐る口元にビンを持っていき、一息に飲み干した
「っ・・・・!」
オレはそれを飲み干したと同時に地面にゴロゴロと転がり、悶え苦しんだ
『まっずっっっ!!!』
そう、それはとてもまずいのだ
苦いなんて言葉で表せられないほどの苦さだった
かわりに魔力は全回復したが、違う意味で意識がとびそうだった
「・・・それ、味、改良する前のやつ・・・」
「うぇぇぇ~、なんでそんなものをっ!」
オレはその問題発言に涙目で抗議した
「・・・・今回のような無理よくない・・・だから、その味・・・忘れないで・・・・・」
「ガハハハ!こいつの優しさだ!ありがたく受け取っとけ!」
「うぅぅ~、わ、わかりました・・・・」
会話でも見事な連携プレーをしているのを聞きながら、人見知りなりの「新人に対する忠告」は十分伝わってきた
しかし、味でそれを伝えるのはやめて欲しかった
それにしてもまずい
逆に改良版はどんな味がするのかとても気になるが、今試すのは恐いので、またの機会にしようと思う
その後、オレ達はオーガから回収できる素材だけ採取し、ギルドへと帰った
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ありがとうございました!
やっと森から帰れます~
長かった・・・
はやく例のスキル出したいです!
書いてると勝手にキャラが寄り道するんですよね・・・・・
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