オレの来世は黒歴史忍者っ!(連載版)

存在感の薄い者

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学園編

あの時イタイとか言ってすみませんでした!

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あの日以来オレは魔法戦士であるギルベルトさんと魔法使いであるアイリスさんとギルドで会えば話しをしたり、時々パーティーを組むようになった
そして、カイルはあの後なぜか落ち込み気味でその理由が分からなかったが、屋敷へと帰る途中いきなり立ち止まり、決意の表情でオレに告げた

「・・・・・今度は坊ちゃまに守られるのではなく、お守りできるよう私は強くなります!」

「お、おう、がんばれ?」

「はい!坊ちゃまの一番の従者となります!」

オレは、適当に応援したら物凄くきらきらとした目標を宣言された

『まっ、まぶしい!これがイケメンのオーラという名のシャイニング攻撃なのかっ!?』

心の中でシャイニング攻撃を防御したが、表面上ではそんなことはおくびにも出さなかった

そんな一幕があったが、時が経つのは早くオレは今12歳である
5歳から思いっきり飛ばしすぎだろって?そんだけオレの人生は平穏無事に過ぎてくれたと言うことだ
あったとしても、ちょっと誘拐されたり、ちょっと勉強を同学年のレベルにキープしたりしたがそれはオレにとっては些末なことなのである
それは全然ちょっとじゃないとか文句あるやつはかかってこい、オレの黒歴史スキルで悶えさせてやるよ

そうそう、黒歴史スキルで思い出した
つい、この前オレに婚約者が出来ました・・・・
前世非リア充のモテない男子にとってそれは衝撃的だった
たとえそれが政略的なものだとしても、前世のオレは滂沱の涙を流した
そして、初の顔合わせ当日オレはとてもそわそわした

『まだだろうか・・・・はっ!服こんな感じで良いのか?髪型も大丈夫だろうか?』

そんな感じで、オレは一日うろうろ、そわそわしていた
それを見て、カイルは紅茶をオレの前に置いた後、オレの心の声に答えをくれた

「坊ちゃま、お召し物もお髪も大変宜しゅうございますので、そのように不安にならなくとも良いかと」

「そうだけど!でも第一印象って大事だろっ!これから人生を共に歩む人に会うって言うのにそれが最悪なだけでオレの人生は死ぬまで灰色とか嫌なんだよ!!」

カイルのエスパーのような回答にオレは一生懸命力説した

「さようでございますか・・・」

一人あわあわしながら過ごしていると時間はすぐに待ち合わせの時間となった

「坊ちゃま、お時間です」

「あぁ、い、行こうか」

そう言って一歩を踏み出したが、それを止める者がいた

「坊ちゃま、手と足が同時に出ております」

「・・・・・・・・」

すぐにオレはそれを直し、何事も無かったかのように振る舞った

扉の前に立ち、深呼吸をした
吸って
吐く
吸って
吐く
吸って
吐く

「坊ちゃま、過呼吸になっております。落ち着いてください」

「・・・わかってる・・・・・」

オレは自身のチキンハートに嫌気がさしながらも、それに鞭を打ってなんとか無理矢理落ち着かせた
酷い手汗を拭い、オレは扉を開けるようにカイルに目線で合図をした
そして、一歩室内に入ると、中では既にオレの両親と婚約者とその両親がいた

「あら、主役が来たみたいね」

「そのようですわ」

母親同士気が合ったのか、友達のような雰囲気でそのようなやり取りをしているのを見ながらオレは席についた
それから、オレは勇気を振り絞って目の前の婚約者に目を向けた

『神様、オレ転生してよかったです!あの時イタイとか言ってすみませんでした!』

心の中ではファンファーレがなり、あのイタ神にすら感謝してしまった
なぜなら、婚約者はオレの好みドストライクな勝ち気美人だったからだ
オレは事前の釣書を思い出した
名前はアリシア・バーニングで俺より2歳年下の10歳で伯爵家の長女であったはずだ
そして、定番のあとは若いお二人で~をやられた

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・」

会話がないっ!
空気も重い!

とりあえず、勇気を出してオレから話しかけた

「き、今日は天気が良いので、一緒に我が家の庭をご覧になりませんか?」

「・・・はい」

彼女をエスコートし、庭に連れ出した
うちは公爵家だけあって庭も屋敷に合った壮観さだ
季節それぞれに咲く花は、庭師の考えられた設計により、年中無休で目を楽しませてくれる
その中でもオレは彼女を薔薇園に案内した

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

無言再び・・・
しかし、オレはここで挫けずに話しかける

「ご趣味は何かございますか?」

「・・・・・・・チェスと乗馬を少々・・・・・」

「そうですか、ワタシも乗馬はよく致しますので、今度一緒にどこか遠乗りにでもでかけませんか?」

「・・・・ええ、喜んで」

趣味の返答までが少し長かったが、なんとか会話が続き、オレは嬉しさに感動した
庭をゆっくり歩いて奥にあるあずまやまで来たので、そこで少し休憩する
他にも休日の過ごし方や好きなものについての話しをして、さっきまでいた部屋に帰ろうとした時、異変は突如として起こった

オレ達の目の前に刺客があらわれた───
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!

今回も黒歴史スキル出せませんでした!
こんな駄作に付き合っていただきありがとうございます!
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