オレの来世は黒歴史忍者っ!(連載版)

存在感の薄い者

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幼少期

オレ、まだぴちぴちの3さいじなんですけどっ!

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オレは目の前のオーガをどうしたらいいのか、迷っていた
とにかく今はこれ以上森から出さないようにし、尚且つ倒せればベストということだ

「なんて、むりげーだよっ!」

あっ、ヤバイ、目から汗が出てきた・・・・

『こっ、これは涙なんて軟弱なものじゃないんだからねっ!』

オレは、許容範囲を越える状況になると、妙なテンションになるらしい
こんなことは一生知りたくはなかった

そんな風に現実から逃避していると、敵であるオーガが動き出した
手に持っている棒を大上段からオレに向かって降り下ろそうとしていた
その力とスピードはさっき倒したキングボアに勝るとも劣らないほどだ
なんとか、紙一重で避けたが少しでも遅れれば、すぐさま肉の塊となってしまうだろう

「オレ、まだぴちぴちの3さいじなんですけどっ!てかげんぷりーずっ!!!」

情けないと言うことなかれ
これは魂の叫びである
断じて前世の年齢を足してはいけない
もし、足すような奴がいれば、オレはオーガよりも先にそいつを殺る

「かいるはやくきてくれ~!!」

オレはさっきわかれたばかりの側付きが恋しくなった
心の中では漫才をしているようだが、現実では魔法を駆使して跳んだり、避けたり、走ったりしてとにかく逃げまくった
ここで無駄な魔力の消費は死に直結する

オーガはそんなオレがうっとうしく感じたのだろう
遂に物理攻撃以外の方法を講じてきた
そうそれは、魔法である
もちろん、人間がやるような系統的なものではなく、魔力を直接敵に打ち出すといった拙いものである
しかし、オーガの魔力は通常の人の10倍はある
これが最凶の名の所以である

さすがにこれは避けることは敵わない
咄嗟に風の結界ウィンドプロテクションをかけた
しかし、それはすぐにヒビが入った

「まずっ!」

完全に魔法の結界が壊れる前に横に全力で跳んだ
オレがさっきまでいた場所は地面が抉れて無惨なことになっていた
ますます、絶体絶命のピンチに追いやられた

そして、オーガはすぐに次の攻撃をしてきた
今度は2つの弾丸が飛んできた
オレは避けられないと感じ、風の結界ウィンドプロテクションを4重に重ねがけした

結界に着弾すると、1つ目と2つ目の結界はすぐに破壊され、3つ目もヒビが入り、直ぐにでも壊れてしまいそうだ

「たのむ、もってくれっ・・・・!」

そんなオレの願いも虚しく、3つ目の結界も壊れ、あとは最後の1枚だけが残った
それも段々と衝撃に耐えられずにたわんで、弾けそうだった
その時のオレは今日一日での魔力消費が最大となり、直ぐに底をついた
徐々に体から力が抜けていき、意識を保つのが精一杯になってきた

「くそっ、こんなところでまたしんでたまるかっ!!」

片膝を付きながらオレは必死に結界の維持に集中した
だが、現実は残酷で結界にヒビが入り、パリンと崩れてしまった
目の前に迫る魔力弾を眺めながらオレは短い人生を走馬灯のように振り替える

『あぁ、セカンドライフもここまでか・・・・夢のスローライフがしたかったな・・・・・・』

死の覚悟をしたオレは最期にそんなことを思うのだった
─────────────────────────────────────────────
ありがとうございました!

主人公ピンチ!
主人公がオーガ倒せるって?
それは不可能!
なぜって?
彼が3歳児だからっ!

前に主人公にオーガを倒して欲しいと言いましたが無理でした~
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