間違えましたっ!!

存在感の薄い者

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続・絶体絶命!?

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あれから、休み時間になるごとにチャイムが鳴った瞬間女子トイレに逃げ込んだ
だが、しかし次は長い長い昼休みさすがに便所飯はつらい・・・
そこで思い付いた案は―――

『チャイムが鳴ったら体育館裏にお弁当を持ってダッシュ・・・!!!』

そして作戦実行の鐘が鳴る
その瞬間目にも止まらぬ速さで行動した

「ふぅー、作戦成功」

体育館裏に行くとちょうど座れそうな切り株があったのでそこに腰をかけた
そして、つい安堵の息を吐き、お弁当を広げた

「いただきます!!」

今日1日ずっと気分が沈んでいたため、ちょっとしたことが嬉しかった

「うーん!やっぱりお母さんのお弁当おいしい!!」

しかし、そんな幸せな時間も長くは続かない
突然私の足元が暗くなった
おそるおそる顔をあげると、知らない女子達が立っていた

「あのー、何か私にご用ですか?」
「ええ、用ならあるわ、拓海様のことで」

そのなかでもリーダー格ぽい美少女が口を開いた瞬間他の女子達が桜を囲った
昔はこういうことがよくあったが、最近は平穏だった為に油断していた
久しぶりのことに私は体に緊張が走るのが分かった
だが、ここで慌ててはいけない
食べかけのお弁当を片付けながらまずは深呼吸をする

「それで、篠原君のことってなんですか?」

ここは彼をいつものように呼んではかえって逆効果と言うことも長年の経験から熟知していた

「その前に自己紹介がまだだったわね。私は篠原拓海ファンクラブ、通称ヒマワリの会会長の城ヶ崎紅葉じょうがさき くれはよ!」
「えっと、綾小路桜です」

自己紹介されたので礼儀として一応こちらも名前を告げた

「知ってるわよ!!」

何故か怒鳴られてしまったがまあ、彼に恋する乙女は常にこんな感じなので気にすることもないが・・・
ちなみになぜ「ヒマワリの会」と呼称されているのかというと、確かヒマワリの花言葉が「憧れ・あなただけ見つめてる・崇拝」だったはずだからである

「ところで、綾小路さんこれどういうことですか?説明してくれません?」

そう言って彼女はスカートのポケットから携帯を取り出しながらある画像を私に見せた
それを見た瞬間私は驚愕のあまり目を限界まで見開き、その画像を凝視した
なぜならそこには昨日私と拓海君との事故現場つまり、キスをしている瞬間がばっちり写っていたからである

「ななな、なんでこんなものが!?」
「何でって朝からこの画像があちこちに送信されてばらまかれているのにあなた知らずに今日1日過ごしてたの?」
「知りません知りません、こんなこと!!」
「あら、てっきりこのことが原因で皆から逃げ回っているのかと思ったわ」

あまりにも衝撃的過ぎて私は今の状況を忘れて放心していた

「なら今知ったってことで説明してくれる?」
「・・・・・・・・・・」

しかし、放心中の私は彼女の声が右から左に抜けていた
それに苛ついた会長さんは私の肩を掴んで揺さぶった

「ちょっと、聞いてるの!?」
「・・・あっ、すみません。えっと、何でしたっけ?」
「だから、この画像は一体全体どういうことかって訊いてるの!!」

私はまた1つ深呼吸をして心を落ち着かせた

「えっと、それはただの事故です。だからあなた達が心配するようなことは何もないのでご心配なく」

それを聞いても会長さんの表情は一切晴れなかった
むしろ険悪になった

「何をどうしたらこんなことになるって言うのよ!!」
「そう言われても、私がドジだからとしか言えません!!」
「はあ!?意味わかんないこと言わないでよ!!」

会長さんが私に掴みかかってきたが私も私で冷静ではなかった
そんな私達を引き離そうと会長さんと一緒に来た女子達が仲裁しようとした

「会長、さすがに暴力沙汰はヤバいですよ!!」
「そうですよ、やるならもっとわからないようにしないと!」

最後の言葉だけは聞き捨てならなかったが私は聞かなかったことにした
彼女達の言葉に会長さんも冷静になり、1つ咳払いをした

「とにかく、今後またこんなことがあるかもしれないから彼には近付かないで!!」

そんな捨て台詞を言って取り巻き達と会長さんは去って行った
その後ろ姿が見えなくなると、私はため息を吐きながら再びお弁当を広げた

「うーん!おいしーい!!」

またお弁当によって私の気分は上昇した
だが、こういうときに限って不運とは続くものである

「――――――っ!?」
「つーかーまーえーたー」

突然後ろから誰かに抱きつかれ驚きと恐怖に襲われたが、次に聞こえた地を這うような声により違う意味の驚きと恐怖が私の心臓を凍らせた

「タクミクン・・・・・・」
_____________________________________
ここまでありがとうございました!!
そして更新が遅れてすみませんでした!
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