壁の穴

月夜野レオン

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変化した壁

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翌週、俺は先週の快感が忘れられずに、また壁の店に来てしまった。
ハッテン場とは違って会話を楽しむことは出来ないが、なかなかのテクニックだったあの口と尻をもう一度味わいたいと思ってしまった。
うまく巡り合えるかは分からなかったが、なんと部屋に入ってチンポをしゃぶってもらった時に前回のヤツと同じだと確信した。
こりゃラッキーと思いながらゴキゲンでフル勃起した俺は、先週と同じく絶品の尻に調子良くパンパンとハメていた。
途中で何かモーターのような音がした気がしたが、イキかかっていた俺は気がつかなかった。
「…ん?……えっ、何だこれっ」
ラストスパートをかけようと腰を大きく引いたところで、何かが尻に触れて後ろを振り向いた。
そこにはもうギリギリまで近づいていた反対側の壁があった。
「えっ……ちょっ…」
慌ててる間も壁は動き続けて、ついには腰が動かせないところまで狭まってしまった。
両手で後ろの壁を押そうとして、尻が何かにスポッとハマってることに気づいた。
「?………ま……まさかっ」
尻の縁をなぞって、それがまさに今自分が突っ込んでいる尻と同じ状態であることが分かった。
「嘘だろっ?」
これじゃ、俺がネコで尻を向こうの部屋に突き出しているのと同じだ。
慌てて尻を引っ込めようとするのに、前にある尻がもっとピストンしろとばかりに突き出してくるもんだから引っ込められない。
「ひっ」
尻を撫でられた。
熱い大きな手が、形を確かめるように俺の尻を撫で回す。
「ち、違うっ。俺はネコじゃないっ。やめっ……ひぃっ…」
撫で回していた手にぐいっと尻たぶを開かれ、ふうっと穴に息を吹きかけられた。
嘘だろっ、見られている、俺の穴が。
恐怖にヒクつく穴に何度も息が吹きかけられ、ついにベロリと熱いナメクジのようなもので濡らされた。
「あっ……ああ……っや、め……っああ~…」
間違いなく舌で舐められている。
窄まったひだを解すように何度も何度もヌメヌメと滑り、真ん中の穴に侵入しようと舌先が突いてくる。
唇まで吸い付いてきて、穴全体をきゅうっと吸われる。
「っ……」
驚愕と思いがけず走った快感に、体がビクつく。
必死に括約筋に力を入れて舌の侵入を拒んでいたが、ふっと消えた舌の感触の代わりに今度はぬめりを帯びたものが触れてくる。
やばい、これは指だ。
円を描く様にひだをクルクルと撫でた後、一本の指が穴にズブリと押し込まれた。
「あああっ」
衝撃はハンパなかった。
処女の穴に侵入した指は容赦なく中をグネグネと刺激して抜け出すと、今度は二本揃えてグブグブと侵入してくる。
ジェルを馴染ませ穴を広げるように中で蠢く指と、チンポを食って離さない前の尻に、俺は動くことも出来ずに呻いた。
三本になるとさすがに苦しくて、後ろの壁をドンドンと叩いて止めるように伝えるが、指の動きは一向に止まらない。
ついに指が引き抜かれ、焦って体を捩じったが叶わず、熱くて太い肉棒に俺の処女穴はズブリと犯された。
「ああ~っ……うっ…く……ああぁっ」
壁を叩いても掻き毟っても侵入を止めないチンポは、恐ろしくデカく長かった。
全てが尻の中に納まった時には、もう声も出せなかった。
さすがに萎えかけた俺のチンポを、しかし飲み込んだ尻は逃さない。
ゆっくりと始まった巨根の出し入れとタイミングを合わせるかのように押しつけてくる尻は、再び勃起を促す。
「…うっ……あぁっ……ひぃっ、ひ……うぅっ…」
身動き出来ないのに、前から後ろから攻められて、俺はもう訳が分からなくなってきた。
強制的に与えられる快感に腰と内股がヒクヒクと痙攣し、脳は沸騰した。
突然、後ろからガンガン攻めていた巨根がズルリと抜き取られる。
「……え…?………ひっ…」
広がった穴がヒクヒクとしているところに、ブチュッとジェルが押し込まれる。
そして再び押しつけられたチンポの生々しい感触と熱に、俺はハッとした。
これって、まさか生チンポ?
嘘だろ?ここ、生はダメって……
ズドンッとぶち込まれた。
「うあああっっ」
ゴム無しの生のチンポの熱さと中をゴリュゴリュと擦る強さに、瞬間的に射精した。
ビュッとゴム越しに前の尻の中にザーメンを注ぎ込みながら、尻の中のチンポをぎゅうぎゅうと締めつけてしまう。
巨根は一切躊躇を見せずにガンガンとピストンをしてくる。
熱くて、固くて、デカいオスのチンポに、俺は成す術もなく喘がされた。
奥までチンポが入ると、腹の奥の方がきゅっとなる。
これって、入っちゃいけないところまで来ているのかも。
こんな鬼のようなサイズなら、直腸まで突っ込んでも不思議じゃない。
容赦ないスピードで出し入れされて、腹の底にググッと力が入ってくる。
やばい、これで射精されたら後ろでイってしまう。
でも身動きがとれない。
前の尻の締めつけ具合もピストンもすごくて、俺のチンポもイきそうだった。
「……はっ……ああ…んっ……くう……」
前も後ろもヒートアップしてスピードが増してくる。
ああ、中出しされてしまう。
このデカいチンポに屈服させられてしまう。
「イくっ……あっあっ…イくっ……っ…ああーっ」
チンポが爆発するのと同時に下っ腹が痙攣して、俺は初のメスイキを体験させられた。
メスイキしてきゅんきゅん締まるケツを更にガチュガチュと犯した巨根は、一番奥まで突っ込んできてそこでザーメンをビュッと発射してきた。
「ひっ……ひっ………あっあ…」
直腸に直接ザーメンを叩きつけられる衝撃で更にメスイキが続く。
ガクガクと全身が震えて、気が遠くなりかける。
放心状態からやっと我に返ったときには前にあった尻は無くて、チンポにつけてあったゴムも外されて綺麗になっていた。
腰が前に動かせるようになったので、ハンドルに掴まりながら腰を前に出して後ろのチンポをゆっくりと抜く。
「…っ……く…っ」
内壁を擦る刺激に出そうになる声を我慢して、やっとこさ抜き終えると腰が砕けてへたり込んだ。
後ろを振り返ると、壁からはまだ完全勃起した巨大なチンポがもの凄い角度で壁から生えていた。
ゲイビとかで見る堂々とした黒人サイズ。
これが今まで自分の中を犯していたのかと思うと、背筋がゾクッとした。
綺麗にしてくれるのを待っているのか、デカチンポは一向に引っ込まない。
手違いではあったけどトラブルになるのもイヤだし、なにより顔を見られるのがイヤだったので手早く備え付けのタオルで拭いた。
すっとチンポが引っ込んでカーテンが引かれるとほっとして、慌てて服に手を伸ばす。
何でこんなことになったのか。
掘りに来て逆に掘られてしまうとは。
俺は軽いパニック状態で服を着て、カバンを引っ掴んでドアから飛び出した。
実際は腰が砕けていてヨロヨロとだったけど。
取り敢えずティッシュで尻は拭いたが、中にはまだザーメンがたっぷりと入っている。
でも両方の部屋にいたヤツらと顔を合わせるのは間違っても嫌だったから、取り敢えず外に出て駅かどこかでトイレに入ろう。
尻に力を入れながら何とか階段を登りきると、溜め息をつきながら扉を開けた。
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