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令嬢は踊る
第八話 修行
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レナがもう一度『破裂玉』を投げ、タイミングを学ぶと、次の段階へ進んだ。
「それじゃあ、次は連携ね」
ネモがそう言い、イヴァンを呼ぶ。
「まずはレナちゃんが破裂玉を投げて魔物を怯ませる。その隙にイヴァンが剣で攻撃、レナちゃんはその援護」
「やっぱり剣を使うんですね……」
「そうよ。そりゃ、アンタは剣の才能は無いけど、ちゃんと使えるし戦えるじゃない。錬金術師がそれだけできれば十分よ。それにアンタの魔道具をこの辺の魔物に使うのは勿体ないわ」
この辺は低級の魔物しか居ないので、イヴァンが作る魔道具を使うにはコストがかかりすぎてつり合いが取れないのだという。
やだなぁ、と肩を落とすイヴァンを無視して、ネモはレナに向き直って言う。
「いいこと、レナちゃん。錬金術師は基本的に魔道具を使って戦うわ。けど、それって結局、お金がかかるの。だから、出来る限りコスパの良い魔道具を自分で作って、それを使って上手に魔物を狩るのよ」
レナの獲物は柄の長いハンマーだ。それで狩れるならそれで良いが、レナは所詮インドア系の錬金術師だ。ランクの高い魔物を狩るなら、魔道具頼みになる。
剣や弓、魔法などの才能など、そんな都合の良いものは早々持っていないものだ。
「師匠、呪術や魔法じゃ駄目なんですか?」
「それを使ったら魔道具を使うまでもないでしょうが! 今回の魔物狩りはレナちゃんのためのものなんだからね!」
イヴァンが剣よりも適性のある得意分野を上げるが、それにネモは柳眉を吊り上げて却下した。
それを受け、ハイ、分かりました……、と肩を落とすイヴァンに、レナが慌てる。
「あの、イヴァン先輩――」
「あー、いいのいいの、レナちゃんは気にしない!」
嫌なら無理しないで欲しいと言おうとしたレナに、ネモは軽い調子でそれを止める。
「あの子、剣の腕にちょっとコンプレックスがあるのよ。騎士の家系なのに、お父さんとお兄さん達程才能が無いわけ。それを気にしてるのよ。けど、私から見ればそこらの冒険者よりよっぽど腕が良いんだけどね」
剣の腕前だけは冷静な目で見れないのよね、と呆れたように言うその姿に、イヴァンのコンプレックスに対して散々言葉を尽くしたあとなのだろうと知れた。
「もう、私は面倒だから、才能が無い、ってハッキリ言うことにしたわ。もしあの子のコンプレックスに付き合うか慰さめるなら、面倒だから覚悟してね」
鬱陶しくなったら殴り飛ばしなさい、と言う彼女の言葉に、いったい何があったのかとレナは微妙な顔をする。
ただ、そうやって軽く言うからには深刻なものではないのだろう。実際、彼が鞘付きで準備運動がてら剣の素振りをしているのを見て、「え、上手じゃないですか」と思わずレナが溢したのを聞き、ソワァッ、と嬉しそうに気配を揺らしていた。
嬉しそうにそわつく彼を白けた目で見ながら、ネモが言う。
「はーい、それじゃ、魔物を狩りに行くわよ」
「はい!」
「は、はい、師匠!」
こうして、レナの魔物狩り修行が始まったのだった。
***
「全然ダメ! 体が潰れちゃってるじゃない! リーフラビットはウサギの魔物に見えるけど、植物系の魔物よ。そして魔法薬として余すところなく使えるわ。魔核より体に価値がある魔物よ。心臓部の魔核は頭にあるから、叩くなら頭! 特に側頭部!」
「は、はいぃ……」
厳しい指摘に、レナは息を切らせながら返事をした。
ネモの修行はスパルタだった。
イヴァンとの連携は上手く行き、早々に合格点を貰ったのだが、次の段階に移ってからはガンガンダメだしが飛んで来た。
「いいこと、レナちゃん。錬金術にはお金がかかるの。一人前になるまでには、特にね。だから、いかに魔物を無駄なく綺麗に狩れるかが重要よ」
「はい……」
ネモの言葉に、レナは神妙に頷く。
錬金術師は、大成するまでお金がかかる。実験に必要な機材、材料、施設など、必要なものが沢山あるのだ。
今はお金持ちのサンドフォード準男爵家の養子になったとはいえ、レナの金銭感覚は庶民の頃のままである。お金の心配はしなくていいと折々に言われているが、稼げるなら稼ぐべきだ。そのため、この二つ名持ちの錬金術師の教えはありがたいものだった。――過酷さは別として……
「レナちゃんはお家がパトロンになってくれてるから良いけど、これが一般人だったら死に物狂いよ。運よく錬金術師の所に弟子入りできればいいけど、そうじゃなく、独力で錬金術師になるなら、イヴァンくらいの才能か、老いても諦めず折れない強い心が必要だもの」
錬金術師として一人前と認められるのは、『不老の妙薬』を一人で作り、それ飲んでからだ。
そうしてようやく錬金術師ギルドへの登録が認められ、『錬金術師』を名乗れるようになる。
しかし、ギルドに登録できないからといって錬金術師と名乗っても咎められはしない。何故なら、『不老の妙薬』を作る腕はあれども、材料が足りずに作れないということが多々あるからだ。
そのため、腕が確かなら錬金術師を名乗ってもさして問題にはならない。しかし、正式に場では、見習いや、準錬金術師などと名乗るのが一般的だ。
「『不老の妙薬』の材料が売りに出される時もあるからね。レナちゃんなら準男爵家が出してくれるかもしれないけど、普通はそれを買う為にお金を貯めておくものよ」
「そうですよね。その……、出来れば家には負担をかけたくないですし、蓄えが在るに越したことは無いし……。うん、よし! 頑張ります!」
気合を入れなおしてそう宣言するレナに、ネモが破顔する。
「よし! よく言った! さあ、次を狩りに行くわよ!」
「はい!」
そうして森の奥へ入っていく女二人の背を追いかけ、イヴァンがポツリと呟く。
「レナ、もしかして師匠に似てきた……?」
どうしよう……、と不安そうなその声は、ネモに聞かれたら間違いなく締め上げられていただろう悲壮感に満ちていた。
「それじゃあ、次は連携ね」
ネモがそう言い、イヴァンを呼ぶ。
「まずはレナちゃんが破裂玉を投げて魔物を怯ませる。その隙にイヴァンが剣で攻撃、レナちゃんはその援護」
「やっぱり剣を使うんですね……」
「そうよ。そりゃ、アンタは剣の才能は無いけど、ちゃんと使えるし戦えるじゃない。錬金術師がそれだけできれば十分よ。それにアンタの魔道具をこの辺の魔物に使うのは勿体ないわ」
この辺は低級の魔物しか居ないので、イヴァンが作る魔道具を使うにはコストがかかりすぎてつり合いが取れないのだという。
やだなぁ、と肩を落とすイヴァンを無視して、ネモはレナに向き直って言う。
「いいこと、レナちゃん。錬金術師は基本的に魔道具を使って戦うわ。けど、それって結局、お金がかかるの。だから、出来る限りコスパの良い魔道具を自分で作って、それを使って上手に魔物を狩るのよ」
レナの獲物は柄の長いハンマーだ。それで狩れるならそれで良いが、レナは所詮インドア系の錬金術師だ。ランクの高い魔物を狩るなら、魔道具頼みになる。
剣や弓、魔法などの才能など、そんな都合の良いものは早々持っていないものだ。
「師匠、呪術や魔法じゃ駄目なんですか?」
「それを使ったら魔道具を使うまでもないでしょうが! 今回の魔物狩りはレナちゃんのためのものなんだからね!」
イヴァンが剣よりも適性のある得意分野を上げるが、それにネモは柳眉を吊り上げて却下した。
それを受け、ハイ、分かりました……、と肩を落とすイヴァンに、レナが慌てる。
「あの、イヴァン先輩――」
「あー、いいのいいの、レナちゃんは気にしない!」
嫌なら無理しないで欲しいと言おうとしたレナに、ネモは軽い調子でそれを止める。
「あの子、剣の腕にちょっとコンプレックスがあるのよ。騎士の家系なのに、お父さんとお兄さん達程才能が無いわけ。それを気にしてるのよ。けど、私から見ればそこらの冒険者よりよっぽど腕が良いんだけどね」
剣の腕前だけは冷静な目で見れないのよね、と呆れたように言うその姿に、イヴァンのコンプレックスに対して散々言葉を尽くしたあとなのだろうと知れた。
「もう、私は面倒だから、才能が無い、ってハッキリ言うことにしたわ。もしあの子のコンプレックスに付き合うか慰さめるなら、面倒だから覚悟してね」
鬱陶しくなったら殴り飛ばしなさい、と言う彼女の言葉に、いったい何があったのかとレナは微妙な顔をする。
ただ、そうやって軽く言うからには深刻なものではないのだろう。実際、彼が鞘付きで準備運動がてら剣の素振りをしているのを見て、「え、上手じゃないですか」と思わずレナが溢したのを聞き、ソワァッ、と嬉しそうに気配を揺らしていた。
嬉しそうにそわつく彼を白けた目で見ながら、ネモが言う。
「はーい、それじゃ、魔物を狩りに行くわよ」
「はい!」
「は、はい、師匠!」
こうして、レナの魔物狩り修行が始まったのだった。
***
「全然ダメ! 体が潰れちゃってるじゃない! リーフラビットはウサギの魔物に見えるけど、植物系の魔物よ。そして魔法薬として余すところなく使えるわ。魔核より体に価値がある魔物よ。心臓部の魔核は頭にあるから、叩くなら頭! 特に側頭部!」
「は、はいぃ……」
厳しい指摘に、レナは息を切らせながら返事をした。
ネモの修行はスパルタだった。
イヴァンとの連携は上手く行き、早々に合格点を貰ったのだが、次の段階に移ってからはガンガンダメだしが飛んで来た。
「いいこと、レナちゃん。錬金術にはお金がかかるの。一人前になるまでには、特にね。だから、いかに魔物を無駄なく綺麗に狩れるかが重要よ」
「はい……」
ネモの言葉に、レナは神妙に頷く。
錬金術師は、大成するまでお金がかかる。実験に必要な機材、材料、施設など、必要なものが沢山あるのだ。
今はお金持ちのサンドフォード準男爵家の養子になったとはいえ、レナの金銭感覚は庶民の頃のままである。お金の心配はしなくていいと折々に言われているが、稼げるなら稼ぐべきだ。そのため、この二つ名持ちの錬金術師の教えはありがたいものだった。――過酷さは別として……
「レナちゃんはお家がパトロンになってくれてるから良いけど、これが一般人だったら死に物狂いよ。運よく錬金術師の所に弟子入りできればいいけど、そうじゃなく、独力で錬金術師になるなら、イヴァンくらいの才能か、老いても諦めず折れない強い心が必要だもの」
錬金術師として一人前と認められるのは、『不老の妙薬』を一人で作り、それ飲んでからだ。
そうしてようやく錬金術師ギルドへの登録が認められ、『錬金術師』を名乗れるようになる。
しかし、ギルドに登録できないからといって錬金術師と名乗っても咎められはしない。何故なら、『不老の妙薬』を作る腕はあれども、材料が足りずに作れないということが多々あるからだ。
そのため、腕が確かなら錬金術師を名乗ってもさして問題にはならない。しかし、正式に場では、見習いや、準錬金術師などと名乗るのが一般的だ。
「『不老の妙薬』の材料が売りに出される時もあるからね。レナちゃんなら準男爵家が出してくれるかもしれないけど、普通はそれを買う為にお金を貯めておくものよ」
「そうですよね。その……、出来れば家には負担をかけたくないですし、蓄えが在るに越したことは無いし……。うん、よし! 頑張ります!」
気合を入れなおしてそう宣言するレナに、ネモが破顔する。
「よし! よく言った! さあ、次を狩りに行くわよ!」
「はい!」
そうして森の奥へ入っていく女二人の背を追いかけ、イヴァンがポツリと呟く。
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