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オーギュスト王国編
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「⋯⋯行きたくない」
「約束は守らなければダメですわ」
「諦めろリリーシア。ほら着いたみたいだぞ」
「本当だ。ミカエルが手を振っているよ」
ふぅ~⋯⋯さあ、覚悟を決めるのよ私!
先に馬車から降りたレイがいつものように手を差し出してくれて順に降りる。
ミカエルは⋯⋯今日もべティーがぶら下がっているわね。
「キャー本当に来てくれたのね!べティー嬉しい~」
今のべティーは18歳だよね?
自分で自分の名前を呼ぶのは相変わらずだけど、義姉妹だった時はたいして変に思わなかった。(それもおかしな話よね?)
少し離れてみると痛い⋯⋯うん、痛い子だよ。
残念だよ。華奢で顔だって可愛くて黙っていたら守ってあげたくなるような見た目なのに、一言話すたびに知性の無さが丸分かりなんだもん。
「「「お招き下さりありがとうございます」」」
「まあ!レイ君も来てくれたのね!」
私たちの挨拶には返事もせずレイ君かい!
「⋯⋯はい」
親しくもないのに愛称呼び。レイの顔が引き攣っている。
それに対してリズベットの目がキラリって光ったわ!
よく勘違いされるが、キツめ美人のマリエルは大人しく控えめな性格で、見た目は妖精さんなのに実は一番喧嘩早いのはこのリズベットなのだ。
まだ玄関の入り口だよ、こんな場所で戦闘態勢に入るのはやめてね?
「ここでは何だし、早く案内してあげて欲しいな~」
ナイス!ミカエル!相変わらず場の空気を読むのが上手いね!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
⋯⋯私たち何しにここに来たんだっけ?
ああ、ドドラー伯爵家のお茶会にご招待されたんだった。
で?招待してくれたべティーはレイとミカエルに挟まれてとっても嬉しそうにしているけれど、私たち女性陣には座った時から一度も話しかけてきていない⋯⋯
レイはべティーに話し掛けられて不機嫌そう。でも無視はせず相槌を打つ程度は相手をしている。
そしてチラチラと私たちに助けを求める視線を寄こしている。
それに比べミカエル⋯⋯貴方楽しそうね。
べティーに話を合わせられるなんて流石ね!
ここまでくると天晴れだわ!
てか、私たち空気だよね?
ここに居る意味ある?
レイの態度を見る限りべティーに惹かれていることはなさそう。
それに何かしているようにも見えない。
ミカエルは⋯⋯通常通りだわ。
⋯⋯これ以上ここに居ても時間の無駄ね。
目線でリズベットとマリエルに『帰るわよ』と合図を送る。
「ドドラー様。私たちそろそろ失礼しますわね?」
「ええ~もう帰るの~?まだ全然お話ができていないのに~」
おっと~この状況なのに引き止めるのか?
「残念だわ。また来てね」
⋯⋯わかっていたわよ、アンタはそんな子だったわよ。
家格が上の私たちに対する態度や言葉遣いなんてものは言っても無駄なのは知っている。
だからリズベット、我慢しなさい!
「俺も一緒に帰る」
「レイ君はまだいいでしょう~?」
レイは引き止めるんだね。
もういいや、早く帰ろうと席を立ったところで、後ろから二度と聞きたくなかった声が聞こえた。
「あら、もうお帰りになりますの?」
ビアンカだ。
「約束は守らなければダメですわ」
「諦めろリリーシア。ほら着いたみたいだぞ」
「本当だ。ミカエルが手を振っているよ」
ふぅ~⋯⋯さあ、覚悟を決めるのよ私!
先に馬車から降りたレイがいつものように手を差し出してくれて順に降りる。
ミカエルは⋯⋯今日もべティーがぶら下がっているわね。
「キャー本当に来てくれたのね!べティー嬉しい~」
今のべティーは18歳だよね?
自分で自分の名前を呼ぶのは相変わらずだけど、義姉妹だった時はたいして変に思わなかった。(それもおかしな話よね?)
少し離れてみると痛い⋯⋯うん、痛い子だよ。
残念だよ。華奢で顔だって可愛くて黙っていたら守ってあげたくなるような見た目なのに、一言話すたびに知性の無さが丸分かりなんだもん。
「「「お招き下さりありがとうございます」」」
「まあ!レイ君も来てくれたのね!」
私たちの挨拶には返事もせずレイ君かい!
「⋯⋯はい」
親しくもないのに愛称呼び。レイの顔が引き攣っている。
それに対してリズベットの目がキラリって光ったわ!
よく勘違いされるが、キツめ美人のマリエルは大人しく控えめな性格で、見た目は妖精さんなのに実は一番喧嘩早いのはこのリズベットなのだ。
まだ玄関の入り口だよ、こんな場所で戦闘態勢に入るのはやめてね?
「ここでは何だし、早く案内してあげて欲しいな~」
ナイス!ミカエル!相変わらず場の空気を読むのが上手いね!
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
⋯⋯私たち何しにここに来たんだっけ?
ああ、ドドラー伯爵家のお茶会にご招待されたんだった。
で?招待してくれたべティーはレイとミカエルに挟まれてとっても嬉しそうにしているけれど、私たち女性陣には座った時から一度も話しかけてきていない⋯⋯
レイはべティーに話し掛けられて不機嫌そう。でも無視はせず相槌を打つ程度は相手をしている。
そしてチラチラと私たちに助けを求める視線を寄こしている。
それに比べミカエル⋯⋯貴方楽しそうね。
べティーに話を合わせられるなんて流石ね!
ここまでくると天晴れだわ!
てか、私たち空気だよね?
ここに居る意味ある?
レイの態度を見る限りべティーに惹かれていることはなさそう。
それに何かしているようにも見えない。
ミカエルは⋯⋯通常通りだわ。
⋯⋯これ以上ここに居ても時間の無駄ね。
目線でリズベットとマリエルに『帰るわよ』と合図を送る。
「ドドラー様。私たちそろそろ失礼しますわね?」
「ええ~もう帰るの~?まだ全然お話ができていないのに~」
おっと~この状況なのに引き止めるのか?
「残念だわ。また来てね」
⋯⋯わかっていたわよ、アンタはそんな子だったわよ。
家格が上の私たちに対する態度や言葉遣いなんてものは言っても無駄なのは知っている。
だからリズベット、我慢しなさい!
「俺も一緒に帰る」
「レイ君はまだいいでしょう~?」
レイは引き止めるんだね。
もういいや、早く帰ろうと席を立ったところで、後ろから二度と聞きたくなかった声が聞こえた。
「あら、もうお帰りになりますの?」
ビアンカだ。
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