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とある不良牧師の受難
第2話 とある暴走族の場合 5
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あることないこと罵倒の機関銃攻撃を浴びせた。これ以上怒らせたら殺されるかもしれないと思ったが止まらなかった。
それから3日間のことは思い出したくもない。その後辰巳は強行突破して命からがら廃墟から逃げ出した。
無我夢中で走っていた。なるべく遠くまで逃げようと思った。しかし、身も心も傷だらけの上に、一週間以上、ほとんど何も食べていない体ではそう遠くには行けなかった。
人一人通れるかどうかという小さな路地に隠れ、意識が遠ざかるのを感じた。そこへ、路地を覗きこむ一人の老人がいた。老人は手をさしのべて来たのでその手をとってとある美しい建物に入った。
それは教会だった。手をさしのべて来た老人はそこの牧師だった。老人は辰巳に食事を出してから、何も聞かずに手当てをしてくれた。
しばらくして落ち着いてから辰巳は事情を説明した。族員が追いかけて来ることを考えるとしばらく家には帰れないので、その旨を伝えると、教会の一室を貸してくれた。
そしてある日、教会を継ぐ牧師がいなければ、教会がたて壊されてしまうと聞いた。この先の道を見失っていた辰巳は、命の恩人である老人の意志を継いで、牧師になることを決意した。
それから一年たって、辰巳は23歳で、この教会を引き継ぐこととなった。
結局、戌月のバイク事故は、途中から入ってきていきなりNo.2へとなった辰巳をよく思わない族員の謀略であった。戌月だけがその事実を知ってしまった。かといって、辰巳は逃げたきり、どこに行ったかも分からないので他の族員に言うのはやめておいた。
無実の罪でリンチを受け、逃げてしまった信頼のおける部下。ずっと探していた。見つけたのは半年前。教会にいるなどとは夢にも思わなかった。それから戌月のラブコールが始まったのである。
それから3日間のことは思い出したくもない。その後辰巳は強行突破して命からがら廃墟から逃げ出した。
無我夢中で走っていた。なるべく遠くまで逃げようと思った。しかし、身も心も傷だらけの上に、一週間以上、ほとんど何も食べていない体ではそう遠くには行けなかった。
人一人通れるかどうかという小さな路地に隠れ、意識が遠ざかるのを感じた。そこへ、路地を覗きこむ一人の老人がいた。老人は手をさしのべて来たのでその手をとってとある美しい建物に入った。
それは教会だった。手をさしのべて来た老人はそこの牧師だった。老人は辰巳に食事を出してから、何も聞かずに手当てをしてくれた。
しばらくして落ち着いてから辰巳は事情を説明した。族員が追いかけて来ることを考えるとしばらく家には帰れないので、その旨を伝えると、教会の一室を貸してくれた。
そしてある日、教会を継ぐ牧師がいなければ、教会がたて壊されてしまうと聞いた。この先の道を見失っていた辰巳は、命の恩人である老人の意志を継いで、牧師になることを決意した。
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