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蓮野に降る雪⑤
無垢な令嬢は月の輝く夜に甘く乱される~駆け落ちから始まった結婚の結末は私にもわかりませんでした。
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「あなたの言いたいことが私には理解できないの。私があなたに何をしたというの? 私のどこがいけないと言って、あなたはそこまで私を責めるの?」
サヨンが涙混じりの声で言う。
トンジュが重い息を吐いた。
「どうか泣かないで下さい。俺は別にお嬢さまを苦しめたいわけじゃない。ただ、あなたのためにすべてを棄てた俺から離れるだなんて言って欲しくない―ただそれだけなんだ。あなたさえ側にいてくれたら、俺は他には何も望まない」
トンジュの瞳は昏(くら)かった。切迫した瞳の奥には蒼白い焔が燃えているようだ。
サヨンは、その思いつめたような烈しいまなざしを怖いと思った。
「お願いだから、俺から離れるなどと言わないで下さい」
口調は慇懃だが、その烈しい眼(まなこ)は拒むことはけして許さないと告げているようだった。
「わ、私」
サヨンが震えながら口を開こうとするのに、トンジュはやっと微笑んだ。
「判ってくれれば、それで良いんです。大丈夫です。これからは俺が全力であなたをお守りしますから」
屋敷でよく見せていた穏やかな彼に戻ったトンジュは、先刻までとは別人のように見える。
切迫した光は既に双眸から消えていた。
「俺は、これからお嬢さんをある場所に連れてゆこうと考えています」
トンジュがサヨンの腕を掴む。
酒場に立ち寄る前にも、彼はサヨンの腕を掴んだ。あのときも相当の力であったが、今度は更に力がこもっている。あたかもサヨンを逃がさないと語っているようでもあった。
その尋常でない力だけが、豹変したトンジュの名残をわずかに思い起こさせる。
「行きましょう」
トンジュが歩き始める。サヨンはトンジュに腕を掴まれたまま、意思のない人形のようにのろのろと歩き始めた。
一時かなり烈しくなっていた雪は止んでいる。雲間からひと筋の光が差し込み、蒼月が地上を照らす姿はどこか幻想的であった。
もしかしたら、自分が犯した決定的な間違いは屋敷を出たことではなく、この男と行動を共にしたことではなかったか。
酒場の女将は確かに言った。トンジュは信頼できる男だと。
では、あの女将もトンジュのもう一つの顔を知らないのだろうか。それとも、自分がトンジュという男を誤解しているだけなのだろうか。
何もかもが判らなくなった今、サヨンにはすべてが絶望的で行く手は闇に閉ざされているように思えてならなかった。
そう、丁度、今この瞬間、自分を取り巻いている際限ない闇のように。
涙の幕が張った瞳の向こうで、黄色い月がぼやけて見えた。
都を出た時、既に東の空は白々と朝の色に染まり始めていた。周囲はまだ夜の名残をそこここに残していて、薄蒼い帳の底に沈んでいる。わずかに空の端が茜色に染まり始めているのが、夜明けがほど近いことを告げていた。
昼ならば大勢の人通りや露天商の呼び声がかしましい町の大通りを抜ければ、周囲は人家もまばらな町外れの風景に変わる。
更に進んでゆくと、民家らしいものは一切見られなくなり、人の姿どころか犬猫の類すら見かけることはなくなった。道も整備された平坦な比較的幅のあるものから、荷車一台がやっと通り抜けられるほどの細くて荒々しい砂利道になる。
都を出た頃になって、トンジュは漸くサヨンの手を放した。サヨンは無意識の中に握りしめられていた手首をさすった。トンジュに判らないようにそっとチョゴリの袖を捲ると、細い手首にはうっすらと紅い輪が浮かび上がっている。
あまりに強い力で握られていたので、その部分だけが鬱血しているのだった。
自分はこれから一体、どうなってしまうのだろう。
思わず涙が溢れそうになった時、少し先を歩いていたトンジュが振り向いた。
「お嬢さま、脚は痛みませんか?」
その表情も声も静謐そのもので、彼が何を考えているのかまでは判らない。
サヨンは、かすかに首を振った。
脚や手首の痛みよりも、今は心の痛みの方が勝っていた。今なら、この得体の知れない男から逃れるすべもあるかもしれない。が、都の中ならまだしも、こんなろくに人も住んでいないような場所で一人逃げたとしても、なすすべはなかった。
今は、この男についてゆくしか生きる道はないのだ。そのことがサヨンの心を余計に沈ませていた。
最後に小さな村を通り過ぎてからでも、一刻はゆうに経過している。酒場でわずかな休憩を取ったのを除けば、数時間以上に渡って歩き続けてきた勘定になった。
トンジュはサヨンの言葉を信じてはいないようだった。脚は痛まないという意思表示をしたのに、さっと近づいてくると、しゃがみ込んでチマの裾を捲ろうとする。
「止めて!」
自分でも愕くほどの大きな声が出た。
トンジュが顔を上げ、サヨンを見た。
「痛くないと言ったでしょう。大丈夫、もう痛みはないから、構わないで」
しかし、トンジュはサヨンの声が聞こえないとでもいうように行動を再開した。チマと次いで下のズボンの裾が引き上げられ、白い脹ら脛が露わになる。
屋敷を出たばかりに見たときは薄赤かったその箇所が青黒く染まっている。トンジュが触れる度に、ズキンとした傷みが走った。
「こんなに酷くなっていても、痛みはないというのですか?」
痛みに顔をしかめるサヨンを見ながら、トンジュが静かな声音で言った。
サヨンは痛みの声を洩らすまいと唇を噛みしめ、トンジュの物問いたげな視線から顔を背けた。
トンジュは小さな溜息を吐いた。
「お嬢さまがここまで頑固な人だとは思ってもみませんでしたね」
サヨンはキッとトンジュを見た。
「私の方こそ、あなたが人を脅すような人間だとは考えたこともなかったわ」
「何を怒っているのですか? 俺が何かお嬢さまを怒らせるようなことをしましたか?」
余裕たっぷりの顔をサヨンは殴りつけてやりたい衝動に駆られた。握りしめた右の手をギュッともう一方の手で握り込む。
「もう良いから、私に構わないでちょうだい」
トンジュの手はまだサヨンの脚の上にある。こんな男に触れられているのかと思っただけで、嫌悪感で鳥肌が立ちそうだ。
サヨンがトンジュの手を振り払っても、トンジュは眉一つ動かさなかった。
「そんなに俺に触れられるのが嫌なんですか」
頑なに口をつぐむサヨンに、トンジュは微笑む。
「まあ、良いでしょう。強情を張れるのも今の中だ。今のあなたは俺しか頼る人間がいない」
サヨンは怒りと屈辱に拳を握りしめ、トンジュを睨んだ。
フッとトンジュが笑みを零す。
「どうしました? 俺と一緒にいるのが嫌なら、逃げたら、どうです? 俺は追いかけはしません。どこへなりと、お嬢さまのお好きな場所に行けば良い」
「人でなし」
悔しさに身を震わせながら言うと、トンジュがまた笑った。
「名家のお嬢さまが口になさるような言葉ではありませんね」
ふと笑いをおさめると、真顔で言った。
「脚のことでは無理をさせてしまいました。どうしても夜明けまでには都を出てしまいたかったものですから。もう、ここまで来ればひと安心でしょう。追っ手も易々とは俺たちを捕まえられないはずですよ」
サヨンが応えないでいると、トンジュが訊ねた。
「それとも、今は気が変わりましたか? 都から来た追っ手に逆に見つけて欲しいと思っているのでしょうね」
「―判らないわ」
こんな卑劣な男と口をきくつもりなどなかったのに、口が自然に動いていた。
「判らない?」
トンジュもサヨンの反応は意外だったらしい。
「何故? 俺と逃げたことを後悔しているのでは?」
短い沈黙の後、サヨンは小さく首を振った。
「判らない。追っ手に保護されて都に帰っても、今までと変わらない運命が待っているか、屋敷の奥深くに閉じ込められて生きながら死んだも同然の生活を送るだけだもの。どっちが良いかなんて、言えるはずがない」
と、トンジュが声を立てて笑った。
愕いてサヨンがトンジュを見る。
「正直な方だ」
ひとしきり笑った後、彼は愉快そうに言った。
「どうやら、お嬢さまは俺が思い込んでいたのは大分違うご気性のようですね。俺は今まであんたを屋敷の外の風に当てれば、すぐに折れてしまう花のような頼りなげな人だと思っていました。清楚で可憐で儚げで。誰かが常に側にいて守ってあげなければ、生きてはゆけない女なのだと」
サヨンが涙混じりの声で言う。
トンジュが重い息を吐いた。
「どうか泣かないで下さい。俺は別にお嬢さまを苦しめたいわけじゃない。ただ、あなたのためにすべてを棄てた俺から離れるだなんて言って欲しくない―ただそれだけなんだ。あなたさえ側にいてくれたら、俺は他には何も望まない」
トンジュの瞳は昏(くら)かった。切迫した瞳の奥には蒼白い焔が燃えているようだ。
サヨンは、その思いつめたような烈しいまなざしを怖いと思った。
「お願いだから、俺から離れるなどと言わないで下さい」
口調は慇懃だが、その烈しい眼(まなこ)は拒むことはけして許さないと告げているようだった。
「わ、私」
サヨンが震えながら口を開こうとするのに、トンジュはやっと微笑んだ。
「判ってくれれば、それで良いんです。大丈夫です。これからは俺が全力であなたをお守りしますから」
屋敷でよく見せていた穏やかな彼に戻ったトンジュは、先刻までとは別人のように見える。
切迫した光は既に双眸から消えていた。
「俺は、これからお嬢さんをある場所に連れてゆこうと考えています」
トンジュがサヨンの腕を掴む。
酒場に立ち寄る前にも、彼はサヨンの腕を掴んだ。あのときも相当の力であったが、今度は更に力がこもっている。あたかもサヨンを逃がさないと語っているようでもあった。
その尋常でない力だけが、豹変したトンジュの名残をわずかに思い起こさせる。
「行きましょう」
トンジュが歩き始める。サヨンはトンジュに腕を掴まれたまま、意思のない人形のようにのろのろと歩き始めた。
一時かなり烈しくなっていた雪は止んでいる。雲間からひと筋の光が差し込み、蒼月が地上を照らす姿はどこか幻想的であった。
もしかしたら、自分が犯した決定的な間違いは屋敷を出たことではなく、この男と行動を共にしたことではなかったか。
酒場の女将は確かに言った。トンジュは信頼できる男だと。
では、あの女将もトンジュのもう一つの顔を知らないのだろうか。それとも、自分がトンジュという男を誤解しているだけなのだろうか。
何もかもが判らなくなった今、サヨンにはすべてが絶望的で行く手は闇に閉ざされているように思えてならなかった。
そう、丁度、今この瞬間、自分を取り巻いている際限ない闇のように。
涙の幕が張った瞳の向こうで、黄色い月がぼやけて見えた。
都を出た時、既に東の空は白々と朝の色に染まり始めていた。周囲はまだ夜の名残をそこここに残していて、薄蒼い帳の底に沈んでいる。わずかに空の端が茜色に染まり始めているのが、夜明けがほど近いことを告げていた。
昼ならば大勢の人通りや露天商の呼び声がかしましい町の大通りを抜ければ、周囲は人家もまばらな町外れの風景に変わる。
更に進んでゆくと、民家らしいものは一切見られなくなり、人の姿どころか犬猫の類すら見かけることはなくなった。道も整備された平坦な比較的幅のあるものから、荷車一台がやっと通り抜けられるほどの細くて荒々しい砂利道になる。
都を出た頃になって、トンジュは漸くサヨンの手を放した。サヨンは無意識の中に握りしめられていた手首をさすった。トンジュに判らないようにそっとチョゴリの袖を捲ると、細い手首にはうっすらと紅い輪が浮かび上がっている。
あまりに強い力で握られていたので、その部分だけが鬱血しているのだった。
自分はこれから一体、どうなってしまうのだろう。
思わず涙が溢れそうになった時、少し先を歩いていたトンジュが振り向いた。
「お嬢さま、脚は痛みませんか?」
その表情も声も静謐そのもので、彼が何を考えているのかまでは判らない。
サヨンは、かすかに首を振った。
脚や手首の痛みよりも、今は心の痛みの方が勝っていた。今なら、この得体の知れない男から逃れるすべもあるかもしれない。が、都の中ならまだしも、こんなろくに人も住んでいないような場所で一人逃げたとしても、なすすべはなかった。
今は、この男についてゆくしか生きる道はないのだ。そのことがサヨンの心を余計に沈ませていた。
最後に小さな村を通り過ぎてからでも、一刻はゆうに経過している。酒場でわずかな休憩を取ったのを除けば、数時間以上に渡って歩き続けてきた勘定になった。
トンジュはサヨンの言葉を信じてはいないようだった。脚は痛まないという意思表示をしたのに、さっと近づいてくると、しゃがみ込んでチマの裾を捲ろうとする。
「止めて!」
自分でも愕くほどの大きな声が出た。
トンジュが顔を上げ、サヨンを見た。
「痛くないと言ったでしょう。大丈夫、もう痛みはないから、構わないで」
しかし、トンジュはサヨンの声が聞こえないとでもいうように行動を再開した。チマと次いで下のズボンの裾が引き上げられ、白い脹ら脛が露わになる。
屋敷を出たばかりに見たときは薄赤かったその箇所が青黒く染まっている。トンジュが触れる度に、ズキンとした傷みが走った。
「こんなに酷くなっていても、痛みはないというのですか?」
痛みに顔をしかめるサヨンを見ながら、トンジュが静かな声音で言った。
サヨンは痛みの声を洩らすまいと唇を噛みしめ、トンジュの物問いたげな視線から顔を背けた。
トンジュは小さな溜息を吐いた。
「お嬢さまがここまで頑固な人だとは思ってもみませんでしたね」
サヨンはキッとトンジュを見た。
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「何を怒っているのですか? 俺が何かお嬢さまを怒らせるようなことをしましたか?」
余裕たっぷりの顔をサヨンは殴りつけてやりたい衝動に駆られた。握りしめた右の手をギュッともう一方の手で握り込む。
「もう良いから、私に構わないでちょうだい」
トンジュの手はまだサヨンの脚の上にある。こんな男に触れられているのかと思っただけで、嫌悪感で鳥肌が立ちそうだ。
サヨンがトンジュの手を振り払っても、トンジュは眉一つ動かさなかった。
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頑なに口をつぐむサヨンに、トンジュは微笑む。
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サヨンは怒りと屈辱に拳を握りしめ、トンジュを睨んだ。
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「人でなし」
悔しさに身を震わせながら言うと、トンジュがまた笑った。
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ふと笑いをおさめると、真顔で言った。
「脚のことでは無理をさせてしまいました。どうしても夜明けまでには都を出てしまいたかったものですから。もう、ここまで来ればひと安心でしょう。追っ手も易々とは俺たちを捕まえられないはずですよ」
サヨンが応えないでいると、トンジュが訊ねた。
「それとも、今は気が変わりましたか? 都から来た追っ手に逆に見つけて欲しいと思っているのでしょうね」
「―判らないわ」
こんな卑劣な男と口をきくつもりなどなかったのに、口が自然に動いていた。
「判らない?」
トンジュもサヨンの反応は意外だったらしい。
「何故? 俺と逃げたことを後悔しているのでは?」
短い沈黙の後、サヨンは小さく首を振った。
「判らない。追っ手に保護されて都に帰っても、今までと変わらない運命が待っているか、屋敷の奥深くに閉じ込められて生きながら死んだも同然の生活を送るだけだもの。どっちが良いかなんて、言えるはずがない」
と、トンジュが声を立てて笑った。
愕いてサヨンがトンジュを見る。
「正直な方だ」
ひとしきり笑った後、彼は愉快そうに言った。
「どうやら、お嬢さまは俺が思い込んでいたのは大分違うご気性のようですね。俺は今まであんたを屋敷の外の風に当てれば、すぐに折れてしまう花のような頼りなげな人だと思っていました。清楚で可憐で儚げで。誰かが常に側にいて守ってあげなければ、生きてはゆけない女なのだと」
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