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第二話
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「零司さんお願い・・・。」涙ながらに訴えてくる莉帆を見て、零司はとりあえず家にあげる事にした。
「菊矢に連絡は入れたほうがいいよ、あいつはきっと事情も分かってくれるから」
「嫌なの・・お願い、私が自分から話すまでここに泊めてほしいの。」
「一応・・行くあてがないならここに居てくれていいんだけど、でも俺も生活に特別余裕があるわけじゃないんだよ。だから早めにお母さんの元へ戻った方が莉帆ちゃん的にもいいと思うんだ。」
「うん・・だけど、お兄ちゃんには秘密にしておいてくれない?」
「分かった。だけどもしここに菊矢が来たりして隠しきれなくなったら莉帆ちゃんから説明してくれるかい?これからゆっくり、経緯も説明してほしいんだけどいいかな?」 莉帆は頷いた。
莉帆は14歳のとき、家を出て知り合いの家を転々としたという。
2年間親友のお母さんに許可を得て家で生活し勉強は友達と共に励み、テスト等は出さなかったが、高校に進まないと決めていた為成績に響こうが困らなかった。
「そうなんだ・・お母さんに誰も言わなかったんだ。それもそれでビックリだけど
とりあえず無事で安心した。誘拐されて殺されたりしてないかって心配してたよ」
「ふふっ、零司さんは心配性だなぁ・・お兄ちゃん、心配なんかしてなかったでしょ。どうせ子供だって見下してた。私には・・分かるんだよね。お兄ちゃんがどんなに冷徹な人間か。だから・・あの家に居たくなかった・・」
最後の言葉を呟くと、零司の顔を見て少し微笑んだ。
「菊矢が家出の理由・・・なのかな?」 「ううん、違うけどお兄ちゃんはきっとそうなんだろうなって。正直、家に居て息苦しかったし早く出たかった。だけどそれは二の次だよ。」 莉帆は話す時、笑って話す事が多かったが、ふと気を抜くと切なげな表情に戻った。零司は黙って話を聞いていたが莉帆の表情に敏感だった。
「飯、作るわ。俺の家何もないけど暇なら本棚とか漁ってくれていいから。適当に面白そうな本とか雑誌とか見てて。」
「えぇ~?エッチな本とかないのぉ~?ふふっ」莉帆は悪戯っぽい笑みをこぼすと零司を見つめた。
「はぁ!?ないよそんなの・・・・。ほら、早くなんか見てな。」
「はぁい。あ!漫画あるー!」莉帆は遠目から本棚を見ると一冊の漫画を取った。
「あぁ。ファンタジーだっけな。菊矢に貰ったんだけど・・・・。今度アニメになるらしくてすっげー勧められるんだよ。面白かったら感想頂戴、菊矢に感想求められるんだけど、ファンタジー苦手でさーどう?面白い?」
ページをめくりながら莉帆は漫画をじっと見た。
「んー・・これ本当にお兄ちゃんに貰ったの?お兄ちゃんってこんなの好きだっけなぁ・・・」
「2年前と趣味変わったんじゃないかな。で、感想は?」
「ん、面白いけど私はあんまり好みじゃないかな。私もファンタジー苦手なの。」
「そっか、はい。出来たよ。適当なのでごめん。」
莉帆は食事を済ませると、ソファで居眠りをしてしまった。零司は起こさずに毛布をかけると、自室で眠りに就いた。
翌朝 零司が目を覚ますと腕の中には莉帆がいた。
「菊矢に連絡は入れたほうがいいよ、あいつはきっと事情も分かってくれるから」
「嫌なの・・お願い、私が自分から話すまでここに泊めてほしいの。」
「一応・・行くあてがないならここに居てくれていいんだけど、でも俺も生活に特別余裕があるわけじゃないんだよ。だから早めにお母さんの元へ戻った方が莉帆ちゃん的にもいいと思うんだ。」
「うん・・だけど、お兄ちゃんには秘密にしておいてくれない?」
「分かった。だけどもしここに菊矢が来たりして隠しきれなくなったら莉帆ちゃんから説明してくれるかい?これからゆっくり、経緯も説明してほしいんだけどいいかな?」 莉帆は頷いた。
莉帆は14歳のとき、家を出て知り合いの家を転々としたという。
2年間親友のお母さんに許可を得て家で生活し勉強は友達と共に励み、テスト等は出さなかったが、高校に進まないと決めていた為成績に響こうが困らなかった。
「そうなんだ・・お母さんに誰も言わなかったんだ。それもそれでビックリだけど
とりあえず無事で安心した。誘拐されて殺されたりしてないかって心配してたよ」
「ふふっ、零司さんは心配性だなぁ・・お兄ちゃん、心配なんかしてなかったでしょ。どうせ子供だって見下してた。私には・・分かるんだよね。お兄ちゃんがどんなに冷徹な人間か。だから・・あの家に居たくなかった・・」
最後の言葉を呟くと、零司の顔を見て少し微笑んだ。
「菊矢が家出の理由・・・なのかな?」 「ううん、違うけどお兄ちゃんはきっとそうなんだろうなって。正直、家に居て息苦しかったし早く出たかった。だけどそれは二の次だよ。」 莉帆は話す時、笑って話す事が多かったが、ふと気を抜くと切なげな表情に戻った。零司は黙って話を聞いていたが莉帆の表情に敏感だった。
「飯、作るわ。俺の家何もないけど暇なら本棚とか漁ってくれていいから。適当に面白そうな本とか雑誌とか見てて。」
「えぇ~?エッチな本とかないのぉ~?ふふっ」莉帆は悪戯っぽい笑みをこぼすと零司を見つめた。
「はぁ!?ないよそんなの・・・・。ほら、早くなんか見てな。」
「はぁい。あ!漫画あるー!」莉帆は遠目から本棚を見ると一冊の漫画を取った。
「あぁ。ファンタジーだっけな。菊矢に貰ったんだけど・・・・。今度アニメになるらしくてすっげー勧められるんだよ。面白かったら感想頂戴、菊矢に感想求められるんだけど、ファンタジー苦手でさーどう?面白い?」
ページをめくりながら莉帆は漫画をじっと見た。
「んー・・これ本当にお兄ちゃんに貰ったの?お兄ちゃんってこんなの好きだっけなぁ・・・」
「2年前と趣味変わったんじゃないかな。で、感想は?」
「ん、面白いけど私はあんまり好みじゃないかな。私もファンタジー苦手なの。」
「そっか、はい。出来たよ。適当なのでごめん。」
莉帆は食事を済ませると、ソファで居眠りをしてしまった。零司は起こさずに毛布をかけると、自室で眠りに就いた。
翌朝 零司が目を覚ますと腕の中には莉帆がいた。
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