【R18】好きな人が変態だったので、脅したら処女バレ(自爆)して逆転→溺愛されました。

志貴野ハル

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第２章

３

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　アキラくんの指が、自分の口の中に入っていると想像しただけで、私も体が熱い。さっきから興奮状態になっていて、身体中のゾクゾクがとまらない。
　口の中も痺れて気持ちいい。ふと、アキラくんのチンポが目に入る。指を舐めるのに夢中になっていて忘れていた。
　アキラくんの手ですら収まりきらなくなったその部分を見ていたら、どうしても我慢できなくて触りたくなった。

「わ、私も、触っていい……っ？」

　返事を待たずに立ち膝になって手を伸ばす。屹立を握っていたアキラくんの指を剥がして、自分の指を巻きつける。熱い……。熱くて大きくて太くて硬い……。どう握っても半分くらいしか包み込めない。とろとろのカウパーを指に絡ませながら、クチュクチュと上下にしごいていく。

「コハルちゃんの手、冷たくて柔らかくて、気持ちいいね……」

　うっとりとした声でアキラくんが呟いた。背骨が抜かれたように上半身をくったりとイスの背もたれに預けたアキラくんの左手が、ゆるゆると私の唇に触れた。
　半開きの唇を割るように、人差し指と中指が差し込まれる。

「んぅ、ふっ、…んぁっ…んく…」

　溢れてくる唾液を飲み下しながら、アキラくんの指に吸い付いて舌を這わせる。
　最初、突っ込んでいただけのアキラくんの指は次第に私の口腔内を探るように、中で指を曲げたり歯列をなぞったりしてきた。
　私も好き勝手に動く指を追いかけて、舌を絡めて爪を甘噛みする。きもちいい……。口の中なのに、下半身を弄られてるみたいに連動して、勝手にお腹の奥が震える。

「ふっぅ、ん、ちゅ……えぅっ」

　舌の奥のつぶつぶした部分を撫でられて、思わずえづいてしまった。指を吐き出し息を整えると、はぁはぁと喘ぐ口の端から透明な涎が伝う。
　つぶっていた目を開けると、面白がるように目尻を下げて、アキラくんが私を見下ろしていた。
　懲りずにまた指を突っ込んでこようとするアキラくんから、首を振って顔を背ける。

「ダメ……？」

　子犬のような目を向けられて一瞬ほだされそうになったけど、きゅっ、とチンポを握る手に力を込めてしごきあげた。

「……ダメ。ちゃんと集中して」

　今度は邪魔されないように、おちんぽを握ったまま立ち上がり、アキラくんの足の間に膝を入れる。
　そうしたのはアキラくんに近づくためと、自分の足で立ってられなかったから。
　アキラくんが甘えるように、私の胸に顔を埋めてしがみついてきた。グチュグチュと粘液と空気の混ざり合った音が鼓膜を刺激する。
　アキラくんは私の涎まみれの左手で私の服をしわくちゃになるほどつかんで、苦しそうに不規則な呼吸を繰り返していた。
　深く吸い込んだ空気が熱い息になって、布に染み込んで胸にかかる。
　くにくにと指先で鈴口をほじって、際限なく溢れてくる透明な汁を潤滑剤にしながらパンパンに張り切ったカリ首を指の輪っかを作って絞るようにキツめに動かす。
　私の胸の中で震えながらはぁはぁと呼吸を荒くしているアキラくんの反応を見ながら、次もまた気持ち良くなってもらえるようにアキラくんの弱いところは全部覚えたい。

「コハルちゃ……」

　息も絶え絶えな状態なアキラくんが、チンポを握っている私の手に自分の手を重ねてきた。動きを止めるように力が込められる。

「……どうしたの？　痛かった？」
「……ちが…っ…」
「じゃあアキラくん、手、どけて」
「んっ、コハルちゃん、もう……っ」

　前髪を汗で濡らして眉間に皺を寄せながら、アキラくんがふるふると首を横に振った。イキたいはずなのに我慢をする理由がわからない。こんなに苦しそうなのに。

「アキラくん、イっていいんだよ？　私の手にいっぱい手に出しちゃっていいよ？」

　アキラくんは首を横に振り続けて、私の胸に顔を埋めた。ふぅふぅと息が上がり、私が手を動かすたびにぶるっと身震いする。なんで意地になってるんだろう。イキたいくせに。しがみついているアキラくんの華奢な肩を無理やり押して引き離す。白いシャツの胸元に、透明な糸が伝った。そのまま腰をかがめてアキラくんの耳をしゃぶる。

「あぁっ、はっ……ぅあっ」

　ガクンと、脱力したアキラくんの背中が椅子の背もたれに当たった。耳が弱いって知ったから、わざとらしくグチュグチュと音をたてて耳孔をほじくる。

「っ、はっ、うぅっ、……ぁあっ……っ」

　短く叫んだアキラくんが両手で私の手ごとペニスをつかんだ。手の中で脈打つ初めての感触に引っ込めそうになったけど、アキラくんの手の力は思いのほか強く、私の手の中のおちんぽは痙攣に合わせて熱い粘りを吐き出した。
　ビクビクと脈動する熱を感じながら、これが自分の中に入ったらと思うと、一度も触れたことのない体の奥から熱いものが溢れてくる。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

　講義室を出てすぐの手洗い場で、後処理に使ったハンカチを洗っていると、見計らったかのようなタイミングでスマホのバイブ音が鳴り出した。待たせすぎた真希ちゃんかもしれない。

「……あ、俺だ」

　アキラくんが、平然とスキニーの尻ポケットからスマホを取り出した。
　さっきとは全然違う低い声で電話の向こうの相手と話している。誰なんだろう。友達……？　講義の間ずっと一人でいるアキラくんが、誰かと電話しているなんて変な感じだ。
　ハンカチを洗う水の音を弱めながら、電話から漏れる声に耳を澄ませる。結局、男か女かわからないまま、通話が終わってしまった。

「コハルちゃん」
「はいっ」
「学食行くなら一緒に行こう」

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