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花咲かじじい復讐ver.
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幸せな日々とは長く続かない物。
次の日、隣の家の畑に無惨に横たわるポチを
老夫婦は泣きながら火葬した。
その晩、お爺さんの夢に、ポチが出て来た。
「貴方には大変お世話になった。
もっと一緒に過ごしたかった。残念です。」
「ひとつだけ聞かせてくれ。
お前を手にかけたのは、隣の家の奴らか。」
「はい。私の不注意が原因です。
先立つ私を許して下さい。」
「いや、ごめんな。
お前を幸せにしてやれなくて。
ゆっくり休んでくれ。」
お爺さんは目に涙を浮かべながら、
目を覚ました。
翌日。
殿様の命令で、
広場の枯れ木の前に、村人達が集められた。
花見大会を催すと言うのだ。
どう見ても枯れ木しかないのに。
村人達が首を傾げる。
殿様は口を開いた。
「おい。」
すると、従者達により、
隣の家の一族全員が引っ立てられた。
「お待ち下さい。私達は何も…」
「その方ら、隣の家の子犬を1匹、
無惨になぶり殺しにしたと聞いているが、
間違いないか。」
「ええ。しかし、それが何の関係が…」
「そなた達の家の隣に住んでいる老夫婦。
お主達は知らなかったようじゃが、
私の父上と母上じゃ。」
隣の一家は慌てたが、もはやどうしようもない。
相手が悪すぎる。
「ちょうど季節は春。
村の皆に素晴らしい花見をさせてやろうぞ。」
一家全員は、枯れ木に吊された。
そして、刀を持った従者達が…
次の日、隣の家の畑に無惨に横たわるポチを
老夫婦は泣きながら火葬した。
その晩、お爺さんの夢に、ポチが出て来た。
「貴方には大変お世話になった。
もっと一緒に過ごしたかった。残念です。」
「ひとつだけ聞かせてくれ。
お前を手にかけたのは、隣の家の奴らか。」
「はい。私の不注意が原因です。
先立つ私を許して下さい。」
「いや、ごめんな。
お前を幸せにしてやれなくて。
ゆっくり休んでくれ。」
お爺さんは目に涙を浮かべながら、
目を覚ました。
翌日。
殿様の命令で、
広場の枯れ木の前に、村人達が集められた。
花見大会を催すと言うのだ。
どう見ても枯れ木しかないのに。
村人達が首を傾げる。
殿様は口を開いた。
「おい。」
すると、従者達により、
隣の家の一族全員が引っ立てられた。
「お待ち下さい。私達は何も…」
「その方ら、隣の家の子犬を1匹、
無惨になぶり殺しにしたと聞いているが、
間違いないか。」
「ええ。しかし、それが何の関係が…」
「そなた達の家の隣に住んでいる老夫婦。
お主達は知らなかったようじゃが、
私の父上と母上じゃ。」
隣の一家は慌てたが、もはやどうしようもない。
相手が悪すぎる。
「ちょうど季節は春。
村の皆に素晴らしい花見をさせてやろうぞ。」
一家全員は、枯れ木に吊された。
そして、刀を持った従者達が…
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みんなの感想(2件)
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インスタント人間
読みました
彼らはそうだったのですね😆
美男美女は平均的な顔
という話もあるし
大量生産は平均的な顔ができ易いし
イケメンは優秀な遺伝子という研究結果も…
理論武装が容易です
もしや事実⁉️🤣
面白かったです
ありがとうございます😊
確かに!!!
それは面白いですね🤣
和正さん今回も
素敵なご感想ありがとうございます
またよろしくお願い致します😊
マッチで見たんですね
合わせ技で面白いです
ありがとうございます😊
そうなのです。
悲し過ぎる。
本人の問題は本人で解決するしかなく、
他人がどうこうやっても、
事態の根本的な解決にはなりません。
ならないけれども、
少し心が軽くなって助けられる場合と、
ならないので、
助からない場合があると言う
お話でした。😭
和正さん、本日もお楽しみ頂き、
嬉しい限りです。
またコメントよろしくお願い致します。😄