上 下
112 / 153

研究の代償

しおりを挟む
L氏が路上の子どもにパンを買った。
同僚が諌める。
「そんなことをして何になる。
 見せかけの優しさはやめなさい。
 
 知っているか、
 私達の研究にかかっている費用は、
 ここの子ども達1000人程を
 食わしていけるのだぞ。」



L氏は自らの責任の重さを痛感した。
また、少々後ろめたい気持ちもあった。

しかし、研究を止めることはできなかった。
これを止めてしまえば、
もっと多くの命が犠牲になる。

そして、研究者でなくなれば、
自らも生活ができなくなるのだ。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

大自然の魔法師アシュト、廃れた領地でスローライフ

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:2,307pt お気に入り:24,144

転生幼女はお詫びチートで異世界ごーいんぐまいうぇい

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7,660pt お気に入り:23,936

主役達の物語の裏側で(+α)

恋愛 / 完結 24h.ポイント:1,107pt お気に入り:43

Strawberry Film

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:99pt お気に入り:0

【完結】契約妻の小さな復讐

恋愛 / 完結 24h.ポイント:3,553pt お気に入り:5,877

処理中です...