恋愛ショートショート

かまの悠作

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学校一のイケメンに、私が選ばれるはずがないって思っていたけれど・・・

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放課後、高校生の麻衣は友達と一緒に学校の裏庭で遊んでいた。
麻衣は明るく元気な性格で、いつも周囲を明るく照らす存在だった。
彼女は小柄で可愛らしい顔立ちをしており、周囲からは人気があった。

そんな麻衣の前に、学年一のイケメンとして知られる光俊みつとしが突然現れた。
光俊は麻衣の隣のクラスの生徒で、彼女にはまだ話したことがなかった。
しかし、光俊の存在感は誰もが感じるほど強く、麻衣も彼に憧れていた。

「おい、麻衣!ちょっといいか?」
光俊の声が麻衣の耳に届くと、彼女は驚きながらも嬉しさで胸が高鳴った。
「な、なんで私のこと呼んでるのかな?」

麻衣は友達たちに別れを告げ、光俊の元に歩いていく。
彼女の心はドキドキと舞い上がり、緊張と期待が入り混じった感情が彼女を包み込んでいた。

「えっと、何か用ですか?」
麻衣は少し緊張しながらも、笑顔で光俊に話しかけた。

「実は、麻衣と一緒にクラスの学級委員をやりたいんだ。俺の隣のクラスの委員が辞めちゃったから、一緒にやってくれないかな?」
光俊は少し照れながら、麻衣に頼んできた。

麻衣は驚きながらも、嬉しさでいっぱいになった。
彼女は内心で思わず叫びたくなるほどの喜びを感じていたが、それを表に出すことはできなかった。

「もちろんです!光俊さんと一緒になら、どんなことでも頑張ります!」
麻衣は心の中で叫びながらも、笑顔で答えた。

光俊は麻衣の返事に満足そうな笑顔を浮かべ、彼女の手を取って裏庭を歩き始めた。
麻衣の手は少し冷たく、ふわりとした感触が光俊の心を鷲掴みにした。

二人は学校の中庭で少し立ち止まった。
そこには美しい桜の木があり、風に揺れていた。
麻衣は桜の花びらが舞う中、光俊を見つめる。

「麻衣、実はずっと前から君のことが気になっていたんだ。だから、一緒に学級委員をやってくれるなんて、本当に嬉しいよ」
と光俊は真剣な表情で語りかけた。

麻衣の心は一気に高鳴り、緊張と嬉しさでいっぱいになった。
「私もずっと光俊さんのことを思っていました。一緒に頑張りましょう!」

二人は微笑み合い、桜の木の下で手繋をいだ。
周囲の景色が一層美しく見え、麻衣の心は幸せでいっぱいになった。

それからというもの、麻衣と光俊は一緒に学級委員として活動するようになった。
二人の関係は深まり、時には喧嘩もすることもあったが、お互いを思いやる気持ちがあったため、すぐに仲直りすることができた。

そして、卒業式の日。
麻衣と光俊は一緒に卒業証書を受け取り、感動の涙を流した。
二人はこれからもずっと一緒にいることを誓い合い、新たな未来に向かって歩き出した。
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