いつだってあなたが私を強くする

泥んことかげ

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第16【進行する恐怖】(4)

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【ミフィレン】
固有魔力ユニークマナ=【?????】
〔B.W.H〕55cmバスト 41cm.ウエスト 50cmヒップ
〔T.W〕100cmトール22kgウェイト
〔出生地〕ピスタリア王国第1王女

〔経歴〕
5歳-郊外の危険地区にてニッシャと出会う。

〔危険度level-0〕


「あの子が、王...女?これってマジなの?」
再び驚いて脳の処理が追い付かない。
老体は、私よりも目が飛び出そうな程、驚いていた。

「協会に登録されていない魔力マナも驚いたが、この子の存在事態あり得ないことだ......!!」
私が状況を把握してない顔をすると続けざまに話す。
シバじじいによればピスタリア王国は数百年前に崩壊し幻の国と呼ばれていたらしい
伝書にも記されている通り、国同士の内乱で一族は死に亡骸は全てその土地へ埋葬したみたいだ。
だが本家の血筋のあの子ミフィレンが何故生きてこの時代にいるのか不思議と奇妙さで驚愕していた。
まぁ、後半らへんはほとんど話は聞いてないが要点はそんなところだ。

煙草を吸い終えると、おもむろに立ち上がる。
「待て!ニッシャ!こんな状態でお主どこへ行く!」
止めようと、護衛を使い扉の前に立ち塞がる。
「どけ!!邪魔だ、私は煙草買いにいきたいんだ」
睨みを利かせ、護衛は崩れるように気絶する。
「やはり、昔から変わっていないな。好きなことをして自由奔放に生きそうやっていつもお主は真っ直ぐな瞳をしていたな」
懐かしそうに私を見ると、少し微笑んでる気がした。
「無事を祈るぞ。ニッシャ」
扉が自動で開き私は、ミフィレンを探すため外へ出る。
仕込んでいた煙草を再び吸うと
お祭り騒ぎのような協会内外へ、繰り出す。
「さぁて、一暴れするか~」

【協会内部広場】

(こいつ化け物か......)

息を切らせひざまずくノーメンは、目の前の2匹の死闘を見守るしかなかった。
本来、攻撃役アタッカーに向いてないノーメンは、主力になれず獄炎猟犬ヘルブレイズハウンドのサポートをするしかなかった。

だが2匹の激しいぶつかり合いにより完全にタイミングを、見失ってしまった。
正面からの攻撃は全て、牛刀で防御ガード反射リフレクションされてしまうため、あの、牛刀一本で〔攻〕〔防〕〔反〕全て賄えてしまうためとても厄介であった。

(どうにかしてを使えぬようにし、死角から攻撃せねば......)

牛人ミノタウロスは両手を使い、大振りで斬りかかる。
それを避け、一定の距離を保っていた。
(指を咥えてただ見てるわけにはいかないな)
咄嗟に何かを思い付いたノーメンは、あろうことか獄炎猟犬ヘルブレイズハウンドを消したのだ。

突然目の前に消えた強敵に、一瞬静止したかに思えたがゆっくりとその巨体はノーメンへ向かってくるのだ。

立っているのも、ままならないほど「フラフラ」であったが正面から立ち向かう決心をした。

お互い満身創痍な状態であったが、おそらく次の一撃が最後だと直感でわかっていた。
(さぁこい。もっと近くに!!)
その意思が伝わったのか、ゆっくりと向かってくる。
両者の距離が、およそ牛刀4.5Mの攻撃範囲内、渾身の力で振りかぶり頭上に差し掛かる寸前、ノーメンは右手で受ける。
獄炎ヘルブレイズの籠手ガントレット】、牛刀の遠心力+牛人ミノタウロスの力+熱量が加わり直撃せずに溶解したのだ。
使い物にならないと、気付き後方へ投げ捨てる。
「ドスン」という、鈍い音がした瞬間、両腕を振りかぶる。
ノーメンはそれに合わせ、両手ガントレットで拳を合わせる。
両者の周りには鋭く燃え盛るような衝撃波が立ち、瓦礫や水が舞い上がる。

均衡する力だが圧倒的な体格差、それに加え疲労もあり徐々に押され始める。
両足の「ミチミチ」と骨が軋む音がわかる。
全体重をかけられ、巨大な岩石のようにその身にのしかかる。
威力を上げようにも、先程の火力で大部分は消費してしまった。それに加え、獄炎ヘルブレイズ猟犬ハウンド魔力マナを使いきる訳にもいかなかった。

地面に、背中が合わさりそうな程押されたところで奥の手を使うことになる。

最大火力フルパワー獄炎×ヘルブレイズ電磁加速砲レールガン

あの時第2話参照の攻撃は、幾倍にも膨れ上がり牛人ミノタウロスの肉体に穴をあける。
稲妻は体中を駆け巡り、獄炎はその巨体を燃やし尽くしていた。
「ヴォォオ」と悲痛な叫び声が聞こえたがやがて鳴き止み。
巨体のど真ん中を貫く一筋の光が降り注ぐ。
ノーメンはこれを予想し上空へ、炎雷えんらいを逃がしたのだ。
使いどころを間違えれば、都が吹き飛んでしまうため、それを避けるためギリギリを狙ったのだが予想外に苦戦を強いられてしまった。

(柄ではない、闘いかたをしたが存外悪くないかもしれん)
指も動かないほど消耗したため、しばらくは都外おうえんにいけそうもなかった。
握った拳を開くと、小さな子犬が眠っていた。
それを横目に一息つくと静かに目を閉じた。

獄炎ヘルブレイズ猟犬ハウンド】と【人】、相容れない二人だが、その意味勝利は大きく、その眼前にはどこまでも広がる蒼天が広がっていた。
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