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第31【燃ゆる思い】(7)
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【ニッシャ精神世界】
先程の殺伐とした雰囲気とは、うってかわって 光に包まれたように最初は眩しさで目が開かなかった。
やがて慣れ始め、目を開けると妙な感覚があり何処と無く懐かしい気持ちになる。
「ここに来るのも久しぶりだが、アイツがいるんだよな......」
真っ白でなにもない、「天井」もなければ「地面」もない、果てしなく続く空間で永遠と落下しているような気分だ。
疲労や消費された魔力のせいで眠たそうに、欠伸をすると、
どこからか声が聞こえた。
その声の主の姿は決まっていない、だが想像した姿になれる。
今回は昨日デザートに食べたミニトマトになりやがった。
一口サイズのそれは、眼前を蝿の如く目障りに飛んでいる。
そいつは流暢に語りかける。
「やぁニッシャ久し振り!!。ここに来るなんて何の気まぐれだい?まさか......負けたの?うん!!そうか、負けたんだね!!」
明るいテンションのせいで、さっきまでの戦いが笑える位どーでもよくなっていた。
「別にお前に会いに来たわけじゃないんだがな。」
私は、機嫌が悪そうに答えた。というか事実、機嫌が超悪い。
「そう固い事言うなよ。ずっと見ていたが相変わらず甘い戦い方をするよなニッシャはさ♪」
変わらない口調で、続け様に話すが機嫌をとりたいのか喧嘩売ってるのかわからない。
先程の殺伐とした雰囲気とは、うってかわって 光に包まれたように最初は眩しさで目が開かなかった。
やがて慣れ始め、目を開けると妙な感覚があり何処と無く懐かしい気持ちになる。
「ここに来るのも久しぶりだが、アイツがいるんだよな......」
真っ白でなにもない、「天井」もなければ「地面」もない、果てしなく続く空間で永遠と落下しているような気分だ。
疲労や消費された魔力のせいで眠たそうに、欠伸をすると、
どこからか声が聞こえた。
その声の主の姿は決まっていない、だが想像した姿になれる。
今回は昨日デザートに食べたミニトマトになりやがった。
一口サイズのそれは、眼前を蝿の如く目障りに飛んでいる。
そいつは流暢に語りかける。
「やぁニッシャ久し振り!!。ここに来るなんて何の気まぐれだい?まさか......負けたの?うん!!そうか、負けたんだね!!」
明るいテンションのせいで、さっきまでの戦いが笑える位どーでもよくなっていた。
「別にお前に会いに来たわけじゃないんだがな。」
私は、機嫌が悪そうに答えた。というか事実、機嫌が超悪い。
「そう固い事言うなよ。ずっと見ていたが相変わらず甘い戦い方をするよなニッシャはさ♪」
変わらない口調で、続け様に話すが機嫌をとりたいのか喧嘩売ってるのかわからない。
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