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第37話【その男危険につき】(4)
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【非常通路ニッシャ側】
「ジューッ」とまるでステーキでも焼いているかの様な音がする。
時間差で兜武者を追いかけるニッシャであったが、長く広い道中にイライラが隠せない。
「くそ!!この廊下長すぎだろ!!金ばっかりかけやがって!!」
兜武者を追いかけ、道を辿りながら消火をするニッシャは、愚痴を溢しながら走る。
すると、前方から大きな火柱がニッシャに向かってくるのだ。
驚き過ぎて口から「ポトッ」と虚しく煙草が地面へ落ち灰に変わる。
無言で振り返ると兜武者とは真逆のノーメンがいる方へ、全力で逃げる。
「うわぁぁぁぁあ!」
後方を振り替える余裕もなく走っていくと「チリチリ」とドレスが少しずつだが燃えているのがわかり、耐熱の限界を迎えているのだ。
これは、感覚でもなんでもない確実に100%ヤバいのがわかる。
あんな高熱を浴びたら私なんて人溜まりもない。
下手したら全裸で走り回るのだってありえる、それは絶対に避けなければいけないし、つうか嫌だ。
「ジューッ」とまるでステーキでも焼いているかの様な音がする。
時間差で兜武者を追いかけるニッシャであったが、長く広い道中にイライラが隠せない。
「くそ!!この廊下長すぎだろ!!金ばっかりかけやがって!!」
兜武者を追いかけ、道を辿りながら消火をするニッシャは、愚痴を溢しながら走る。
すると、前方から大きな火柱がニッシャに向かってくるのだ。
驚き過ぎて口から「ポトッ」と虚しく煙草が地面へ落ち灰に変わる。
無言で振り返ると兜武者とは真逆のノーメンがいる方へ、全力で逃げる。
「うわぁぁぁぁあ!」
後方を振り替える余裕もなく走っていくと「チリチリ」とドレスが少しずつだが燃えているのがわかり、耐熱の限界を迎えているのだ。
これは、感覚でもなんでもない確実に100%ヤバいのがわかる。
あんな高熱を浴びたら私なんて人溜まりもない。
下手したら全裸で走り回るのだってありえる、それは絶対に避けなければいけないし、つうか嫌だ。
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