4 / 5
最終話 しあわせな二人
しおりを挟む
数日後、正式に婚約の打診が来ると。心配していた通り、姉は烈火のごとく怒り出しました。
「フランセル家の次男坊と言ったら、あの噂の『狂犬』と呼ばれる男でしょう!? あんな粗暴な男に嫁いだところで、貴女が傷つくだけだわ!」
「いいえお姉様、そんな方ではございませんわ」
「お黙りなさい、わたくしは貴方のためを思って言ってあげているのよ! ねぇ、お父様ももちろん反対よね? そうでしょう!?」
父はいつも必ず、姉に強く言われると折れてしまうのです。しかし今日の父は、珍しく有無を言わせぬ口調で言いました。
「婚約を了承しよう」
「お父様っ!? わたくしは反対だと申し上げているでしょう!!」
「ベネット、口を慎みなさい。決定権があるのは私だ。そなたではない」
「なっ……!」
絶句する姉から私へ目線を移すと、父は言いました。
「これまで不甲斐ない父で悪かったね。ヴィルジール君は一見気性が激しく見えるが、根は努力家で周囲にも気を配れる良い男だ。……幸せになりなさい」
「……はい」
「では、話を進めて来よう」
そう言い置いて父が部屋を出ると、姉が呟きました。
「絶対に、認めないわ……」
*****
ヴィルジール様との婚約が成立して以降、私は姉から自立するように、少しずつひとりで夜会に参加しておりました。今は少しでも社交界で顔をつなぎ、夫人としての役目を果たしてゆくためです。
ですがそこで、あの方にわざわざ声をかけられるとは。
「やあフロレット嬢。あの『狂犬』に目を付けられたとの噂だが、そこまで追い詰められていたとはな。あの男は公子と言えど、しょせんは爵位も継げぬ次男ではないか。それもあの気の短い『狂犬』が、根気強く君の面倒を見てやることなど、とうてい出来るとは思えないのだがね」
「これは、ローベ伯爵様……」
いつになく饒舌な元婚約者に、私は冷ややかな視線を送りました。嫌な予感がします。
「悪いことは言わない、不幸になるだけだからやめておきたまえ。元婚約者のよしみだ。君が殊勝に頼むのならば、多少なりとも援助してやってもよいのだぞ?」
周囲は気付かないフリをしながらも、チラチラとこちらをうかがっているようです。
この方は、一体どういう了見でいらっしゃるのでしょう。これ以上おかしなことを言われては、周囲から誤解を受けてしまうかもしれません。そんなことになってしまっては、ヴィルジール様にもご迷惑となるかもしれないのです。
もう二度と、関わりたくはない。そして、私は覚悟を決めました。もう姉は……そばにいないのです。
「もう貴方はわたくしの婚約者ではありません。それなのにどうしてわざわざそのように不毛な事をおっしゃりに来たのです? 貴方には全く関係のないことですわ」
「なっ……解消したとはいえ、一度は縁を持った仲であるから、わざわざ心配して忠告しに来てやったのだろう!? なんだその恩知らずな言いぐさは! お前の態度次第では、第二夫人くらいにしてやっても良いと思っていたというのに!」
どうやらこの方は一度自分がいらないと捨てた物でも、他人の物になったとたん、惜しくなる性分だったのでしょう。
「……やはり、私は幸運でしたわ」
「おお、ようやく気付いたのか! この僕の……」
彼がそのセリフをみなまで言い終えぬうちに。あえて挑発するかのように、私は酷薄な笑みを浮かべて言い放ちました。
「私は、とても幸運でした。貴方と結婚せずに済んだのですから」
「なっ」
「どうぞ、奥様を大事になされませ。ではごきげんよう? 永遠に」
「貴様っ……!」
一歩こちらに踏み込んだ伯爵の平手が、高く振り上げられるのを見て……むしろ私は、毅然として顔を上げました。つとめて平然とした顔で、ローベ伯爵の怒りに染まった瞳をまっすぐに見つめ返します。
いつの間にか周囲はざわめきを止めて、皆が固唾を飲んでこちらを注視しておりました。これだけ観客がいれば、証拠は充分となるはずです。
震えそうになる手で杖を握りしめ、奥歯に力をこめた――その時。
「ローベ伯爵シモン卿!!」
場に響き渡る大声に、ローベ伯爵はびくりとして手を止めると……そして慌てたように引っ込めました。
「ヴィルジール卿、いや、これは……」
「フロレット。私の許可なしに、勝手に傷付くことは許さぬ」
私のつたない計略など、どうやらこの方にはすべて見透かされていたようです。彼は私の肩を優しく背後に押しやると、ローベ伯爵の前に立ちはだかりました。
「ヴィルジール様……」
「きっ、貴様、いくら公子であろうと、私は伯爵だぞ!? 爵位すら持たぬ身で、この私になんと無礼な……」
「無礼とは? はて、私は貴卿の名をお呼びしただけなのだが」
「なんだとっ!」
「さて、そこのご令嬢。シモン卿は私の婚約者殿とどのようなやりとりをされていたのか、ご存じですか?」
「ローベ伯爵様は……フロレット様に手を上げようとなさってましたわ!!」
「でっ、でたらめを申すな! 下級貴族の娘ごときが偉そうに!!」
ヴィルジール様は厳しい表情を崩すことなく、周囲を見渡して言いました。
「ご令嬢の勇気と正義に感謝する。ほか、目撃した方は?」
「わ、わたくしも見ましたわ!」
「わたくしもっ!」「わたくしもよ!」
次々と上げられる声と比例するかのように、ローベ伯爵の顔からはどんどん血の気が引いていくようです。
「これでも、まだ言い逃れをするか?」
「くっ……」
「二度と彼女の前にその姿を見せるな。解ったならば、疾くと去ね。この下郎がッ!」
彼の一喝を受け、ほうほうの体で逃げ出したローベ伯爵の姿が、ようやく見えなくなると。私はようやく、そっと安堵のため息をつきました。いくら覚悟を決めていたとはいえ、怖くなかったと言えば嘘になるのです。
「助けて頂いて、ありがとうございました」
「いや……君のことだ、何か考えがあっての行動だろう。だが自ら危険に飛び込むような真似だけは、金輪際やめてくれ。何かあったら、すぐに私を頼りなさい。いや、頼ってくれないか? ……我らは夫婦となるのだから」
「……はい」
*****
「どうかお願い、行かないで……」
とうとう実家を離れる日。憔悴しきった様子の姉から発せられたのは、意外な言葉でした。いえ、実は私も……とうに気付いていたのかもしれません。
「貴女にはわたくしがいなければ……いいえ、貴女がいなければ、わたくしがダメなのよ。だからどうか、お嫁になんて行かないで……わたくしを、一人にしないで!」
泣き崩れる姉の肩に、私はそっと手を添えて言いました。
「お姉様は一人なんかではありませんわ。お義兄様がいるではありませんか」
「でも、しょせんは家の決めた結婚よ。それに、もう何年も経つのにまだ子どもができないのだもの。こんな領地もない家の婿の座なんて、早く逃げ出したいに決まっているわ……」
「いいえ、そんなことはありません。以前お義兄様がおっしゃっておりました……『ベネットは寂しいだけなんだ。だから許してやってくれ。本当は僕が彼女の心を埋めてあげたいんだけど、どうやら僕では駄目みたいだから』と」
「そんな、あの人が……」
「どうかもう一度、本当の気持ちを話してみて下さい。きっと、お義兄様も同じ気持ちですから」
「でも、それでも……ずっと一緒にいた貴女がいなくなってしまうのは、寂しいわ……」
私は姉の肩に両腕を回すと、その震えを止めるように力強く抱きしめました。
「忘れないで。どれだけ距離が離れていても、いつでも心は一緒ですわ。お姉様と私は、たったふたりきりの姉妹ではありませんか」
幼いころ私が泣いていると、いつも姉はすぐに気付いて私を抱きしめにきてくれました。次は私が、姉を抱きしめる番なのです。
*****
あれから数十年の月日が流れました。夫となったヴィルジール様は、かつての宣言の通りに武功を立て、奪還した地の領主として侯爵位を賜りました。
魔族から取り返したばかりの土地での生活は、王都での暮らしとは全く違う、不自由なことも多いものでした。それでも私は、彼と共にいられることが……何よりも、幸せだったのです。
そして二人目の孫にも恵まれた、ある冬のことです。私は近ごろめっきり体力が衰えて、寒さに伏せる日が続いておりました。
もう私も、あまり長くはないのでしょう。
息子にほとんどの仕事を譲った夫は、今日も何をおしゃべりするでもなく……私の寝台の傍らに遊技盤を置き、黙って趣味の棋譜を並べておりました。そんな彼に、私はもう一度きちんと伝えておくことに致しました。
「貴方のものとなれて、私は本当に幸せでしたわ」
突然の言葉に、夫は軽く驚いたような顔をした後で……その皺をきざんだ顔で優しく微笑み、言いました。
「ああ、君はずっと私のものだ。そして私も……ずっと君だけのものだ」
私は目を細めて笑うと、そのまま安心してまぶたを閉じました。次に目覚めたときにも、きっと貴方がそこにいると信じて――。
おしまい
――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
あと一話、姉視点の番外編があります。
「フランセル家の次男坊と言ったら、あの噂の『狂犬』と呼ばれる男でしょう!? あんな粗暴な男に嫁いだところで、貴女が傷つくだけだわ!」
「いいえお姉様、そんな方ではございませんわ」
「お黙りなさい、わたくしは貴方のためを思って言ってあげているのよ! ねぇ、お父様ももちろん反対よね? そうでしょう!?」
父はいつも必ず、姉に強く言われると折れてしまうのです。しかし今日の父は、珍しく有無を言わせぬ口調で言いました。
「婚約を了承しよう」
「お父様っ!? わたくしは反対だと申し上げているでしょう!!」
「ベネット、口を慎みなさい。決定権があるのは私だ。そなたではない」
「なっ……!」
絶句する姉から私へ目線を移すと、父は言いました。
「これまで不甲斐ない父で悪かったね。ヴィルジール君は一見気性が激しく見えるが、根は努力家で周囲にも気を配れる良い男だ。……幸せになりなさい」
「……はい」
「では、話を進めて来よう」
そう言い置いて父が部屋を出ると、姉が呟きました。
「絶対に、認めないわ……」
*****
ヴィルジール様との婚約が成立して以降、私は姉から自立するように、少しずつひとりで夜会に参加しておりました。今は少しでも社交界で顔をつなぎ、夫人としての役目を果たしてゆくためです。
ですがそこで、あの方にわざわざ声をかけられるとは。
「やあフロレット嬢。あの『狂犬』に目を付けられたとの噂だが、そこまで追い詰められていたとはな。あの男は公子と言えど、しょせんは爵位も継げぬ次男ではないか。それもあの気の短い『狂犬』が、根気強く君の面倒を見てやることなど、とうてい出来るとは思えないのだがね」
「これは、ローベ伯爵様……」
いつになく饒舌な元婚約者に、私は冷ややかな視線を送りました。嫌な予感がします。
「悪いことは言わない、不幸になるだけだからやめておきたまえ。元婚約者のよしみだ。君が殊勝に頼むのならば、多少なりとも援助してやってもよいのだぞ?」
周囲は気付かないフリをしながらも、チラチラとこちらをうかがっているようです。
この方は、一体どういう了見でいらっしゃるのでしょう。これ以上おかしなことを言われては、周囲から誤解を受けてしまうかもしれません。そんなことになってしまっては、ヴィルジール様にもご迷惑となるかもしれないのです。
もう二度と、関わりたくはない。そして、私は覚悟を決めました。もう姉は……そばにいないのです。
「もう貴方はわたくしの婚約者ではありません。それなのにどうしてわざわざそのように不毛な事をおっしゃりに来たのです? 貴方には全く関係のないことですわ」
「なっ……解消したとはいえ、一度は縁を持った仲であるから、わざわざ心配して忠告しに来てやったのだろう!? なんだその恩知らずな言いぐさは! お前の態度次第では、第二夫人くらいにしてやっても良いと思っていたというのに!」
どうやらこの方は一度自分がいらないと捨てた物でも、他人の物になったとたん、惜しくなる性分だったのでしょう。
「……やはり、私は幸運でしたわ」
「おお、ようやく気付いたのか! この僕の……」
彼がそのセリフをみなまで言い終えぬうちに。あえて挑発するかのように、私は酷薄な笑みを浮かべて言い放ちました。
「私は、とても幸運でした。貴方と結婚せずに済んだのですから」
「なっ」
「どうぞ、奥様を大事になされませ。ではごきげんよう? 永遠に」
「貴様っ……!」
一歩こちらに踏み込んだ伯爵の平手が、高く振り上げられるのを見て……むしろ私は、毅然として顔を上げました。つとめて平然とした顔で、ローベ伯爵の怒りに染まった瞳をまっすぐに見つめ返します。
いつの間にか周囲はざわめきを止めて、皆が固唾を飲んでこちらを注視しておりました。これだけ観客がいれば、証拠は充分となるはずです。
震えそうになる手で杖を握りしめ、奥歯に力をこめた――その時。
「ローベ伯爵シモン卿!!」
場に響き渡る大声に、ローベ伯爵はびくりとして手を止めると……そして慌てたように引っ込めました。
「ヴィルジール卿、いや、これは……」
「フロレット。私の許可なしに、勝手に傷付くことは許さぬ」
私のつたない計略など、どうやらこの方にはすべて見透かされていたようです。彼は私の肩を優しく背後に押しやると、ローベ伯爵の前に立ちはだかりました。
「ヴィルジール様……」
「きっ、貴様、いくら公子であろうと、私は伯爵だぞ!? 爵位すら持たぬ身で、この私になんと無礼な……」
「無礼とは? はて、私は貴卿の名をお呼びしただけなのだが」
「なんだとっ!」
「さて、そこのご令嬢。シモン卿は私の婚約者殿とどのようなやりとりをされていたのか、ご存じですか?」
「ローベ伯爵様は……フロレット様に手を上げようとなさってましたわ!!」
「でっ、でたらめを申すな! 下級貴族の娘ごときが偉そうに!!」
ヴィルジール様は厳しい表情を崩すことなく、周囲を見渡して言いました。
「ご令嬢の勇気と正義に感謝する。ほか、目撃した方は?」
「わ、わたくしも見ましたわ!」
「わたくしもっ!」「わたくしもよ!」
次々と上げられる声と比例するかのように、ローベ伯爵の顔からはどんどん血の気が引いていくようです。
「これでも、まだ言い逃れをするか?」
「くっ……」
「二度と彼女の前にその姿を見せるな。解ったならば、疾くと去ね。この下郎がッ!」
彼の一喝を受け、ほうほうの体で逃げ出したローベ伯爵の姿が、ようやく見えなくなると。私はようやく、そっと安堵のため息をつきました。いくら覚悟を決めていたとはいえ、怖くなかったと言えば嘘になるのです。
「助けて頂いて、ありがとうございました」
「いや……君のことだ、何か考えがあっての行動だろう。だが自ら危険に飛び込むような真似だけは、金輪際やめてくれ。何かあったら、すぐに私を頼りなさい。いや、頼ってくれないか? ……我らは夫婦となるのだから」
「……はい」
*****
「どうかお願い、行かないで……」
とうとう実家を離れる日。憔悴しきった様子の姉から発せられたのは、意外な言葉でした。いえ、実は私も……とうに気付いていたのかもしれません。
「貴女にはわたくしがいなければ……いいえ、貴女がいなければ、わたくしがダメなのよ。だからどうか、お嫁になんて行かないで……わたくしを、一人にしないで!」
泣き崩れる姉の肩に、私はそっと手を添えて言いました。
「お姉様は一人なんかではありませんわ。お義兄様がいるではありませんか」
「でも、しょせんは家の決めた結婚よ。それに、もう何年も経つのにまだ子どもができないのだもの。こんな領地もない家の婿の座なんて、早く逃げ出したいに決まっているわ……」
「いいえ、そんなことはありません。以前お義兄様がおっしゃっておりました……『ベネットは寂しいだけなんだ。だから許してやってくれ。本当は僕が彼女の心を埋めてあげたいんだけど、どうやら僕では駄目みたいだから』と」
「そんな、あの人が……」
「どうかもう一度、本当の気持ちを話してみて下さい。きっと、お義兄様も同じ気持ちですから」
「でも、それでも……ずっと一緒にいた貴女がいなくなってしまうのは、寂しいわ……」
私は姉の肩に両腕を回すと、その震えを止めるように力強く抱きしめました。
「忘れないで。どれだけ距離が離れていても、いつでも心は一緒ですわ。お姉様と私は、たったふたりきりの姉妹ではありませんか」
幼いころ私が泣いていると、いつも姉はすぐに気付いて私を抱きしめにきてくれました。次は私が、姉を抱きしめる番なのです。
*****
あれから数十年の月日が流れました。夫となったヴィルジール様は、かつての宣言の通りに武功を立て、奪還した地の領主として侯爵位を賜りました。
魔族から取り返したばかりの土地での生活は、王都での暮らしとは全く違う、不自由なことも多いものでした。それでも私は、彼と共にいられることが……何よりも、幸せだったのです。
そして二人目の孫にも恵まれた、ある冬のことです。私は近ごろめっきり体力が衰えて、寒さに伏せる日が続いておりました。
もう私も、あまり長くはないのでしょう。
息子にほとんどの仕事を譲った夫は、今日も何をおしゃべりするでもなく……私の寝台の傍らに遊技盤を置き、黙って趣味の棋譜を並べておりました。そんな彼に、私はもう一度きちんと伝えておくことに致しました。
「貴方のものとなれて、私は本当に幸せでしたわ」
突然の言葉に、夫は軽く驚いたような顔をした後で……その皺をきざんだ顔で優しく微笑み、言いました。
「ああ、君はずっと私のものだ。そして私も……ずっと君だけのものだ」
私は目を細めて笑うと、そのまま安心してまぶたを閉じました。次に目覚めたときにも、きっと貴方がそこにいると信じて――。
おしまい
――――――――――
お読みいただきありがとうございました。
あと一話、姉視点の番外編があります。
341
あなたにおすすめの小説
赤毛の伯爵令嬢
もも野はち助
恋愛
【あらすじ】
幼少期、妹と同じ美しいプラチナブロンドだった伯爵令嬢のクレア。
しかし10歳頃から急に癖のある赤毛になってしまう。逆に美しいプラチナブロンドのまま自由奔放に育った妹ティアラは、その美貌で周囲を魅了していた。いつしかクレアの婚約者でもあるイアルでさえ、妹に好意を抱いている事を知ったクレアは、彼の為に婚約解消を考える様になる。そんな時、妹のもとに曰く付きの公爵から婚約を仄めかすような面会希望の話がやってくる。噂を鵜呑みにし嫌がる妹と、妹を公爵に面会させたくない両親から頼まれ、クレアが代理で公爵と面会する事になってしまったのだが……。
※1:本編17話+番外編4話。
※2:ざまぁは無し。ただし妹がイラッとさせる無自覚系KYキャラ。
※3:全体的にヒロインへのヘイト管理が皆無の作品なので、読まれる際は自己責任でお願い致します。
【完結】我儘で何でも欲しがる元病弱な妹の末路。私は王太子殿下と幸せに過ごしていますのでどうぞご勝手に。
白井ライス
恋愛
シャーリー・レインズ子爵令嬢には、1つ下の妹ラウラが居た。
ブラウンの髪と目をしている地味なシャーリーに比べてラウラは金髪に青い目という美しい見た目をしていた。
ラウラは幼少期身体が弱く両親はいつもラウラを優先していた。
それは大人になった今でも変わらなかった。
そのせいかラウラはとんでもなく我儘な女に成長してしまう。
そして、ラウラはとうとうシャーリーの婚約者ジェイク・カールソン子爵令息にまで手を出してしまう。
彼の子を宿してーー
愛する人の手を取るために
碧水 遥
恋愛
「何が茶会だ、ドレスだ、アクセサリーだ!!そんなちゃらちゃら遊んでいる女など、私に相応しくない!!」
わたくしは……あなたをお支えしてきたつもりでした。でも……必要なかったのですね……。
乙女ゲームは始まらない
みかん桜
恋愛
異世界転生した公爵令嬢のオリヴィア。
婚約者である王太子殿下の周囲に、乙女ゲームのヒロインを自称する女が現れた。
だが現実的なオリヴィアは慌てない。
現実の貴族社会は、物語のように優しくはないのだから。
これは、乙女ゲームが始まらなかった世界の話。
※恋愛要素は背景程度です。
わざわざ証拠まで用意してくれたみたいなのですが、それ、私じゃないですよね?
ここあ
恋愛
「ヴァレリアン!この場をもって、宣言しようではないか!俺はお前と婚約破棄をさせていただく!」
ダンスパーティの途中、伯爵令嬢の私・ヴァレリアンは、侯爵家のオランジェレス様に婚約破棄を言い渡されてしまった。
一体どういう理由でなのかしらね?
あるいは、きちんと証拠もお揃いなのかしら。
そう思っていたヴァレリアンだが…。
※誤字脱字等あるかもしれません!
※設定はゆるふわです。
※題名やサブタイトルの言葉がそのまま出てくるとは限りません。
※現代の文明のようなものが混じっていますが、ファンタジーの物語なのでご了承ください。
欲に負けた婚約者は代償を払う
京月
恋愛
偶然通りかかった空き教室。
そこにいたのは親友のシレラと私の婚約者のベルグだった。
「シレラ、ず、ずっと前から…好きでした」
気が付くと私はゼン先生の前にいた。
起きたことが理解できず、涙を流す私を優しく包み込んだゼン先生は膝をつく。
「私と結婚を前提に付き合ってはもらえないだろうか?」
アリーチェ・オランジュ夫人の幸せな政略結婚
里見しおん
恋愛
「私のジーナにした仕打ち、許し難い! 婚約破棄だ!」
なーんて抜かしやがった婚約者様と、本日結婚しました。
アリーチェ・オランジュ夫人の結婚生活のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる