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1章
9話 捕まりました。
しおりを挟む警戒体制に入ってからずっとにらみっ子してます。私も美男子さんも盗賊さんも動きません。
「お前らはさ、あんなにわがままな奴らに仕えてんのか?」
静寂を破ったのは盗賊さんでした。
「あいつらは、俺らが頑張って作った食料をすべて持っていきやがって、しかもいらなくなったら捨てるんだぞ。ひどいと思わないのか?」
この盗賊さんたちは、私と同じ理由で忍び込んだみたいですね。今からでも、彼らに加戦して城の中に入りたいです。でも、約束ですからね。
「俺らは国王たちを殺しに行くんだよ。」
「なんだと。」
やっぱりさっきの言葉訂正します。
「お前らは…。最っ低だな。」
「あぁ?なんだと?」
私はキレました。だって殺すなんてひどいです。いちよう私の家族ですし。
「確かにダメな奴らかもしれない。私もお説教しに行くところでした。けど、殺さなくてもいいじゃないですか?もし、それでも行くと言うならわたしが、」
「違う。俺らが相手をするぞ。」
美男子さん。ひどいです。私のかっこいいところさえぎりましたよ。
「あぁ?かかってこいよ。おら、相手するんだろ。」
「おい、坊主やるぞ。」
みんなやる気です。私も短剣を鞘から抜きました。
ぉぉぉぉ!」
第一声をはっしたのは盗賊さんでした。両腕をあげ、右手にはこん棒を持ってかかってきました。お世辞にもいいフォームとは言えません。逆にそれをなぎ払おうとしてかまえている美男子さんのフォームは悔しいですがかっこいいと思ってしまいます。さすが兵隊さんですね。
「おい。坊主。そっちに行ったぞ。」
その声で気づいたのですが私の前にも1人の盗賊さんがいました。私は、フードかぶっているので表情までは見えません。
「おい!」
盗賊さん私に声をかけてきましたよ。
「やれ。」
「え?なにって痛っっった〜い。」
まさかの後ろにもいました。フードかぶっていると視界が狭くなるから見にくいんです。てか、この盗賊さんフードと一緒に私の髪まで引っ張ってます。
「おい。そっちの小僧。こいつがどうなってもいいのか?」
盗賊さんは私に剣を突きつけてきてます。ちょっと、ちょっと、ちょっと!私なめられてません?私にだってできますよ。敵をなぎ払うくらい…ね。
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