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1章
17話 親子喧嘩!
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私はリョウの隣に人形の様に座らされています。そして、ずっと親子の口喧嘩を聞いているのです。私は帰りたいんですが…。
「だから、愛人じゃないっていってんだろ?」
「何?お前は…兄さんが連れて来てくれたのになんてことを言うんだ。」
「母さんはね、心配なのよ。リョウが一生独身になるんじゃないかって。こんな可愛い子ならあんたも本望でしょう。」
「だ〜か〜ら!違うって言ってんだろ?俺はコイツと付き合う気はないんだよ。」
「なんだよ。【可愛かったな〜】なんて言ってたくせに。最近お前考え事ばっかでちょっかい出してもつまんないんだよ。」
「あの…。」
「それはつい言葉にでちゃっただけで…。」
「心の中では好きなんだろ?」
「あの!」
自分もびっくりする様な大声が出ました。それと同時に4人の視線が私に移りました。
「あの、すいません。喧嘩中。私帰りたいんですけど…。」
最後の方はボソボソと多分聞こえてないくらいの声を出した。
「今日は、泊まっていきなさい。夜も遅いし。」
「夜!」
正直そんなに寝ていた感じは無かったのでおばさまが言った一言が私に絶望をもたらしました。夜は確かに危険です。けど、この家に泊まるのはもっと危険な気がします。この、親子喧嘩に付き合えるほど私も大人ではないですからね。
「せっかくですがやっぱり…。」
「え?」
おばさまの目が一気にウルウルになりました。今にも泣きそうです。断ったら泣くよ?と威圧をかけてきます。ずるい。ずるいですよ。これ断ったらまた、面倒くさそうです。
「じ、じゃあお言葉に甘えさせてもらって。」
「そうよね。ふかふかの布団準備しといたのよ。お部屋もあるわよ。可愛い娘の為に頑張っちゃった。」
「偉い!偉いぞ。母さん!」
「そうだね。偉いよね。俺も頑張ったんだよ。気絶させるの。」
「ちょっと待て。コイツを気絶させたのか?」
「あぁ。連れてくるためにな。」
バンッ!
強い音がして私の体は情けなくビクッとしてしまいました。強い音を出したのはお察しの通りリョウでした。
「坊主。お前帰れ。」
リョウの表情では見たことなかった冷ややかな目。怖い…。
「おい。彼女さんになんてことを言ってんだ。」
おじさまがリョウの事を叱りますがリョウ自身は無視しています。
「いいから帰れって!」
「わかったよ。帰る。帰るから。」
私は泣き声のなりながらどこにあるかわからない玄関へと向かった。
「だから、愛人じゃないっていってんだろ?」
「何?お前は…兄さんが連れて来てくれたのになんてことを言うんだ。」
「母さんはね、心配なのよ。リョウが一生独身になるんじゃないかって。こんな可愛い子ならあんたも本望でしょう。」
「だ〜か〜ら!違うって言ってんだろ?俺はコイツと付き合う気はないんだよ。」
「なんだよ。【可愛かったな〜】なんて言ってたくせに。最近お前考え事ばっかでちょっかい出してもつまんないんだよ。」
「あの…。」
「それはつい言葉にでちゃっただけで…。」
「心の中では好きなんだろ?」
「あの!」
自分もびっくりする様な大声が出ました。それと同時に4人の視線が私に移りました。
「あの、すいません。喧嘩中。私帰りたいんですけど…。」
最後の方はボソボソと多分聞こえてないくらいの声を出した。
「今日は、泊まっていきなさい。夜も遅いし。」
「夜!」
正直そんなに寝ていた感じは無かったのでおばさまが言った一言が私に絶望をもたらしました。夜は確かに危険です。けど、この家に泊まるのはもっと危険な気がします。この、親子喧嘩に付き合えるほど私も大人ではないですからね。
「せっかくですがやっぱり…。」
「え?」
おばさまの目が一気にウルウルになりました。今にも泣きそうです。断ったら泣くよ?と威圧をかけてきます。ずるい。ずるいですよ。これ断ったらまた、面倒くさそうです。
「じ、じゃあお言葉に甘えさせてもらって。」
「そうよね。ふかふかの布団準備しといたのよ。お部屋もあるわよ。可愛い娘の為に頑張っちゃった。」
「偉い!偉いぞ。母さん!」
「そうだね。偉いよね。俺も頑張ったんだよ。気絶させるの。」
「ちょっと待て。コイツを気絶させたのか?」
「あぁ。連れてくるためにな。」
バンッ!
強い音がして私の体は情けなくビクッとしてしまいました。強い音を出したのはお察しの通りリョウでした。
「坊主。お前帰れ。」
リョウの表情では見たことなかった冷ややかな目。怖い…。
「おい。彼女さんになんてことを言ってんだ。」
おじさまがリョウの事を叱りますがリョウ自身は無視しています。
「いいから帰れって!」
「わかったよ。帰る。帰るから。」
私は泣き声のなりながらどこにあるかわからない玄関へと向かった。
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