私の日常

花梨美亜

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プロローグ

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 「沙希?いい加減に起きなさいッ」

 といつものように私を起こしに来るお母さんの声が聞こえる。

 でも私は「今日は会社休みなんだしゆっくり寝かせてくれよ…」

 と、駄々をこねる。

 するとお母さんが「はあ、まあいいけど…お母さん仕事行くからね…」

 と、言って仕事へ出かけた。

 両親は、いつも八時ぐらいに仕事へ行くので、家にいるのは、決まって俺一人だ。

 
 私は、仕事が休みの日は、大体9時、10時あたりまで寝る。

 午前10時になり、ベッドから起き上がると、まずは私服に着替える。


 そして、リビングに行く前に、顔を洗いそれからリビングに行き朝ごはんを食べる。

 
 朝ごはんを食べ終えた俺は、台所で自分の食べた食器を洗剤で洗う…。

 洗い終えると、次はスマホでロールプレイングゲームや、将棋、カードゲームなどをする。

 将棋に関しては、俺は今は奨励会三段の実力があり、将棋のアプリでは現在のところ13連勝無敗だ。

  私の夢は、カードゲームでプロゲーマーを目指すことと、将棋で女流棋士を目指すことだ。

 でも、私の父はプロゲーマーになるという夢を反対してくる。

 理由は、プロゲーマーになっても壽命は短いし、何より、食っていける保証はどこにもないからだ。

 それぐらい私だってわかってるけど、でも目指すだけなら自由じゃんと俺は思う。

 カードゲームの大会では、いつも初戦で負けたり、二回戦で負けたりが多いし、正直プロゲーマーになれるのかという不安はあるけど、いつの日か、なれると信じて今もカードゲームの練習をしている。

 そして、カードゲームの練習をしていると、もう正午になっていて、俺は炊飯器にある白ご飯を使ってチャーハンを作ることにした。

 料理は得意な方ではないけど、でも、チャーハンとか、簡単な料理なら俺でも作れる。

 チャーハンが出来上がると、お皿に盛りつけて、早速食べることにした。
 
 そして食べてみると…

 「うわっ…これ、めっちゃうまい…美味いけど、でも、もうちょっとフライパンを振ってもよかったな…パラパラじゃないから、あんまりおいしくないや…」

 と、言いながらも全部食べてしまう。

 食べ終えると、洗剤で食器を洗い、水で洗剤を流して、あとは、将棋の練習で飲む飲み物をマルナカに買いに行く。

 なんの飲み物を買うかって?そりゃあ、ジュースとお酒でしょ…

 今日から4日間は仕事休みだし、お酒飲んでも平気だし…

 家に帰るともう3時過ぎてて驚いた。

 「うわっ、もう三時?今日ゲームしかしてないじゃないの…もう今日は見てないアニメも見る予定だったのに…」

 と言いながらも、次の三段リーグまで時間がないので、駒を並べ、学校から帰ってきた妹と将棋の研究をすることにした。

 研究って言っても、沙希システムの新バージョンを開発するだけの練習台になるだけなんだけどねッ!妹は…

 研究が終わるころには、もう17時過ぎだ…

 17時といえば、もうお母さんの仕事が終わって、帰ってくる時間帯だ。

 お父さんは、いつも20時前後だし、いいんだけどねッ
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