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ブイ・ワン
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陽葵は保健室のベッドにちょこんと座っている。
擦りむいた左の膝は、みちるが消毒して絆創膏を貼ってくれた。
ジャケットの保護が効いたこともあって、その他の怪我などはなかったが、念の為にと部長に促されて保健室へ来ている。
保健医が不在だったので、みちるが職員室に呼びに行っている間、陽葵はただ保健室のベッドで座って待っていた。
(なにが駄目だったのかしら)
ぼんやりと転ぶまでの事を思い出していると、部屋のドアが開いた。
「だいじょうぶ?」
伏見部長だった。
「はい。いま、出雲さんが先生を呼びに行ってて」
「そう」
部長は陽葵の隣に腰掛け、膝の絆創膏を見て続けた。
「イグニッション・テストを行うのは、こういう事なの。熊野さんの着ているジャケットはグレード6。一度飛んでしまえば、万が一成層圏…高度50kmから墜落してしまっても安全に降りられるわ。でも、イグニッション前はジャケットもベゾムも、誰もあなたを護ってくれないの。今回ジャケットが反応してくれたのは運が良かったわ」
「なにが、いけなかったのでしょう?」
「うーん…。熊野さんは、どうしてハイテクウィッチをやろうと思ったの?」
「出雲さんの入部希望に付き添って来たのですが、見学会で伏見部長の飛ぶ姿を見て憧れたので」
「あら、ありがとう。うれしい」
気持ちをためらわずストレートに話す陽葵に、伏見部長は少し照れながら微笑んで続けた。
「ブイ・ワンというの。」
「ブイ・ワン?」
「航空用語でね、飛行機が飛ぶ時に滑走路を加速するとき、飛ぶことを中止できるギリギリの速度を指す言葉なの。逆に言えば、これを超えたらもう何があっても止める事はできない速度…日本語では離陸決心速度と言うのだけど、これをイグニッションに必要な、飛ぶ為の心の速度になぞらえて、わたしたちは皆ブイ・ワンと呼んでいるの」
「心の速度…」
部長はうなずく。
「熊野さんは膝をすりむいてしまう位全力で走った。だから実際の速さは足りていたわ。足りなかったのは、飛びたいと思う心の速度なんじゃないかしら…曖昧なアドバイスでごめんなさい」
「…もう一度、試してみてもよろしいでしょうか?」
「もちろん!でも、今日は大事をとって日を改めましょう」
再び部屋のドアが開き、みちるが先生を連れてきた。
・ ・ ・
陽葵は自室のベッドにちょこんと座っている。
幸い、膝の他には問題はなく、ジャケットやベゾムの性能にも異常はなかった。
みちるは色々と心配していたが、下校時、後日もう一度挑戦する事を話すと少し驚いたような顔をしていた。
(ブイ・ワン…心の速度…)
陽葵は幼いころから色々とお稽古ごとを受けてきた。
楽器や教養のほか、熊野グループ令嬢として父と参加する場の社交や空気の読み方など、有形無形の様々な事を教えられてきている。
もちろん全て優秀というわけではなかったが、どれもそつなくこなしてきた。
そこにもちろんハイテクウィッチはなく、これは生まれて初めて自分で決めた「やりたいこと」だった筈だ。
それが、できなかった。
伏見部長のように飛びたい。鳥のように。
再テストの日 ――
グラウンドに部長、副部長とみちるが立ち会ってくれた。
陽葵のための特例という訳ではなく、そもそもイグニッションできるかどうか「試す」意味でのテストなのだが、どうしても入部テスト…「評価」としてのテストと受け止められると部長は苦笑する。
だが、仮にイグニッション出来ずに入部したとしても、空を舞う部員を見ながら毎日グラウンドを走るのは辛いだろうと副部長は言う。
みちるはまるで自分がこれからテストするかのように緊張した面持ちで見ている。
再テストの日が決まった時は
「体力つけてなんとかなるなら、スポ根みたく朝から一緒に走り込みするのにね!」とおどけたり、この数日間、みちるは彼女なりの距離感を持って精一杯変わらず接してくれた。
みちるの為にも、なんとしても成功してみせたかった。
スタートラインにつく。
風もない、穏やかな放課後。
(とびたい)
かるく深呼吸して、陽葵は走り出した。
(とびたい)
教えられた通り、陽葵は強く念じながら走る。
イグニッションは起きない。
(とびたい。伏見部長のように)
走る。
遠くに春霞の街が見える。稜線が見える。
イグニッションは起きない。
もう、先週転んだ時と同じあたりまで走ってきていた。
お守りのように貼ったままにしていた膝の絆創膏が、剥がれそうになっている感じがした。
少し、走る速度がゆるむ。
イグニッションは起きない。
(心の速度…)
父に勧められ、ピアノの弾き方を教わった時の事を思い出した。
母に促され、家のメイドからお菓子作りを習ったことを思い出した。
(だめなのかな)
また少し、走る速度がゆるむ。
(伏見さんのように素敵に飛びたい…飛べたら…)
イグニッションは、起きない。
(だめだったら、みちるさんに謝って別のクラブを探さないと…)
みちると出会ったときを思い出した。
遅刻しそうなみちるが、頭上数メートルに浮かんでいた時の顔を思い出した。
そこにいた彼女の瞳を思い出した。
(なにが見えるの?)
生まれて初めて、奥歯の根元に重みを感じた。
(なにを見ているの?)
生まれて初めて、鼻の奥が張り詰める。
(なにが見たいの?)
生まれて初めて、胸の奥が熱くなるのを感じた。
だれかが唸っている。
だれかが叫んでいる。
なにかが鳴っている。
突然右手で握っていたベゾムが跳ね上がり、咄嗟に落とさないように力をこめる。
ベゾムはとまらない。どんどん上がりだす。左手でも掴むが、とまらない。
走っていた足裏からの感覚がなくなる。
視界から世界が下がってゆく。
いつも見ていた景色がどんどん立体感を失って自分から離れてゆく。
塀の向こう、校舎の屋根、隠れて見えなかったものが見えてくる。
(飛んでる)
陽葵はベゾムにぶら下がっていた。いつの間にか走るのを止めていた足元にはなにもない。
落ちないようにベゾムにしがみつこうとすると、浮力制御が働いて陽葵は逆上がりのようにくるりとベゾムの上に乗った。
(わたし、飛んでる)
陽葵は、鳥の場所にいた。
空中で棒の上に立っている。という常識が身体をこわばらせる事はあるが、飛んでしまうとあとは思ったよりも簡単だった。
そのままの姿勢で地上まで降りてきて、階段の最後の一段を下りるようにベゾムから地上に足をついた。
同時に、泣き顔のみちるが抱き着いてきた。
「やったね!えらい陽葵ちゃん!がんばった!」
「はい」
いつものように微笑んだ。
みちるは、照れくさそうに鼻をぐずつかせた。
「はい…」
繰り返した声がふるえる。
おどろくほど大きな涙の粒が、みるみる陽葵の目からあふれだした。
「わたし……」
「ひまり…ちゃん…?」
まるでみちるの顔色が陽葵に吸い取られているかのように、青くなるみちると赤くなる陽葵。
「わたぢ……どうじても……みたかった…の…みちる…ちゃんの…」
もう何を言っているのか聞き取れない。叫ぶように嗚咽を上げながら陽葵は泣いていた。
陽葵は初めて飛んだ。
陽葵は初めて心の底から泣いた。
陽葵は、生まれて初めて、自分でやりたい事を見つけた。
擦りむいた左の膝は、みちるが消毒して絆創膏を貼ってくれた。
ジャケットの保護が効いたこともあって、その他の怪我などはなかったが、念の為にと部長に促されて保健室へ来ている。
保健医が不在だったので、みちるが職員室に呼びに行っている間、陽葵はただ保健室のベッドで座って待っていた。
(なにが駄目だったのかしら)
ぼんやりと転ぶまでの事を思い出していると、部屋のドアが開いた。
「だいじょうぶ?」
伏見部長だった。
「はい。いま、出雲さんが先生を呼びに行ってて」
「そう」
部長は陽葵の隣に腰掛け、膝の絆創膏を見て続けた。
「イグニッション・テストを行うのは、こういう事なの。熊野さんの着ているジャケットはグレード6。一度飛んでしまえば、万が一成層圏…高度50kmから墜落してしまっても安全に降りられるわ。でも、イグニッション前はジャケットもベゾムも、誰もあなたを護ってくれないの。今回ジャケットが反応してくれたのは運が良かったわ」
「なにが、いけなかったのでしょう?」
「うーん…。熊野さんは、どうしてハイテクウィッチをやろうと思ったの?」
「出雲さんの入部希望に付き添って来たのですが、見学会で伏見部長の飛ぶ姿を見て憧れたので」
「あら、ありがとう。うれしい」
気持ちをためらわずストレートに話す陽葵に、伏見部長は少し照れながら微笑んで続けた。
「ブイ・ワンというの。」
「ブイ・ワン?」
「航空用語でね、飛行機が飛ぶ時に滑走路を加速するとき、飛ぶことを中止できるギリギリの速度を指す言葉なの。逆に言えば、これを超えたらもう何があっても止める事はできない速度…日本語では離陸決心速度と言うのだけど、これをイグニッションに必要な、飛ぶ為の心の速度になぞらえて、わたしたちは皆ブイ・ワンと呼んでいるの」
「心の速度…」
部長はうなずく。
「熊野さんは膝をすりむいてしまう位全力で走った。だから実際の速さは足りていたわ。足りなかったのは、飛びたいと思う心の速度なんじゃないかしら…曖昧なアドバイスでごめんなさい」
「…もう一度、試してみてもよろしいでしょうか?」
「もちろん!でも、今日は大事をとって日を改めましょう」
再び部屋のドアが開き、みちるが先生を連れてきた。
・ ・ ・
陽葵は自室のベッドにちょこんと座っている。
幸い、膝の他には問題はなく、ジャケットやベゾムの性能にも異常はなかった。
みちるは色々と心配していたが、下校時、後日もう一度挑戦する事を話すと少し驚いたような顔をしていた。
(ブイ・ワン…心の速度…)
陽葵は幼いころから色々とお稽古ごとを受けてきた。
楽器や教養のほか、熊野グループ令嬢として父と参加する場の社交や空気の読み方など、有形無形の様々な事を教えられてきている。
もちろん全て優秀というわけではなかったが、どれもそつなくこなしてきた。
そこにもちろんハイテクウィッチはなく、これは生まれて初めて自分で決めた「やりたいこと」だった筈だ。
それが、できなかった。
伏見部長のように飛びたい。鳥のように。
再テストの日 ――
グラウンドに部長、副部長とみちるが立ち会ってくれた。
陽葵のための特例という訳ではなく、そもそもイグニッションできるかどうか「試す」意味でのテストなのだが、どうしても入部テスト…「評価」としてのテストと受け止められると部長は苦笑する。
だが、仮にイグニッション出来ずに入部したとしても、空を舞う部員を見ながら毎日グラウンドを走るのは辛いだろうと副部長は言う。
みちるはまるで自分がこれからテストするかのように緊張した面持ちで見ている。
再テストの日が決まった時は
「体力つけてなんとかなるなら、スポ根みたく朝から一緒に走り込みするのにね!」とおどけたり、この数日間、みちるは彼女なりの距離感を持って精一杯変わらず接してくれた。
みちるの為にも、なんとしても成功してみせたかった。
スタートラインにつく。
風もない、穏やかな放課後。
(とびたい)
かるく深呼吸して、陽葵は走り出した。
(とびたい)
教えられた通り、陽葵は強く念じながら走る。
イグニッションは起きない。
(とびたい。伏見部長のように)
走る。
遠くに春霞の街が見える。稜線が見える。
イグニッションは起きない。
もう、先週転んだ時と同じあたりまで走ってきていた。
お守りのように貼ったままにしていた膝の絆創膏が、剥がれそうになっている感じがした。
少し、走る速度がゆるむ。
イグニッションは起きない。
(心の速度…)
父に勧められ、ピアノの弾き方を教わった時の事を思い出した。
母に促され、家のメイドからお菓子作りを習ったことを思い出した。
(だめなのかな)
また少し、走る速度がゆるむ。
(伏見さんのように素敵に飛びたい…飛べたら…)
イグニッションは、起きない。
(だめだったら、みちるさんに謝って別のクラブを探さないと…)
みちると出会ったときを思い出した。
遅刻しそうなみちるが、頭上数メートルに浮かんでいた時の顔を思い出した。
そこにいた彼女の瞳を思い出した。
(なにが見えるの?)
生まれて初めて、奥歯の根元に重みを感じた。
(なにを見ているの?)
生まれて初めて、鼻の奥が張り詰める。
(なにが見たいの?)
生まれて初めて、胸の奥が熱くなるのを感じた。
だれかが唸っている。
だれかが叫んでいる。
なにかが鳴っている。
突然右手で握っていたベゾムが跳ね上がり、咄嗟に落とさないように力をこめる。
ベゾムはとまらない。どんどん上がりだす。左手でも掴むが、とまらない。
走っていた足裏からの感覚がなくなる。
視界から世界が下がってゆく。
いつも見ていた景色がどんどん立体感を失って自分から離れてゆく。
塀の向こう、校舎の屋根、隠れて見えなかったものが見えてくる。
(飛んでる)
陽葵はベゾムにぶら下がっていた。いつの間にか走るのを止めていた足元にはなにもない。
落ちないようにベゾムにしがみつこうとすると、浮力制御が働いて陽葵は逆上がりのようにくるりとベゾムの上に乗った。
(わたし、飛んでる)
陽葵は、鳥の場所にいた。
空中で棒の上に立っている。という常識が身体をこわばらせる事はあるが、飛んでしまうとあとは思ったよりも簡単だった。
そのままの姿勢で地上まで降りてきて、階段の最後の一段を下りるようにベゾムから地上に足をついた。
同時に、泣き顔のみちるが抱き着いてきた。
「やったね!えらい陽葵ちゃん!がんばった!」
「はい」
いつものように微笑んだ。
みちるは、照れくさそうに鼻をぐずつかせた。
「はい…」
繰り返した声がふるえる。
おどろくほど大きな涙の粒が、みるみる陽葵の目からあふれだした。
「わたし……」
「ひまり…ちゃん…?」
まるでみちるの顔色が陽葵に吸い取られているかのように、青くなるみちると赤くなる陽葵。
「わたぢ……どうじても……みたかった…の…みちる…ちゃんの…」
もう何を言っているのか聞き取れない。叫ぶように嗚咽を上げながら陽葵は泣いていた。
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