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第二章 冒険の始まり
チャライの過去
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船が桟橋に近づくと船内に居るにも関わらず、外から大歓声が響き渡る。
まぁ勇者さま御一行様みたいなもんだもんなぁ。
俺は今、チャライの部屋でチャライと共にボン爺を待っている。
コンコン
「入るゾイ」
カチャ
そこには、いつもと違うきらびやかな衣装に身を包んだボン爺がいた。
横を見る。いつもと変わらないチャライだ。
俺「ボン爺、その服どうしたんですか?」
ボン爺「凱旋パレードがあるゾイよ」
俺「チャライは?」
チャライ「俺は出れないんすよ、まぁ理由は後で説明するっす。」
ボン爺「そうゆう事ゾイ、そんな事より坊主にこれを渡しに来たんゾイ」
ボン爺から皮の袋とフード着きの茶色のローブを渡される。
皮の袋には銀貨が3枚、銅貨が10枚それと大きめのダガーが1本(鞘付き)が入っていた。
ボン爺「甲板掃除の給金ゾイ。ダガーは団長からの餞別ゾイ。魔鉄製では無いが、それなりに業物ゾイ、街中ではそいつをぶら下げとくゾイ。」
そう言いながらボン爺は懐から500円玉サイズのメダルの付いたペンダントを取り出した。
ボン爺「こいつはワシからの餞別ゾイ」
俺「これは?」
ボン爺「ワシの関係者だと証明するメダルじゃゾイ、ワシらは結構有名人じゃからワシらに会うには、このメダルが必要ゾイ。街に滞在している間は領主の館におるゾイから番兵に見せれば取り次いでもらえるゾイ」
チャライ「本当は俺のメダルをあげたかったんすけどね、、、」
ボン爺「、、、まぁワシらも使命があるゾイから補給が済み次第、出発するゾイ。生きてさえいれば、またどこかで会えるゾイ。」
俺「色々とお世話になり、ありがとうございました!団長にもお礼をお伝え下さい。」
ボン爺「街の案内はチャライに頼んでるゾイ。達者でなゾイ。」
そう言ってボン爺は出て行った。
チャライ「隊の皆が下船するまで、もうしばらくかかるっすから、その間に俺がパレードに出られない理由を説明するっす。」
チャライ「あれは5年くらい前の話っす。当時俺は入隊したてのルーキーだったっす。俺らの使命は世界各地に散らばっている聖結界を再構築する旅っす。当然、巫女様を守る為に女団員も沢山いるっす。当時俺の所属していた隊なんて男より女の数の方が多いっす。ルーキーの俺には先輩に手を出すなんて出来なかったっす。ナオトなら分かるっすよね?船旅でひたすらムラムラに耐える。港に着く、娼館に突っ込む。給金のほとんどを注ぎ込んでたっす。そんな生活が1年ほど続いたっす。当然ほぼ全ての性病を患ったっす。当時、俺は鈍感だったんすよ。なんか調子悪いなって思ってたんすけど、あまり気にせず過ごしてたっす。」
俺「、、、す、すごいっすね」
チャライ「んで、隊の生活にも慣れてきた頃、自分で言うのも何ですけど俺って結構イケメンっすから隊の先輩達ともズッコンする関係になって逝ったんすよ。」
俺「先輩、達?」
チャライ「そうっす。当時は女団員が80人くらい居たんすけど、その内の60人くらいっすかね。」
俺「60人!?」
チャライ「そうっす。、、、でも当時、俺は歩く性病だったんすよ、、、自覚はしてなかったんすよ! 、、、ある日、船内で女団員が1人倒れたんすよ。そこから連鎖的にバタバタと60人くらい女団員が倒れて行ったんすよ。船内は大パニックっすよ。魔人の呪いだ!って。俺だってそう思ったっすもん。急遽、近くの港に寄港して、倒れた女団員は治療院へ入院。船を神殿の神官達が検査した結果。犯人は女団員に性病を重ねがけしまくった俺ってのが判明したんすよ。当時は顔写真付きで新聞にも載りましたしね「恐怖船内パンデミック 性病魔人チャライ」ってね」
俺「どん引きっす、、、」
チャライ「そうっすよね。流石に魔人は無いっすよ! んで、顔写真付きで新聞に載ってしまったもんで公の場には出るな!って言われてんすよ。」
俺「よく処刑されませんでしたね」
チャライ「結構ヤバかったらしいんすけど、真偽官が不慮の事故って結論を出したお陰でお一応無罪放免になったんすよ。母ちゃん、泣いてたなぁ~。まぁ当時所属していた隊はクビになりましたけど、母ちゃんが爺ちゃん泣きついて爺ちゃんの所属する今の隊に拾ってもらったんすよ。」
俺「爺ちゃんってもしかして、、、」
チャライ「ボン爺っす。船でもボン爺と団長以外ほとんど誰も話してくれないんすよ。」
俺「当然だよ、、、、、、」
チャライ「だからナオトが来て楽しかったんすよ、ありがとうっす。」
俺「何でだろ。涙が出ない、、、」
まぁ勇者さま御一行様みたいなもんだもんなぁ。
俺は今、チャライの部屋でチャライと共にボン爺を待っている。
コンコン
「入るゾイ」
カチャ
そこには、いつもと違うきらびやかな衣装に身を包んだボン爺がいた。
横を見る。いつもと変わらないチャライだ。
俺「ボン爺、その服どうしたんですか?」
ボン爺「凱旋パレードがあるゾイよ」
俺「チャライは?」
チャライ「俺は出れないんすよ、まぁ理由は後で説明するっす。」
ボン爺「そうゆう事ゾイ、そんな事より坊主にこれを渡しに来たんゾイ」
ボン爺から皮の袋とフード着きの茶色のローブを渡される。
皮の袋には銀貨が3枚、銅貨が10枚それと大きめのダガーが1本(鞘付き)が入っていた。
ボン爺「甲板掃除の給金ゾイ。ダガーは団長からの餞別ゾイ。魔鉄製では無いが、それなりに業物ゾイ、街中ではそいつをぶら下げとくゾイ。」
そう言いながらボン爺は懐から500円玉サイズのメダルの付いたペンダントを取り出した。
ボン爺「こいつはワシからの餞別ゾイ」
俺「これは?」
ボン爺「ワシの関係者だと証明するメダルじゃゾイ、ワシらは結構有名人じゃからワシらに会うには、このメダルが必要ゾイ。街に滞在している間は領主の館におるゾイから番兵に見せれば取り次いでもらえるゾイ」
チャライ「本当は俺のメダルをあげたかったんすけどね、、、」
ボン爺「、、、まぁワシらも使命があるゾイから補給が済み次第、出発するゾイ。生きてさえいれば、またどこかで会えるゾイ。」
俺「色々とお世話になり、ありがとうございました!団長にもお礼をお伝え下さい。」
ボン爺「街の案内はチャライに頼んでるゾイ。達者でなゾイ。」
そう言ってボン爺は出て行った。
チャライ「隊の皆が下船するまで、もうしばらくかかるっすから、その間に俺がパレードに出られない理由を説明するっす。」
チャライ「あれは5年くらい前の話っす。当時俺は入隊したてのルーキーだったっす。俺らの使命は世界各地に散らばっている聖結界を再構築する旅っす。当然、巫女様を守る為に女団員も沢山いるっす。当時俺の所属していた隊なんて男より女の数の方が多いっす。ルーキーの俺には先輩に手を出すなんて出来なかったっす。ナオトなら分かるっすよね?船旅でひたすらムラムラに耐える。港に着く、娼館に突っ込む。給金のほとんどを注ぎ込んでたっす。そんな生活が1年ほど続いたっす。当然ほぼ全ての性病を患ったっす。当時、俺は鈍感だったんすよ。なんか調子悪いなって思ってたんすけど、あまり気にせず過ごしてたっす。」
俺「、、、す、すごいっすね」
チャライ「んで、隊の生活にも慣れてきた頃、自分で言うのも何ですけど俺って結構イケメンっすから隊の先輩達ともズッコンする関係になって逝ったんすよ。」
俺「先輩、達?」
チャライ「そうっす。当時は女団員が80人くらい居たんすけど、その内の60人くらいっすかね。」
俺「60人!?」
チャライ「そうっす。、、、でも当時、俺は歩く性病だったんすよ、、、自覚はしてなかったんすよ! 、、、ある日、船内で女団員が1人倒れたんすよ。そこから連鎖的にバタバタと60人くらい女団員が倒れて行ったんすよ。船内は大パニックっすよ。魔人の呪いだ!って。俺だってそう思ったっすもん。急遽、近くの港に寄港して、倒れた女団員は治療院へ入院。船を神殿の神官達が検査した結果。犯人は女団員に性病を重ねがけしまくった俺ってのが判明したんすよ。当時は顔写真付きで新聞にも載りましたしね「恐怖船内パンデミック 性病魔人チャライ」ってね」
俺「どん引きっす、、、」
チャライ「そうっすよね。流石に魔人は無いっすよ! んで、顔写真付きで新聞に載ってしまったもんで公の場には出るな!って言われてんすよ。」
俺「よく処刑されませんでしたね」
チャライ「結構ヤバかったらしいんすけど、真偽官が不慮の事故って結論を出したお陰でお一応無罪放免になったんすよ。母ちゃん、泣いてたなぁ~。まぁ当時所属していた隊はクビになりましたけど、母ちゃんが爺ちゃん泣きついて爺ちゃんの所属する今の隊に拾ってもらったんすよ。」
俺「爺ちゃんってもしかして、、、」
チャライ「ボン爺っす。船でもボン爺と団長以外ほとんど誰も話してくれないんすよ。」
俺「当然だよ、、、、、、」
チャライ「だからナオトが来て楽しかったんすよ、ありがとうっす。」
俺「何でだろ。涙が出ない、、、」
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