寂しがり屋な猫娘と優しすぎるご主人様

如月花恋

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カランカラン

「いらっしゃい…ま……」

私はまたも固まった。

なんで…
なんでご主人様がいるの?

「ターシャ。悪い子の説教の時間だよ」
「…嫌!!私のご主人様はアムシトラス様だけ!!」
「そういえばあの小汚い奴はどこだ?私の可愛い可愛いターシャを誘拐した罪人は」

罪人って…
あなた…私のこと捨てたくせに
もうこうなったらここにいる人達に味方してもらおう

「きゃぁぁぁぁぁ!!誰かぁ!!助けてぇぇ!!」
「ターシャ~?どうしたの~?」

のほほんとした雰囲気で来られてもね~

「アンジー…助けて…この人が…私を…ゆ…うか…い…しようと…」
「…ターシャ。部屋行こ?」

部屋?
どこ?

「皆さん~家の看板娘のターシャ。取られていいんですか~?」
「いいわけないだろう!!」
「だったらターシャのために頑張ってね~」

アンジー…お客さんを動かしてるよ…
怖い
7歳だよね?
ほんとに7歳だよね?

「ターシャ。後はおじさん達に任せとこ」
「う…うん」
「ターシャ!!」

あー
うるさい

「貴様。金持ちだかなんだか知らんが…ターシャちゃんの名前を気安く呼ぶんじゃねぇぇ!!」

わー
おじさん達強ーい
だけどね~?
あなたも今私の名前呼んだよね?

「ん~これ不味いかな~」
「何が?」
「ちょっと部屋行くのやめよっか」


何でだろう…

私は近くの椅子に座るように言われた。

「あはは~忘れてたけど~今日王族の人達が来る日なんだよね~」
「え…えぇ!?」
「だから~家の店で争いが起きてるとなると~」

アンジーの顔が一瞬で青ざめた。

「あちゃー…どうしよう…」
「だ…大丈夫?私も行こうか?」
「ターシャ…戦えないでしょ?」
「これでもレベル70よ。それぐらい大丈夫」
「じゃあなんでさっき叫んだの?」

やば…

「怖かったから…」
「今も怖いんじゃないの?」
「今は…怖いというより…苛立ち?」
「イッテラッシャイ」

アンジーに笑顔で送り出された。

何でだろう…
ストレス発散してこいってこと?

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